”見つけたぞ。ターフ・ラヴヌトラート。”
その大軍からは古リパラインが聞こえた。よく見ると見覚えのある旗を掲げている。
“貴様らは・・・xelken.valtoalで間違いないな?”
“とぼけるな。ラメスト遠征の後、貴様の戦友、エリと共に基地の休憩所にぶち込んでおいたはずだが突然隣に寝ていた王国の女と共にウェールフープで逃げたらしいな。すべてエリが話してくれたぞ。”
エリ?何の話だ?
“そこにいるのは王国の小娘と・・・ん?ラネーメ公営地下鉄?”
“黙れxelken!私の名前はラネーメ公営地下鉄ではなくアレス・ラネーメ・リファンだ!”
“何?リファーリンではなかったのか?”
“リファンだっつってんだろ!”
リファンは激怒した。しかし奴らは何者だ?何故私の名前を知っていて何故私に突っかかってくる?エリって誰だ?
すると、脳裏から何かが浮かび上がってきた。私はxelken.valtoalの勇敢な戦士。古リパラインの復活の為に生まれてきた。このファイクレオネに古リパラインを戻す。武力を持って古リパライン語を!
「おい、ラヴヌトラート、どうした?」
「お父さん?どうしたの?奴らと知り合いなの?」
ラネーメ公営地下鉄の社長?それと・・・なんだこの小娘の声は?
今度は一人の女性が浮かび上がってくる。そこにいた小娘と顔はよく似ている。が、小娘よりは成長している。
するとその女性は話し始めた。
“:@:/[@.[e@.@え@え;@[;@[4@;.\/?”
何を話しているのかわからない。ユーゴック語か?
“ラヴヌトラート、次の戦いが決まったぞ”
“ラヴヌトラート、よくやったな。昇格だ。”
「ガルタ、婚姻を・・・」
「私はただの・・・ラネーメ公営地下鉄の、社長だよ」
「革命をせよ!」
様々な人間が私に向かって問いかけている。彼らは確かにどこかで見た気がするのだがどうも記憶がぼんやりとしている。すると、またさっきの女性の顔が浮かんだ。
・・・ツァピウル?
――
「!?」
“目を覚ましたか、ラヴヌトラート。”
「・・・え?」
“どうした?私だ。xelken tarf eliだ。”
「いや、なんだお前・・・シェルケン?」
“ん?そうだ、シェルケンだ。お前はかつて私と共に奴らに我らの誇りを伝えるために戦っていた戦友だ。”
何を言っているんだろう。ここはどこだ?確か私はデュインに来て・・・
“あれ?おい、研究者チーム。再教育を本当に施したんだろうな?”
“ええ、エリ様。指示された通り。xelkenで戦っていたころの記憶をそっくりそのまま・・・”
「な!?シェルケン!?」
なんてことだ。捕えられてしまった。
“仕方ない。お前ら、もう一度あの装置にかけるんだ。”
“了解。”
「あ、おい、何をする!」
咄嗟に私が寝ていたベッドを爆破させて立ち上がり廊下を走って逃げる。そして突き当りで窓ガラスを見つけたので割ることにした。
「よし、外に出られる!」
“あ、ラヴヌトラートさん!どこに行かれるんですか!”
窓から飛び降りた。
「は・・・高層ビル?」
窓から出ると私は空に跳んでいた。
「っとぉ」
何もなかったので着地する。
一体ここはどこなのだろう。確かハタを追ってデュインに来たはず。カラムとリファンはどこだ?
そういえば大軍に囲まれたところまでしか記憶がない。
「まさか・・・二人とも私のようにxelkenに捕らわれたか?」
そう思ってさっき飛び降りてきた基地の壁に穴を開けて侵入する。
“は・・・ラヴヌトラート!?”
すると偶然、ある男がそこにいた。
“悪いな、俺は急いでいるんだ。俺が連れてきていた女の子一人と変な社長はどこだ?”
“・・・貴様が連れてきていた例の二人ならば一人は取り逃がして一人は無事捕えたはずだ。”
カラムか?まずい、再教育される前に助けに行かないと。
しかし、この基地のどこに牢屋があるのかわからない。そこでデパート感覚で案内図を探す。そう思って私は走り去ろうとした。
「うわっ」
“馬鹿め、ラヴヌトラート。そう簡単に逃がすか”
“さっきのおっさん・・・お前誰なんだ?”
“xelken.skarna。xelken.valtoalの第二番隊隊長だ。”
“ほう、ずいぶんと簡単に所属をばらしてくれるじゃねえか。”
“私の誇りだからな。”
“ならばいいさ、こちらもあんまり時間はない。今は貴様の相手をしている場合ではないんだ。”
“いや、逃がさん。Tarf.lavnutlart!”
Tarf?俺はFAFSのはずだが。
“仕方ないな・・・!”
私はとりあえず立ち止まってじっくりと相手をして倒してから進むことにした。
“ならば、教えてやろう。FAFS.lavnutlart、ADLPの者だ!”
“・・・は?嘘をつけ。貴様のどこにあのFAFS家の血筋があるというのだ!しかもfaliraがついていないなんて・・・貴様はTarfだ!”
“おいおい、Tarfという固有名詞は罵倒に使うものじゃねえぞiska”
“なんだと?”
私は走り、相手にウェールフープを纏ってスカーナを殴りにかかる。
「むん!」
“とうっ”
スカーナは避けた。
“まだまだだな。”
私は手をかざして叫ぶ。
“xelkenの糞野郎が!”
手からビームを放った。その閃光はそのまま真っ直ぐ前に進んでいきスカーナにぶち当たりビルを突き抜けた。
“FAFSの力、見たか!”
“なんだ、今の爆発音は!?”
“おっとっと”
剣を生成する。
“来るぞ!”
“駄目だ駄目だ!スカーナさんを吹き飛ばしたんだ!俺らに勝てるわけがない、逃げろ!”
「無駄だな」
剣を一振り。すると前方が一気に斬れた。
“うわあああああああああああああ”
相手は吹っ飛んだり、体が真っ二つになったり。
“くそ・・・ラヴヌトラート氏め!いつの間にここまでの力を!?”
私が斬った方向から機械が爆発する音が聞こえた。
「何かサーバールームにでもぶち当たったか?」
そう思いつつ案内図を探した。
「ここにはないな・・・」
そう考えてはっと後ろを向くとプレートがあった。そこにはたしかに見取り図があった。
「え、本当に地図があったんだ。何だこの基地。」
早速牢屋に直行した。