皇帝に捧ぐ讃歌 帝国は異世界と共に   作:ミミ・スタジオ

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帝国一口メモ
・ヴォルフさんは酔っている時スキンシップが激しい


記録3 "実り"

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ファイル "帝国市民自警団"

神暦1017年(1910年)頃に、帝国政府内及び軍の汚職・不祥事が過去最高件数を記録し国民の政治不信が

最高潮に達し、自分の身は自分で守るという風潮が流行し始め、同年10月にシェルナーと一部貴族を中心とした

自警団が組織され1037年時点で200万人の隊員がいる

ーーー

ーー

ヴォルフさんのお店に長居しすぎて夕方になってしまったので、農場へは明日行く事にして宮殿へ帰宅した。

ローゼン「アルン、帰っていたのか?」

談話室から白髪の老いたエルフが出てくる

アルン「お爺様⁈、お身体は大丈夫ですか?」

ローゼン「あぁ、まだ私は元気だ…最近は執務が忙しくてな貴族達め…私を宮殿から出さない気でいるな」

ローゼンは少し困った顔でアルンに話す

ローゼン「アルン、いつも感謝しているぞ宮殿から出られない私に代わって外の様子を見て来てくれるからな。貴族達が私を利用して私腹を肥やそうとしているのは分かっているが、今の私は彼等を止める力が十分に無い…元老院も貴族に取り込まれ軍部や司法機関も同じだろう。お前だけが頼りだ…任せたぞ」

アルン「はい、お爺様!皇帝一族の名にかけて…必ずお役目を果たします」

アルンはそう言って部屋へと戻る

ー翌日ー

アルン「さて、昨日行けなかった農場へ向かわないとね」

アルンは早朝に宮殿を出発した、最短距離にある農場までは帝都から1時間歩かなければいけない為到着した時には昼前の時間になる

アルン「はぁ、徒歩だとやっぱり遠いわね…でもこの道は馬が使えないけど1番近道だから、

仕方ないのかしらね」

帝都からロンベルク大森林を通過し、

農場手前に到着する

ー農村ー

村長「おぉ、姫様!お待ちしておりました。

私が村長です、以前は村を留守にしておりましたので

お会い出来ず申し訳ありませんでした。本日は農場の視察と伺っております。さぁ、ガイドの所へ案内します」

村長に案内されて、農場前に行く

村長「姫様、本日のガイドは私の娘の"ルーデル"です。さぁ、ルーデル姫様にご挨拶をしなさい」

ルーデル「は、はぃ…姫様…は、初めましてルーデルといいます。ほ、本日はよろしくお願いします。」

アルント・ルーデル

村長の1人娘で、茶髪のエルフの姿をしていて

農業を手伝いながらも空を飛ぶ事を夢見ている。

アルン「ルーデルちゃんね、今日はよろしく♪」

ルーデルは少し顔を赤め

ルーデル「は、はい…では小麦区画から案内します。」

移動中、アルンはルーデルに村について聞く

アルン「ねぇ、村の納税は厳しい状況かしら?」

ルーデル「ま、まぁ…今年はまた農作物の納税量が増えましたから、市場へ出す商品が減って困ってますね」

アルン「そう…また貴族達の仕業ね。皇帝に無許可で増税するとは、この国もいよいよまずいわね」

ー小麦区画ー

総面積500kmの超広大な小麦畑が地平線の先まで埋め尽くしている、帝国の主食はパンやパスタなどの小麦を使用する為膨大な量が必要になる。

帝国南部には8倍の約4000kmの畑が存在している

アルン「相変わらず広い畑ね、まぁ土地は余ってるからいいけど」

ルーデル「小麦は私達の主食ですから、優先して栽培しています…ですが」

アルン「帝国内の農場で帝国市民70億人が生きるにはギリギリの状態、色んな魔族が集まっているから仕方ないのだけど。

中立国からも少し輸入して賄っている状態ではいつか食料不足に…農地を増やすにも問題が…悩ましいわね」

ルーデル「……はぃ、その通りです。これだけ作っても足りないので…こ、これ以上の増税は」

アルン達は小麦畑を歩きながら収穫量や食糧事情を話して、今後の課題を考える

アルン「…まぁ、難しい話は今度お爺様に話すとして他の区画へ行きましょ。確か野菜が収穫の時期だったわよね?」

ルーデル「え、えぇ…昨日から収穫を始めています。

えと…ご、ご案内します。」

ー作物畑ー

農民「ひ、姫様こんな遠い場所までようこそ。」

農民2「丁度野菜を収穫したばかりです、よろしければご覧になりますか?」

アルン「えぇ、是非見たいわ。」

農民は倉庫に案内して作物が満載された箱を開ける

アルン「今年も大きくて数も沢山、冬のシチューも期待出来そうだからシェルナーも喜ぶわね」

作物の収穫量を確認して、村へ戻り村長へ礼を言って村の食堂で遅めの昼食をとる

アルン「うん、やっぱり玉ねぎケーキは美味しいわね♪」

ルーデル「え、えぇ…昔からの伝統料理ですから…作るのも簡単ですし。」

ルーデルと一緒に談笑している中で

アルン「そういえば、貴女の夢は空を飛ぶ事だったわよね?」

ルーデル「はい…わ、私翼竜みたいに自由に空を飛んでみたいんです…たまにサキュバス種の人が来ますがとても気持ち良さそうに飛んで行きますので私もいつか…と。」

アルン「とってもいい夢ね、大丈夫きっといたか貴女の夢も叶う…私が保証するわ」

アルンはルーデルと村の出口まで歩き、1人宮殿への帰路につく

 

ー帝国東部国境部ー

?「騎士団長、いえ皇女殿下…兵4000集合しました」

?2「殿下、偵察隊より帝国軍は100名程度の防衛部隊しかおらず狩り放題との事」

⁇「よろしい、では諸君…魔族狩りを始めましょ♪」

 

次回 「記録4 "国境侵犯"」

 

ーーー

ーー

遠くない未来

 

無線「こちら地上部隊、第1近接爆撃隊へ敵陣への攻撃を要請する。」

 

ルーデル「こちら第1近接爆撃隊指揮官より地上部隊へ…攻撃は2分後の予定、爆撃範囲から退避せよ。

……全機、前方の敵陣へ近接支援攻撃を行う編隊Bに陣形を整え各機爆撃を実行せよ」

(姫様…私の夢を叶えてくださり感謝します。私の命に

かけて姫様の夢の為お手伝いします)

 

JU-87の編隊が敵の頭上から襲いかかる

 

ーー

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