【カオ転三次】終末が約束された世界で生き抜きたい 作:ディストピア
前話から数週間の時間が経ち
「ガイアグループに本当に転生者が居て、力有る退魔師も所属していて、10年以上掛けて貯め込んだ貯金全投入+村の皆の融資で異界破壊の依頼まで出せたから異界崩壊して村も救われたし最高だね…………今後別の異界の発生や、通常空間に悪魔が出現する危険が有るかもしれないって注意喚起もちゃんとしたし」
転生者が居るとわかって人前で号泣したのは黒歴史として忘れよう……と呟く
「一応異界を見張っていた神社の娘として、異界の最後を見届ける為に同行させてもらったけど、異界の奥の方にダイモーンの群れどころかオニすら数体居たのは驚いた、メガテン5だと確かレベル20超えてたよね…………前線まで来なくて本当に助かった」
「村の皆は勿論、今の私じゃ無理だよ20超え相手は…………黒札登録もしてもらえたし頑張ってレベル上げしないとね」
やる気を込めるように両手を握りしめる
傍から見れば巫女服姿の幼気な少女が両手を握りしめて、フンス!としているわけだから大変可愛らしい
黒札登録初日に初心者講習を終え、魔術系の知識も数日掛けて可能な限り書物を読み漁って知識を補完して準備を整え
現在は貸し出されたレンタル式神に
「ニキやネキって名称、私は巫女ネキ?神楽ネキ?どっちが良いだろ」
呟きながらテクテクと歩いていると
「悪魔発見スライム3体か……」
背負っていた梓弓を構えて矢を一本矢筒から取り出して番え
「先手必殺!!」
放たれた光を纏った矢は3体のスライムその中心地点に突き刺さり、矢から解放された力が3体のスライムの粘液の体を爆散させる
「破魔矢が破魔属性じゃなくて万能属性だって分かったのがある意味一番嬉しかったかもしれない、正しく理解した結果範囲攻撃も出来るように成ったし……………突き刺して体内から発勁の様に万能属性の浸透攻撃ってのもエグくて強力だけど」
コレで問題なく天使の腐った脳天ぶち抜ける………と口が弧を描くように怪しげに笑う
「悪魔を倒して倒して倒しまくって強くなるついでに使った貯金分取り戻すぞ〜〜」
テンション高く口にした後、一息付いて気を鎮め
捜魔の弦、そう呟いて弓の弦を弾くと不自然に甲高い音が鳴り、短いながらも音が響き渡る
「ん…………………周囲の悪魔の居場所大まかに把握完了、近場の集団から効率的に殲滅して行こう」
その後、悪魔の集団を潰して回りながら最奥に辿り着き、そのまま別ルートで道中の悪魔を殲滅しつつ入り口に向かう
その往復を4回行なってから最奥から帰還(道中破損してない矢は回収して再利用もしてる)
「戦闘後の温泉気持ちよくて最高、回復まで出来るなんて有り難い」
手足を伸ばしてリラックス、若干タレキャラ化
「入浴後のご飯が美味しくて最高」
山盛りご飯をお腹いっぱい食べ
「睡眠時間まで読書して知識を蓄積………魔術や呪術系統の知識も選り取り見取りって最高の環境過ぎるよ♪」
本によっては速読、熟読と切り替えながら本の山を築き
「人魚ネキだっけ?…………綺麗な歌声だなぁ」
遠くから聞こえる人魚ネキの子守唄を聴きながら深い眠りにつき
「美味しいご飯、うまうま」
起床後、しっかりご飯を食べて栄養確保し
「日課だからちゃんとやらないとね」
1時間しっかり瞑想、終えたら汗を拭いて身だしなみを整え
「今日も元気に悪魔を撃滅、滅殺、血祭りだ〜〜♪」
ルンルン気分で修行用異界・上層に向かい、今日も元気に入り口と最奥を往復する経験値と素材確保マラソンを行い
着実にレベルを上げ、資金を稼いでいた
そんなある日、式神製造部を訪れ
「最近加入した鏑木紫です、式神の新規発注の依頼に来ました」
「マイ式神、傾向は力・速型で見た目をFateの赤兎馬って出来ます?…………赤兎馬だから脚が速い……って伝承から概念強化も有りえますし、ケンタウロス形態だから近接も出来る、人型部分は人の装備を流用出来る、馬だから荷物の運搬、私が乗って移動も流鏑馬みたいに移動しながらの攻撃も出来る、護衛対象が背後か背中かと居場所がはっきり分かって居るなら式神も戦いやすい、乗ってる時は範囲攻撃は離れていても纏めて食らうなら一緒に食らうほうが立て直しの回復もやりやすい…………って感じですかね、あと聞くなら良い声の方が良いし」
「おっ……おう、結構考えてんだな」
「一般出身じゃなくて一応裏出身ですので、素材は血と髪の毛……あと爪で良いんでしたっけ?それなりに持ってきました」
毛先を切り揃える為に切った髪の毛が入った袋、血の入った小瓶を数本、爪が入った小袋をテーブルに並べる
「そうだな、こんだけ有りゃ問題無い、多い程に主との親和性が上がるが、治す手段有るとはいえ手足持ってこいとは言えねーしな…………戦闘で千切れ飛んだからって凍らせた腕持ってきた奴は居たが」
最後の方は呟くように口にした製造部の男性
「一体目だから値段は………で期間は大体…………って所だな、現金払いマッカ払い、或いは両方でも良いぜ………と、その前に保証の為に霊的契約書にサイン頼む」
「分かりました、しっかり稼いで期日前に持ってきますね」
「頑張れよ〜」
そんな声を聞きながら式神製造部を後にする
「式神確保の為に今日も元気にマラソンするぞーー!!」
今日も今日とて修行用異界・上層には悪魔の断末魔の叫びが響き渡る事になる
鏑木紫はレベルが上がった
鏑木紫Lv13
ステータス(割と適当です)
力5
体6
魔45(レベル1時点で30有った)
速10
運15
保有スキル
弓の心得・壱、破魔矢・壱、ディア、メディア、ガル、ザン、コンセントレイト
弓の心得・壱
弓を用いた技術、魔術の習熟速度・適正を一段階向上
破魔矢・壱
アイテムの【破魔矢】を矢を材料に即時生成
万能属性ダメージ(メギドの効果)を自身の
他者が使用する場合は込められた霊力によって威力は変動する(矢の材質によって込められる霊力量は変化する)
ランクが上がると効果が
鏑木紫本人は矢さえ有れば、破魔矢の五連射も現時点で可能である
(本人的には霊力を込めた五連射程度なので、消耗・小、効果・大……って感じですかね)