とある学Pの一方通行 作:大内
「わたしとことねがそれぞれ料理を振る舞うから、あなたたちはそれを審査するのよ!」
「んで、好評だった方が勝ちな」
ついに今日の本題である料理対決が始まるようだ。
待ちくたびれたぜ、と一方通行は足を組み(勢いあまってテーブルに組んだ足を投げ出しそうになったが大顰蹙を買いそうなので流石にやめた)、彼の隣席に位置している紫雲 清夏と葛城 リーリヤは無邪気に拍手している。
「ことね! あなたにはダンス対決の時の借りがあるわ。いい機会だし、その借りはここで返させて貰おうかしら!」
目の前の花海 咲季はやる気満々の様子だ。
しかし、気の毒なことに彼女がこの料理対決で勝利することは万が一にもあり得ないだろう。それはあまりに残酷な事実であり、流石の一方通行もそれを口に出すことは憚られた。代わりに少し気になっていたことを聞く。
「コイツは審査員じゃねェのか」
一方通行が月村 手毬を顎でしゃくる。
「さっきも言いましたケド、一番咲季の料理に文句言ってるのが手毬なんでぇ。流石にコイツを審査員にしたら不公平かな〜って」
それに審査員の人数が偶数になっちゃうし、と嘯きつつ藤田 ことねはこちらにバチン、と音が出そうな(あるいは十王 星南が見たら喜びのあまり卒倒しそうな)ウインクをかましてきた。
恐らく『余計なことを言うな』という意味のアイコンタクトだろう。もとより、一方通行にそんなつもりはない。
「じゃあ咲季ちゃん」
「任せなさい!」
どうやら先攻は花海 咲季のようだ。それは奇しくもダンス対決の時と同じ流れだった。
「これがわたしの得意料理よ!」
ドン、という効果音がつきそうなほど勢いよくテーブルの上に皿が置かれる。花海 咲季はご丁寧に一方通行、葛城 リーリヤ、紫雲 清夏全員分の料理を作っていたらしい。まぁ、流石に(三分クッキングよろしく)あらかじめ準備していたようだが。
「......」
「んん?」
「こ、これは...!」
露骨に仏頂面になる一方通行、困惑気味の紫雲 清夏、そしてなぜか少し興奮している葛城 リーリヤ。それはまさに三者三様の反応であった。
「プロデューサーには以前振る舞ったことがあったわね!」
「あァ...そォだったな」
今、一方通行の目の前に置かれている食事。ビュッフェでよく見る皿、その区切られたスペースそれぞれに、色とりどりの液状物質が盛り付けられている。これがいわゆる花海 咲季特製ペースト飯なのだ。
そして彼女の言う通り一方通行はこれを食するのが初めてではない。以前彼女(と藤田 ことね)と昼食を共にしたときに、妹用に作ったものが余ったからとこのペースト飯を渡されたことがある。その時は担当アイドルの信頼を得るためにも完食したが、まさか再び食さなければならない日が来るとは___________。
「プロデューサー、遠い目してないで現実を見てください。...気持ちは、痛いほどわかるけど」
「なによぉ! 美味しいんだから問題ないじゃない!」
「食事に重要なのは味だけじゃないってことを咲季は全然わかってない!!」
「喧嘩やめろ〜?」
「「...はい」」
藤田 ことねの一言で喧嘩していた両者が大人しくなる。妙に素直だが最近何かあったのだろうか。それを一方通行が問いただす間もなく、葛城 リーリヤが興奮気味に口を開いた。
「シ◯ジ君が食べてたヤツだ...!」
「え、誰?」
彼女のテンションが先ほどから妙に高かったのはペースト飯がSFアニメでしか見ないような代物だったからだろう。葛城 リーリヤは日本のアニメが好きだ、ということを以前葛城Pから聞いたことがある。
隣の紫雲 清夏がピンときていないところを見るに、親友同士でも別に趣味が共通しているわけではないらしい。いや、共通した趣味をもたないのに仲が良いのが親友たる所以か。
葛城 リーリヤが紫雲 清夏に説明している(当の本人は聞き流している)のを横目に、一方通行はペースト飯を口に運んだ。
「...不味くはねェ」
ケミカルな見た目なのに味は決して悪くない。その事実は非常に受け入れ難いものではあるのだが、実際その通りなのだから仕方ないだろう。あるいは、花海 咲季の努力の賜物なのかもしれない。
「じゃ、あたしも...」
「い、いただきます!」
一方通行の毒味によって少なくとも安全な食べ物であることを認識したのだろう。続いて、紫雲 清夏と葛城 リーリヤもスプーンを手に取った。
そしてしばらく咀嚼した後、
「美味しいのに二度と食べたくない! ふしぎ!!」
「す、清夏ちゃん!」
身も蓋もない感想を叩き出した。
「どういうことよ! 美味しいならいいじゃない!」
当然花海 咲季は憤る。まぁ、自分の料理を貶されれば誰だって怒りないし悲しみの感情を抱くだろう。
だが、花海 咲季の心情がどうであれ、一方通行は紫雲 清夏の意見に賛成する。『美味しいのに二度と食べたくない』とはよく言ったものだ。
「あのね咲季っち。料理ってフツー、ジューシーとかヘルシーとか言うじゃない?」
憤る花海 咲季とは対照的に、紫雲 清夏は冷静に言い放った。
「咲季っちの料理ってケミカルなんだわ。美味しいけど、食べるのは半年に一回とかでいいわ」
「清夏ちゃん、言い過ぎだよ!」
ズバズバと正論を述べる紫雲 清夏を葛城 リーリヤが止めるが、『言い過ぎ』という言葉のチョイス的に恐らく彼女も同じ感想を抱いたのだろう。
「まァ、俺も概ね同じ感想だ」
「そんな! 佑芽はいつも褒めてくれていたわ」
「あなたの妹がおかしいんだよ」
「妹の悪口は許さないわよ!」
再び喧嘩を始めようとする二人を見て、一方通行は静かにため息をついた。喧嘩するほど仲が良いとは言うが、これは違う。犬猿の仲、と言った方が適切だ。
花海 咲季は、彼女自身のもつ性質がストイック過ぎるせいか半ば世間と認識がズレているところがある。そして月村 手毬は、言わない方がいいこと、言ってはいけないことを平気で言う女だ。犬猿の仲になるのも無理はないが、いずれは上手く折り合いをつけてくれるとプロデューサーとしては楽なのだが。
「だから喧嘩やめろって」
藤田 ことねが彼女らの喧嘩の仲裁をするのもなんだかお約束と化している。
「ンなことより、オマエのは?」
「んなことよりって、この人ほんとに咲季っちたちのプロデューサー?」
担当アイドルであるはずの花海 咲季と月村 手毬の喧嘩には目もくれず料理対決の続行を促す一方通行に、紫雲 清夏は微妙に引いていた。プロデューサーとはもう少しお堅い職業ではなかったか。
一方の藤田 ことねは自身のプロデューサーの『軽さ』には慣れたもので、そうだった、と手を叩いて何やら準備をし始めた。
「ってことで、あたしの作った料理はコレで〜す!」
そう言って、藤田 ことねは一方通行たちの面前に人数分の容器を置いた。中には液体が満たされており、そこから湧き立つ湯気と香りが一方通行たちの鼻腔を刺激する。
すなわち、それはシンプルな味噌汁であった。
「プロデューサー、ちょっとどいて」
肩に手が置かれる感触。見れば、花海 咲季と言い合っていた月村 手毬が味噌汁(という名の餌)に引き寄せられてきていた。犬かコイツは。
彼女は一方通行を押しのけて席に着くと、いただきます、と言って容器に口をつける。
「はぁ〜...。半月ぶりにまともな食事をした気がする」
その飲みっぷりがあまりに迫真のそれだったので、どれ、と一方通行も容器を手に取って口に近付けようとするが___________。
「ダメ」
その途中で若干頬を紅潮(熱いものを飲んだからか?)させた月村 手毬が止めにかかってきた。
「...オマエ、どンだけ食い意地はってやがンだ」
「そうじゃなくて!」
「...? 違ェならなンだよ」
「......」
一方通行が問い返すも、月村 手毬は黙って俯いたまま何も言わない。てっきり全部自分が飲みたいとかいう理由で止めてきたと思ったのだが。
「プロデューサーってぇ、乙女心ってヤツがまったくわかってないですよネ」
「あはは、手毬っちも可愛いとこあんじゃん」
そう言われてもわからないものはわからない。見れば、唯一女性陣の中で花海 咲季だけがピンときていないような表情をしている。
「手毬ちゃんの気持ちはわかるけど、プロデューサーさんは審査員なんだよね? それなら、やっぱりちゃんと味わってもらわないと...」
「うぐ...」
葛城 リーリヤの正論を受け、ようやく月村 手毬は味噌汁を手放す。そしてここで、一方通行は彼女が容器のある一点をじっと見つめていることに気が付いた。
そう。確か、そこは月村 手毬が口をつけていた箇所ではなかったか。
「...ンなの気にしねェタイプだと思ってたぜ」
「なんのことかわかりません!」
月村 手毬はプイ、とそっぽを向いてしまった。
しかし、間接キスを気にするとは純情にもほどがある。まさか世の中の女子高生というのは総じてこうなのだろうか、と一方通行は呆れ気味に息を吐いた。
「わかったわ! 手毬はプロデューサーとの間接キスを__________むぐぅ!」
「咲季ちゃ〜ん、ちょっと黙ろうか」
(非常に今更ではあるが)合点がいった、とばかりに大声を出す(あの妹にしてこの姉ありだ)花海 咲季の口を藤田 ことねが慌てて塞ぐ。
よくもまぁ次から次へと喧嘩の火種が湧いて出てくるものだ、と一方通行は逆に感心し、同時に喧嘩を未然に防ぐために奔走する藤田 ことねに同情の視線を送った。今度何か奢ってやろう。
「...ぷはぁっ! 何するのよことね!」
「そんなことよりぃ、あたしが愛情込めて作った特製味噌汁、早くプロデューサーにも飲んでほしいナ〜」
強引に話を逸らした藤田 ことね。彼女の心労が上限に達する前に、一方通行は月村 手毬から受け取った容器(一応彼女が口をつけていない箇所)に口をつけた。
「...うめェな」
普段外食ばかりしている一方通行の身体にその味噌汁はよく沁みた。あくまで『普通』の域を出ない味噌汁ではあるのだが、だからこそ美味い。家庭の味とはまさにこれのことを言うのだろう。
そういえば、藤田 ことねには妹が何人かいるらしい。それなら彼女が齢十五にして家庭の味を作り出せるのも納得できる。
そして、一方通行に次ぎ、紫雲 清夏と葛城 リーリヤもいまだ湯気の立ち上る味噌汁に口をつけた。
「美味しい!」
「美味しい、です...!」
「うぐぐ...」
顔が綻ぶ二人と対照的に花海 咲季の表情は曇っていく。その表情のまま、とうとう彼女は自らの負けを高らかに叫んだ。
「わたしの負けよ!!!」
花海 咲季はいつだって潔い。彼女は負けず嫌いながら、いざ負けた時は自ら敗北を受け入れる。ダンス対決のときもそうだった。
「悔しいけれど、料理当番はことねに譲るわ...」
ごめんなさい、と彼女は一方通行に謝罪する。
「...どォして謝る?」
「わたしはあなたに頼まれていたもの。ことねと手毬のコンディション管理をね。でも、わたしには上手くできなかったみたい」
「ふン、らしくねェな」
料理対決で大敗を喫するであろう花海 咲季のフォロー役。その役目を果たす時がまさに今だというのは、流石に一方通行も理解していた。しかし、それでもやはり柄じゃない。
ふと藤田 ことねの方へ視線をやると、彼女は再びウインクをかましてくる。上手くやってくれ、とそういう意味のアイコンタクトに違いない。こちらの気持ちも知らないで呑気なものだ。
(本心を言えばいい、ねェ...)
前日の彼女からの助言(らしきもの)を思い出し、一方通行は内心で葛藤する。
自分が誰かを励ませるタイプでないのはわかりきっているし、したこともない。だが、プロデューサーとして。本心を伝えることで花海 咲季を少しでも救えるのなら、やはりやるしかないのだろう。相も変わらず『今の自分』と『プロデューサーとしての自分』との間で揺れ動きながら、一方通行は静かに口を開いた。
「確かにオマエは負けた」
「む...」
わかってるわよ、とでも言いたげな花海 咲季を手で制し、一方通行は続ける。
「今回みてェな至って普通の料理対決でオマエが負けるのは、まァ仕方ねェことなンだが」
「だからわかってる_________」
「アイドル育成用のメシ...。そォいう観点から見ればオマエは負けてねェ」
少し前から違和感はあった。花海 咲季のアイドルとしての魅力は『オールマイティ』、果たしてその一点のみなのかと。
違う、むしろ『オールマイティ』は付加価値に過ぎない。彼女の本質は
「
栄養、摂取効率、カロリー。そのすべてが考え尽くさているのが花海 咲季のペースト飯だ。これほどアイドルに適した食べ物などなかなかない。惜しむらくは、その食生活を継続できる人間が少ないことか。
「上手くできなかった? 違ェな。
彼女はほんの少し自分の価値観を他人に押し付けてしまっただけ。自分ができることは他人もできると思ってしまっただけなのだ。
説教ならいくらでもできる。が、そんなことをするまでもなく、賢い彼女は既に今回の件で学んだに違いない。であるならば、『よくやった』と。花海 咲季を褒める者が一人くらいいてもいいだろう。
一方通行は席を立ち花海 咲季のもとへ歩み寄る。そして目の前に立つと、静かに言い放った。
「俺からの面倒な頼み事を、文句も言わずによくやってくれた」
その後に続いたのは、普段であれば決して言うことのないセリフだった。
「ありがとな」
それは花海 咲季にとって完全に予想外の言葉だったのだろう。彼女はしばらく一方通行を見上げてポカン、としていたが、徐々に頬を紅潮させ、
「と、当然じゃない! なんたってわたしはお姉ちゃんなんだから!」
「照れ隠し。咲季も人のこと言えないね」
「仕方ねーだろ。純粋な感謝をぶつけられるの慣れてないんだよ、咲季ちゃんは」
「そこ、うっさい!!」
恐らくいつかの意趣返しをして得意げにする月村 手毬と淡々と分析する藤田 ことねに花海 咲季は怒鳴るが、彼女らは気にすることなく言葉を続ける。
「つーかあたし料理当番やりたくないんだケド? 今までも助かってたし咲季が続けろって」
「え、でも...」
「...咲季に料理を作ってもらうようになってから私の調子が良くなったのも事実だしね。流石に毎日あのペーストは嫌だけど、そこを改善してくれるなら私も文句はないよ。...それと」
話を聞く限り咲季はプロデューサーに頼まれて食事当番を引き受けたんだよね、と月村 手毬はバツの悪そうな表情をした。
「文句ばっかり言ってごめん___________」
「チッチッチ。手毬、こういうときはなぁ」
そう言って藤田 ことねが二人の間に割り込む。彼女はこれ見よがしに人差し指を立て、どこか優しい表情を浮かべながら続けた。
「謝罪より、感謝だろ? いつもありがとナ、咲季」
「あ、ありがと」
「二人とも...」
既に花海 咲季の表情に陰りは見えなかった。いつものように、彼女は自信満々に胸を張って宣言する。
「決めたわ。わたしは、今度こそあなたたちを納得させる料理を作り上げてみせる! 手始めに手毬! 好きな食べ物を言ってみなさい!」
「背脂とんこつラーメンとカツカレーと厚切りのトンカツと、あと__________」
「...アイドル舐めてるの?」
「咲季が言えって言ったのに!!」
「あ〜、もう! せっかく仲直りっぽい雰囲気になったんだからお前らちょっとは仲良くしろよ!」
ぎゃーぎゃーと、相変わらず騒がしい一方通行の担当アイドルたち。
ともあれ、一件落着だろう。
「仲が良いんだか、悪いんだか」
「きっと、どっちもなんじゃないかな?」
静観していた紫雲 清夏と葛城 リーリヤは呆れたように笑みを零している。
ふと前者がニヤニヤと、いかにも『今から揶揄いますよ』とでも言いたげな表情を一方通行に向けた。
「大変だねぇ、あの三人のプロデューサーは」
「まァ、癖の強ェ連中だからな」
「いや人のこと言えないっしょ」
「失礼だよ清夏ちゃん!」
ほっとけ、と一方通行は会話を打ち切ろうとしたが、紫雲 清夏にそのつもりはないらしい。
「いや〜、あたしが言いたいのは問題児がどうとかそういうことじゃなくて」
てかあたしが言うまでもなくアイツらが問題児なのは自明っしょ、と何となくブーメラン気味のセリフを発した後、彼女は続けて、
「好かれ過ぎるってのもプロデューサーとしてはあんま良くないじゃん? そーゆーこと」
「あァ?」
どういうことだ、と一方通行が聞き返す暇もなく、彼女は呆れたように呟いた。
「ま、当のプロデューサーがそれに気付いてないみたいだけど」
「鈍感系主人公ってやつだね!」
「...リーリヤのプロデューサーといい、プロデューサーにはそーゆー人が多いのかもね」
「な、なんのことかな! センパイはそういうのじゃなくて_________」
「はいはい、わかってるって」
「清夏ちゃん!!」
どうやら答えを言う気はないらしい。そう判断した一方通行は、姦しく騒ぐ二人を無視して席を立った。
花海 咲季のフォロー役、という何とも似合わない仕事はもう終えた。そうでなくともプロデューサーがいつまでも女子寮にいては問題だろう。
「あ、プロデューサー! 今日はありがとうございました!」
さっさと退散しようとする一方通行に藤田 ことねが話しかけた。彼女からすれば目論見が上手くいったのだ、少しばかりテンションが高いのも当然と言えば当然か。
そんな今日一番の功労者に一方通行はちょっとした『飴』を与えることにした。どっちにしろ(過程はどうであれ)ユニットとしての結束感が高まった今、言わないという手はない。
「オマエらのユニット曲、完成したぜ」
さっさと仕上げるから準備しとけ、と。それだけ言って、一方通行は彼女らの反応を待つことなく女子寮を後にした。
「ついに、か」
「これであたしたちも晴れて『ユニット』だな」
「やってやろうじゃない!」
これでもプロデューサーだ、一方通行には彼女らの反応などわざわざ聞かずとも分かりきっていた。
不安と期待と喜びと覚悟。そのすべてが混ざり合っているであろう残響を背に受け、一方通行はなおも振り返らず歩き続ける。
(...にしても花海 咲季は相変わらず声がでけェな)
聞くはずのなかった彼女の言葉がそれでも女子寮の扉を突き抜けて自分の耳を揺さぶった事実に、一方通行は呆れるのだった。