とにかく
「まずだな、その人間に立ち向かうカマキリみたいな……魔物じゃなくて虫のほうの、意味のない敵意は止められないのか?」
はえー、ギィくらい強いと俺ってそういうことしてる印象になるのか。
かわいいね(イラっとする)(その気になればぷちっと潰せる)って感じだろうか。
グランベルからも同じ印象だったのかな。くびつんつんされたあたりそうだったんだろうな。
「不可能なようです。『
これのせいで一般人の扱いを苦慮することになってるんだよな。
反発心の強い、ナメられたら死ぬって思ってるヤツはチンピラ化するし
善良な市民は積極的に俺から逃げる。
悪人でも敵対示唆してもお金を払ってくれれば平等に商売相手です、って割り切れる真の商人……マリアベルみたいなヤツじゃないと会話が成立しない。
接触した中だとロッゾが絡んでるっぽいところと、ミョルマイルが絡んでるっぽいところがそれに該当する。やっぱこの二者はすごいんすね。
「なるほどな……じゃあしゃあねえ、気にしねえようにするか」
「お手数をおかけします」
気にするな、とひらひらと手を振られる。
やだ、すごいイケメン……さすがCV石田彰……。
「そんで次、これが本命だ。
「それは……」
「
ナンデ? あっ殺気が痛い!
「言います言います! なので殺気をおおさめください!」
「敵意をおさえらんねえ奴がよくいうぜ」
クリムゾンジョーク(今命名した)だ! 文字通り血が飛びそうなのやめてくれませんかね……。
「まず、当時の自分はファルムス王国の騎士としてジュラ=テンペスト連邦国……通称
「そうだな、そこは聞いてる。騙し討ちだったとも、それでリムルの配下が少々死んだ、とも」
欲かいて計画したせいでそれが示威行為になると思ってやったんだろうけど、虎の尾を踏む行為だとは完全に思ってなかったみたいなんだよな。
主要国民が(ホブ)ゴブリンで、王がスライム、土地神のヴェルドラは消滅、って言われると前世基準だと確かに油断するだろうけどさ。
「そこで自分が殺したのがゴブリンの子供と、リムル配下の中でも特に近しい鬼人族の女、シオンでした。紫髪の」
「……オマエ、
シオンは
「当時彼女は特殊な防御系スキルなどは持っていませんでしたし、得物がこれでしたので」
「自分が避難の遅れていたゴブリンの子供を狙って、相手が庇いにきたところを、こう」
「勝てばいい、か」
まあ、最低だと思う。
「ともかく、そうやって魔国連邦の国民2名を殺しました。その次なのですが」
「本題だな」
「突然、この世界ではない所で過ごした、いわば前世の記憶と、この世界の一つの未来の知識を手に入れました。ファルムス軍が全滅する未来を知り、生存するために全てを捨てて逃げ出しました」
逃げ去ったところでチャプター1の終わりってわけね。……最終的に英雄王になる幼馴染がいることになるな。いないが。仲のいい奴は全員リムルに殺されてる。
「オマエ、ナメてるのか?」
「事実です。自分は現地人憑依型の異世界転生者です」
未来の知識は事実なんだからしょうがねえじゃん!!!!
だからちょっと言いたくなかったんだよ!!!!
「……はー……未来の知識について話せ」
「リムル=テンペストが創造神n
「その名は冗談では済まされんぞ?」
こわいこわいこわいこわい! あっれギィってこういうキャラだっけ!? ギィとヴェルダナーヴァってこんなに湿度高かったっけ!?
「繰り返しますが事実です。あなたの前でこの名を口に出すのは畏れ多いが、事実は変えられない。
……創造神の力に目覚め、それを振るい、世界の破滅を目論んでいたユウキ=カグラザカの野望を挫くことを知っています。
その後リムル=テンペストは前世の世界に渡り、前世での肉体を
こわいよお。でも嘘つけねえよお、俺は一般ピーポーだからよお。
「……
「私が知っている未来では、任意の形のゴーレム作成用の素体兼、作成したゴーレムを分身体、あるいは並列存在として扱うためのものです。利用中は本体が無防備になりますが、特別な素質などは必要ないものと思われます。現在こちらの世界のリムルがすでに実用化しており、ラミリス様に聞けばダンジョン内で
「アイツらは……」
あっギィが頭抱え出した。苦労人……。
「……未来の知識、というには少々引っかかるところがある。正確なところを話せ」
「正確に、となると……この世界によく似た世界を題材にした創作物……小説、漫画を読んだことがあります」
「……創作物、か」
「創造神がいらっしゃるので我々基軸世界に住むものを創作物というのは間違いないのですが、そういう意味ではなく、基軸世界そのものを空想上の世界として一段上の
言っちゃったな。マリアベル、グランベルにもここまで正確な事情は言ってないのだが。ギィならよかろ。だってギィだぜ。
「ヴェルダナーヴァを創った存在がいて、オマエは元はその存在と同じ位階にいると?」
「端的にいえばそうなります。例えるなら、リムルの前世での死、この世界での誕生から創造神の力を得るまでを物語として編纂した存在が料理人で、私はその料理を食べるだけの客でした」
うめえうめえって食ってた。そこは嘘偽りない。
「……」
「……」
「
「
なぜこうなっている、なぜここにいる、どんな質問でも答えは「わかりません」だ。
俺が創作物なら
「先ほどの料理の例えを使えば、私はこの世界を『別人がレシピをもとに作ってアレンジを加えた、良く似た料理』と認識しています」
「……続けろ」
「『元の料理』に、私という
「ではなぜお前は生きている」
「死にたくないからです」
しばしの沈黙。
「レシピ通りではありません。それ故に味の調和が崩れるかもしれませんが、元より美味くなる可能性だってある。……『調停者』に自分から言えるのはこれと、もう一つ」
「それと?」
「自我を持つスキルに気をつけてください。『元の料理』では気にするものが誰もいませんでしたが、自分からすればスキルが所有者に影響を与えている懸念があります。私が接触した中では大罪系はかなり怪しいですが、美徳系も同等に疑っています」
「……チッ、確認することが多いな。また来る」
そう残すと、ギィはすぐに去った。
こないで。
今回敵対的じゃなくて楽だったな(感覚麻痺)
魔王とか世界を動かせるクラスが結構俺に寄ってくるのなーんで! 重要人物になんかなりたくないよ!
いや起点は完全に俺がシオンとゴブリンの子殺したからだけどさあ! なんかもっとさあ!
ないか。ないな。俺は罰を受けなければならない。でも死にたくはない。
我儘だなあ……。
こいつなんでこんなこと喋ってんだ(作者の想定外)。
メタ要素嫌いな人いたらすみません。
ギジコンについて、設定がweb版と書籍/コミカライズ版で細部が違うので、web版ベースで話を進めるソウゴからギィへの説明ではwebの
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