経済支配の道筋
さて、経済支配を進めていこう。
経済支配にはまず巨大資本をもたねばならぬ。
ということでこの世界にさらに新たな産業をねじ込まねばならない。
うーん、パッと思いつくのはユニク◯かなあ? ファストファッションの波をもたらすと世界がどのように変化するか。まあ、どのように変化しようが、その中で生存していかなければならないのはかわらないので、どう変化するかなんか考えなくていいか。危険思想。
危険思想といえばミカエルやらフェルドウェイだが。
やっこさんたちは死んだ。いや、一部死んでないけど、心が根本的に変革してしまってたりで、リムルの敵たりえなくなってしまった。
側から見てたらいつのまにかリムル陣営が相性差押し付けてるんだもん。そら勝てねえよ。あとマリアベルが希少スキルをスティールしてうまうましてた。
だからまあ我々は、そーゆーわかりやすい力ではなく経済という土俵で
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というわけで、マリアベルに相談するのだが、その前に一つ。
「経済支配のためには決済手段をドワーフ貨に頼らないようにする気だよな? それってどうする予定なんだ?」
「非接触式ICカードの基礎研究が済んでるのよ。小さな魔晶石をカードの中に入れ込んで、その石に記憶させた本人魔力と照合するのよ。支払いの時は照合できたら固有IDを『思念伝達』のように通信する形式ね。カード側のデータ保持はなし。サーバーからの最終応答は決済後の金額表示に限る。ってところなのよ」
「それに身分証明書としての機能も持たせてほしい」
「……ふーん。なかなかえげつないこと考えるじゃない」
え、
「決済手段であるカードが身分証にもなるということは、信用情報も強固に紐つくわけじゃない? お金を借りるのをノンストップにする気ね?」
「なにそれこわい」
ほんとにこわい。俺はただ便利になればいいと思って……。
「素朴な意識がみんなを地獄に連れていく! ええ、これが経済の醍醐味なのよ」
うふふと笑うマリアベルさんと付き合ってると
「シエルさんに危険視されるよね」
「便利で巨大なシステムの手綱を握れない、という点においてたしかにあの神智核の警戒網には引っかかるでしょうね。けれど、依代たる肉体が便利に流されればそれまでよ」
うーん。まあICカード決済があると「便利で楽しい暮らし」は近づくんだよな。つまりマリアベルはリムルさんがリボ払いの魔の手にかかると?
「そこまでアホじゃないと思うけど、配下はどうかしらね」
……うーん。(次々に思いうかぶ経済オンチっぽいリムル配下の顔)
「大いに不安」
「他人様の心配なんてしなくていいのよ」
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さて、決済手段を握る予定がある、という前提でもって、その決済手段の使い道も用意するのがじゃあくなフィクサーというもの。はなしをユニク◯(もどき)にもどす。
「で、ファストファッションなんだけど」
「大工場による機械的な一括大量生産による低価格化、購入サイクルの高速化をファッションに持ち込む、ね。私としては別に強く肯定はしないけど、否定もしないわ」
「ほう、そりゃまたどうして」
マリアベル曰く。
魔国連邦大手産業であるシュナお手製の一点もの衣料、そりゃ一般販売価格は金貨数枚だが、実際モノを見てみるとそれ以上の価値があると評判、とのこと。
オシャレを楽しむ余裕がある層にとっては垂涎の品で、要するに「ブランド価値が高いものを身に付けたい」という欲求で無限に伸び代があると。その点、いつでも手に入るものは弱い。
うーん、元『
一方で汚れや経年劣化はある程度避けられないので、そう簡単にシュナメイドの服を普段着にするわけにはいかない。というかむしろ同じ服を後生大事に着るのもそれはそれでビンボ臭いと。なので、たとえカラバリでしかないといえど「安価で」「多様な選択肢がある」というのは消費者視点で魅力的、だという。
「なるほどねえ」
「庶民向けで広く集めるなら悪くない手ね。それこそ安価に生産しやすいシンプルなデザインにして、カラーバリエーションは豊富に用意しましょう」
でもそれ聞いた話だとさ。
「ゆーて、シンプルな白と黒が一番売れるんでしょう?」
「おそらくそうね。でもそれには『多数の中から最も納得できるものを選んだ』という価値が上乗せされるのよ。最終的な結果だけでいえばもちろん量産する数は白と黒がツートップだけれど、他を作らなくていいと言うわけではないの」
「はえー」
消費活動においてマリアベルを敵に回すと言うことの恐ろしさがなんとなくわかった気がする。
……原作はなんでマリアベル負けたんですかね? 消費活動でちゃんと計画立ててやれば負けなかっただろうに。
というわけで原作書籍版18〜23巻の部分をどうするかでけっこうながらく悩んでいたのですが、
原作と大きく変えることができなさそうだったので、帝国編と同じくカットします!(かきたいことだけかくのはにじそうさくのとっけん)
げんさくをよもうげんさくを。
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