スターフォックスFree実況プレイ 帝国設立縛り 作:竹製手桶
前回でやっとフォックスが登場したってマジ?(自問自答)
【前回までのあらすじ】
ジェームズ・マクラウドと戦うメイ・イルード! ナズェイキテルンデス!?
将軍を奪還したメイ・イルード! ワープ装置が無ければ即死だった。皇帝様ありがとー!
皆さんこんにちは。今回はベノムにあるアンドルフ軍基地本部で治療を受けているところから始まります。
バイオウェポンにも使われている生体組織修復ナノマシンを投与して回復力を高めます。体力自動回復は美味しい。そのついでに体内発電機を導入。これでほぼ無制限に電磁石義肢を使えるようになりました。
やってることが治療というか強化手術に近いせいか、病室と実験室を合わせたような部屋にいます。
「メイちゃん……!」
「随分ぐっすり寝てたじゃねぇか、チビ? こっちは大変だったぜ。カトルは泣き喚くし、チキは将軍様のせいだって暴れかけた。マーの奴が宥めてなけりゃどうなってたか」
「報告ありがと、アルジー。カトル、心配させてごめんね」
ベショベショに泣いていた
捕らえたペパー将軍はツングースカの中にいるとのこと。
「……あたしの足と手は?」
「その状態で動こうとすんじゃねぇ。テメェ、本当に自分の状況を分かってんのか?」
ところで義肢を返してくれるのはいつになるんですかね。アレが無いと移動もままならないんですがそれは。治療が完了するまで駄目? 傷は全部塞がったけどナノマシンが定着するまで様子見かぁ。
代わりに通信端末を返してくれたのでメッセージをポチポチ返信していきます。
まずはアンドリュー。彼からは怪我を心配するものが届いていたのでひとまず無事だということと、近いうちに顔を出してほしい旨を書きます。スターフォックスとスターウルフの動きも知りたい(切実)
特にスターフォックスがどのルートでベノムに向かっているか知りたいです。ボルス経由だとアンドルフ生存が確定するので楽なんですが、ジェームズが生きてたからなぁ……。アンドルフがいる中枢部へのルートは既に知られていると考える方が良いでしょう。
なお、アンドリューに皇帝の代理人となってもらうことはまだ黙っています。アンドルフおじさんが健在な現時点だと断られる可能性の方が高いです。
次に今ここにいない
チームメイトには手紙が一番効くんですけど、メイの字は他人が解読出来ないほど下手くそということが判明しました。えぇ……(困惑)
これならサインも偽装出来ないし良くね? という微妙なフォローをアルジーからされてます。流石に草。
「今日はわたしがいーっぱい甘やかしてあげる。何をしてほしいかしら?」
「じゃあ手と足を返しt」
「ダ〜メ♡」
「お前が寝ている間に報告書を作成した。内容を確認してくれ。そして支給された物資の使い道についてだが……」
「…………報告書、分厚くない?」
「そんな顔をするな。ただでさえ例外続きなんだ、これくらいは必要になる」
「アンタに撫でらないと今日は寝れそうにねぇ。ほら、早くしろよ」
「これでいいの?」
「んー、もっとだ」
こういうイベントをモブにも用意しているので通常プレイだと
その辺の事情は置いといて、重要なイベントが発生しました。
――病室に入ってきた彼はあたしを見ると安堵したような表情を浮かべた。
「元気そうで何よりだ」
「あたしはいつでも元気だけど」
「生身のまま飛行中の戦闘機に自ら飛びつき、墜落させた上にパイロットを引き摺り出したと聞いているが……」
「ぜーんぶホントの話。あたしは嘘をつかないよ?」
「嘘だと言ってくれないか。生身のパイロットが戦闘機を撃ち落としたなんて、未だに信じられん」
「ホントだってば。あたしのこと信じてくれないの?」
「貴様が嘘をつくような器用さを持ち合わせているとは到底思えんが、常識では考えられないだろう。……とはいえ、よくやった。特別に褒めてやろう」
――アンドリューはそう言いつつ、あたしの頭や頬を撫でさする。幼い子供を褒めるような仕草だった。
お見舞にアンドリューがやってきました。こちらから会いたいと言ってますし、好感度も結構稼いでいるので来てくれました。
会って早々、正気を疑われてるのは笑っちゃうんすよね(強者の余裕)
まあ、こんな縛りプレイでもない限りパイロットで戦闘機や戦車に立ち向かうなんてことしませんから、多少はね?
「それで、聞きたいこととは何だ」
「機密情報でない範囲でいいから、教えてほしいことが幾つかあるの。教えても大丈夫なことだけで良いから、お願い!」
――アンドリューは顎に手を当てて考え込むような仕草を見せる。
「いいだろう。何について知りたいのかによるが、機密でない範囲ならば答えよう」
やったぜ。好感度が高いとこんな感じで色々な情報を教えてくれるのがアンドリューのいいところです。ピグマは情報貰う度に対価が必要になるし、ウルフとレオンは肝心なところを覚えてないときがあるし。
「それじゃあ、アンドリュー達はスターフォックスというチームと交戦した?」
「例の狐共についてか。奴らはフィチナには現れていないな。……それがどうかしたのか」
将軍確保戦時点で小惑星帯メテオを経由、なおかつフィチナでは交戦していない。あっ……(察し)
これはメテオでワープを利用した作戦完了ルートですね。カタリナからソーラを経由、マクベスを通ってエリア6のルートになりそうですね。カタリナのグレートディッシュ君が頑張ってくれればボルスルートがワンチャン狙えますが、ジェームズが生存しているからなぁ……。
動画中ではさらに詳しく聞いていますが、最終的にエリア6からベノム突入ルートの可能性が高いと判断しました。
「そっか、ありがと。色々あってアーウィンのデータは取れたから、後で送るね」
「はぁ!? まさか貴様が撃ち落とした戦闘機というのは……。例の超高性能全領域戦闘機、アーウィンなのか?」
「当たり。といってもカトルが……。あぁ、あたしのチームメイトのことなんだけど、彼がデビルランチャーを拾ってくれてなかったらここまで上手くいかなかった。だから今回の隠れたMVPはカトルだよ」
――アンドリューは目を閉じ、頭痛を堪えるようにこめかみを抑えた。
余談ですが。ジェームズ生存ルートだと、生還した彼はかなりの確率で新生スターフォックスに籍を置いています。役職はパイロットだったりアドバイザーだったりまちまちですが、いずれにしても全員のステータスに大幅なボーナスがかかります。
特にフォックスとファルコのアーウィン操縦時ステータスは目に見えて変わります。フォックスは父親生存でやる気を出し、ファルコもそれに負けじと腕を磨くので
悪いことばかりではありません。フィチナを経由していないルートはスターウルフの消耗が最も抑えられるルートでもあります。いざというときスターフォックスを押さえ込める戦力が残っているのは素直に助かります。
彼らが超強化されたスターフォックスに勝てるかは……。場合によります。
ジェームズへの対抗心でウルフが超強化されていると勝てますが、それ以外のパターンだと……ナオキです。
酷いときはジェームズがスターウルフをガン無視してベノム中枢部へ突入してきます。今回はジェームズのアーウィンをメイが撃墜したのでそう簡単には復帰してこないと思いますが。
「色々と合点がいった。ピグマが貴様に会いたがる訳だ」
ん? ピグマがメイに会いたがっている?
ちょっと詳しく聞いてみましょうか。向こうから接触を図ってくるのなら交渉が出来る精神状態であると予想されます。
「あたしに会いたがってる? デンガーさんが?」
「そうだ。色々と話したいことがあるらしい。……ピグマは貴様を気に入ったようだ。近いうちに会いに来るだろう」
「デンガーさん、そんなにあたしとお喋りしたいんだ。もしかして……友達になれちゃったりして」
「それはない」
――アンドリューは断言する。彼の目はまっすぐにあたしの目を見ていた。ギラギラした彼の視線は誰かに似ていた気がしたけど、思い出せない。
「ピグマは貴様を、自らの所有物として扱いたいだけだ」
「所有物? どういうこと?」
「そのままの意味だ。ピグマは……奴は、貴様を自分の手駒として扱いたがっている。貴様は歩兵部隊という、消耗が比較的少ない部隊で驚くほどの戦果を挙げた。奴は浪費を嫌うからな、最も少ないコストで結果を出す貴様を自分の手元に置きたがるはずだ」
えぇ……(困惑)
ピグマに目をつけられるとか今まで無かったんですがそれは。彼の手駒になったら最後は処分されるので、全力でお断りします。アンドリューの手駒になる方が色々と融通は利きますし、何より本動画の目的からズレてしまいます。
「でもあたし、デンガーさんの部下になるつもりはないよ。だって、あたしは……」
「分かっている。貴様は既に私のモノだ。私以外の誰かに尻尾を振るなんて、たとえ冗談だとしても聞きたくはない」
「うん。あたしはアンドリューの側にずっといたい。だから、他の誰かのモノになんてならないよ」
「……またそんなことを恥ずかしげもなく言う。少しは慎みを持つべきだ」
「えぇ? あたしはただ、アンドリューに好きって気持ちを素直に伝えてるだけなのに」
「……もういい。貴様が私に好意を抱いていることくらい、既に知っている。今更わざわざ口に出すな」
「えへへ。だってぇ、こういうのは生きてるうちに伝えないと。死んじゃったら伝えられないもん」
「……縁起でもないことを言うな」
実際、このゲームは日記らしきものを書くことがセーブの演出にありますが、死亡後コンティニューしない場合に残されたチームメイトや家族がそれを読んで涙したり茫然自失となるエンディングが流れます。曇らせが好きな兄貴姉貴はお試しあれ。
個人的にはアンドルフおじさんとペパー将軍両方と親しい状態でゲームオーバーになった際のエンディングが好きです。橋渡しをしていた主人公が亡くなることでライラット系の平和が消えるの良い(バドエン厨並感)
本ルートでも倍速中などに何回かセーブをしています。今のところはノーコンティニューで進めていけてるので、今後もノーコンクリアで進められればと思っています。
キリが良いので今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
宇宙船の一室だろうか。安物のマットレスの上で私は目覚めた。雑ながら傷の手当がされており、服もいつの間にか着替えさせられていた。金色のボタンが特徴的だ。あまり使っていなかったのか埃っぽい臭いがする。
「お目覚めか、ペパー将軍」
「お前は……、マー・サラブレッド」
「覚えていたんだな。将軍もお変わりないようで」
ピグマ・デンガーと共にジェームズ・マクラウドをはじめとしたチームスターフォックスの殺害を企てた馬獣人の男、マー・サラブレッドは皮肉たっぷりに笑った。
未遂に終わったとはいえ、彼はこの宇宙の平和を乱し、また我々の心に深い傷を負わせた張本人だ。
「何故、お前がここにいる?」
「アンドルフ皇帝陛下があんたに用があるからだ。で、俺達のリーダーであるメイ・イルードがお迎えに上がったって訳だ。手荒いやり方なのは隊長の癖でね。悪く思わないでくれよ」
敵に囚われたということか。警戒を強めたことを察したのか、彼は武器を持っていないことをアピールするかのように手を振った。
「……安心しな。この部屋にいる限り、あんたの安全は保証される。むしろここが一番安全だ」
「何故、そう言い切れるんだ」
「メイがそうしたからだ。理由は分からんが、あんたを生かして連れて来ることに俺達のリーダーは執着していた。あんたも知ってるだろう、メイ・イルードは前線基地ひとつを迷い無く壊滅させられる。あんたも殺すことも出来た筈だ。だが、メイはあんただけは生かそうとしていた。あいつは口にゃ出さねぇが、意味のない行動はしない奴だ。だから俺達は殺したいほどあんたが憎くても、あいつを信じて武器を収めている」
メイ・イルード。アンドルフ軍の歩兵部隊『メテオライト』の隊長である彼女は薄気味悪い女だった。前時代的な武器を振るって私の護衛を次々と屠っていき、ついには私の目前まで迫った。
だが、彼女には我々への敵意や殺意と言ったものは感じられなかった。ただ淡々と、任務をこなす機械のように制圧していったのだ。
憎悪なら分かる。猿獣人であるメイ・イルードにとってコーネリアは生きづらかっただろうから。その怒りの矛先が私に向いたというなら理解はできる。だが、あのメイ・イルードが私に対してそんな感情を持っているとは考えづらかった。
「お前にとっては不本意な行動ということか」
「さあ、どうなんだろうな。俺は犬獣人至上主義者のあんたのことなんか大嫌いだ。だが、今のところはあんたを進んで傷つけようとは思わねぇ。もっとも、あんたがうちの隊員に噛み付いたりしたら考えが変わるだろうが」
彼の声は真剣そのものだった。信用していいのだろうか。
「君……、メイ・イルードはここにいないのか」
「メイなら今重傷を負って絶賛治療中だ。暫くは話せねぇだろう」
「そうか……」
「会えるときになったら会わせてやるよ。それまでは余生をどう過ごすかでも考えるんだな」
そう言ってマー・サラブレッドは部屋を出ていった。