はふりの書   作:witoitaa

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#13 愉快な人質たち

これで捕虜を数人確保できた。全員基地に連れて帰ってxelkenへ勧誘するらしい。

そりゃそうだ。xelken.valtoalなのだから。

まずは一階と二階を制圧できた。このビルは36階建てなのでまだまだ上に行く必要がある。やっと任務をしっかり遂行できそうだ。しかし参った。社長があんなに強かったとは。これは少しスカーナさんの力を借りる必要があるかもしれない。

 

“そろそろ上の階へ侵略していこうか。”

”xelkenの高層ビル侵略にエレベーターを探すなんて概念はない。今立っている場所がエレベーターになるのだ!”

そういってエリがミサイルを上に向けて一気にぶっ放した。さすがエリ、大胆だ。上に大きく風穴があいた。もたもたしては時間がかかるので一気に30階くらいまで風穴を開けた。上から砂埃が落ちてきたりがれきが落ちてきたり、それを頭にぶつけて倒れた兵士が数人いた。それでは適当に脚立を伸ばして進むか。

“いけー!いけー!”

このxelkenの脚立は幅が2mほどあり、頑張れば一気に4人くらい上に持っていくことができる。当然これでは足りないのでもう一つ風穴を開ける。もうビルが潰れそうだ。

やがて上のほうで猛威を振るう兵士たちの声が聞こえた。頑張って制圧してくれ。もし中にネートニアーがほとんどを占めるのならば君たちのWPライフルで一掃できるであろう。

そして生きている兵士全員あがったのを確認すると我々も上ることにした。正面玄関のすぐ上はどうやら会議室のようだった。椅子がたくさん並べてあり、今まさに会議中であった。

“誰だ貴様らは!?”

前に座っていた重役と思われる人間が叫んでいる。スーツを着た大量の人間が必死に会議室から逃げようとするのでそれはさせまいと銃を持った兵士が扉を閉めて見張る。これでこの会議室にいた人間は全員閉じ込められた。ついで通信機器を、すべてWP波を放って破壊した。ここに捕虜を置くことにしよう。

 

ついでにさっきの風穴は入れば逃げ道となるため封じることにした。またこうすると我々が侵略をできなくなるためWPを使って壁をすり抜けることにした。

“よし、暴れまくってやる。”

壁を抜けると絨毯の敷いてある廊下であった。ずいぶんと金を持っている会社だなと思った。

ここで私とエリはとりあえず待って兵士たちに行かせることにした。とりあえずさっきの会議室で捕虜たちをいたぶるとしよう。

そして壁を抜ける。

よくよく舞台のほうを見てみると新入社員の研修であった。なるほど、ここにいる若い奴らは全員新入社員か。ふふ、社長の本当の顔も知らずにね。

適当にその辺で壁に倒れ掛かっていた重役に話しかけることにした。

“お前、名前は?”

“ああ?それよりそちらから名乗れ!”

“はっはっは、我々はxelken.valtoalの人間だ。”

“ちっ、やはりxelkenの奴らだったか。こんなことするのは!

私を捕えてもなにもいいことはないぞ?”

“そうか?基地に連れて帰って古リパライン語の講習をすればお前だって十分使える人材になるのだ。”

“ほう・・・貴様にやれるのか?”

“はは、やるのは私ではなくxelken.valtoalという組織の名においてだ。実行は私のほかの誰かだ。”

“フン、そんな貴様らの願望のためだけに私がやっと得たこの地位を譲るわけにいくか。”

“いや、こちらはお前の地位なんて興味もない。”

“へぇ・・・”

重役はずいぶんと余裕な顔をしていた。かなりイラつく面構えだ。捕虜の顔と思えない。

そこで別の重役を見てみる。こちらは明らかに気が弱そうなやつであった。

“おい、あいつが余裕そうな顔をしているんだが”

“あ、え?ああ、あいつはいつもそんなやつなのさ。緊張感が足りない。あいつの余裕そうな顔は信用できない。”

ずいぶんと喋ってくれる。こいつも余裕なんじゃないのか?

ついでに基地から持ってきた食料をいただく。

 

さて、無線で伝わってきた。ついに兵士がスカーナさんの軍と合流したらしい。12階だそうだ。午後2時の出来事だった。そろそろ前も警察だらけになっているだろう・・・と前を見ると、その通りだった。ずっとこの部屋にこもっていたせいで気づかなかったが警察官が拡声器で勧告をしている。警察も暇人なんだな。警察を無視して部屋の中の人質と遊ぶか・・・と思ったら警察がビルに入ってきた!やばい!

“おい!エリ!警察がビルに侵入してきたぞ!”

“なにっ”

“とりあえずこいつらを人質にとって警察のところまで行くか?”

“いやまて、それは最終手段だ。”

 

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