スターフォックスFree実況プレイ 帝国設立縛り   作:竹製手桶

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【前回までのあらすじ】
スターウルフとお別れしたメイ・イルード!次会うときはおそらく本編開始後!
アルジーを保護したメイ・イルード!現状メテオライトの全メンバーより乗り物の適性が高い。



11.目撃者はいなかった。いいね?

 

皆さんこんにちは。今回はアルジーを保護したところから始まります。

 

ネームドキャラを永続的にチームへ加入させるためには特定の条件を満たした上で特殊任務をクリアする必要があります。

例を出した方が分かりやすいですね。以前お話したアンドルフの孫、アッシュ君の場合は『コーネリア軍に所属している』『アッシュからの好感度が一定以上』『特殊任務:アッシュ出陣!を任務完了でクリア』です。

 

大体は条件を満たすうちに加入に必要な特殊任務の発生条件が埋まります。アッシュ君の場合は好感度がトリガーとなっていますが、その好感度のラインは加入に必要なラインとほぼ同じです。

 

アルジーの加入条件は何一つ分かりません。えぇ……(困惑)

そもそも会う時点で難しい上、大体の場合スターウルフに所属してるので引っこ抜くのも困難。彼を加入させる旨味も薄いですしね。安定した操縦スキルを持つフェイと切り込み隊長向きのミュウが優秀過ぎる。検証班の到着が待たれます。

 

しかし、途中で抜けるとしても彼の存在は有り難い。空中戦適性と地上戦適性がどんぐりの背くらべ状態のメテオライトの中では抜群に使いやすいです。他の連中に問題があり過ぎるだけとも言いますが。

 

「こんなところに閉じ込めて、オレさまをどうする気だ!」

「どうするもこうするも、砂漠で干からびるよりはここで過ごす方がマシなんじゃないかなって」

 

彼の部屋(暫定)が倉庫なのは部屋数が足りなかったからです。言葉だけ聞けば紛う事なき捕虜なんだよなぁ……。

取り敢えず何故あそこにいたのか事情を聞きますが、好感度が地の底を這っているせいでめちゃくちゃ警戒されています。彼自身、マイナススキル『疑心暗鬼』によって好感度を上げた相手でも必ず疑ってかかるところがありますので仕方ない。

 

メイ達の拠点を案内している間は倍速。母艦と言ってもそんなに大きくありません。大きければ大きいほど維持費がかかるので、序盤はなるべくコンパクトな母艦がベストです。

降下用ヘリ兼戦闘機が1基あるだけの格納庫、ベッドと小さいロッカーがミチミチに設置された狭い私室、あとは武器庫と化した整備室と食堂を案内して終わりです。

(グレードフォックスみたいなカッコよさは)ないです。何なら一番プライベートスペースの広さが保証されてるのは倉庫住まい(仮)のアルジーなまである。

 

「何だよここ。奴隷船か?」

「お金が貯まったら良いのに買い換える予定だけどね」

「…………道のり遠すぎねぇか」

 

奴隷船呼ばわりには草。最低限の設備が揃ってて一番お手頃価格の母艦だからね、仕方ないね。我々は白兵戦特化チームなので降下用ヘリ1基で済んでますが、これが空中戦もしくは地上戦主体のチームで戦闘機や戦車を自前で揃える場合、格納庫がもっと広い母艦を使う必要があります。グレードフォックスが如何に優れた母艦かお分かりでしょう。80年ローンを組まれただけあります。

初期の設備投資が結構安いのが白兵戦特化チームの良いところのひとつです。完璧な戦略だ、進んでくると白兵戦が通用しなくなるという事実を除けばな。

 

何故か好感度が上がった気がするアルジーと彼への初期好感度が異様に高い主人公は置いといて、次の任務を受注します。

空中戦主体となる任務は真っ先に除外します。4人中3人が適性星2以下(推定)のチームを戦闘機に乗せたら墜落不可避です。絶対に止めましょう。

一番良いのは重要施設内の情報を抜き取ってくる等の隠密系任務です。ペパー将軍確保戦の練習だと思って受けましょう。

次点で地上戦の支援系任務。戦闘機がビュンビュン飛び交うところだと厳しいですが、戦車がドンパチやっている場所だと戦死者や物資の回収などそれなりにやれるところはあるからです。それも無ければ哨戒任務を受けましょう。

 

さて、一宿一飯の恩義を先払いしてもらいましょう。ちょうどマクベスにあるコーネリア軍の基地から情報盗ってこいというミッションがあったので受注、アルジーが編成可能だったので降下用ヘリの運転を頼みます。ちょっと考え込まれましたが光線銃(ブラスター)をカチカチしたら頷いてくれました。

 

アルジーが編成出来ない場合、チームメイトのひとりは必ず母艦で待機させます。そうしないと乗っ取られます(一敗)

狡猾さは宇宙一と公式プロフィールで言われるほどなのでそれくらいのことはしやがります。過去にスターウルフ所属の彼を捕らえて母艦に乗せていたところ、ちょっと席を外した間に制御権を乗っ取られて悠々帰還されました。コツコツ強化していった母艦を持ってかれた恨みは忘れねぇぞ(憤怒)

 

 

現地に着いたので降下用ヘリに乗り込みます。アルジーが変な運転したらすぐ対処出来るように雄鶏(チキ)を操作サポートの名目で残し、母艦には雄馬(マー)をナビゲーター役として配置してあります。

 

目的地である小さな基地の場所をレーダーマップで確認したら、離れたところで降下。周囲を警戒しながら基地に侵入します。

 

あ、やべ。哨戒班に見つかったので基地内にいる奴()()殺ります。

ここで躊躇うと他の基地からも増援を呼ばれるのでさっさと殺った方が早いです。躊躇うな、いざってときには迷わず行動しろってウルフ親分も言ってたし。

 

この世界のモブは進めば進むほど白兵戦が弱くなり、空中戦や地上戦に強くなる傾向があります。ちゃんとした検証は出来ていませんが、これはモブのステータスに上限値が決まっているためかと思います。

その中でも白兵戦の上限値は空中戦や地上戦のものよりも比較的低く、白兵戦に限れば適性が星4あれば終盤まで結構押し切れます。無理な相手が出てきたら素早さを利用して逃げれば大体のステージはクリア出来ます。

ウルフやフォックスのようなフィジカルつよつよのネームドが敵として来ないことを祈りましょう。

 

 

逃げる奴はコーネリア軍だ! 逃げない奴はよく訓練されたコーネリア軍だ!

基地内の敵は全員この世からいなくなったので目撃者ゼロ、ヨシ!

 

 

「今日はやんちゃな気分なのね、メイちゃん?」

「オレ達のことがバレる前にトンズラこいちまおう。さっさと資料室に向かってくれ」

 

哨戒班の装備や弾薬を奪うことも考えましたが、売買の過程で足がつくと面倒なんですよね。

チームで使っている銃を管理してる雄牛(カトル)にも確認を取りましたが、我々が愛用する銃に使い回せるような弾薬は無く、売り捌くしかないとのこと。お金は欲しいけど母艦で移動中に襲われたりしたら秒で死ぬので今回は見送り。目的の機密ファイルだけ貰っていきます。

あとは合流地点へ向かい、帰還。任務の条件に非ターゲットキルは入ってないので任務完了です。やったぜ。

 

「目撃者は全員始末したからあたし達の情報は漏れないはず。これならアンドルフ様もお喜びになるよね」

「……ハァ、少しは躊躇え。我々は殺戮を楽しむために来た訳じゃないことを忘れるな」

「ヘリで待機で良かったぜ。現地にいたら断末魔で頭がおかしくなりそうだ」

「今日活躍したかわい子ちゃん達を労ってあげなきゃ。後で整備室に持ってきてちょうだい」

「なぁ、コイツはいつもこんな感じなのか?おい、誰か答えろよ」

 

アルジーにもちゃんと報酬を渡します。流石空中戦適性星4、雄鶏(チキ)よりも遥かに安定した空の旅でした。チームに入ってくれると助かるけど、加入条件が分からない以上贅沢は言えません。

 

彼を参加させたりさせなかったりしながら任務をこなしていくところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 




「こちらマー・サラブレッド。チキ・ブロウ、応答せよ。」
「こちらチキ・ブロウ。どうしたリーダー。まだ作戦は始まったばかりだぜ? 俺達ぁ待機場所で暇してるところだ」

雄鶏(チキ)は操縦席に持ち込んでいた乾パンを食べながら通信に答える。
彼は実のところ、メイがリーダーの座を雄馬(マー)から奪い取ったことに納得していない。マーが何かやったのかとは思ってはいるが、それでも彼への信頼は自称新リーダーへのものよりも勝っていた。それこそ、裏切りを示唆するような行為を黙認するくらいには。

「アルジーはいるか?」
「いるぜぇ。代わるか?」
「頼む」

程なくして通信が再開される。

「アルジーだ。オレさまに何の用だ?」
「聞きたいことがある。覚えがなければ、それはそれで構わない。……ピグマ・デンガーという名前に心当たりはあるか?」

パチパチとアルジーは大きな瞳を瞬かせた。仕事仲間の名前をこんなところで聞くとは思っていなかったからだ。

「そう警戒しなくていい。彼と俺は……。友人とまではいかないな。だが、それなりに良い付き合いをしている」
「へぇ……。それが何だって言うんだ?」
「彼は最近、()()()()()を犯してね。キツネに化かされた、とでも言っておこう。それを挽回するために知恵を絞っているところだ」
「それとコレが何の関係がある?」
「アンドルフ陛下を皇帝にするには、盤石な支配体制とそれを支える人材が必要不可欠。その選別に君の力を借りたいということだ。例えば、メイ・イルードをどうするか」

一息入れて、雄馬(マー)は続ける。雄鶏(チキ)は会話の邪魔をしないことに徹していた。

「彼女は陛下の甥、アンドリュー・オイッコニーと深い関わりがある。少なくとも、彼が戦火に飛び込む理由のひとつになる程度にはな。俺としては皇帝陛下に傅かない雌猿など処分するほかないと思うが、ピグマはもう少し状況を見るべきだと言っている。愚か者を御しやすくする餌を手放すのは惜しい、とも言っていた」
「………………」

アルジーは思案する。如何にしてこの状況から自分の利益を引っ張り出すか。自らの立場をどこに固定するか。誰の味方をするのが一番利益を齎すかを勘定する。

「二週間もすれば彼女の人柄も分かるだろう。そのときに君の見解を教えてくれ。大丈夫だ。ちゃんと報酬は用意するし、その間にメイ・イルードが君を傷つけないことは保障する」
「ケッ。実質一択じゃねぇか。ここでオレさまが断ったら適当な理由をつけて堕とす気だろ?」
「ハハッ、流石ピグマの友人だ。よく分かっている」

副操縦士、もとい雄鶏(チキ)が懐の光線銃(ブラスター)の引き金をいつでも引けるようにしていることなど、アルジーにはお見通しだ。この提案を断ったらそれが頭を撃ち抜くことは容易に想像出来る。ひとまずはこのお願いに頷いておくのが良いだろうと判断した。白兵戦だけで生き延びてきた部隊に素手で喧嘩を売って勝てるなどと、アルジーは思っていない。

とはいえ、メイ・イルードと雄牛(カトル・ホルスター)から(小規模とはいえ)基地にいた兵士を全員殺してきたと報告されたときは内心白目を向いた。しかもメイはそれに罪悪感や高揚を全く感じていないようだった。強いて言うなら作戦の邪魔になる瓦礫などを退けましたのニュアンスに近い気がした。

こんな気狂いを生かすか殺すか判断しないといけないとは、ピグマや雄馬(マー)は大変だと他人事のように思った。
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