スターフォックスFree実況プレイ 帝国設立縛り 作:竹製手桶
【前回までのあらすじ】
前線基地制圧戦を制したメイ・イルード! やはり暴力……!暴力は全てを解決する!
アルジーを仲間にしたメイ・イルード! 役職は専属操縦士!
皆さんこんにちは。今回はマクベスにて装備を調達するところから始まります。
理由は64本編がもうすぐ始まるからです。これはペパー将軍を掻っ攫う作戦が近いということを意味しています。直近とまでは行きませんが、スターフォックスがフィチナやカタリナ等、ある程度コーネリアから離れたタイミングで誘拐するため残された時間はそう多くありません。
なお、ペパー将軍は常に最新鋭の装備に身を包んだ護衛を連れています。モブとはいえ、下手な装備で挑むと返り討ちになります(五敗)
ですので最低限必要な装備はこの時点で獲得しておかなければいけません。腰を据えて装備を変えられる機会は少ないので、最低限必要な装備はこの時点で入手するか注文しておきます。
という訳でステルススーツを4つ、救援要請を妨害出来る電波ジャマー、ぶつけた相手を確定で気絶させられる麻酔玉。これらは必須になるので今のうちに購入しておきます。しました(事後報告)
アイテム管理をガバったせいで持ち運べる重量を超過しましたが、アンドリューが一部を持ってくれました。優しい。スターフォックス側にいると彼は差別主義者なところが強調されますが、同族に対しては割と親切なんですよね。
手に入れた装備は出番が来るまで大事にしまっておきましょう。
当初の予定よりも資金に余裕があるので母艦を新調し、アルジー用の戦闘機か戦車を1基用意したいところ。優先度は低いですが、能動的に乗っかり攻撃を開始出来るメリットは大きいです。
うーん、今出てる母艦のリストを見ても条件に合うものはなかなか見つかりません。もう奴隷船のままでいいかな……。
「何か探しているのか?」
「新しい母艦。新メンバーが入ったから部屋が足りなくてさ」
「そうか。……メテオライトは今何人いる?」
「あたし含めて5人。これ以上は増やさないよ」
「ならちょうどいい。先日、我々に歯向かってきた愚か者共から宇宙船を奪ってきたところだ。売れば金になりそうだとピグマが言っていたから解体はまだされていない筈だが、見てみるか?」
見る見る(食い気味)
このようなイベント経由で手に入る母艦は特殊な機能を持っていたり、お値段の割に高性能だったりします。アンドリューはこういったイベントをあまり起こさないキャラですが、スリッピーと友人になると発明品を譲渡されるイベントがよく発生します。気が狂いそうなほど高性能なんですよね、スリッピーの発明品は。アーウィンの余剰パーツでブルーマリン作った腕は伊達じゃない。
「その船に名前あったりする?」
「『ツングースカ』だ。格納庫は狭いが、銃火器の収納庫はやたら広いのが特徴だ」
「へぇ。爆発物とかたくさんあったり?」
「あったな。元乗組員の奴等は我々に勝てないと見るや、時限爆弾を仕掛けて逃げようとした。爆弾の解体には私も付き合わされたぞ。ピグマやレオンは楽しそうだったが……」
「デンガーさん、そういうの好きなの?」
「爆弾を解体した後に金の勘定を始めたから、高く売れる部品でも見つけたんじゃないか」
ツングースカ! まさかのツングースカじゃないか!
この母艦はランダムで発生する特殊任務『ツングースカ爆発阻止作戦』を任務完了でクリアすると貰えるものです。任務終了だと自爆して爆発四散します。
自爆を阻止するには乗組員を皆殺しにするか、速攻で爆弾を解体しなければなりません。その難易度に対して報酬のコレがあまりにもしょぼいと評判です。
というのも、アンドリューが話した通りこの母艦は全体の大きさの割に戦闘機の格納庫が馬鹿みたいに狭いんです。アーウィンで言うとギチギチに詰めても2台しか入らないと説明すればその狭さはお分かりでしょう。
その代わり銃火器や爆発物の収納庫が他の母艦の倍以上あり、私室はもちろん銃を製造するための工房があります。何でや(困惑)
本作は白兵戦でドンパチやるより戦闘機や戦車で掃射する方が強い世界なので、いくら銃火器の収納庫が広くても無意味なんですね。ペパー将軍確保戦のようなケースは除きますが。
通常なら解体したり売り払って金策にするところですが、メテオライトからすれば好都合。チームの中でパイロットは
「分かった。ピグマには私から話を通しておこう。先に言っておくが、値引きには期待するな」
おかのした。提示された金額を確認、ヨシ!
ギリギリですが予算内なのでお買上げです。納品日などを決めるためピグマの連絡先もゲットしました。やったぜ。
おっと、資金がガクッと減ったのと任務続きでギリギリだったのが重なり、メイのストレスが天元突破。一番近くにいたアンドリューに弱音を吐きましたが……、流石幼馴染。パーフェクトコミュニケーションで見事に立ち直らせました。
アンドリューは何気に素の知力と洞察力がそこそこあります。ですので親しい間柄に限りますが、このようにTRPGで言う精神分析が可能です。幼馴染ルートだと彼を利用することで精神的に安定したプレイが可能なんですね。
彼自身もアンドルフという太い精神的支柱があるので非常に発狂しにくいです。大虐殺の主犯になっても精神デバフを受けずに熟睡出来るレベルです。アンドルフ生存ルートにおいては作中屈指の強靭なメンタルを誇ります。
裏を返せば、アンドルフ死亡ルートではメンタルガッタガタになるんですけどね。そら(偉大な功績を立てまくった身内が殺されれば)そうよ。
アンドリューとは円満に別れ、ピグマにコンタクトを取ります。彼はスターウルフの任務で獲得したアイテムを売買する際の窓口となっています。
「ちゃんと挨拶すんのは初めてやなぁ? ワテはピグマ・デンガー。アンドリュー坊ちゃんから話は聞いとるで」
「こんにちは、デンガーさん。あたしはメイ・イルード。歩兵部隊メテオライトのリーダーです。早速商談を始めましょうか」
「話が早くて助かるわ。……それと、あんさん本当にその船で活動しとったんか」
「安いし機能的だったので。でも最近手狭になったから買い替えようと」
「ほーん……。ならこの金額でどうや?」
ん? アンドリューから聞いた額より少ない気が……。
ピグマとのコミュニケーションは難しいです。何たって、色々化け物レベルのジェームズとスキル『危機察知』で直感が鋭いペッピーの二人に裏切る兆候すら感じさせることなく裏切りを決行出来た男です。見えないだけで実は舌が三枚ぐらいあるのかもしれない。それくらい厄介です。
なので彼には小細工を使わない方がいいです。下手に欲を出すとしゃぶり尽くされて終わります。率直に聞きましょう。
「アン……、ごほん。オイッコニーさんから聞いた金額とは異なりますが」
「先行投資って奴や。ワテもあんさんらと
「……そうですね。あたし達も
この台詞は、ピグマ経由でアンドルフにメテオライトの情報が流れている可能性がありますね。利用価値が高いと判断したか、御しやすいと思われたか。あと元リーダー、ピグマと関わりあったんかい。
どっちにせようま味です。金はいくらあっても困りませんし、彼経由でアンドルフに情報が伝われば将軍誘拐の手駒になる可能性が高まります。有難く申し出を受けましょう。
■
ツングースカを手に入れたら引っ越し作業です。旧母艦内にある必要なものを運んだり、私室の部屋割りを決めるなどありますが、あまりにも絵面が地味なのでカットします。
「ピグマが仲介したと聞いたが、これほどの物をあっさり手放せるとは……。スターウルフはやはり精鋭揃いなんだな」
「単に格納庫が狭かったからだったりしてな。今使っているヘリを入れてアレだから、小型の戦闘機を入れたらもう満車だ。これだけの大きさであの狭さはなかなかお目にかかれねぇぞ」
「んまぁ〜! ここならかわい子ちゃんをたっぷり可愛がれるわ! ねぇ、ここわたしの部屋にしていい?」
「誰もメイの説明を聞いちゃいねぇな……。いいのか、チビ?」
「使ってけば慣れるよ、多分。ところでアルジー、このボタンは何だろう? 何か知らない?」
「おいチビ、操縦席にあるモンは絶対に触るなよ! お前が操作したらこの船が丸ごとスクラップになっちまう!」
なお、ライラット系の母艦は大概が自動運転です。グレードフォックスにはナウスがいますね。
ツングースカの場合はカザンツェフという名前のAIです。ボディはありませんが、母艦内にある監視カメラとセンサー、そしてスピーカーや通信機を介してコミュニケーションを行います。
『ハジメマシテ。ワタシはカザンツェフ。以前ハ《カザ》ト呼バレテイマシタ。当機ハ新タナ所有者トシテ《メイ・イルード》ヲ登録シテアリマス。ゴ命令ヲ』
「これからあたし達はカタリナへ向かう。進路は任せた」
『了解シマシタ。間モナク出発シマス』
色々考えた結果、カタリナへ向かうことにしました。今回はここまで。理由の説明は次回。ご視聴ありがとうございました。
「ねぇ、アンドリュー」
例の母艦を購入すると言った直後、メイ・イルードはそう溢した。
「あたし達、これからはどうなのかな。今はまだ大丈夫だけど、これからもっと戦闘機が飛んで戦車が走るようになったら……。あたし達はいらなくなっちゃう」
メイの声は震えていた。義手を包む手袋にぽつりぽつりと雫が落ちる。
実際そうだった。メテオライトはあのアルジーとやらがいなければまともに戦闘機を駆れる者がいない。宇宙空間でコーネリア軍に見つかろうものなら蜂の巣にされてしまうだろう。そんな中で彼らが今まで宇宙海賊に出会わなかったのは幸運と言える。
「怖いの。あたし達の役目が無くなることが。アンドリューの役に立てなくなることが」
「メイ」
堪らずその雫を拭った。幼馴染だから支えるのは当然だと気持ちに固く蓋をする。この感情を伝えるのは、アンドルフおじさんが全てを手に入れてからにすると決めていた。今の私はおじさんの理想を実現するための駒。
だから口に出した言葉は。
「貴様の役目はなくならない。この私が保証する」
「本当?」
「ああ。メテオライトの存在は戦況を切り崩すための切り札だ。現にマクベスの膠着した戦況を打開し勝利を齎したのは貴様等だろう」
単なる事実。だが事実は事実だ。
空いた手で彼女の左手を握る。幼い頃、負けて悔しがる彼女を慰めるためよくやったようにそれを撫でた。記憶にあるより彼女の手はずっと小さく、そして細かった。
「だが、貴様のその不安は理解できる。私も同じ気持ちだからな」
「アンドリューも?」
「私はおじさんの部下だ。おじさんが望むことなら何でもする。だが、今の私はまだ弱く役に立てているかは怪しい」
「……」
「私も怖いのだ。私の行動ひとつでおじさんが不利益を被りはしないか、スターウルフに私を入れたおじさんの判断は間違いだったと謗られるのではないかと」
メイ、貴様は一人じゃない。この戦場では誰もが不安と恐怖を胸に戦っている。泥沼の中を藻搔き泳ぎ、早くこの戦いを終わらせなければと焦燥に胸を焦がすのだ。
「私は今出来ることを精一杯やる。だから貴様もそうしろ」
「今出来ること……」
「それでも立ち止まりそうなら、私も貴様に力を貸す。だから一人で抱え込むな」
「……」
「もし、本当に一人で戦わねばならなくなった時、私を思い出せ。私は必ず貴様の側にいる」
「うん……ありがとうアンドリュー」
メイはようやく笑ってくれた。その笑顔は私が知るものより少し大人びて見えて、胸がざわつく。
この感情の正体を私はまだ知らないでいた。