スターフォックスFree実況プレイ 帝国設立縛り 作:竹製手桶
【前回までのあらすじ】
義手義足を獲得したメイ・イルード!改造が捗るね!
アンドルフ軍に入ったメイ・イルード!皇帝陛下のために頑張るぞい!
皆さんこんにちは。今回はアンドルフ軍に入って任務をひたすらこなしているところから始めます。
今やっているのはメンバーの牛と一緒に駐屯地の哨戒です。最初は地味なお仕事ばかりですが、こういうのを積み重ねていくとデカい仕事が舞い込んできます。信頼関係を作るのは何よりも大事ですからね。
「ふぅ。問題なく終わったわねぇ〜。さ、リーダーに報告しましょう?」
――任務完了。経験値と物資を手に入れた。リーダーに渡そう。
手に入れた物資はちゃんとリーダーに渡しましょう。横領したり転売すると信用が地の底まで落ちます。モブ相手だからと油断してると上にチクられて軍を追放されるから……止めようね!
ここで現実の厳しさを分からされたプレイヤーの方もいらっしゃることでしょう。
逆に、ちゃんと信頼関係を構築出来れば欲しいアイテムを優先して渡してくれたり、重要人物への橋渡しをしてくれます。コーネリア軍ルートでペパー将軍の側近を目指す場合はこの辺が重要になってきます。
現在、交流を持ちたいのはピグマ・デンガーです。コマンドでは彼が最終ボスとして出てくるエンドが尽くバッドエンドだったので疫病神扱いされてます。
しかし本縛りにおいてはベノムでジェームズ・マクラウドを撃墜するという超ファインプレーをするほか、様々な武器やアイテムの取引を仲介してくれます。義手義足のパーツも取引内容にあった筈なので探してるんですが、一向に見つかりません。ベノムでジェームズを撃墜した後始末をしているんですかね?
「ほう……。ウルフ親分が言っていたのはコイツのことか」
「ポワルスキー様!?」
「その呼び方は止めろ、虫唾が走る」
――彼は値踏みをするような目でこちらを見た。
レオン兄貴!レオン兄貴じゃないか!本ゲームにおける乱数の神がご登場です。
彼は基本性格が『きまぐれ』かつ初期スキルに『情緒不安定』が確定で入ってるのでプレイするたびに性格が変わるお方です。
それを逆手に取って、彼の口調や戦闘スタイルは、現在の状態が原作のどれに近いかを探ることが出来ます。
今回はスナイパーライフルを担いでいるので戦闘スタイルは狙撃手。性格は64もしくはアサルトのものがベース、ウルフの呼び方から考えるとややスターフォックス2の性格も混ざっているようです。アンドルフ生存の可能性が高まってきました。2の世界線だとアンドルフは新生スターフォックスと戦った後密かに生き延びるのでね。
ドーモ、レオン・ポワルスキー=サン。メイ・イルードです。アイサツは大事。古事記にも書いてある。
「ククク……。嫌に丁寧だな。レオンで良い。私については隣の牛から聞け」
「ポワルスキー様はスターウルフでスナイパーをなされているの。それだけじゃないわ、凄腕のパイロットでもあるのよ!ああ、お会い出来て光栄です!」
隣の牛が言う通り、レオンの本職は狙撃手です。スキルの効果も加味すると、スナイパーライフルを手に取った際の射程は全キャラで最長クラス。命中率も高い上、高確率で取得する『一点集中』『弱点狙い』などでクリティカルヒットも狙ってきます。マジで市街地の彼は敵に回したくありません。
なんとこの命中率はウルフェンに乗っている間も健在です。まさか本作では実装されなかったワイドロックの理由づけが「視界に入る敵全員に高速でチャージ弾を当てる」だったなんて。ね、簡単でしょ?と言われても真似出来ません。
「そこの貴様、時間はあるか?少し遊んでやろう」
――狙撃の訓練をしてくれるらしい。どうしようか?
→やる
やらない
レオンから狙撃訓練のお誘い!?やりますやります(食い気味)
好感度が高い相手はたまにこうして訓練をしてくれることがあります。訓練内容はキャラによって異なりますが、大体はそのキャラの得意分野です。序盤はペッピーやフォックスから受けられる基本操作の訓練がおすすめです。ファルコの特訓は罠です。慣れないうちは酔います(断言)
しかし何ですかね、初対面なのに一緒に狙撃訓練が出来るほど好感度を稼いだ覚えはないんですが……。アンドリューが加入して上がったにしては時期が早過ぎるし、理由が分からないな。やってくれるなら受けますが!
……録画時はそう思ってました。ええ、編集してると「気づけ馬鹿!」となりますね。答え合わせは次回行われます(白目)
訓練中に余談でも。
意外なことに、レオンはスターウルフの中で新参者にかなり優しいです。相手の嫌がる顔が好きという危ない奴ですが、スターウルフ所属ルートでは割と親身になって特訓に付き合ってくれます。根は明るく仲間思い(コマンドプロフィール)なので冗談にも割と乗ってくれます。
ピグマとアンドリューが塩対応過ぎる?それはそう。ピグマはアレだし、アンドリューは自分のことで手一杯だし……。
訓練終了!経験値が旨い!しれっと訓練映像を持ってかれましたが特に問題はありません。何に使うんだ、それ(困惑)
拠点となっているキャンプに戻るまで倍速します。
「スターウルフのスナイパーから直々に訓練を受けただと? ……そうか、いい思い出になったな」
訓練が終わった後もちゃんと報告はしましょう。報連相は大事。リーダーの驚愕した表情を尻目に次の仕事が無いか聞くと……。
「合同任務の日時が決まった。詳細はここに書いてある。各自読んでおくように。なお、作戦概要を含めたこのファイルの持ち出しは禁ずる。下らない理由で失敗しないよう、武器の手入れは怠るな」
――ミッション『クレーター作戦』を受注した。
ストーリーが進むとこうやって特殊な名前のついた作戦に参加させられます。そして、アバターモードではここが一番難しい局面です。ぶっちゃけラスボス倒すよりも苦戦します(個人の感想)
装備も整えている途中、ステータスでゴリ押すのも難しい。この状態で遥かに格上のボスに挑むことになります。
下手したらキャラロストからのゲームオーバー。そうでなくともバッドステータスを貰ってきたりしますが、上手くいけば大きく成長出来ます。いつもなら手の届かないボスの素材を貰ったり特殊なスキルを獲得するチャンスになるんですから。
「メイ。お前宛に包みが届いている。……それと、闇市に行くのは程々にしろ」
おっ、義手と義足の強化パーツが届きました。作戦までに間に合えばいいなと思っていたのですが、間に合いましたね。(闇市に行くのは止め)ないです。
横流しされた高性能銃とか限定の強化パーツとかの掘り出し物があるからね、仕方ないね。
新しい装備を着けがてら、メイの現在のスキルを確認しておきましょう。
【初期スキル】
『一家眷族』『負けず嫌い』『逃走術』
初期スキルは今のところ変更ありませんね。逃走術か負けず嫌いが成長してるのを期待したんですが。次の任務で進化してほしいですね。
【マイナススキル】
『心酔』『四肢欠損(右手)』『四肢欠損(両足)』
マイナススキルがこの時点で三つあるのはかなり多い方です。まあ四肢持ってかれますしおすし。四肢欠損は見ての通りなので割愛します。『心酔』の対象はアンドルフですかね……?
『心酔』は対象となったキャラへの好感度が無条件に上がり、選択肢も対象を害するものが無くなります。ピグマも類似スキルの『崇拝』を持っています。
前者は対象からの命令を聞くかどうかは本人の判断に委ねられます。後者は対象からの命令に逆らえません。傀儡になってしまうと縛りもクソも無くなるので進化しないことを祈りましょう。
【習得スキル】
『平衡感覚』『食いしばり』『爆弾魔』『蛮勇』
新たに獲得したスキルは以上です。通常プレイだと三つあれば多い方なので、マイナススキル獲得の影響が出ているのでしょう。
『平衡感覚』は跳躍と空中戦の適性を伸ばしてくれるほか、めまい状態が早く治るようになります。これと今回手に入れた義足、ステルススーツがあると面白い戦法が取れるようになりますが、それは実際やるときのお楽しみ。
『食いしばり』は一度だけ体力ゲージが無くなっても耐えられます。生存の可能性が高まったのは美味しい。とはいえ、復活後の体力はミリなので弾幕張られたら普通に死にます。
『爆弾魔』は爆発物による爆発ダメージを増加させます。対象となるのはグレネード、センサーボム、ランチャー系の武器です。デビルランチャーも一応対象です。素の威力が高いので不要ですが……。
『蛮勇』は敵地にいる間自身のステータスを上昇させます。その代わり視覚外の敵を感知しにくくなります。レーダーマップの強化が急がれますね。クリスタルが仲間になればほぼデメリットなしのスキルとなります。蛮勇フォックスは字面が酷いですが割と最適解に近いです。
今回手に入れた『エレキマグネタイト搭載バイオニックアーム』『エレキマグネタイト搭載バイオニックレッグ』装備確認ヨシ!『バッテリーパック(充電済)』もバックパック内に確認ヨシ!
前半の山場(大嘘)に出発するところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
「戻ったぞ」
「遅かったな、レオン。何か良いモンでも見つけたのか?」
「ああ。とても良いモノがあった」
珍しく軽い足取りで、しかもご機嫌な声色のレオンにウルフは声をかけた。ウルフは新しく入ったメンバーへ、次の作戦についての仔細な説明を行っているところだった。口調こそ乱暴だが面倒見の良い彼は、新入りが学ぼうとすることを無下にしない。今も机上に広げた地図で駒を動かしながら、どのように戦況が動くかの予想を述べていた。
「メイ・イルードと言ったか。あの女、なかなか面白い。お前が言った通りセンスがあるぞ」
飴を転がすようにレオンが呟いた名前。それを聞いた
「メイ・イルード……だと?」
喜びと困惑とが、アンドリューの表情を目まぐるしく変えていく。レオンはそれを楽しい玩具のように見ていた。新入りの課題は思ったことがすぐ顔に出るところだな、とウルフは思った。
「メイに会ったのか!?いつ、何処で!?」
「ああ。ついさっき、すぐそこで」
挑発するようにレオンは笑う。何故今日に限ってコイツが外にいたのかと、アンドリューは歯噛みする。しかし彼女のことを聞く絶好のチャンスだと思い直した。
「何をしていた?彼女は何か言っていたか?」
「いや、何も。哨戒が終わったのだろうな、上官らしい男といた。時間があるようだったから少し射撃の手ほどきをしてやった」
「……そうか」
自分についての言及がないことへ明らかに気落ちした様子のアンドリューを暫し眺めて楽しんだ後、レオンは追い打ちをかける。
「ああ、そうだ。ここに訓練中の映像がある。貴様には複製をやろう」
「なっ……!?」
「それと、訓練中に聞いたのだが」
「……何?」
「『自分と同じくらい器用で賢い幼馴染』がいるんだと。近いうちにアンドルフ軍へ志願するであろう彼を支えるために入ったんだとさ。……フフ、良かったな」
投げて寄越された記録チップを慌てて受け取ったアンドリューの顔に見る見るうちに朱が差す。その熱で蒸発してしまいそうな程に顔に血が昇り、喉が詰まったように言葉が出なくなった。
メイとアンドリューは幼馴染だ。身の回りのことを何でも競い合い、切磋琢磨しながら成長してきた。だけど不幸な事件があってから二人は会っていない。
あれからメッセージのやり取りは続けているものの、彼女の義手義足のリハビリや予定より早めた入隊の準備やらでタイミングが合わなかった。
彼女に入隊したことをわざわざ言わなかったのは、気恥ずかしかったからだ。
――敬愛するおじだけでなく、メイも助けたいと思ったから予定を繰り上げて無理矢理入ったなんて、言える筈がない。
予定の崩れたピグマは露骨に嫌そうな顔をしたし、ウルフとレオンからは散々しごかれた。だからやれることは懸命にやった。以前の自分なら耐えられなかった雑用でも、プライドが粉微塵にされそうなほど激しい訓練も、全部。
逃げ出しそうな彼を支えたのは同じ軍の中で頑張っているメイからのメッセージであった。長期休暇が恋しいとか、チームメンバーが全員年上で何か気まずいとか、機密情報を避けたものだけでも充分にアンドリューの励みになった。
そのメイは『自分を支えるために』アンドルフ軍に入ったのだ。ならば自分も負けていられない。無くしかけていた自信が息を吹き返した気すらする。
「……いや、喜んでいる場合ではない!この共同任務に当たるということは……!」
「ほぉ? 気づいたか」
ウルフとレオンはニヤリと笑う。目の前の新入りがその事実に気づけるか、二人は賭けていたからだ。ウルフは気づく方に、レオンは気づかない方に。
「クレーター作戦。チームメテオライトはタイタニアの砂漠を調査し、我々はそれを護衛する。……しかし実際はそこに放たれたバイオウェポンへの生き餌となるのがメテオライトの役目だ。メイ・イルードは恐らくその先鋒」
アンドリューの喉がごくりと鳴る。ウルフとレオンは顔を見合わせ、そして同時に笑った。新入りがどこまでやれるか、これからが楽しみだと言わんばかりに。
「無策で臨めば可愛い幼馴染は死ぬ。どうだ?少しはやる気が出ただろう?」
「そういうことだ。気づけたんならさっさと対策を練るんだな。資料室へのアクセス権限は与えてやる」
レオンは遠回しに対策を立てれば生還出来ると告げ、ウルフはアンドリューへ資料室の場所を教えた。
資料室の中には今回対峙することとなるバイオウェポンの情報も、開発者であるアンドルフの手記も眠っている。それらを見つけて読めば自ずと対策は見えてくるだろう。彼らは答えを知っているが、敢えて口にしない。自分で気づくことが大切なのだ。成長の機会を奪わないために。
「チーム全員が生き残れるよう、最善を尽くせ」
「ああ!」
資料室へと急ぐアンドリューの背中を、ウルフとレオンは微笑ましいものを見る目で見ていた。
「困るなぁ、ウルフはん。坊ちゃんに余計なことを吹き込まんといてな?」
一部始終を見届けたピグマ・デンガーは人知れず呟いた。