マリアベルとグランベルとは解散したが、その前にいくつかイベントと、ロッゾの勝利に向けての話し合いをした。……実はちょっとヤバい気がしてる。
まず訓練開始時に言われた通り、
単純に質がいい、というのはいいことだ。あらためて『解析鑑定』したら
なお、結構長いこと使ってる
これもファルムスからの支給品で、支給品が攻撃に偏重しすぎだよとかなんでこんなもん一騎士に持たせたとかだから原初の黒の手加減攻撃に耐えたのか、とか色々思うことはあったが、まあ結果的に全身そこそこ強い装備で身を固められているという現状を見ればそれでヨシ! ロッゾの二人に感謝ですわ。
また俺のアイデアとして、漁業権と領海の設定、港ごとの漁獲量の記録を始めてほしかったり、
いずれ
この世界、ある程度強い上で飛行か水上歩行ができない限り海に出られない(船は容易に破壊される)という過酷な環境なので、
漁業権と領海を設定をする意味が薄い、と難色を示された。
とある国は漁業を行えていると聞いたが、
海産物は自国消費に留まっており輸出はゼロと聞いてしまうと現地民的にメリットが皆無すぎて無理に推せなくなった。
法でリムルの動きを縛るの、いいアイデアだと思ったんだけどな。
あとその国は創作日本人にありがちな『サカナ食いたい欲』からぜーったいリムルが目をつけそうなんで、
とりあえず
ミョルマイルは俺からすると明らかに見えてる弱点なのだが、
まだギリギリブルムンド王国にいるであろう現段階での
先に金銭的に囲い込もうとしてもそれを蹴る可能性が高いと三人とも思えるぐらい
さらに開国祭準備が始まってしまえばもう
ミョルマイルに対処するには俺の転生時期が悪いなこれは。その時には既にリムルと縁ができてたから。
最後に、
マリアベルはスキルが進化すれば戦闘時の切り札になりうるのでリムルとの直接接触は避けるべき事、
しかし
多分その頃には
こちらがクロエについて話してる時にグランベルが少し微妙な表情をしてたので「グランベル翁、何かあるのか?」と聞いたら時間をたっぷり置いた後頷かれたんだよな。そのあと何も語ってくれなかったが、色々知ってそうだし、俺が未来を知っている事について何も言及がない辺り確定的で、そこはまあ喋る気ないならいいやと思ってたんだが……
今、俺がいる事でクロエ周りでマズってる可能性がある、と思い至った。
そう、グランベルはマリアベルと同じくweb版にいない書籍版、コミカライズ版でのキャラ。
俺はグランベルの未来を知らない。書籍版でクロエと絡みがあるか知らないが、どうやらありそう。
……再走とかぁ……出来ませんかねぇ……
●
さておき。置いていいか怪しいけど、次の目的地。
西に広がるイングラシアは
最初その予定だったのにうっかりシルトロッゾに寄ってしまったのが大変良くなかった。いや、結果的には良かったんだけど移動距離が増した。
ユウキが
というわけでそのうちファルメナスとなるはずのファルムス王国をもさもさと歩いている。可能性としてはディアブロとエンカウントする可能性があるの嫌だな。次は本気だろうし。
「おい」
オッずいぶん敵対的なやつが声かけてくるじゃん。時期的にソウエイか?
「ずいぶん良いもん身につけてんじゃねえかよ〜、俺たちにちょっとおこぼれをくれねえか〜?」
全然違ったソウエイとかじゃなくこれ野盗だわ。
のそりとその辺の茂みから現れてくるのは個々で見るとそれなりの格好をしているが全体としては統一感のない、つまり別々の集団から奪ったものを身につけている男男男。総勢……15ぐらい?
そうか、定期的に起動してる魔力感知に引っかからない時点で魔力のないパンピーじゃないと理屈にあわないんですね。
はずかし。
「生憎だが初対面の相手にタカる男にくれてやる金はないね」
「実力差がわからない相手に強気だな〜。俺たちには元Aランク冒険者がいるんだぜぇ? それも二人だ!」
そう言われて、一際ガタイのいい男二人がズイッと出てきた。片方は割と顔がいい。ま、『解析鑑定』したら2人とも実態は上振れしてDランクより少し上がいいとこみたいだ。周りの連中もEとかDとか。多分兵士になろうとしてなれなくてゴロツキに落ちたタイプか? 騎士団壊滅して治安が悪化してますねコレは……。
そもそも元Aランククラスの実力者がこんなとこで野盗やってるわけないだろ、絶対ファルムス内戦のどっちか陣営に引き込まれてるよ。情勢を読め情勢を。
とはいえ特AやSランクは現実味が薄そうだから、Aランクってのが一番ハッタリとして言いやすいんだろうな。Bクラス魔物が村を滅ぼせて、さらにその上っていうなら強さが理解しやすい。なるほどそれでいい暮らしをしてきたんだろう。
けど、それがいずれ破綻するやり方だとは考えてなかったらしい。野盗をやる連中なんてそんなもん、といわれたらそう。
「いいのか? 俺が本気を出したらお前ら死ぬぞ?」
「……う、うるせえ! こんなに舐められちゃ引けねえ!
お前ら! やっちまえ!」
短剣を振りかぶって飛びかかってくる小柄な男、次に姿勢を低くして
次に弓を構えた三名に寄って頭を剣柄で順にがんごんべきっ。
これで10秒ほど。うーん、普通。
「どうした、5人減ったぞ」
「逃げろ!」
敵頭目の判断が早い! いやほんとに早いな。どっちかっていうとこの嗅覚で生き残ったんかな。まあどうでもいい。
別に追う義理はない。なんとなーく気配が遠のくまで待って、残された連中は死んでなかったが意識がなかったので、パンイチに剥いた上で連中が身につけていたものを適当に地面に埋めて放置することにした。野盗捕まえて届け出るのがお金になるのは知ってるよ、でも人を輸送する手段がないんだもん……。
敵集団の中に女とか居たらそいつ優先して狙って改心させて旅に付き合わせたんだけどな。
いや、『
なおファルムスを通過するまでの間、野盗には5,6回遭遇した。構成員は全部男。
バカの治安じゃん。
はやく頑張れディアブロ。なんで敵の応援してんだ俺。
このあとノーミスならOKOK。
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