誰かこのキヴォトスという魔境から逃げる術をくれ   作:よひらぁぁぁぁぁぁ

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夜中に書くの謎に楽しくてやめられないんですよね…
ちなみに他の小説読んで「この表現いい!」ってなった時にメモしておく癖があるのですが…皆さんしたりするのですかね?


アビドス廃校対策委員会編 前日譚 「馬鹿のバーゲンセール」

俺は成人済み系ニートの燈真維月!!いつも通り違法ギリギリの仕事をして留置所にぶちこまれていたらいつの間にか「連邦捜査部」なる部活に強制入部させられていた!!!これから私、どうなっちゃうの〜!?

 

 

と言うわけで俺は今、書類に追われている。正直限界だ。どのくらい限界かというと、得意でもない書類仕事を永遠とすると精神がイカれてくるという全く嬉しくない発見をする位には書類に追われている。それもこれも全部失踪した連邦生徒会長と人一人探せない連邦生徒会、それと天然人タラシ変態野郎(推定)で俺の一応の上司である『先生』が悪い。裁くのは先生だけだ(チキンなので連邦生徒会の悪口を言えない)。

 

 

「…うっし、ここの段終わり…かな?先生に確認のハンコ貰ってくるか…」

 

連邦捜査部シャーレ。その居住区に作った俺だけの執務室…という名の楽園(ガラクタだらけ)のドアを開け、大量の書類を抱えながら外に出る。

目指すは3階上のシャーレ執務室だ。ちなみに今日の分の仕事はこれで終わり…の筈だ。二徹して頑張った甲斐もあったのか、この先おおよそ3日分の仕事が完了している。つまり2日は休めるのだ!!!

早くこの書類届けて確認してもらおう!したら俺は2週間ぶりに実家に帰ってジジイお手製の玉こんにゃく食べながら酒を飲むんだ…!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

などと楽観していた僕が馬鹿でした。あの先生が大人しくしている訳がなかったんだよ。部下である俺のことも考えてくれないかなぁ!?(成人済みn敗)

 

………そんな絶望している俺の手には、『アビドスからの支援要請来てたからいってきます!!イツキ、後よろしく♡』と書かれた紙があった。

おふざけハートがキツイ。特に女泣かせてそうな顔の先生だから余計に。

そのふざけた勢いのままで女泣かせて嘲笑ってそう。泣かされた子可哀想に思えてきた(個人の妄想です)。

…というか俺が徹夜してるのを知りながら行きやがったなあの野郎…俺が行かないと俺の本来の仕事であるはずの『護衛』ができないんですけど?

 

「にしても…アビドス、か」

 

この小説をここまで読んでいる物好き(とても失礼)な皆様方なら分かっているだろうが、俺はアビドス高等学校出身だ。まあ諸事情で3年生の1年間だけだったんだが…まあそこは置いといて、だ。

アビドス高等学校までの道のりで一番重要な事が何か分かるだろうか?

個人的な意見ではあるが、十二分の食料と水分、そして最新の地図とコンパス、この四つがとても重要だと考えている。これがなかったら思いっきり遭難して即死亡ルートだよ。マジで。洒落にならん。笑い話にもならん。『遺された側の人間』である俺や可愛い後輩(当時)にとってはただただ強すぎるトラウマである。

 

まあ要は「先生って絶対準備して行ってないよね」という事だ。理由は明白。給湯室の冷蔵庫から消えた水が2リットル1本だけという点、そして30年ほど前のアビドスの地図が無くなっているという点。なんでそんな古いのしかないんだよ。更新しろよ。

 

 

うん、まずいね☆

 

 

「言っとる場合かッ!?!?準備して即向かわねば…!!!」

 

 

シャーレの先生が就任2週間で死亡とか洒落にならん。俺が付いておきながら死にかけるなんて許さんぞ!!!許さん…許さんぞ何とか魔ナシ!!!

…あれ、合ってる?まあいいや…

 

とりあえず持っていくものは大量の水と食料、ついでにコンパスと『相棒』、そしてシャーレ所属を示すコートだ。先生のとは若干意匠が異なり、動きやすさを重視したものとなっている。そりゃ護衛役が動けないのはまずいしね。

 

大量の水と食料をリュックに詰め、服装を確認しつつシャーレから飛び出す。その時に恐らくこの後学校終わりで当番に来るであろう、ミレニアムの早瀬書記宛の書き置きを置いておくことを忘れない。

 

さて、出発!

 

 

イツキ移動中…

 

 

 

出発から2時間程。アビドス自治区内に到着したはいいものの…早速砂嵐に直撃している。体に纏う神秘を凝縮させることによって擬似的な不可侵を作り、直撃は避けられている。だがそれよりも視界が悪すぎる。これじゃ俺までも遭難しかねない。という事で。

 

「てってれー!『相棒』〜!!!」

 

取っておきの秘密兵器である『相棒』を取り出す。コイツは俺がジジイに戦闘のイロハを学んでいた時からの付き合いで、かれこれ10年以上俺の相棒として活躍している。

 

そんな相棒を俺は両手で持ち、構える。

相棒にゆっくり、神秘を込めていく。装飾の隅々まで行き渡らせ、神秘による神秘の為の器を作ったら、そこに莫大な神秘を込め、それを一気に解き放つ_________!!!

 

『 !!!!!』

 

 

 

瞬間、砂嵐は吹きやんだ。どちらかと言えば、相棒に宿らせた爆炎のような神秘が砂嵐をかき消したのだが余り変わらないだろう。

 

 

「…ッ!?」

 

…まずい、体から少し力が抜けた感覚がする。恐らく、『神秘解放』をしたのが久しぶり過ぎて身体がついて行かなかったのだろう。砂嵐が消えた代わりに少し重くなった足を懸命に動かし、俺はアビドス高等学校への道のりを歩んでいくのだった。




お久しぶりです。よひらぁぁぁでございます。
実に約4ヶ月ぶりかな?の投稿となりましたが…うん、あの、忙しかったんですよ。僕は一応学生ですので…やる事が多くててんてこ舞いで…
今回投稿出来たのはひとえにそれが少し落ち着いたから、ですね。
今回は少し短い気もしますが、 区切りがいい気がするのでここら辺で終わろうかなと思います。


次回こそ…戦闘シーンを…
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