はふりの書   作:witoitaa

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#54 足手まとい

ハタはにやっとした。

「連邦の邪魔が入って・・・しかもそこの女のおかげで命拾いしたな。反逆者。」

「命拾いではない。助けられたんだ・・・貴様にはそんなことは絶対ないだろうな!」

私は体内にあるウェールフーポを活発化させた。

「私が1000年かけて鍛えてきたウェールフープ技術。貴様を倒すために全力で使う!」

「はっはっは、貴様は馬鹿だな。そういう強大な力を他人のために使うとはな」

体の中からバチバチと音がする。

「ツァピウル、カラム、下がっているんだ。」

「ラヴヌトラートさん、私も戦います。」

私は後ろを向いた。

「もう一度言う。下がっているんだ。」

ツァピウルは私に詰め寄ろうとする足を止めた。

「・・・はい」

「ずいぶんと余裕だな!」

ハタは巨大な拳を私に当てに来た。私は気づくのが少し遅く。ぎりぎりのところで剣を生成して受け止めた。

するとものすごい轟音がなる。地面は少し凹み、衝撃波が飛ぶ。ツァピウル達は大丈夫だろうか?まあ社長がいれば大丈夫だろう。

「よそ見をしている暇などないぞ」

ハタは今度は拳を固定させながら手刀のように手を振り払った。

私は少し後ろに飛んだ。するとハタはツァピウルとカラムの方向を向いた。

「足手まといならば二人もいる!」

そんな・・・まさか!

「ツァピウル、カラム!逃げろ!」

駄目だ。間に合わない。

 

「ウグァアア!」

なんだ?何が起こっている。

ハタが血を流していた。

 

「父さん、私たちが何の戦力にならないとでも?」

「カラム、あなた強くなったのね。」

ツァピウルとカラムは二人して刀を構えていた。

「ハタ、もうさっきみたいに調子を取り乱したりしないさ」

「ち、ならば仕方がない。正々堂々、貴様を殺しにかかろう」

 

ハタは私の後ろにテレポートした。気が付けば頭がない。目も潰されたらしく何も見えない。

「!?」

「死ぬがよい。」

そのあと体に猛烈な斬撃を感じることができた。

見えないが体中から血をふいていたと思われる。

「今度こそ!」

すると目が復活して見えるようになってきた。ハタの追撃を察知してすぐに避ける。

ハタは私を後ろから殴って吹き飛ばそうとしていたようだ。あいにく私は避けたのでハタの周りは土ぼこりが立った。

「今度こそ目をつぶしてやるさ」

そろそろこちらからも攻撃を仕掛けよう。私は手を振り払った。

「当たらん!」

 

ならば、と思い両手を合掌する。

すると周りの地面がせり上がり爆発した。

「な・・・」

 

「とどめはこれだ」

私は爆炎に近づいて当たりの酸素を一気に抜く。すると炎はすべて消えた。中にはハタが喉を押さえて確かに倒れていた。

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