【カオ転三次】終末が約束された世界で生き抜きたい 作:ディストピア
11月半ば頃
Fate系列が大好きでその再現に励む面々から相談され、依頼を受けたので少し頑張ってみる、セキトとリュールの2人には異界に遠征してもらい、その間に星祭神社の鍛錬場で色々試そう
彼等が言うには【炎翼】が形成できるならば、ワルキューレ達の【光翼】も形成できるのではないか………とのこと、なので属性を火炎から破魔属性の光に変えてみる、光を放出する事は出来たが、形状を変えることには失敗
炎翼の術式を見直し、光刃を形成する技術を術式に落とし込み、炎翼の属性変更に加えて光刃の術式を足してみる
「ふむ、形状操作は出来る様になったね、ワルキューレの翼…………で良いのかなアレ、まぁワルキューレの光翼が形成される様に形状を固定する術式を組み込んでみるかな」
色々試したり、微調整を繰り返す
「飛行能力を持った【光翼】が出来たけど、コレは違う、コレはシンフォニアの天使の光翼だ*1、コレはコレで術式を保存してテイルズ再現組に渡すか、飛行能力は付けれたから、後は形状変化だね」
まぁそれはそれとして、暫く光翼で鍛錬場内を飛び回ってみる、炎翼とは微妙に使い心地が違うのが分かる
現在の術式を記録して、再び調整を始める
そして数時間後
「光翼の正式名称が
再度微調整を行い、白き衣を巫女服の上に纏い再び光翼を展開する
形状だけならばFGOのワルキューレ姉妹の光翼が完成した、後は飛行能力の有無と、次に飛行能力の性能向上を目指す
「飛行能力は問題無し、加速性と機動性も中々」
光翼の展開、展開解除、急加速、急停止、急上昇からの急速下降、ジグザグ機動、急旋回と、色々と試して飛行能力に問題が無いのを確認
「一応コレで完成で良いかな、流石にオーディンの加護はどうしようもないけど」
そう考えて、Fate好きな再現勢の所にこのまま飛んでいく、新たな式神にワルキューレを求めている人物が、ワルキューレに着せる為に用意していた白き衣に術式を付与、確認の為に元々居た嫁式神………ワルキューレの一人スルーズ型がその衣を身に纏い、光翼を展開して宙に浮き、指示されるままに飛行を披露する
それを見ていた面々も大興奮していたので、間違いなく成功だろう
「術式はコレですが、製造部の方にもこの術式を持っていきますね、現状だと白鳥礼装の名の通り、それっぽい白い衣にしか付与出来ないみたいだし、防具として生産可能にしてもらうのと、術式が何時まで定着し続けるのかの確認をしてもらいに」
「有り難く受け取ろう、依頼の成功報酬はマッカ払いで後日用意して渡すとするよ、こんなに早く完成するとは思って無くてね、術式も製造部に持っていってくれ」
割り増しされた報酬として提示されたマッカを確認し、相応の金額だったので受け入れ、製造部に行くために別れる
そして製造部
「こんにちは〜」
「今日の破魔ネキは文字通り飛んでるな、新しい術式か?」
「はい、Fate好きな再現勢に頼まれて、ワルキューレの白鳥礼装、スヴァンフヴィートの構築術式を作ったので、ただ、それっぽい白い衣にしか現状付与出来なくて、いっそ防具として
「見覚え有ると思ったら、ワルキューレの
「後は、術式が何時まで付与されたままなのかの耐久試験とかですね、先程作ったばかりなのでその辺の試験はしていないので」
「男が着るにゃ向いてないが、女の黒札や嫁式神に着せる分には問題無いな、それに飛行能力が手に入るってなれば人気も出そうだな、特許料として報酬はこんな感じで良いか?」
提示された割合を確認、十分な量だったので頷く
「耐久試験で問題が出れば術式を見直して再調整とかもしますので、試験をお願いしますね」
「ああ、任せとけ」
その後は、テイルズ再現勢の所に【天使の光翼】を形成する術式を提供、問題が有るならば自分達でも調整してみると言っていた、色合いの変化とか調整する余地は有るからね
この日はリュールとセキトの遠征が終わるまで、リュールの記憶を元に解析された術式の数々に目を通して過ごし、2人の帰還後、温泉での回復、食事を終えてから自宅に帰宅する
3日後
再びショタおじに星霊神社に来て欲しいと連絡を受けたので、リュールを上層異界に送り届けてから、ショタおじの所に向かう
「やぁ久し振り」
部屋に入って早々に伝令神ヘルメスに挨拶される
「お久し振りです伝令神ヘルメス、今度は一体何の用ですか?」
「そんなに警戒しないでくれ、ただ、多神連合としての買い付けと、キミへの賠償の品を届けに来ただけさ」
ヘルメスの言葉を聞いてからショタおじを見ると頷かれた
「ゼウスは彼の霊符……って言うんだったね、分身を霊符の状態でゼウスの前まで俺が送り届けて、実体化した分身がゼウスを叩き潰してから不能の呪いを掛けた上でアレを切り落として封印したよ、今は封印された男の象徴をヘラが持っているけど最低でも十年は封印されたままだろうね」
エロースを差し向けたゼウス自身の現状を伝えて来る
「賠償の一環として、高位分霊を一体新たに降臨させた上で使い潰し、分霊の力の全てと、その分霊が持っていた雷霆ケラウノスの力の全てをこの宝玉に封じ込めた」
そう言って取り出されてテーブルに置かれるのは黄色い宝玉、見るからに凄く強い雷の力を宿した雷玉だ
「嫌がるゼウスを怒りのポセイドンが叩きのめしてやらせていたね、アポロンとアルテミスにヘカテーまで協力していたよ、それでコッチがポセイドンが自身の高位分霊一体を使い潰して水の権能を込めた宝玉と、ポセイドンの三叉槍トリアイナ………のレプリカだ*2」
そう言って新たに青い宝玉とトライデントを鞄から取り出すヘルメス
収納バッグだったのかあの鞄、まぁ大量の矢を持ち帰るには必要か
「二つの宝玉と三叉槍トリアイナ・レプリカの所有権は破魔ネキの物だよ、ゼウスと……ついでにポセイドンから変な干渉がされないように、俺が念入りに調査と洗浄をしてから破魔ネキに渡すけどね」
そう笑い掛けながら言ってくるショタおじに頷くしかない
「後は……そうだね、エロース事件の時に破魔ネキアンチがスレで色々書き込んでいたから、本人を覚醒修行・魅了に放り込んだ後に調べたんだよ、もしかしたらあらかじめ洗脳されていた可能性があったからね、調べた結果は洗脳の痕跡は無し、ついでに本霊が判明したよ」
「えっと…………確か一人やたらと私を批判している人が居たんでしたっけ?」
「調べた結果、本霊は音楽家サテュロスの一人、マルシュアースだったよ、前前世でも有るね」
「マルシュアース?」
名前を言われてもピンとこない、音楽家の一人って事は人間っぽいし…………誰?
「破魔ネキが分からないみたいだから、代わりに同郷の俺が教えよう」
態とらしく、キリッとした表情でそう名乗り出るヘルメス
「音楽家サテュロスの一人マルシュアースってのはだね、音楽の腕を競う賭けの結果、アポロンの奴が『生きたまま全身の皮を剥いで殺した』人物さ、アポロンの冷酷さや残忍さを表すエピソードとして語り継がれているよ」
ヘルメスの解説を聞いて理解はしたが、その因果が巡り巡って私に返ってくるとか、嫌になる
「アポロンに残酷に殺された人物の転生体だから、アポロンの分霊の転生体の私に対して嫌悪と憎悪が刺激されたって事ですか」
「残念ながらそうなるね」
ショタおじもそう言ってくるが、考えれば考える程に私には一切の非が無いのだが
まぁ人間なんて、殺したい程に憎んでいる相手の命日が誕生日の子供とか、同じ位置に同じ形の痣が有る赤ん坊を『アイツが生まれ変わったんだ!!』って無理やりに結び付けて、それを理由に殺意と憎悪を向ける事が出来る生き物だけどさぁ
「ショタおじ君、俺から一つ質問が有るんだが、エロースって今どうしてる?」
「エロースなら、素材の採取に抵抗して、出力を最低にまで落とされている事に気付かないままに、無許可で魅了を使ったりして、契約違反で刑期が既に元々の10倍近くは延びているよ、採取される度に契約違反しまくるからね」
「あぁ…………それは何と言うか、愚かだな………エロース」
帽子の上から頭を押さえて呆れるヘルメス
「ショタおじに契約で雁字搦めにされているのに、無許可で『魅了』が使える事に疑問を持たず、
私も、あの天使擬きが思っていそうな事を呆れながら言ってみるが、ショタおじからもヘルメスからも否定の言葉が無い、そう思っていそうだと全員から思われているのだ、あの天使擬きは
「そう言えばだけどさ、破魔ネキの嫁のリュールはエロースの事をどう思っているのかな?」
ショタおじからそう尋ねられて、正確に伝えるかどうかを少し考えて正直に答える
「あの扱いをされている理由を教えた直後に、両腕を切り飛ばしてから両足を切り落として、滅多刺しでしたね、『お前が!!、お前が紫ちゃんを!!、穢そうとしたのか!!!!!』って、勿体無いから首から下の肉体素材と血液は素材として売りましたけど、蘇生する度に滅多刺しで殺すから結局は身体4つ分は集まりましたね」
止めるのに苦労しました……と続ける、聞いたショタおじとヘルメスは『うわぁ』って反応をしている
「最終的に、抱き締めて『こんなゴミは放置して何処かに行きましょう』って誘ったら笑顔で止まりましたね」
「愛されてるね破魔ネキ」
「愛されてる…………で済ませて良い事なのか…………コレって」
笑みを浮かべながら言ってくるショタおじと、顔を引き攣らせているヘルメス
気持ちは分かる
話が終わったのでこのまま別れる
1週間後、ゼウスの雷玉、ポセイドンの水玉と三叉槍トリアイナ・レプリカを受け取った
出どころを無視すれば中々に良い物なんだけど、どう使おうかな?
ガイア連合支部の一覧とか知っている人居ませんかね?
支部の数が多くて把握しきれていないので知りたいけど、1作品ごとに見て回る時間もないですし