はふりの書   作:witoitaa

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#12 ラネーメ公営地下鉄

私はxelkenに入って初めて人を殺した。古リパラインを使わないものは死ねばいい。これでいいのだ。

さて、ある程度襲撃したらラネーメ公営地下鉄へ向かい、上から制圧していく。私の部隊は下から攻撃していくことになった。まずは大通りの向かいの茂ったところで待機する。合図があれば私とエリは正面から突撃。スカーナさんは一気にWPで最上階に向かい窓ガラスを割って突撃する。

今は昼の11時ちょっと前なので11時になったら一斉に突撃するらしい。

“緊張するよな!こういうカウントダウンって!”

エリのテンションが上がっている。よくわからない。

“お前ら、気を引き締めろよ。いつだって殺される可能性は十分にあるんだ。”

“え?私たちはケートニアーですよ?そんなのあってたまりませんよ。”

そうこうしているうちにもう40秒前になった。

“おっと、もうそろそろだ。”

“正面入ったら全員捕えてやるぜ。”

“・・・”

あれ?確かタイマーを設定しておいたはず。しかし、ならない。

“なんだ?なぜ11時にならない。誰か時空をゆがめているのか!?”

スカーナさんがわけわからないことを言っている。

時計を見る。

――あ、タイマーのセットを一時間遅らせてセットしてた。

“く・・・アホか!”

 

なんか閉まらないまま襲撃を開始した。

するとスカーナさんたちはすぐに上方へWPを使って跳んだ。ぼちぼち我々も突撃しよう。

(バリーン)

ビルの正面の自動ドアのガラスが割れる。そして兵士全員で銃を構える。私とエリは後ろから偉そうに現れる。

“ラネーメ地下鉄の奴らよ!我らxelken.valtoalのもとに観念しな!”

すると受付の女性やその周辺にいたスーツ姿の人間も一斉にどよめく。よしよしビビッているな。目的はひっとらえることなんだ。全員古リパを教えて強制労働させればそれでいい。

“降参するならおとなしく降りてもらおう!”

“だが断る。”

“!?・・・だれだ!”

すると奥から一人の男がやってきた。

“私だ。アレス・ラネーメ・リファン(Ales lanerme lifan)だ”

“な・・・”

事前の調査ではこいつがこのビルの最高権力者でありここの会社のボスである。なぜこんなところをうろついている!?頭がおかしいのかこの企業は!?

“ここ、ラネーメ公営地下鉄のビルを狙ったことを後悔するがよい。”

“さあ、どうかな”

“やるのかい?”

“やってやろうじゃねえか・・・エリ!”

“おう、全員、構えろ!”

兵士たちが一斉に彼に銃を向ける。一方の彼は平気そうな顔をしている。ケートニアーなのか?まあとりあえず撃ってみればわかるだろう。

“撃て!”

エリが叫んだ。一斉に兵士たちが銃の引き金を引く。けたたましい銃声が鳴り響く。一部のビル内の人間は頭を抱えた。しかし、後に奥に引っ込んでいった。

やがて対象の周りの煙が晴れていく。奴は・・・死んだか?

 

“!!”

エリと私と兵士は目を疑った。なんどラネーメ公営地下鉄の先頭車両が盾に8本くらい並んでバリケートを作っている。

“うちの列車はすべてほぼきれいな直方体であり縦に並べれば見事な壁ができるのさ!”

“なん・・・だと”

そんなジェンガみたいな構造の列車だったのか。あの地下鉄今まで何回も乗っていたけれど地下だったからさすがに全体図までは見たころがなかった。

“さて、このことを知ってしまった君たちには口封じに消えてもらうしかなさそうだ。もしくはウチに入社するか?”

冗談じゃない。ならばそちらが口封じとなれ。そういえばスカーナさんはどうしたんだろう。上から制圧する計画だったか。

“ふふ、このビルの正面玄関にはもっとも列車設備が施されている場所なのさ。”

“あ?どういう意味だ”

すると彼は何かのリモコンのボタンを押した。すると周りの壁が動き出して縦に立てかけ並べられた数十台の列車が現れた。いずれもジェンガのような形をしている。

“な・・・なんだこのビルは”

“さあ、死ぬがよい”

なんと、ジェンガのような列車でできた見事な壁が迫ってくる。く、なんだこのビルは。こんなの情報にないぞ・・・?

すると寸のところで止まった。面積が縮まったため兵士たちの逃げ場が無くなってしまった。すると、さっき社長の前で見事な壁を作っていたジェンガ列車がこちら側に倒れてきた。我々は顔が引きつった。

“!?やばいぞ!”

“ぺちゃんこになる!”

く、こいつらを失うとかなり戦力が奪われる・・・

“ハッ!”

とっさにウェールフープで爆発を起こし倒れてくる列車をはじき返す。

“げっ”

社長が今度は顔が引きつる。すると社長は横に転がった。社長運動神経凄すぎ。ロビーの一部の壁が潰れたが社長は何とかのがれた。

“なんと!君はケートニアーだったのか!”

“今更おせえよ!”

“ふふ、しかしいい情報を得られた。うちの列車の原動力もそろそろ完全にWPに切り替えようと思っていたところだ。”

うわ、ラネーメ地下鉄結構時代遅れだな。

“あ!いま時代遅れって思ったね?甘い甘い!この電気を使うというレトロ感がいいんだろうが!”

うわ、すごい趣味を持っているな。WPを嫌うのか。

“この列車の動きもすべて電気で成っているぞ!”

“そんなこと誰も聞いてねえよ!”

“あれー?君たちの中で誰か一人くらいこれ分かってくれる人いるかなーって思ったんだけれどなー”

“いや、それはないな。だって我らxelkenはWPを使って古リパライン語を伝える集団だ。電気の動力なんて使うわけがない。”

“いやーわかってないねー”

社長がなんか渋い顔をする。

“ま、いいや。このビルにはそういう仕掛けが多いから楽死んで逝ってね!”

“あ!待て社長!”

すると社長は忍者のように去っていった。

“とりあえずロビーにいる奴らを全員ひっとらえるぞ!”

 

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