転生したらELSクアンタだった件………それはそれとしてなんで途中から参戦なの?   作:SEEDに出会えてよかった

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すいません、先日投稿したばっかりの話を消しました。
理由は後書き参照です。


突然の介入

 エルク「はぁ、はぁ、やっと出口だ。」

 

 エルクはやっとの思いで外への扉を見つけた。

 

 エルク「えっと、飛べるのかな?試しにやってみよ。」

 

 そして背中に少し力を入れてみる。

 すると粒子が分泌され、空へと飛び立てたのだ。

 

 エルク「おっと!やっぱり慣れないな。少し気をつけよ。」

 

 そしてゆったりと空を飛んでいると

 

 ボオォォォォォォン!

 

 遠くで火柱が上がっているのが見えた。

 

 エルク「え!?何あれ!?よく分かんないけど流石にほっとけないよな…ああもう!ヤケクソだ!」

 

 エルクは粒子を放出し、最速で飛んでいった。

 

 エルク「あれ、何だ?炎を纏った、人?」

 

 エルクの目にはとても不可思議な光景が映っていた。

 体から炎を出した人型の何かが1匹のスライムを背中に乗せた狼を攻撃していたのだ。そしてその近くには3人の人が見えた。

 

 エルク「アレってだいぶやばいよな…誰だか知らないけど、ELSクアンタなら大丈夫なはず…やれる、ELSクアンタなら!よし!」

 

 エルクは覚悟を決め、スライムと狼を助けに入った。

 

 バキッ!バキバキバキバキッ!

 パァー…

 

 エルクが右腕に少し力を入れると、腕が剣に変わった。

 

 エルク「これがELSクアンタの力…よし、行くぞ!」

 

 エルクは背中から大量の粒子を放出し、さらに加速した。

 

 

 

 

 

 リムルside

 

 リムル「おい!お前の目的は何だ!」

 

 イフリート「…」

 

 俺の問いにイフリートは一切答えなかった。

 するとイフリートは、俺に向かって炎の玉を飛ばして来た。

 俺はそれを避けて水刃を飛ばした。

 しかしイフリートがあまりに高温の炎を纏っているため、水の刃はすぐに蒸発した。

 

 リムル「ま、そりゃそうだよな。」

 

 すると、イフリートの周りを飛んでいた3匹の小さな竜が俺に向かって来た。

 

 エレン「アイシクルランス!」

 

 エレンはカバルとギドに守られながら、氷の刃で応戦していた。

 

 リムル「おい!大丈夫なのか!?」

 

 エレン「任せてくださいよ!こっちだって、命張って冒険者やってるんです!」

 

 カバル「おいおい、勘弁してくださいよ。リーダーは俺だっての。ま、しょうがねぇ。あの竜みてぇなのは俺たちが引き受けた!」

 

 ギド「一蓮托生ってやつでさぁ!」

 

 リムル「じゃあ任せる!だが無理はするなよ!おっと!!」

 

 イフリートは容赦なく炎の玉を撃ってくる。

 周りの竜も小さな火球を吐いてくる。

 

 リムル「ランガ!」

 

 ランガ「ハッ!」

 

 俺はランガの背中に乗る。

 ランガの圧倒的なスピードで攻撃を掻い潜る。

 

 リムル「ランガ、来るぞ!お前は回避に専念しろ!攻撃は俺がする!」

 

 ランガ「心得ました!!」

 

 リムル(あのイフリートの前に、あの竜だな。どうする…水刃は蒸発してしまうが…俺の胃袋に入ってる大量の水を一気にぶっかけるのはどうだろう?)

 

 『解。大量の水の放出は可能です。しかし、サラマンダーとの接触で水蒸気爆発が発生します。実行しますか?』

 

 リムル(水蒸気爆発!それでサラマンダーは消滅するか?)

 

 『可能です。ですが、爆発の影響でこの辺り一帯も吹き飛ぶでしょう。』

 

 リムル(アホか!意味ねぇだろ!)

 

 そして、俺がふとエレン達を見た時、エレンのアイシクルランスがサラマンダーにかなり効いているようだった。

 

 リムル(アレ効いてるんじゃね?)

 

 『魔法攻撃は、精霊に対して有効です。』

 

 リムル(てことは!)

    「ランガ!」

 

 ランガ「ハッ!」

 

 俺はエレン達の方へと向かっていった。

 

 リムル「エレン!それ俺に向けて撃ってくれ!」

 

 エレン「え!?えっと…」

 

 リムル「頼む!早く!」

 

 エレン「後で文句言わないでくださいよ!アイシクルランス!」

 

 俺はエレンの撃ったアイシクルランスを捕食した。

 

 『告。アイシクルランスの解析に成功しました。』

 

 リムル「よし!」

 

 そしてランガは再びサラマンダーに向かって走り、サラマンダーの上を飛び越えた。

 俺はその時に氷の破片を撒いておいた。

 俺はその破片からアイシクルランスを作り出し、サラマンダーに向けて放った。

 

 リムル「アイシクルショット!!」

 

 そしてその氷でサラマンダーの全身を貫いて、3匹のうち2匹を倒した。

 すると残りの1体がエレン達に向かっていった。

 

 リムル「よし!そいつも俺が!」

 

 その時、サラマンダーの腹部が光を放ち、サラマンダーは自爆をしようとした。

 そしてカバルとギドがエレンを庇おうとした。

 すると次の瞬間

 

 シャキン…!

 

 サラマンダーが真っ二つに切り裂かれた。

 

 エレン達が目を開くと、そこに居たのは、1体の奇妙な生命体だった。

 体には青い装甲を纏い、背中からは鋭い触手を生やし、顔は機械的な物で、どこか神秘的な雰囲気を漂わせていた。とてもアンバランスな見た目をしているにも関わらず、その場の全員がその生命体に目を奪われていた。

 

 エルク「大丈夫か、そこの3人。」

 

 エレン「え?は、はい。」

 

 エルク「なら良い。」

 

 リムル「なぁお前!誰だか分かんないけど助かった!ありがとう!」

 

 エルク「構わん。色々話したいが、話は後だ。今はアイツを止めよう。」

 

 リムル「ああそうだな。」

 

 エルク「俺がこの剣でアイツにトドメを刺す。援護してくれ。」

 

 リムル「待ってくれ!実はあのイフリート、俺たちの大切な仲間なんだ!だからどうにかして助けたいんだ!」

 

 エルク「なるほど。わかった。なら、俺に一つ策がある。俺がアイツに近づける様に援護してくれ。そして、アイツに少し隙を作ってくれ。1秒、いや、0.1秒でもいい。俺がアイツに触れられる様に。」

 

 リムル「よく分かんないけど、合点承知!ランガ、この3人を安全な場所に。」

 

 ランガ「しかし…」

 

 リムル「行け!」

 

 ランガ「ハッ!仰せのままに…。ご武運を!

 

 リムル「安心しろ!」

 

 ランガ「そこのよく分からぬ者!助太刀、感謝する!」

 

 エルク「礼はいい。その3人を頼む。アイツは、イフリートは俺たちが止める。」(よく分からぬ者呼ばわりされた…)

 

 そしてランガはエレン達を背負って去っていった。

 

 リムル「さてと、これで心置きなく戦えるな。」

 

 爆炎の中、イフリートが佇んでいる。

 すると、イフリートが炎を使い複数体の分身を召喚した。

 そしてエルクとリムルの周りを囲んだ。

 

 エルク「小賢しいな。ハァッ!!」

 

 するとエルクは自分の周囲から剣の様な物を召喚し、イフリートの分身に向けて飛ばした。

 その威力にイフリートの分身は呆気なく消える。

 

 エルク(よし!やっぱりELSクアンタなら戦える!)

 

 しかし次の瞬間、イフリートはリムルとエルクの足元に大きな魔法陣を召喚した。

 

 エルク「しまっ…!!」

 

 魔法陣から炎の渦が放たれ、リムルとエルクは炎に飲み込まれる。

 

 リムル「もっとやりようがあった気がする!!敵の思惑通り、罠にハマったなんて最悪だ!!止めるとか言わずに黒稲妻をぶち込んでおけば良かったぁぁ!!せっかくスライムに転生したのに!短い人生…いや、スライム生だった…」

 

 リムルはエルクの隣でスライムの体をうねうねと変化させながら感情を表現していた。

 

 エルク(クソ!油断した!いっそのことトランザムで一気にカタをつければ良かった!)

 

 リムル「てか、全然ダメージが来ない。遅すぎないか?」

 

 『解。熱変動耐性の効果により、炎攻撃は自動的に無効化に成功しています。』

 

 リムル「あ」

 

 エルク「オレも、全くダメージを感じない…あ!」

 

 エルクは咄嗟に自分のスキル一覧を見た。

 すると、自分が『全属性無効』を持っていることを思い出した。

 

 リムル・エルク(恥ずかしい…)

 

 エルク「まぁ、炎が無効化できたなら話は別だ。反撃開始だ!」

 

 

 

 イフリートは炎の渦をしばらく眺めると、その場を去ろうとした。

 その時!

 

 バァンッ!

 

 イフリート『グッ!?』

 

 炎の中から何かが撃たれ、イフリートの背中に直撃した。

 すると、何かが当たった部位から金属の塊のような物が生え始め、イフリートの動きを止めた。

 そして炎はみるみるうちに小さくなって行く。

 

 リムル「今、何かしたのか?」

 

 エルク「余裕ぶってるけど散々喚いてたの聞いてたらからな。」

 

 リムル「やめて!それは言わないお約束!」

 

 イフリートは炎で金属を溶かそうとするが、この金属はエルクが放った物、つまりはELSの一部のため、炎如きでは溶かせないのだ。

 

 リムル「俺もお前のことを舐めていたが、お前も俺たちを舐めすぎだったな。」

 

 するとイフリートはリムルとエルクに向けて口から炎を吐く。

 しかし、先程と同様、この2人には炎は無意味だった。

 

 エルク「さぁ、対話を始めよう!」

 

 エルクはそう言うと、イフリートの顔に触れ、自身のスキル『ELSクアンタ』発動した。

 

 

 

 

 

 イフリートが目を開くと、そこは真っ白な空間だった。

 どこが壁で、どこまで広がっているのかも分からないほど真っ白だった。

 すると背後から声をかけられた。

 

 エルク「ようこそイフリート。ここはオレとお前が対話をするための空間。いわゆる精神世界だ。」

 

 イフリート「貴様、名は。」

 

 エルク「名前か。そうだな、ここでは仮に、『ELSクアンタ』と呼んでくれ。」

 

 イフリート「ELSクアンタよ、対話をするとはどう言うつもりだ。」

 

 エルク「そのままの意味だ。お前と対話をし、お前の宿主である人を救う。あのスライムとの約束なんだ。」

 

 イフリート「ふざけるな!もう一度この小娘の体の中で大人しくしていろと言うのか!」

 

 エルク「ああ。」

 

 イフリート「断る!我はもう飽きたのだ!このような小さな器に閉じ込められる生活にはな!!」

 

 エルク「飽きた、か。なら尚更大人しくした方が良いんじゃないか?」

 

 イフリート「何だと?」

 

 エルク「オレとあのスライムなら、お前が驚くくらい面白いことを見せてやれるかもしれない。」

 

 イフリート「我が驚くだと?」

 

 エルク「ああ。お前、退屈してたんだろ?ならオレとあのスライムに従った方が、ここで倒されるよりも100倍面白くなるぞ。」

 

 イフリート「もしお前が言った通りにならなかったら?」

 

 エルク「いやなる!必ずな!」

 

 イフリート「フッフッフ、ハッハッハッハ!良いだろう!お前の提案を飲んでやる。お前達がこれからどのような事を成すのか、楽しみにしているぞ!」

 

 エルク「ああ。せいぜい楽しみにしろ。」

 

 

 

 

 そして対話を終えると、エルクの意識は現実世界に戻った。

 

 エルク「ふぅ…何とかなったな。」

 

 リムル「なぁ!イフリートはどうなった!?」

 

 エルク「オレとお前でイフリートに面白い物を見せてやるって言ったら、案外あっさり条件を飲んでくれたよ。」

 

 リムル「そうか…良かった!」

 

 するとイフリートの姿が少しずつ崩れ、中から人間が出て来た。

 

 リムル「シズさん!」

 

 エルク「一旦この人を運ぶぞ!えっと…」

 

 リムル「リムル=テンペストだ!」

 

 エルク「リムル、どこかこの人を休ませられる場所に案内してくれ!」

 

 リムル「わかった!ついて来てくれ!」

 

 エルクはシズを抱え、リムルの後についていった。

 

 

 

 

 

 

 その後、エルクはリムルに案内され、ゴブリン達が住む村にやって来た。そこでシズを休ませ、リムルに自分のことを全て話した。

 すると、何とリムルも転生者だったらしく、同じ転生者のよしみでこの村の第二の主になった。そしてリムルから親友の証として、テンペストの名を授けられ、正式にエルク=テンペストを名乗ることとなった。

 ゴブリン達も思いの外すんなり受け入れてくれた。

 

 そしてその後、シズが目を覚ました。

 

 

 

 

 リムルside

 

 シズ「ありがとう、スライムさん。」

 

 リムル「え?」

 

 シズ「私はまた、大切な人を殺してしまうところだった。この手で。」

 

 エルク「……」

 

 シズ「エルクさんもありがとう。私を助けてくれて。」

 

 エルク「別に構わない。オレがやりたくてやったことだ。」

 

 シズ「ねぇ、スライムさん、エルクさん。」

 

 リムル「ん?」

 

 シズ「聞いてくれるかな?私の話。」

 

 リムル「もちろん。」

 

 エルク「ああ。」

 

 シズさんは横になり、俺たちに少しずつ自分について話してくれた。

 召喚され、イフリートを憑依させられたこと、友達を自らの手で殺めてしまったこと。そして…

 

 シズ「私は、魔王の側近として支え続けてきた。でも、出会えたの。」

 

 リムル「誰に?」

 

 シズ「勇者。」

 

 リムル「勇者?」

 

 シズ「そう、勇者。戦いがあって、魔王は城を捨てて、私を殿として残した。イフリートの意思なのか、それとも自分の意思でなのか、今でもよく分からない。」

 

 リムル(勇者か。ヴェルドラを封印したのとは、また別の人間なのかな?)

 

 シズ「すぐ殺されると思った。でも、話しかけて来た。どうしてここにいるのか。どうやって生きて来たのか。魔人である、私の言う事を信じてくれて、『もう、大丈夫だよ』って。私は感情を取り戻した。その仮面は彼女がくれたんだ。魔法抵抗を高めて、私の中のイフリートを抑え込めるって。」

 

 シズさんは近くの机に置いてあった仮面を見た。

 そして疲弊し切った体で、仮面に手を伸ばした。

 

 リムル「ちょっと待て。」

 

 オレはスライムの体を伸ばして仮面を取って、シズさんに渡した。

 

 シズ「彼女と共に旅をして、この世界のことや、魔法を教わって。仮面の力で、イフリートの力もある程度なら使えるようになって。誰かを助けて、戦って。」

 

 リムル「いつしか爆炎の支配者と呼ばれるようになった訳だ。うん!スゲェ攻撃だったもんな!カッコいいよ!」

 

 シズ「フフッ、彼女と共に旅をして、嬉しくて、幸せだったな。でも…」

 

 リムル「でも?」

 

 シズ「あの人は、姿を消した。私を残して。」

 

 リムル「どうして?」

 

 シズ「分からない。どうしてだろ。『きっとまた会えるから。』あの人はそう言っていた。私は強くなろうって決心した。苦しんでいる人を助けたいって。結構頑張ったんだ、何十年もだよ。偉いと思わない?」

 

 リムル「ああ、偉いよ。」

 

 シズ「英雄って呼ばれるようになって。けど、私ももう若く無くて、イフリートの制御も怪しくなって来て、一歩間違えたらイフリートを解き放つかもしれない。そう考えると怖くなって。このままじゃまた、大切な人を…。だから私は、引退して指導者になった。」

 

 リムル「指導者?」

 

 シズ「学校の先生。イングラシア王国ってところでね。異世界から来た子達の。」

 

 リムル「達ってことは結構居るんだな。別の世界からこっちの世界に来た人間が。」

 

 シズ「スライムさんが言ってたゲームのセリフを教えてくれたのも、その内の1人だよ。」

 

 リムル・シズ『僕は悪いスライムじゃないよ。』

 

 シズ「楽しかったな。平和な日々だった。私の元を去っていった子もいたけど。けどグランドマスターになった子も居て。」

 

 リムル「グランドマスター?」

 

 シズ「各国のギルドを統括する、最高責任者。」

 

 リムル「そりゃあ大したもんじゃないか!」

 

 シズ「ええ、大したもの。私が教えられることはもう無くなったと思った。そして、寿命が残り少ないのか、イフリートの意識を抑え込めなくなって。思い出したことが一つだけあったから、旅に出ようって。」

 

 リムル「思い出したこと?」

 

 シズ「私を召喚した男、探して。」

 

 リムル「復讐したいのか?」

 

 シズ「わからないわ。でも、会って確かめたいことがあったの。だから私は…。本当にいい子達。ちょっと危なっかしいけど、楽しかった。」

 

 3人の間に、少しだけ静寂が訪れる。

 

 シズ「ねぇ、スライムさん。名前なんて言うの?」

 

 リムル「え?オレはリムルって…」

 

 シズ「本当の、名前。」

 

 リムル「ああ。オレはサトル、ミカミ・サトル。」

 

 シズ「私はシズエ、イザワ・シズエ。」

 

 シズエさんはそう言って一息つく。

 

 リムル「シズエさん、そろそろ寝た方がいい。」

 

 シズ「サトルさん、一つだけ聞いてもいいかな?」

 

 リムル「なに?」

 

 シズ「私と居て、楽しかった?」

 

 リムル「ああ。心から楽しかったよ。」

 

 シズ「そっか、良かった。」

 

 リムル「シズエさん、オレがここに居るから、そろそろ休んで。」

 

 すると、それまで黙っていたエルクが口を開いた。

 

 エルク「なぁ、シズエさん。男の名前はなんて言うんだ?」

 

 シズ「レオン…クロムウェル。最強の魔王の1人。」

 

 エルク「ソイツに、何を確かめたいんだ。」

 

 シズ「私と言う人間が居たことを、認めさせたいだけかもしれない。」

 

 シズさんがそう言うと、エルクはシズさんの手に自分の手を重ねた。

 

 

 エルク「約束しよう!エルク=テンペストの名において、レオンって野郎に必ず!オレがアンタの思いをぶつける!」

 

 シズ「ありがとう、エルクさん…。」

 

 シズさんはそう言うと、ゆっくり目を閉じて、眠った。

 

 エルク「リムル、お前は彼女のそばに居てやれ。」

 

 リムル「分かってる。」

 

 エルク「それと、その仮面、少し貸してくれないか?」

 

 エルクはシズさんの仮面を指差した。

 

 リムル「何に使うんだ?」

 

 エルク「使うって言うか、直すんだよ。直して、複製する。」

 

 リムル「複製!?お前そんなことできるのか!?」

 

 エルク「ああ、オレのスキルでこの仮面のことを『学習』して、性質をそのままコピーする。そしてお前用の仮面を作る。」

 

 リムル「そっか、じゃあよろしく頼む。」

 

 エルク「任せろ。それと…」

 

 エルクはシズさんの額に触れた。

 

 エルク「頼むぜ…」

 

 すると少しだけ光が放たれた。

 

 リムル「何したんだ?」

 

 エルク「シズさんの体の情報を学習したんだよ。そしてこれを、ホイッ。」

 

 リムル「おっとっと!」

 

 エルクは金属の塊を作り、一部を割ってオレに渡した。

 

 エルク「それには、今学習したシズさんの体の情報が入ってる。それを取り込め。そうすれば、お前の姿を人間に変えられる。ベースはシズさんだ。お前はスライムだから、男にも女にもなれるけど…悪用だけはするなよ?」

 

 リムル「はいっ!分かっております!」

 

 オレはそう言って、エルクの欠片を取り込む。

 

 エルク「じゃ、あと任せたぞ。」

 

 

 

 

 

 

 エルクside

 

 オレは外に出て、少し背伸びをした。

 

 エルク「ふぅー…、疲れたぜ。」

 

 ランガ「おお!我が主!」

 

 エルク「いや、オレリムルじゃないけど?」

 

 ランガ「いえ、この村の第二の主ならば、我の主も同様!」

 

 エルク「そ、そうか…ん?」

 

 オレがふと視線を移すと、エレン、カバル、ギドの姿が見えた。

 

 エルク「よぉ、元気そうだな。お前ら。」

 

 エレン「あ!あの時助けてくれた!」

 

 エルク「エルク=テンペストだ。」

 

 エレン「エルクさん、あの時は本当にありがとうございました!」

 

 カバル・ギド『ありがとうございました!』

 

 エルク「いいって別に。それよりお前ら、シズさんに会いに来たんだろ?」

 

 エレン「はい。シズさん、どこに居ますか?」

 

 エルク「そこのテントだ。」

 

 すると、1人の大きなゴブリンがやってくる。

 

 リグルド「これは、エルク様!」

 

 エルク「えっと、誰?」

 

 リグルド「申し遅れました!私はリグルドと言います!」

 

 エルク「そうか。で、リグルド。その服はなんだ?」

 

 リグルドの手には服があった。

 

 リグルド「これはシズ殿の着替えです。」

 

 エルク「そうか、エレンたちにも言ったが、シズさんは今寝てるから静かに入れよ。」

 

 リグルド「かしこまりました!」

 

 そしてリグルドはエレン達と一緒にテントに入っていった。

 

 エルク「さて、オレも少し休むか…」

 

 そしてオレが休もうとした時

 

 エレン・カバル・ギド『えぇぇぇぇ!?』

 

 エルク「あ、もしかして…」

 

 オレが駆けつけると、テントの中には1人の人間が居た。

 黄色い瞳に、透き通るような水色の髪。

 間違いない、コイツは…

 

 エルク「ようリムル、無事に人間の姿になれたみたいだな。」

 

 




先日投稿した話を消した理由は、アニメ通り最初から書いてたらめっちゃ時間かかるから、読者の方々が退屈するだろうと思ったからです。なのでイフリート戦から書きました。
ちなみに今作のリムルのヒロインはシズさんオンリーです。理由は作者がリムシズのカップリング推してるからです。
あと、今回の話の最初のあたりのゴミカスみたいな進行の仕方は大目に見てください。完全オリジナル展開考えるのマジで苦手なんです。

転スラの女の子キャラで好きなのは?(※ヒロインに関しては、作者の好きな女の子キャラを片っ端からヒロインにします)

  • シズさん
  • シュナ
  • シオン
  • ミリム
  • ヴェルザード
  • ルミナス
  • ゴブア
  • アルビス
  • スフィア
  • ソーカ
  • ラミリス
  • ヒナタ
  • シエル
  • フレイ
  • ウルティマ
  • テスタロッサ
  • カレラ
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