【カオ転三次】終末が約束された世界で生き抜きたい 作:ディストピア
たったの200回近くしか伐採できず、20億QP程度しか稼げなかったなぁ
ガイア連合に所属している親以外の家族で集まり話し合う、会議の進行は僕が行い、補助を理那にしてもらう
「あと数日でクリスマスだから、今年もシャケを配る【サモーン・シャケキスタンチン】が出現する日が近付いている事でもある*1」
ホワイトボードに過去に出現した時に撮った写真を貼り付け、皆の視線が集まったのを確認する
「サーモンを配るだけなので危険性は無いですけど、それでも、受け取りたいからと集まる民衆は居ますから、混乱や暴動が起きない様に見張る必要があります」
「毎年大きなイベントで必ず出現するから支部の人達も慣れているし、酷い騒ぎにはならないとは占いにも出てるわね」
理那の言葉に沙羅が続く、酷い騒ぎにはならないのは良いんだけど、
「普段は凄く忙しい紫お姉様がのんびりと、まだ幼い家族と過ごす時間を作る、そして私達自身もちゃんと家族と過ごす時間を確保する、両方やらねばならないのが大変ですよね」
そう発言するのは銀髪の少女【鏑木
性格は物静かで大人しめだけど芯はしっかりしてるし、主に破魔と祝福属性の2つに特化した魔法資質で、その分野では理那にすら匹敵する天才でもある*2
瑠流とは同い年というのもあって凄く仲が良い
「年に数回ののんびり過ごせる時間を、家族と過ごす時間を与える為なんだ、普段は世話になりっぱなしの支部の連中も張り切るだろうさ、クリスマスに限定しても終末が訪れてから今年で19回目なんだから、慣れているが故に気を抜いてる奴が居るかもしれないがな」
腕を組んだまま背もたれにもたれ掛かりながら発言するのは炎の如き赤髪で長髪の少年【鏑木
口は少し悪いし、少し傲慢な所もあるけど性根は良い奴だ、元々は病弱だったけど世界樹の葉のお茶を飲み続けたおかげで今ではすっかり健康体だ、あの世界樹の葉のお茶を年単位で飲み続けてようやく治るとかいう呪いじみた病弱さだったから嬉しいことだ
資質は火炎と呪殺と呪怨系統の適正が高い優れた魔道士だ、しかし、呪殺と呪怨は沙羅と比べたら適正は少し下らしい、超一流の上位と中位くらいの差みたいだけどね
「他の悪魔みたいに剣で斬って斬って斬りまくっていれば解決するわけじゃないから、私には向いてないし、だから今年も悪魔対応に専念するね」
そう言って緑茶を飲む銀髪の女性は【鏑木
黒札の方々からも【新世代の剣帝】とか【新世代の剣聖】とすら呼ばれている、あの星杖ニキさんの業すらも見取り稽古でありながら少しずつ身に着けていっている
それですら、
彼女も原作持ちで、軌跡シリーズの【シズナ・レム・ミスルギ】が原作らしいけど
神速の超反応速度を持つ超人的な身体能力の肉体を、虚刀流の体術すら取り込んだ独自体術で動かし、神域の才で振るわれる剣技を叩き込むという戦闘スタイルの、戦い大好き戦闘狂
うん、どう考えても、下位クラスの黒札の自尊心を粉砕するには充分過ぎる、ガンギマリ枠だね
愛用しているズボンのデザインはどうかと思うけど
そんな彼女だが、軍神、剣の神の【フツヌシ】の転生体でもあり、文字通り『剣を振るう為に生まれた』存在ともいえる
「静那に任せる仕事はちゃんと有るよ………良いことではないけどね、首吊り信仰で良いのかな?、女神イシュタムの信者が入り込んで洗脳や誘拐を繰り返してるみたいだし、近々大きな儀式を行う予定みたいだから、それを潰すのをしてもらいたい」
これに関しては捕らえる事が出来た信者から引き出した情報だ、女神イシュタムの降臨まではしないと思うけど、資質が高い者に強制的に首吊りをさせて捧げようと企んでいるみたいだから、潰すのは確定事項だ
「良いよ、部隊からも何人か補助に連れて行こうかな、戦闘は私一人でも良いかもしれないけど、洗脳解除とかその辺は出来ないからね」
「魔法部隊からも何人か応援に向かわせるわね」
「私の方からも何人か呪術師を派遣するわよ」
静那の言葉を聞き、理那と沙羅が応援を送ることで話が纏まった
支部長として働く母さんは、分身もそれなりの数運用しているから、
まぁ、終末後には並行世界にすらスレイプニルに乗って旅行に行き、世界座標を解析していき、終末が起きていない、悪魔被害も皆無に等しい世界*3、そんな世界に通じる道すら見付け出して、主に娯楽確保の分身を派遣している*4
並行世界に繋がる道を作るのは非常に困難ながらも不可能ではないらしく、数年掛けて繋げたらしい*5、その世界で得た情報を公開するかどうかを暫く悩んでいたみたいだけど、終末後12年目にある程度は公開してるし*6、ソラネルにはその世界に通じる扉も有るから行き来も楽になっている*7
僕達が初めて行った時は凄く驚いた、終末前はあんな世界が広がっていたのだとね、私服のままだと物凄く浮いていただろうから、予め用意してくれていたのも助かったかな
世界をあんな環境に戻せなんて、どれだけ騒がれても不可能な願いだというのがよく分かる
って、思考が全然違う方向にいってるな、戻さないと
「引き出した情報によると、イシュタム信者の儀式場は◯✕町の工場跡地だから、警戒しつつ突入してほしい」
「場所が分かってるなら………ああ、儀式場が其処なだけで、アジトはまた別なのか」
「そうだね、捕まえる事が出来たのは使いっ走りで、アジト内での作業ではなく、洗脳や拉致などの実行犯だったからね、捕まえられてもアジトの場所がバレないように動いていたみたいだ」
「地味に頭が回る分面倒ね」
「女神イシュタムって、資料によると終末の少し後に新潟の方でも活動していたわよね、それもイシュタムの転生体の少女を利用して、女神イシュタムを降臨させていたみたいだから*8、此処での降臨は無いとは思うけど、迷惑ね」
沙羅の言うように、女神イシュタムの転生体が其処らに大量に居るわけないから、同じ手段での降臨は無いだろう
それにしても、信仰対象の転生体をあっさり使い潰すとか馬鹿なのかな?……馬鹿だから未だに活動しているのかな?
数年単位で地道に準備していれば、レベル100超えの女神イシュタムの降臨だって出来ただろうに、それが、妨害されていたのもあるとはいえレベル60くらいにまで弱体化しての降臨だ
それでも、この地で降臨されたら、支部長である母さん以外には………熾天使ネキにヘラクレスさんやアキレウスさんとか対応可能なのがそれなりに居るか、ライフに世界樹の迷宮や甘味楼の異界とかに入る為に訪れる黒札も多いし、報酬を用意すればあっさりと戦力が集まりそうだね
とはいえ、客として訪れている黒札の力を借りる、それを前提にして活動するわけにもいかない、彼等はあくまで
「クリスマスだからと天使とかを信仰するわけじゃないけど、お母様が本気で作るケーキは毎年の楽しみね」
「分かるわ、いちごのショートケーキ、チーズケーキ、チョコレートケーキ、他にも色々なケーキ、甘味楼の異界のケーキと比べても、更に美味しいのよね」
「今年はどんな味のケーキなのか今から楽しみです」
「お姉様が本気でスイーツを作るのは珍しいから、非常に楽しみです」
「それは私も楽しみかな」
沙羅の発言から女性陣が今年母さんが作るケーキの予想に花を咲かせ始めてしまった、美味しいのはわかるけど、こうなると長い、焔と顔を見合わせて2人でため息を付く
「スイーツ談義に花を咲かせてそろそろ10分だから話を戻して良いかな?」
「そっそうね、話を戻しましょう」
「ええ、クリスマスの話をしましょう」
「一応クリスマスの話でしたけどね」
「お母さんのケーキ楽しみ」
「瑠流はまだスイーツに捕らわれてるね………気持ちは分かるけど」
女性陣が少し顔を赤くしながらも気持ちを切り替えたけど、静那が言う通り瑠流はまだスイーツ思考だね
「母さんが淡路島周辺の海を終末前から保護していたから、他の地と比べたら海産物が生き残っている方だし、色々と養殖にも手を出してるけど、それでも貴重品なのは変わらないし、サモーン・シャケキスタンチンの存在は助かるといえば助かるんだけどさ」
「シャケを勧めるだけなら大助かり悪魔なんですが、元ネタだとチキンを取り上げてシャケを食え……ですからね」
「サモーン・シャケキスタンチンはその点だけが問題なのよね、大きなイベントの度に現れる方は『チキンだけでなくシャケも食え』だからまだマシなんだけど」
「サモーン・シャケキスタンチン自体は死者どころか怪我人すら出さない程度に暴れるけど、たまにメシア教の過激派とかが混ざる場合があるのよね」
「サモーン・シャケキスタンチンの姿のキグルミを着て、シャケを配りながら子供を集めて一気に攫うって事を、3年前にしていたわね、その努力をまともな事に使えないのかしら」
「その時は確か本物のサモーン・シャケキスタンチンに過激派が襲撃されて、それで子供達が逃げ出して事態が発覚したんだったよね」
「悪魔という怪人にすら負ける倫理観とか、世界最大の宗教の名を使っていても外道だというのがよく分かるな」
沙羅と静那の後に、腕を組んだままそう言って鼻で笑う焔
僕達はこの後も暫く話し合い続けた
そしてクリスマス当日
怪人サモーン・シャケキスタンチンが現れた
『チキンだけでなくシャケも食えーー!!』
「怪人さんシャケください」
「私にもシャケをください」
「ボクも欲しいです」
『シャケは沢山有るから押さないで、ちゃんと並ぶんだぞ〜』
サモーン・シャケキスタンチンに群がっていた子供達だが、サモーン・シャケキスタンチンの言葉に子供達は『はーい』と元気よく返事をして並び始めた
〈穏健派からの通達には居ないメシア教徒、過激派を発見したよ、場所は△✕地点〉
フレスベルグに騎乗して空から地上を観測していた瑠流から広域通信が入る
「了解、月白と餓紗喰は部隊から数人連れて向かってくれ」
「分かったよ」
「了解だ」
2人は部隊から3人選んで共に走っていく、僕はそれを見送り、部隊の皆と見回りを再開する
午後6時頃のソラネル
「蒼刀が主体となって行動してくれたおかげで、本体が子供達とのんびり過ごせているみたいですね」
ふっふっふっと満足げに笑いながら、複数のブルーウォーターと接続しているパソコンを操作する私(分身)
「予約投稿の設定は完了しましたね」
映し出されている画面には、300を超える予約投稿予定の映像群
「黒札の皆様、コレが私からのクリスマスプレゼント兼新年のお祝いです」
今日の午後7時から1時間毎に大量の動画がメンバー限定動画として投稿されていく事になる
午後7時
FGO第一部序章のストーリー
序章登場のサーヴァント達の戦闘モーション集*9
午後8時
FGO第一部一章のストーリー
一章登場のサーヴァント達の戦闘モーション集
午後9時
FGO第一部二章のストーリー
二章登場のサーヴァント達の戦闘モーション集
以下同じ事が続いていく事になる
その合間に挟まれる全イベントとイベントサーヴァント達の戦闘モーションも順番通りに投稿されていく
そして、最後には第二部終章の最終決戦の様子も投稿され*10
その1時間後には第二部エンディングが投稿されることになる
FGO第二部終章の採集決戦も堪能している
資金?……宝石や未来視って便利だよね
戸籍?……魔法や電霊って便利だよね
トトリのアトリエ等のトラベルゲートの設置型みたいな物
要望を聞いて追加購入もしている
最近はSwitch2も追加された
通信関係の建物の中です
死神イシュタムの逆襲__より
終末後の破魔ネキの活動の一部抜粋
終末後、それなりに落ち着いた頃に並行世界旅行を行った破魔ネキ(熾天使ネキと並行世界に跳ばされた悪魔破魔ネキ関連の問題解決も並行して行った)
その結果として前世に限りなく近い世界線の西暦2013年の時間軸に到達
大人モードで宝石を換金+未来視で24時間後の未来を見てロト6の1等を当選させる
電霊を使って戸籍を作り上げ、当選金を受け取る口座を作る
家とスマホを購入し、世界座標を解析後に分身を残して世界を離れて帰還する
残された分身はあらゆる漫画を買い漁って読みまくり、あらゆるアニメをブルーウォーターに記録していき、数多くのアプリゲーム(FGO含む)をプレイしてストーリー等をブルーウォーターに保存していく
帰還した本体は世界座標を元に、その世界に繋がる道を構築して門として固定して、その門をソラネルに設置し、行き来が気軽に行えるようになる
SwitchやPS5等の本体とゲームを大量購入して持ち帰り、山梨支部の娯楽室に設置する
FGOのイベントを含む全ストーリーと戦闘モーション集を配信開始(今ここ)