【カオ転三次】終末が約束された世界で生き抜きたい   作:ディストピア

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書き上がったので追加投稿


第18話

 

星霊神社の宿舎に今まで住んでいたが、最近、星霊神社と星祭神社の両方に行きやすい位置に建っている、それなりの大きさの家に引っ越した、セキト用の馬小屋も敷地内に建てられた物件だけど…………変化スキルのランクを上げて人型にも変化出来るようにしたほうが良いかな?

 

 

転居は今更な気もしたが、修羅勢扱いされてるから此方の方が良い気がしたので移動した

*1

 

 

 

ジャンニキの料理を日常的に食べられないのが辛い…………美味しすぎるのがいけない*2

 

一応自炊も出来るが*3、異界に挑戦する時などは基本的に昼食と晩飯は食堂でグルメ食材を使った料理を食べている

 

 

 

自宅にある趣味部屋でパソコンに繋いだヘッドホンを付けて歌を聴いていたが、どうしても気になってしまう問題があった

 

 

 

「ん~~蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト系列の曲は全部再現出来たけど、歌声が私のだとやっぱり違和感が凄いなぁ、思い出すんじゃなくて自分の耳でもう一度ちゃんと聴きたいな」

 

 

最早二度と聞けなくなった、前世で好きだった歌の再現、それをアポロンの音楽と詩歌文芸の神としての権能を利用して挑戦、ある程度完成したが、声が違う(・・・・)というどうしようもない問題があった

 

 

「歌を【歌唱】スキル持ちが歌えば聴いてる味方に様々な強化を付与出来る効果が付いたのは驚いたけど、その辺りも原作再現になるのかな」

 

「モルフォとRo()Ro()とルクシアの担当声優までは知らないから転生者から同じ声を探しての再現も出来ない…………3人の歌姫に転生した人が居るなら別だけど、同じ様に歌うならともかく、流石に歌声まで完全再現は人魚ネキでも無理だろうし」

 

そもそも歌ってもらう券も無いしね〜………と呟き、用意していた水を飲んで一息付く

 

 

 

「アポロンが芸能神でもあるからか、楽器の演奏も数ヶ月程ちまちまと練習してたらそれなりの物に成ったし、音楽編集ソフトで音を繋げたり重ねる事で一人での演奏で曲の再現も出来たけど、歌声までは無理だよね…………音声ソフトで声の完全再現となると純粋に技術が足りてなくて世に存在しないし、いくらガイア連合でも声を再現する為だけの技術の開発はしないしね」

 

人の肉声と区別が出来ないレベルとなると時代的に技術が足りない

 

 

「仕方ない…………今は完全再現までは諦めるか、ガンヴォルトシリーズの曲は終わったし、次はアルトネリコの曲とかシンフォギアの曲の再現とかするかな、歌唱持ちの式神とかに歌わせて聴きたい黒札は結構居るだろうし」

 

 

「とりあえず私が歌った物と、曲だけの物を楽譜データと一緒にそれぞれ売り出せば買う人も居るよね、あっ…………でもガイアニとかの転生者関係のアニメ会社が色々と前世のアニメを再現して放送してたみたいだし、その辺りも調べないと駄目かぁ」

 

著作権侵害の心配も有るかぁ〜〜とぼやきながら伸びをする、一時間程同じ様な姿勢でいたからか骨が鳴って気持ち良い

 

 

 

「久々にゲームしながら一日過ごすか………………何日?何年?下手したら今世初かな?」

 

故郷に居た頃はただただ必死で、出来ることが増えるのが嬉しくて修行と試行錯誤を楽しんでいたのもあるが、娯楽と呼べるモノをした覚えがほぼ無く、連合加入後もLv上げに必死になり、ひたすら知識を得るのに集中したり、試行錯誤を繰り返して出来る事を増やして手札を増やしたり、最近もガンヴォルトシリーズの楽曲再現に試行錯誤していたから、のんびり過ごしてはいない

 

 

楽曲再現も趣味といえば趣味の範疇ではあるが、純粋に娯楽で一日を消費した記憶が無い事に気付く

 

 

 

「……………………気付かないほうが良かったかな」

 

新たに水を用意し、マイン◯ラフトを起動する

 

 

 

 

そして、プレイを始めて3時間

 

 

「前世だと一人称視点のゲームは30分持たずに酔っていたから、酔わずに3時間もプレイ出来てるのがなんか新鮮だけど、そろそろセーブして一旦止めるか」

 

ゲームデータをセーブし、別のゲームを起動する、操作可能になるまでの時間を使って水を飲んで一息付く

 

 

「さて、スーパーマリ◯ブラザーズを凄く久しぶりにプレイしようかな」

 

スーパーマリ◯ブラザーズをプレイ開始

 

 

時を忘れて暫し熱中、何度も何度もミスをしながらステージを進めていく

 

 

「全ステージ突破、久々に*4プレイするけどやっぱり楽しいや、ゲームは良い文明」

 

 

 

「良い文明なんだけど……………………なんか落ち着かない、今世だと習慣として身に付いてないからかなぁ…………はぁ」

 

ゲーム好きなのに、ゲームに熱中していても、意識の片隅で常に、修練しないといけない気がして仕方が無い、自分が暇を持て余すくらいに空き時間があるのに修行をしていない、その事実がどうしても気になってしまう

 

 

「修行しないといけない気はする、だけど、一度しか見掛けてないけどカヲルニキと承太郎ニキみたいな、【自分が倒さなければならない因縁の相手】が居る気はしない…………あくまで直感だけど」

 

ただのワーカーホリックかな?…………とも思考を巡らせる

 

 

 

その後はセキトの毛並みの手入れをして時間を使い、晩御飯を食べてから軽く瞑想をして、お風呂に入って眠りに就く

 

 

 

 

 

そして、次の日、技術部を訪れた

 

 

 

「来てくれたか破魔ネキ」

 

「準備が出来たそうですね」

 

 

「まだ二つ分だけどな、きっとこれで出来るはずなんだが…………力を貸してくれ」

 

「はい」

 

 

そうして連れられて移動し、特殊なスキルカードを作成する為の陣の中、四方に該当悪魔の悪魔カード、それらを繋ぐ為の導線として髪の毛を渡して陣の前に立つ

 

 

「先ずは呪毒散布のスキルカードを作成しようか、陣に置いてるカードも呪毒散布を使う条件のチン、オンモラキ、モー・ショボー、アンズー……と全部揃えてある」

 

 

「あとは私が陣の前から、陣の中に【呪毒散布】を発動すれば良いんですよね、ゆっくりと、発動する為の霊力の流れを陣に向かって構築…………と」

 

 

「そんな感じだな、じゃあ頼む」

 

 

私の足元から目の前の陣に向かって霊力を流し、霊力が陣を循環する様に回し、陣に置かれた悪魔カードの力を活性化させる

 

 

 

そして、陣の中に呪毒散布を発動するように霊力を高め、強まった霊力に反応して陣が輝き、陣の中に配置された悪魔カードが陣の中心に移動し、重なり一つになった悪魔カードが融合し、悪魔カードから【呪毒散布】のスキルカードへと完全に書き換わる

 

 

 

それを見届けて、陣に霊力を流すのを止める

 

 

「終わったみたいですね」

 

 

技術部の者が出来上がったスキルカードを回収し、何人かで【アナライズ】してスキルカードを鑑定、【呪毒散布】のスキルカードである事を確認する

 

 

「ちゃんと呪毒散布のスキルカードが出来上がったな、この調子で四天の法のスキルカード化も頼むな破魔ネキ…………っと、身体になんか不調が起きたりしてないか?」

 

 

「不調は無いですね、普通に発動するより少し多めに…………1割増くらい消費が多かった程度ですね」

 

「それなら良いんだが」

 

 

そんな会話の間に次のスキルカード作成の準備が整う

 

 

 

四天の法のスキルカード化の為に、陣の四方、東西南北に配置されたのは4枚の悪魔カード、ジコクテン、コウモクテン、ゾウチョウテン、ビシャモンテン

 

 

 

「じゃあ、四天の法のスキルカード化いきます」

 

 

先程と同じ様に霊力を陣に流して循環させ、4枚の悪魔カードを活性化させる

 

 

 

そして、陣の中に四天の法を発動するように霊力を高め、強まった霊力に反応して陣が輝き、陣の中に配置された悪魔カードが陣の中心に移動し、重なり一つになった悪魔カードが融合し、悪魔カードから【四天の法】のスキルカードへと完全に書き換わる

 

 

 

「ふぅ…………出来たみたい、今回は2割増程度の霊力消費だったや、やっぱり合体技を1人で使ってるからかな?」

 

 

開発部の人達が先程と同じ様に、スキルカードを鑑定して【四天の法】だと確認し、合体技のスキルカード化の成功に盛り上がっている

 

 

「やったな、合体技のスキルカード化に成功だ」

 

「開発部の人達が試行錯誤してやり方を突き止めたおかげですよ」

 

「スキルとして使える破魔ネキが居なきゃこんなに早く成功してないって」

 

「流石にそれは分かります、このスキルカードで誰かが覚えても、スキルカード化が出来る程度に習熟する迄、協力はちゃんとしますからね」

 

 

「そりゃ助かる、破魔ネキは協力的だから本当に助かるよ」

 

「開発部の人達には助けられてますから、持ちつ持たれつですね」

 

 

「まぁ、ガイア連合は元々相互扶助組織として発足してるからな」

 

「最近はクレクレ厨がそれなりに居て、セツニキが苛ついてるのを見かけますけどね………………隠してるから鈍い人は気付いてないみたいですが」

 

「せめて覚醒して、式神を動かす電池君になってればまだマシなんだがな…………」

 

 

「転生チートで楽して最強…………って意識の人がそれなりに居るのが、色々と残念過ぎますよね」

 

「マジでそれな」

 

 

「それじゃ、私はこれで失礼しますね」

 

「ああ、またよろしくな」

 

 

他の開発部の人達にも声を掛けてから開発部を後にし、グルメ食材を使った料理を食べてお腹を満たし、新たな知識を求めて書庫へと歩みを進める

 

 

 

新たに身に着ける技術の候補に、探究ネキが再現した食没を含めて、他の修得候補を考え、優先して熟読する書物を選別しつつ、様々な書物を読み漁り、一日を過ごす

 

 

*1
実際、霊力量が膨大な量なので、星霊神社では抑えてないと未覚醒者がヤバイ

*2
完全に胃袋を掴まれている

*3
扱いが比較的簡単な物なら霊的食材も調理可能

*4
今世では初プレイ

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