#37 ラヴァウ=ジャッハルタ
ついにアラナス島から大陸側についた。ここはイザルタ。イザルタシーナリア家のイザルタ・イルキス、などが存在し、古くから文明が栄えてきた。そんな地にカラム率いる王国軍は数週間かかって到着した。あの独裁反対武装連盟が敗退して以来、イザルタ・イルキスはハフリスンターリブに占拠されてしまった。今日はそれを取り返す。作戦は簡単。まずこの兵士たちに警備の兵たちを戦わせる。そのまま私やカラムのような首脳がここを占拠して指揮をしているやつを始末する。とりあえず正門から突撃するらしい。
イザルタ・イルキスは国内でトップ5に入るほどの大きさなので制圧に時間がかかるだろう。
まず、一人の兵を向かわせる。
「おい、イザルタ・イルキスへ参拝したいんだが。」
すると前に立っていた門番らしき男が対応する。
「ああ?誰だ。ここはもうトイターの建物じゃなくて我らハフリスンターリブの」
咄嗟に兵士が門番を殴りにかかる。
「な・・・おのれ!」
門番の男が立ち上がって反撃をしようとする。そこへ二人兵士を追加。一気に取り押さえた。数攻めだ。
「開戦だ!幹部を下から殺していけ!」
抑えられた門番の男が叫んだ私の顔を見る。
「!?・・・あんたはまさかユーナリアさん!」
「なんだ、貴様は」
「う、うらぎったのか・・・兄が弟を・・・!」
「知ったことではない。」
私は門番の顔をけった。
兵士たちが正面から相手に攻めかかる。さすが武装組織ハフリスンターリブ。対応も早い。数秒すればすぐに数百ほどの兵士が出てきた。
「撃て!滅ぼせ!」
「誰だ貴様ら!?王国か!?」
ハフリスンターリブの軍は見たところ銃などしか持っていないようだ。xelkenと契約を結んでいるからxelkenの武器がハフリスンターリブにも流れているかと思ったら。
かなりの兵士が中から出てくる。しかし、一人でも素人では勝てないような実力を持っているこちらの兵士。簡単に負けるわけがない。あっという間に全滅させて、イルキス本堂の中に入る。
「ここのリーダーはどこだ!?出てこい」
ある一人の兵士が切りかかる。
「んー、だれだー?」
すると中から一人の男が入ってきた。見た目はハタ人。身長は普通くらい。ハフリスンターリブの幹部特有のあの帽子をかぶっている。こいつが間違いなくここの司令だ。
「貴様がハフリスンターリブのラヴァウ=ジャッハルタだな!?おとなしく我ら王国に降伏しろ!」
ラヴァウは笑った。
「へ、やなこった」
「降参する気はないみたいだな・・・!」
見事にやられた兵士たちを横に眺めながらイルキスへ入る。そこで私は驚いてしまった。
「な・・・!」
ウチの兵士の3割ほどが地面に血を流して倒れており残りの奴らもラヴァウにやられていた。
「馬鹿か!つまらん理由で命を落とすんじゃない!」
「け、ケンソディスナルさん・・・!」
「そうよ、貴方達。私たちに任せればいいのよ!」
「す、すいません。カラムさん。」
「おい、あんたらどこのやつだ?」
ラヴァウが問う。
「我々は、ハフリスンターリブの宿敵だ・・・!」