危険な勧誘   作:ダークネスドラゴン

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前話の続き。
正規ギルドと戦った日の夜です。

妖精の尻尾ハードモードです。






真夜中の襲撃

 

それは妖精の尻尾が多数の正規ギルドと戦った日の真夜中だった。

 

 

「闇ギルドだー!!」

 

 

ギルドの外を見張っていたウォーレンの叫び声に妖精の尻尾の皆は目を覚ました。

 

同時にギルドの外からドンッドンッと何かを建物にぶつける音が聞こえてくる。

 

 

「闇ギルドだと…!!」

 

 

起きたナツが即座にギルドの扉を開けて外に出た。同時に大群がドドドドドドッと突っ込んでくる足音がした。ナツが見たのは炎、魔銃、棍棒、それに闇ギルドマークの旗。そして、闇ギルドの大群。

 

それと…破壊された妖精の尻尾の門だった。

 

 

「あの野郎!!ギルドの門を!!」

 

 

その光景を見たナツは怒りに燃える。他のメンバーも次々に外に出る。

 

 

「何故闇ギルドが…、それになんて数だ!!」

 

 

ギルドの前の光景を見たエルザが叫んだ。1つのギルドではない。数十に及ぶの闇ギルドが集結していた。

その数は妖精の尻尾の30倍はいるかも知れない。

 

 

「あの旗は…闇ギルド大鎌の暴君(デスサイズ・タイラント)!!」

 

「な、悪魔の心臓の傘下ギルドじゃねえか!!復讐に来たのかよ!?」

 

 

大鎌の暴君に驚く妖精の尻尾の面々。全員外に出た。今回はルーシィも例外ではない。建物の中にこもっていようが敵の炎に焼かれる可能性があるのだ。

 

妖精の尻尾の敷地に突撃してきた闇ギルドの面々は建物を半円に取り囲むように配置した。ギルドの後ろは湖なので妖精の尻尾は逃げ場は無いも同然だった。

 

闇ギルドの大群から1人が前に出て来て拡声器で話し始める。

 

 

「妖精の尻尾よ。我々はこれからお前達を潰しにかかる。だが貴様らが争いを回避する方法が1つだけある」

 

「な、なんだと!?」

 

「俺達に何をさせる気だ!!」

 

 

敵のリーダーらしき人物に反発の意思を見せる妖精の尻尾の面々。だが、敵は構わず話を続けた。

 

 

「我々の要求は1つ。ルーシィ・ハートフィリアを我々に渡せ」

 

「っ…」

 

 

その言葉にルーシィはハッとした。そして気付いた。これが誰の仕業なのかに。そして、その男はここまでして自分を追ってくるのだと今更になって気付いた。

 

 

「ふざけるな!!お前達になんか渡すか!!」

 

「ルーシィは俺達の仲間なんだ!!」

 

 

妖精の尻尾は抵抗する。どんなに敵が強大でも彼らは仲間を見捨てたりしない。例え戦ったばかりであり、その身体に浅くない傷を負っている状態だとしても…

 

 

「ほう、この数を前に虚勢が張れるか。なら、分かってるな。それが何を意味するのかを」

 

 

司令塔らしき人物はそのまま片手を上げる。そしてその手を妖精の尻尾の方に向けた。

 

 

「全員一斉攻撃!!妖精の尻尾を潰せー!!」

 

「「「うおおおおおお!!!」」」

 

 

妖精の尻尾の門を破壊した闇ギルドが突撃してきた。

 

 

「「「「「ギルドを潰せー!!」」」」」

 

 

棍棒を抱えた数人組が50組以上突撃してくる。

 

 

「火竜の咆哮!!」

 

「アイスメイク・ランス!!」

 

 

ナツとグレイがすかさず応戦する。眼の前の敵を粉砕した。数十人が吹き飛ぶ。

 

 

「くそっ、固まって突っ込めー!!」

 

「「「「うらあああああ!!!」」」」

 

「なっ…くそっ…」

 

「こいつら…、数が多過ぎる!!」

 

 

だがしかし、今度は敵の数が多過ぎた。後続の兵達が棍棒を拾って突撃してくる。

 

 

「換装、天輪の鎧!!」

 

 

エルザが無数の剣を操作する天輪の鎧に換装する。背中の2対の翼で空を飛ぶ。無数の剣がエルザの周りを飛んでいる。

 

 

「天輪・繚乱の剣(ブルーメンブラッド)!!」

 

「「「「「ぐああああああああ!!!」」」」」

 

 

エルザの使用する大量の剣が闇ギルドの面々を切り裂いた。

 

 

妖精女王(ティターニア)だ!!」

 

「怯むな、奴らは消耗している!!今が最大のチャンスだ!!」

 

「「「「「うおおおおおお!!!」」」」」

 

 

しかし棍棒を持っていた男達を切り裂いても後続の兵達がそれを拾って再び突撃してくる。

 

 

「くっ、パープルファイア!!」

 

「ナックルプラント!!」

 

「ハイスピード!!」

 

「けっ、そんな攻撃効くかよ!!」

 

「今だ、ぶっ潰せ!!」

 

 

マカオやドロイ、ジェット達が応戦するも昼の戦いで消耗しきった彼らの魔力は弱い。闇ギルドの面々は構わず突撃してくる。

 

 

「させません!!ウォーター・サイクロン!!」

 

「鉄竜槍・鬼薪!!」

 

 

ゴオオオオオッとジュビアの水の竜巻が突っ込んでくる敵を吸い込み、或いは吹き飛ばす。ガジルは手を鉄の槍に変えて突っ込んできた敵に連続突きを喰らわせた。その威力に敵の棍棒を抱えた兵達が吹き飛ばされる。

 

 

「ギヒヒヒッ、貰ったあ!!」

 

 

ガジルはすかさずその鉄棒を奪い取り、ガジガジと喰らう。

 

 

「ゲフッ、喰ったら力が湧いてきた!!鉄竜の咆哮!!」

 

「「「「ぐああああああああ!!!」」」」

 

 

ドコォオオッと凄まじい量と威力の鉄刃のブレスが敵兵達の身体を斬り刻んだ。

 

 

「おい、奴に向かって雷を放てー!!」

 

「「「「うおおおおおお!!」」」」

 

 

ガジルの強さを見た敵兵が次々にガジルに向かってホルダー系の魔法、あるいは自発の魔法で様々な色の電撃波を放つ。バリバリバリッと大量の雷が合体して、ガジルに降り注ぐ。辺りに破壊音が鳴り響く。

 

 

「ぐうううっ!!…ちっ…やべえ数だぜ…」

 

「ガジルっ…、漢たるもの、仲間を庇うべし!!」

 

 

腕から煙をあげ、苦悶の声をあげるガジル。様子を見ていたエルフマンが前に出て来て腕を魔物に変化させて雷を受ける。

 

 

バリバリバリッ

 

 

「ぐがああああああああっ!!」

 

 

しかしあまりの物量に魔物の腕が破壊された。エルフマンの腕から煙が上がった。

 

 

「ぐっ…、耐えてみせる!!」

 

「おいデカブツ!!余計な事するんじゃねえ!!避雷針!!」

 

 

エルフマンがヤバくなってきた事に気付いたガジルが自ら避雷針となり、再び雷を受けた。

 

 

「ぐああああああああ!!!」

 

「ガジル!!」

 

「俺を庇うな!!押されてるんじゃねえ!!棍棒を奪って俺に寄越せ!!」

 

「っ…ガジル!!これを喰え!!」

 

 

ギルドメンバーから鋼鉄の棒を受け取るガジル。大量の雷を喰らったガジルは再び鋼鉄の棍棒にがぶりついた。

 

 

「っ…腕が治らねえ…」

 

 

しかし魔力と体力は回復するが、傷は回復出来ない。

 

 

「っ…もう見てられない!!」

 

「ルーシィ!!駄目っ!!」

 

「ミラさん、あたしも戦う!!止めないで!!」

 

 

それを見ていたルーシィが遂に我慢出来なくなった。そして、ミラジェーンの制止を振り払い前に出た。

 

 

「ウォーター・ロック!!」

 

 

丁度ジュビアが水球を使用し、敵兵を水の中に閉じ込めた。

 

 

「ジュビア、そのままお願い!!皆、私に任せて!!開け、宝瓶宮の扉!!アクエリアス!!」

 

 

ジュビアの水を利用してルーシィが召喚したのは水瓶座の星霊アクエリアス。上半身が女性、下半身が魚の人魚の姿の星霊。

 

 

「ちっ…、無茶苦茶やらせやがって。私にこの数相手しろってのか?まあ良い、後でお仕置きだからな小娘!!」

 

「ひいっ、素で怖い!?」

 

 

近くにいたジュビアがビクッと震える程アクエリアスの剣幕は凄い物だった。

 

 

「うらあああああああ!!」

 

「「「「「うわあああああ!!」」」」」

 

 

アクエリアスは水瓶から大量の水を放出した。突然の激流葬に巻き込まれた大量の敵兵は皆、流されて行った。

 

 

「あリがとうアクエリアス。まだいける?」

 

「ちっ…今回だけだからな。喰らえっ!!」

 

「「「「ぐおおおおおおっ…!!」」」」

 

 

ルーシィがアクエリアスに掴まりながら頼み込む。アクエリアスは機嫌悪そうにしながらも了承し、再び水の渦で周囲の敵兵を攻撃する。その攻撃範囲は広く、100人以上の兵隊を水の渦に巻き込んだ。

 

 

「くっ…凄え量の水だぜ…」

 

「洪水が邪魔で前に進めねえ…!!」

 

 

前方にいた兵隊は次々に激流葬に巻きこまれていく。ジュビアとアクエリアスの水魔法で敵兵達の一部は足止めをくらっていた。

 

 

その光景を後ろから見ていた者達がいた。

 

 

「ほう、妖精女王(ティターニア)の他にも少しは楽しめそうな者がいるどすな」

 

「斑鳩、そろそろ出て戦って良いんだぞ?」

 

「なら遠慮はしないどす」

 

 

ピンクの長髪。和服を来た女性。かつて三羽鴉の長であった者。斑鳩。そして、大鎌の暴君のエースである銀髪金眼の男。ゼル・タイラント。

 

 

「少し、味見させて貰うどすっ」

 

「行ってこい」

 

 

斑鳩が跳んだ。

 

 

「何か来たぞ!!」

 

 

妖精の尻尾の誰かが空を見て叫んだ。空を舞った斑鳩は妖精の尻尾の陣営に突っ込み刀を振るった。そのままルーシィの真後ろに着地する。

 

 

「黄道十二門の星霊を斬るのは初めてどす」

 

 

瞬間、アクエリアスの肩から血が噴き出した。

 

 

「ぐっ…」

 

「アクエリアス!?」

 

 

血飛沫と同時にアクエリアスの魔力が消える。辺りの水が消滅した。それにより、激流に巻き込まれていた敵兵達が解放されてしまった。

 

 

「散りゆくは〜、愛と命の定めかな〜」

 

「あんたは…、あの時の!!」

 

 

星霊であるアクエリアスは人間界にいられない程のダメージを受けて消えていってしまった。ルーシィが斑鳩の姿を見て思い出したように叫んだ。斑鳩の眼にルーシィが映る。

 

 

「あら、こんな所に標的(ターゲット)がいるどすな。このまま捕まえるのは簡単どすが、邪魔したい方がいるなら今のうちどす」

 

「っ…」

 

 

突然現れた斑鳩に妖精の尻尾の面々は少し怯んだ。ルーシィの持つ星霊の中で最強の一角であるアクエリアスが一撃でやられると言う事は強力な敵である事を意味している。恐らくS級以上の力量。妖精の面々がたじろぐ中、1人の女が前に出る。

 

 

「私が相手をする。三羽鴉(トリニティ・レイヴン)の長だったな。ナツ達の痛みを返してやるぞ」

 

「ふふ、妖精女王(ティターニア)が相手どすか。それにうちの事を覚えているどすな。最高の気分どす」

 

 

敵を強敵とみなしたエルザが自ら前に出た。斑鳩とエルザは刀を構えた。

 

 

「行くぞ!!」

 

 

瞬間、2人は剣を振るった。一瞬で接近し、斬り合う。そして相手のいた場所に着地した。片方の肩から血飛沫が飛んだ。

 

 

「ぐあっ…」

 

 

血飛沫を飛ばした片方の女が倒れる。

 

 

「な、嘘だろ!?」

 

「なんで…」

 

 

妖精の尻尾の面々は驚いた。彼らの眼に映ったのは…、

 

 

…無傷の斑鳩と、

 

…血を噴き出して体制を崩すエルザの姿だった。

 

 

 

 






という訳で、敵が襲来しました。

既に結構ヤバそうです。

妖精の尻尾は昼間の正規ギルドとの戦いもあって、大分消耗した状態で戦っています。


現時点のヒロイン達から主人公への好感度どう思う?

  • 高過ぎ(原作のキャラのイメージと違う)
  • 思ったよりも高い
  • こんなもんかな(だいたい合ってる)
  • あまり好感度を感じない(もう少し高く)
  • 低い(もっと高くなるはず)
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