はふりの書   作:witoitaa

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#46 私の家族

「さあ!きえ・・・ヘーックション!消えてもらおう!」

スティストイがまず私へ手をかざす。

「ふん、無駄だ」

瞬間、後ろへテレポートして頭を殴ろうとする。

「そう来ると思ったぜ、ユーナリア!」

スティストイがしゃがむ。そこにファムスがかかる。

「おらおr、おr、おおお、おらrr、おああrおあららら」

私はあまりにも奴らが噛みまくっているので戦闘に集中できない。逆に天才だ。

ファムスは私の背中に向かって攻撃を仕掛けようとしているようだった。しかし、後ろを向いたころにはカラムが立っていた。

「父さん、一人でやるから父さんはそっちを!」

そうか、もう私は一人で戦っているわけではない。カラムはもう十分成長した。

「ありがたい、助かる」

 

「えーい、親子そろっt、そろってはんにゃくちゃ、反逆者かー」

「そうだ、ハタにはよろしく伝えておいてくれよ!」

咄嗟に前方一帯を焼き払う。

「そ、そそそそんn」

やった。相手は吹っ飛んだようだ。そこでカラムに加勢しようとするがそちらも決着はついていたようだ。

「オ・・・おう、このおべ・・・俺がこんなお嬢ちゃんに・・・ゲホッ」

「父さん、こっちも終わったわよ」

「ああ、見ての通りだな」

 

さて、私はこいつら意外に強そうな奴と言ったらやつしか知らない。しかし、あいつはここに来るのだろうか。とりあえず上に上っていることにした。あいつの思考回路からしておそらく最上階にいるだろう。

「カラム、このまま最上階まで急ぐぞ。」

「ええ、」

 

しかし、この塔にはエレベーターはないのか?すべて階段じゃないか。おそらく30階はある。さすがに足が痛い。ウェールフープで先を急ぐことにした。

 

――

 

「あ、」

ついに最上階のハタがいると思われる部屋にたどり着いた。しかし、そこには男が一人いるだけでハタはいない。

「おお、ユーナリア氏、来たんだな」

こいつはテイユ=ハフリスンターリブ、おそらくハフリスンターリブの幹部の中では最も強い。三人の幹部の一人だ。いつも私と互角で戦っていたか。

 

「おい、ハタはどこへ行った。」

テイユはどこかを向くような顔をして私から目を合わせずに答えた。

「総統にそんなに会いたいか?」

「ああ」

「ふん、ならば、私を倒して見せよ!」

テイユは私に手に気をこめてかかってきた。

「カラム、下がってろ。」

テイユはハタに続く強敵だ。ここでこいつを倒しておかないと。

まずはテイユの突進を避けた。

「さっき、総統から聞いたぞ。お前と総統の過去。」

「!」

テイユがしゃべろうとするが私はお構いなしに攻撃をする。相手の頭をめがけて槍を生成して飛ばした。槍はテイユの近くまで行った後になぜか自然消滅した。

「それを聞いて私はいろいろと失望したよ。」

「そうか、それがどうした。私には関係ないことだ。」

私は間合いに近づいて回し蹴りを行う。テイユは上にジャンプした。

「上か!」

咄嗟に上を爆破する。するとテイユは吹き飛んだ。

「やったか・・・!」

すると吹き飛んだはずのテイユが消えた。すると後ろから衝撃波が飛んできた。私は前方に飛ばされる。

「・・・!?」

「それは残像だよ、馬鹿野郎・・・私は虚像を操作できることを忘れたのか?」

「そうだったな。」

といいつつウェールフープで微粒子を飛ばす。後ろの窓ガラスがすべて割れた。

「あーあ、派手にやってくれたね。」

後ろから何かが近づいてくる。気が付くと私は体中を斬られ、血があらゆるところから吹き出ていた。

「父さん!」

痛い。痛いと感じる間もないほど痛い。ケートニアーなので数秒で傷口は消えるが。

「お、おのれ!」

何とか手を後ろに回して爆破させようとする。

「ユーナリア、お前はいったい何を思ってハフリスンターリブに来て、何を思って出ていったんだ?私にはそれが分からないんだ。」

ハフリスンターリブに来た理由、か。こいつに教えても何の意味はないんだがな。

「さあな、こっちの両親にも事情があったんじゃないか?」

「あんなFAFS家なんて名門がなぜわざわざ王国の独裁派に養子を預けようとするんだ?」

 

「はっはっは、そんなに知りたいか?」

私はもう一度ウェールフープ、今度は床を崩して足場を悪くしたので逃げられないであろう。すると攻撃はヒットし、テイユは吹き飛んだ。

「くっ・・・」

私は彼に近寄って頭をつかむ。

「それならば冥土の土産に教えてやろう」

私は目を鋭くして彼をにらんだ。

同時に当たりのウェールフーポをすべてこちらに集める。この技はかなりウェールフープを使いこなせるようにならないとできない。

「はぁ!」

テイユが反撃しようとするが当然、何も起こらない。

ゆっくりとテイユを持ち上げる。テイユが反抗して私をける。そこで私は体の一部を気体にして避けた。

「く、ユーナリア氏・・・!」

 

「最後に聞こうか。ハタはどこに行った?」

テイユが少し答えるのを躊躇うが、すこしすればすぐにため息をして話した。

「総統ならデュインに逃げたさ。xelkenの基地だ。そこでxelkenの兵器も組み合わせてあんたをつぶしに行くとか言っていた。」

逃げた?なんだ、私を捕まえるとか言っておいて自分からトンズラするなんてな。意外と腰の引けた奴だ。

「そうか。ならば、xelkenを落とせばよいことだな。」

「そうだ、私だって聞きたいことがあるさ。」

 

私がハフリスンターリブに入った理由だろうか?仕方ない。こいつはあと数秒で死ぬんだから教えたやるか。

「私がハタと5歳差というのは真っ赤な嘘だ。本当はすでに1000年は生きている。」

テイユは驚いた。

「!?」

少しずつ手に力を込めた。

「だ、だから・・・どうしたんだ・・・貴様の実年齢とハフリスンターリブに来たきっかけに何の関係がある?」

「ここに来たのは・・・両親の事情ではない。私の意思で来たんだ。」

「な、じゃあなぜそんなことを」

彼がすべて言い終わる前に頭をつかんでいた手に溜めていた力を全て開放して頭を爆破させた。

「すばらしい『兄弟』が・・・欲しかったんだよね。それでハフリスンターリブに潜り込んだんだが、ハタはそういうやつではなかった。」

そうだ、私はあそこを飛び出してちょっとみんなと会話を交わすことによってはるかによい家族を得られた。

「かわりに、ツァピウルという妻と、カラムという娘と、リファンという友人ができた。それで十分だ。」

最後の最も重要なことを言ったがその時にはすでにテイユの頭は飛び散っていた。こんな殺戮を行っている私もきっと地獄へ行くのだろう。

さて、あとはハタだ。ハタはデュインに行ったらしい。ならば地獄の底まで追いつめて殺すのみ。心配はいらない。ウェールフープ兵器を使ってくるとはいえその頃にはラネーメ公営地下鉄の兵器がある。

戦いはこれからだ。ここまで来たのはいいがまだ元凶であるハタを殺せていない。ハタを殺さないとこの戦いは終わらない。

「ツァピウルの敵は私が必ず取る」

 

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