ハタはにやっとした。
「連邦の邪魔が入って・・・しかもそこの女のおかげで命拾いしたな。反逆者。」
「命拾いではない。助けられたんだ・・・貴様にはそんなことは絶対ないだろうな!」
私は体内にあるウェールフーポを活発化させた。
「私が1000年かけて鍛えてきたウェールフープ技術。貴様を倒すために全力で使う!」
「はっはっは、貴様は馬鹿だな。そういう強大な力を他人のために使うとはな」
体の中からバチバチと音がする。
「ツァピウル、カラム、下がっているんだ。」
「ラヴヌトラートさん、私も戦います。」
私は後ろを向いた。
「もう一度言う。下がっているんだ。」
ツァピウルは私に詰め寄ろうとする足を止めた。
「・・・はい」
「ずいぶんと余裕だな!」
ハタは巨大な拳を私に当てに来た。私は気づくのが少し遅く。ぎりぎりのところで剣を生成して受け止めた。
するとものすごい轟音がなる。地面は少し凹み、衝撃波が飛ぶ。ツァピウル達は大丈夫だろうか?まあ社長がいれば大丈夫だろう。
「よそ見をしている暇などないぞ」
ハタは今度は拳を固定させながら手刀のように手を振り払った。
私は少し後ろに飛んだ。するとハタはツァピウルとカラムの方向を向いた。
「足手まといならば二人もいる!」
そんな・・・まさか!
「ツァピウル、カラム!逃げろ!」
駄目だ。間に合わない。
「ウグァアア!」
なんだ?何が起こっている。
ハタが血を流していた。
「父さん、私たちが何の戦力にならないとでも?」
「カラム、あなた強くなったのね。」
ツァピウルとカラムは二人して刀を構えていた。
「ハタ、もうさっきみたいに調子を取り乱したりしないさ」
「ち、ならば仕方がない。正々堂々、貴様を殺しにかかろう」
ハタは私の後ろにテレポートした。気が付けば頭がない。目も潰されたらしく何も見えない。
「!?」
「死ぬがよい。」
そのあと体に猛烈な斬撃を感じることができた。
見えないが体中から血をふいていたと思われる。
「今度こそ!」
すると目が復活して見えるようになってきた。ハタの追撃を察知してすぐに避ける。
ハタは私を後ろから殴って吹き飛ばそうとしていたようだ。あいにく私は避けたのでハタの周りは土ぼこりが立った。
「今度こそ目をつぶしてやるさ」
そろそろこちらからも攻撃を仕掛けよう。私は手を振り払った。
「当たらん!」
ならば、と思い両手を合掌する。
すると周りの地面がせり上がり爆発した。
「な・・・」
「とどめはこれだ」
私は爆炎に近づいて当たりの酸素を一気に抜く。すると炎はすべて消えた。中にはハタが喉を押さえて確かに倒れていた。