私は立ち上がろうとするがさっきの傷のせいで少しふらつく。
するとカラムが駆け寄ってくる。
「だ、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ、問題ない。」
すると下の方でものすごい音がした。床が一瞬揺れる。
「え!?」
ゴゴゴゴゴと、何かが近づいてくる。だんだん床が沈んでいるようにも感じる。すると車両が出てきた。きれいな直方体だ。そして中から一人の男が出てきた。
「おう、ラヴヌトラート。無事だったか。」
どうやらリファンのようだ。下にいた雑魚たちをすべて焼き払ったらしい。体中に傷がうかがえる。
「お、おい、リファン。大丈夫か?」
私は体を動かそうとするがこちらもふらつく。
「おいおい、お前こそ、いやお前のほうがやばそうだぞ?とりあえず横になってろ。」
とりあえず三人で座ってお互いに起こったことを話すことにした。
「はあ、とりあえず落ち着いたか。まずはリファン。なにかあったか?」
「えーっと、まずは一階から列車を上らせつつ雑魚たちを殺していったかな。ただ、その中でかなり有益な奴がいた。」
「・・・え?」
「そいつによると、あのイザルタシーナリアの時のシャスティ達は生きているっていうんだ」
「何を言っているんだ。全員再教育してxelkenにし上層部は殺したんだろう?」
「それなんだが・・・どうやら上層部の話らしい。」
「何?」
リファンは頭を抱えながら話した。
「世間的には打ち首ってことになっているが・・・」
「なっているが?」
「よく考えればおかしいんだ。」
「え?なにが?」
「なぜxelkenが打ち首なんて原始的な方法で処刑をするのか・・・聞けば処刑の時にはただ縄で縛るだけらしい。」
そんな甘い処刑があるのだろうか。
「光るメシェーラのウェールフープ縄を切って、ナイフを取り出して落ちてくる刃を受け止めてあとは一人で殺しまくって逃げる・・・そういったこともできるはずなんだ。」
「しかし、なぜそうなるんだ?そいつの言っていることは本当なのか?」
「さあ、それは分からない。実はもっと徹底されているかもしれない。」
「・・・だよな。」
なんだというような感じでため息をつく。
「まあ、こっちで起こったのはそれくらいだ。そっちはどうだ?」
「とりあえず、ハタの右腕であるテイユ=ハフリスンターリブ、そのほかの幹部たちは皆殺しにしたつもりだが、ハタだけはデュインに逃げたらしい。」
「え、っていうかデュインってどこだ?」
「あれ、知らないか?」
そうか。xelkenだけが使っている土地だから知らないのか。
「デュインっていうのはxelkenが見つけた新大陸だよ。新しい領土としてxelkenが私用している。主に拉致った人間を収容したりとかだな。」
「そうか、きみは元xelkenだもんな」
「ん?何の話だ?」
「いや、なんでもない。」
「カラム、何か見たか?」
「いえ、なにも」
しばらくあたりが静かになるがそこにリファンが何かを思い出すように喋った。
「あ、そういえば、この塔は後数秒で吹き飛ぶようにしておいたぞ」
「な、なんだと!?」
私とカラムがほぼ同時に叫ぶ。そういえばそうするしかないか。ここにハフリスンターリブが近寄ったりすると面倒だ。
「そ、そうか、とりあえず、逃げるぞ!」
私は急いで階段を降りようとした。
「いやいや、ラヴヌトラート。そんなことしなくてもだな・・・」
ピッ
「え、」
すると突然あたりが閃光に包まれた。