【カオ転三次】終末が約束された世界で生き抜きたい 作:ディストピア
思い付いた事があったので、閲覧可能な各種ライダーシステムのデータと、可能な範囲で購入したライダーベルトの現物、ウルトラマンの術式、それらに類するシステムと術式を解析して調べ、新たな術式を構築する
そして、ダイオラマ魔法球の中でミスリルを筆頭に、アダマンタイト、オリハルコン、ルビリウム、ゴルトアイゼン、ハルモニウム、様々な魔法金属を混ぜ合わせて合金にしていったり、精錬して純度を高めていく、ついでに各金属の金属樹の大木の丸太を山梨支部から購入しておく、足りなくなると困るからね
「RAVEのシルバークレイマーの力を、金属を操る術式も再現し、アレを造る、やる事が多いですね」
とはいえ、黄金を操る術式をセツニキが使っていたりするし、金属を操る術式は再現が楽かな、探せば有るかもしれないけど、ダイオラマ魔法球の中で2日掛けて、シルバークレイマーの行き着く先、あらゆる金属を操る術式を構築し、普通の金属で暫し練習
ある程度慣れると、魔法金属の形状を変化させて望んだ形状に変形させていって数百のパーツを作っていき、世界樹の枝等を素材に作った人型*1に装着させる形で巨大な全身鎧を組み上げ、最後に世界樹の繊維を編み上げて作った青いマントを装着させる
武装としてオリハルコンをベースとしたハルモニウムとの合金製の剣を、ハルモニウムを主体にゴルドアイゼンで装飾を施した盾も作る
「巨大な全身鎧は完成、次は手甲と短剣だね」
どうせ作るなら性能が良いのを作りたいし、短剣は刀身はオリハルコン製、柄などは世界樹の枝を加工、手甲(左手だけ)はハルモニウム製にしようかな
手甲は少しの形状変化機能を持たせて、装着者の腕の形状に合わせる機能も付け、誰でも、大人でも子供でも装着可能にする
短剣と手甲が完成したら、ライダーシステムの要領で手甲の中に鎧を収納して、特定の動作と呪文で解放されるように設定する
「よし完成」
本当に狙い通りの機能と性能になっているのかを確認する為に実際に起動させようっと
左手に手甲を装着し、右手に短剣を持ち構える
「『古の剣を携えし、白き勇者ウィゼルよ、我に力を』【変身】」
変身の言葉と同時に短剣を手甲に嵌め込み、嵌め込んだ場所に紋章が浮かび上がり、私の身体が光に包まれる
光が収まると、私の視界が随分と高い位置になっており、自分の手を確認すると白銀の鎧を纏った手であり、先程作った巨大な全身鎧の物だと分かる
「『良し、白騎士物語に登場するシンナイトの【白騎士】の再現に成功したね』」
喜びつつ、動作確認も兼ねて5分ほど白騎士の身体を動かし続ける、剣を振り、盾を構え、戦闘駆動を行う
「『うん、大きさが違うから若干違和感があるけど、これなら問題ないかな』」
白騎士の変身を解除して人の体に戻り、手甲を外してテーブルに置く
「他のシンナイトは黒騎士・竜騎士・月姫・太陽王の4体と、アバター用のアークナイトか」
シンナイトを再現したアークナイトなら、白騎士の外装を変えればそれだけで再現可能だけど、他の四騎士はなぁ
「黒騎士と竜騎士は飛行能力持ち、月姫と太陽王は浮遊能力持ちだから、もう少し研究しないと再現出来ないよねぇ」
飛行能力や浮遊能力を後付する事にして、ひとまず四騎士の見た目だけでも再現しとこうかな?………悩むね
残った素材を前に、次はどの騎士を作るか悩んでいると、リュールから式神通信が届き、緊急事態だと言われたので通常空間に戻り、姫路支部に向かう
姫路支部に着いた私が見たのは、帝都………東京にてクーデターを起こした五島の演説映像だった、それを見てとうとう終末が始まったことを理解し、終末までの時間も大体分かった、クーデター演説の最中に配信され始めた【終末タイマー】が既に起動しており*2、コレによると終末まで後7日を切っている
クーデター騒ぎでざわついている姫路支部に所属している事務担当の職員達、戦闘員達、誇り高き
「今東京では自衛隊の五島部隊によるクーデターが起きていますが、慌てないでください、皆さんは姫路支部の職員としての仕事に従事してください、忙しくなるのは確定ですが」
「皆さんは?………支部長はどうするのですか」
事務員の中でも上の方の立場の人が尋ねてきた、私に近かったのもあるのと、その立場から皆の代表みたいになって聞いてるみたいだね
「私は東京の方に向かいますね、攻略しなければならない認知異界が有ります、ペルソナ能力者でなければ参加できず、放置していれば日本全国のペルソナ能力者がペルソナ能力を失う程度で済めば良い方です」
「悪ければ、心神喪失からの廃人化ですし、こちらの場合、被害はペルソナ能力者に限定されません、ペルソナ案件の大きな事件は3つ、その内の1つは解決して集合無意識に『死の概念』の化身が解き放たれる事は回避出来ましたが、あと2つ似たレベルの脅威が有ります」
「それはいったい……なんですか?」
「1つ目、国産みの女神伊邪那美が祟り神の側面で完全顕現して、死を振りまく存在として暴れることになると予想されているのが『マヨナカテレビ』と呼ばれる巨大認知異界」
「2つ目、大衆の無意識が生み出した認知異界の集合体である【メメントス】、これは、大衆の『誰かに全てを任せて、自分は特に何もせず何も考えず生きていきたい』という怠惰な願いで歪みつつも君臨した神が、人間に失望した結果、人の自我を奪い現実世界をメメントス化させる事を目論んでいる……と予想されています」
「そんな異界が有るのですね、しかし、この終末タイマーを基準に考えた場合、1週間を切っていますが、そんな大きな2つの異界の攻略が出来るのですか、今まで出来ていないのに」
冷静さを保とうとしているが、顔は青ざめさせているし、握り締めた手は震えている
「ガイア連合が作った電脳異界を認知異界に接続して同期させ、時間加速させる事になっています、通常空間では1週間ですが、内部では何か月過ごす事になるのかは不明ですね」
私が大きな認知異界攻略の為に数ヶ月過ごす覚悟であると聞き、驚愕が広がる
「ああ、姫路支部の戦力としては私が抜けるだけで、リュール、セキト、モモは置いていきます、と言うか、ペルソナ能力が無いので連れていけないんですよね」
「それは助かるんですが、貴女は大丈夫なんですか?」
「ある意味でガイア連合所属ペルソナ使いの総力戦なので、攻略すべきパレスという認知異界が多過ぎて時間が掛かるだけで、戦力は大丈夫かな、多分東京から認知異界に落ちて来るペルソナ使いの資質持ちの一般人が居るだろうから、その救出もしなければならないけど、その一般人達の中から戦力になる者も出てきそうですかね」
「戦力になるんですか?」
「レベル90超えの黒札がレベル一桁のシャドウの相手をするのは数が多いと純粋に面倒ですが、そんな雑魚の相手をしてもらえるなら助かりますね」
「ああ………大量のスライムとかの雑魚の相手をするのは面倒だから任せて、黒札等の特記戦力は魔王級に専念するって役割分担ですか」
「通常攻撃の1回で1匹倒せても、100体居たら100回剣を振らないといけない、その分体力を消耗しますからね、範囲魔法で薙ぎ払う手も有りますが、魔力をその分消費しますから、積み重なると馬鹿に出来ないんですよね」
そう言ってため息を吐く
「それと、あまり広めないでほしい裏側の事情なんですが、五島部隊のクーデターにはガイア連合も一枚噛んでますね」
その言葉にざわつく面々
「中華戦線すらもメシア教過激派が勝利した結果、もう日本以外はメシア教過激派にほぼ制圧されたような状態で、日本以外の地脈もほぼ汚染されてしまってます」
「五島部隊のクーデターは、過激派の攻撃を東京に集中させる為の作戦です、ガイア連合の本部も東京に有ると勘違いされていますしね、日本の霊的組織の本部を落とすチャンスだと勘違いさせる」
「中華戦線の勝利後の疲弊していて、過激派の補給が完全に終わっていない
「東京の人々は………生贄なんですか?」
震える声でそう尋ねてくる
「可能な限り救う準備はしていると思いますし、この作戦を行わない場合、万全な状態の過激派が日本全国に無差別襲撃を行う事になります、犠牲者の数が少なく済むのがどちらか………と言われると、東京を襲撃させた方が少ないとしか言えないんですよね」
迎撃されているとはいえ、この数年は核ミサイルの大量発射が多発してますしねぇと言うと、渋い顔をしたままだが納得したようで引き下がった
この後もそれなりに話せる事を話した後、悪魔の出現が増えることが予想されること、姫路支部の管轄内を守るのは貴方達の仕事だと鼓舞した後、認知異界攻略の前線基地の電脳異界に向かう準備を整える
2時間後、可能な限りの準備を整えた私の隣には、ジョーカーニキ……雨宮蓮とその式神のラヴェンツァの姿があった
この日、姫路支部から黒札ペルソナ使いの私とジョーカーニキとその式神ラヴェンツァが、ペルソナ事件の解決の為に参戦する事となった
念の為に白騎士に変身する為の短剣と手甲も持って行く、誰かが使うかもしれないし、巨大シャドウ相手に巨大化する方法が1つ増えても良いだろうしね
電脳異界に行った後はどうしようかな、それなりに描写するか、電脳異界では大変だった……と省略するか、悩み中
シンナイトとアークナイトの技術を流用すれば、オメガモンやデュークモンの見た目にも変身可能です