はふりの書   作:witoitaa

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#61 ラネーメの街「パルソガ」

四人はビルを出た。

「私がここパルソガにラネーメ公営地下鉄本社を構えてから、この町は私と共に発展してきた。この道だって、あそこにあるデパートだって、ウチの会社が資金を一部提供したのさ!」

ユエスレオネ連邦自体は最近できたため、この街自体もここ数年でできたものである。なので全体的に計画的に都市開発が為されており、碁盤の目の都市でさえもあるようだ。土地によっては全く開拓されず岩盤のみのところもあるがここパルソガはそうはならなかった。

「この、ラネーメ公営地下鉄本社ビルは南北に中央パルソガ通り(sysit Palcoga’d vediet)とヴェラード・ヴェディエート、東西にズュラータド・ヴェディエートとパンクァド・ヴェーディエートに挟まれた土地に建っているんだ。この正面玄関に通じているこの通りが中央パルソガ通りだ。」

なにやらリファンによる町案内が始まった。

「そしてあの交差点を曲がったところにある通りがズュラータド・ヴェディエートでそこから南に下がると商店街だ。」

リファンは歩き始めた。

「あれ、バスとか車とか使わないのか?」

「あ?そんなもの使ったら町をちゃんと観光できないだろうが」

私とツァピウルとカラムは彼の後をついていった。

すると、ツァピウルのお腹から虫の音が聞こえた。

「はっ////すいません・・・」

「お腹が減っているのかい姉ちゃん。商店街に入ればそんな音出していられなくなるよ」

「やめてやれよリファン、女の子だぞ」

「おっと、これは失礼」

交差点に差し掛かり商店街に入った。

「これが第一ズュラータド・ヴェディエート商店街だ。おもに食べ物が多い。」

するといきなりどこからか味噌汁のようなにおいがしてきた。

「この町にはラネーメ人が多く住んでいるからね、ラネーメ人の米と主食としたご飯がほとんどを占めるのさ」

なるほど、王国民の彼女らにピッタリだ。さっそく昼ご飯をどこで食べようか決めることにした。カラムがそばを食べたいというので蕎麦屋に入った。

「まさかユエスレオネに来てそばを食べることになるとは思いませんでした!」

ツァピウルがこちらに向かって笑って話す。本当に生きていてよかった。あの時の私は本当にどうかなりそうだった。

 

ツァピウルの死がハタに告げられたあと、私は自らも命を絶ってツァピウルにあの世で会いに行こうとしたものだ。結局、私は彼女を自らの力だけで守ることはできなかった。が、今になって後悔はしない。リファンがいる、カラムがいる。それで助けられたという結果を得たほうがよっぽど嬉しいんだということに気付かされた。

するとカラムが口にそばを含んだままくしゃみをしてしまいリファンの顔に思いっきりかけてしまった。

「あ・・・ごめんなさい社長さん」

「いや、いいんだ。カラムちゃん」

カラムよ、お前はもう少し女の子としての自覚を持った方がいい。

 

「よし、腹ごしらえも済んだし、次はどこに行こうかな。」

「あんまり今からうごくと今夜騒げないからな。」

ふとツァピウルを見るとツァピウルは股を押さえて顔を赤くしていた。

「!?ツァピウルどうした?」

「お、お、おしっこ・・・」

「大丈夫だ姉ちゃん。この商店街を歩いているラネーメ人は『尿も便も肥料になる』と昔から言っていてその辺の草に平気でしt」

「おいやめろ」

とりあえずコンビニがあったのでツァピウルはそこに駆け込んだ。

 

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