雄英の実技試験が終わり、おんぶされて家に帰っていった青空星斗!そんな裏で透明感のある少女とその目に嫉妬の炎を宿したぶどう頭の少年と縁ができたことはまだ知らない。
そして星斗は雄英の試験を同率1位で受かったのだ!そんな裏で怪しい影も動こうとしていた……。
それではヒーローアーカイブ第8話をどうぞ!!
初登校!!担任はミノムシだった!?
春の4月、今日から俺は前世ではなれなかった高校一年生になった。
甘奈「星ちゃん、忘れ物はない?」
星斗「うん」
甘奈「お弁当は本当にいらないの?」
星斗「入学式、昼までだから大丈夫」
銃造「星斗、父さんとのハグは?」
星斗「それじゃあ母さん、いってきまーす!」
甘奈「いってらっしゃーい!」
銃造「え、無視?星斗?」
俺は母さんに挨拶をして、雄英へと向かった。
あと、最近の父さんは加齢臭が凄いのでハグはお断りである。
雄英の校門を通って、俺は『1-A』と描かれた教室を探していた。
星斗「えーっと、1-A…1-A……ん?何だあれ?」
1-Aのクラスを探していたら、廊下にオレンジ色の寝袋が置いてあった。
星斗「え、は?何で廊下に寝袋があんの?」
???「あ…?入学生か……?」
困惑していると、突然、寝袋が立ち上がってこちらを見てきた。
星斗「えーっと、不審者……?」
???「不審者じゃない。1-A担任の
寝袋から出てきたのは髭が生えたくたびれた男だった……いや、ちょっと担任!?この人が!?
星斗「は、初めまして!1-Aの青空 星t「知ってる。青空 星斗だろ?うちのクラスの」あ、はい」
相澤「とりあえず、
相澤先生は寝袋の中から体操服を取り出して俺に渡してきた。
な、何故に寝袋の中に体操服が……?
相澤「それじゃあ俺は他の生徒にも体操服を渡してくるから」
そういうと、再び寝袋に入って相澤先生は何処かへ行った。
……動きづらくねぇのかな?あれ。
星斗「とりあえず言われた通り着替えて、グラウンドに行くか……」
グラウンドで待っていると、相澤先生が1-Aのクラスメイトを連れて来た。
……って、あれ?A組だけ?他のクラスの生徒は?
相澤「よし、全員そろったな。それじゃあ今から個性把握テストを始める」
……はぁ!?
「「「個性把握テストォ!?」」」
相澤先生が言ったことに俺はもちろんクラスメイトの皆も驚きを隠さなかった。
???「ちょ、ちょっと待ってください!入学式は!?ガイダンスは!?」
星斗「そ、そうですよ!先生!貴重な青春の1ページはどうなるんですか!?」
丸顔女子と俺の問いに相澤先生は平然と答えた。
相澤「ヒーローになるなら、そんな
……嘘でしょ?
星斗「青春がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
相澤「青空、うるさい黙ってろ」
俺が心の底から叫ぶと、相澤先生が注意してきた。
で、ですが相澤先生!青春がぁ!?
相澤「雄英は"自由"な校風が売り文句、そしてそれは先生側もまた然り…」
自由すぎませんか?
相澤「お前達も中学の頃からやってるだろ?個性禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている、合理的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だよ」
そう言うと相澤先生は1つのボールを持ってきた。
相澤「主席は確か青空と爆豪だったな?ボールを渡すからどっちかが"個性"を使って投げろ」
「「「え!?」」」
爆豪「……あ?」
星斗「ヒェッ」
相澤先生が言った主席が2人いることに他のクラスメイトは驚いて、俺と同じもう一人の主席、爆豪と呼ばれた金髪少年は殺意のこもった鋭い目つきでこちらを睨んできた。
こ、こっわ……!
星斗「お、俺の"個性"じゃあ、ボール投げとは相性が悪いので……ば、爆豪くんが投げたほうがいいと思います……」
相澤「わかった。爆豪、中学の時、ソフトボール投げは何mだった?」
爆豪「……67m」
相澤「じゃあ、個性を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい、
そう言うと、相澤先生は爆豪にボールを渡した
爆豪「んじゃまぁ・・・・・・、死ねぇ!!!」
Boooooon!!
(((………死ね?)))
爆豪が罵声と共にボールに爆風を乗せて思いっきり投げた。
でも、何で死ねって言った?
相澤「まず、自分の最大限を知る……それがヒーローの素地を形成する合理的手段だ」
そう言うと相澤先生はこちらに"705.2m"と映し出されたスマホを見せてきた。
"個性"を使っただけでここまで記録が伸びるのか……。
???「705mって、まじかよ・・・!」
???「なにこれ!!
???「個性が思いっきり使えんだ!流石ヒーロー科!」
記録を見た、生徒は次々と感想を言い始めた。
……あれ?この個性把握テストって俺の個性じゃあ関係なくね?俺の記録じゃなくてうちの生徒の記録になるじゃん。
相澤「
星斗「……ん?」
1人の生徒の言った言葉を聞いた瞬間、相澤先生の目つきが鋭くなり雰囲気が変わった。
相澤「ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」
『『『!?』』』
相澤「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
星斗「……ほえ?」
『『『はぁぁぁぁぁぁ!!?』』』
相澤先生が口にした言葉は、まさかの除籍宣言だった。これにはこの場にいる生徒全員が驚きを隠せなかった。
相澤「生徒の如何は
こうして俺たちA組は入学初日で最初の受難が始まった。
第1種目:50m走
まず最初にするのは50m走で、俺の出席番号は2番なので、走るのは最初だった。
星斗「青空 星斗だ、よろしく頼むぜ」
青山「僕の名前は
俺が青山に挨拶していると、雄英の審判ロボットが来たので、スタートの合図を待った。
ロボット『位置ニツイテ…、ヨーイ…ドン!』
青山「個性を使っていいという事は……」
トンッ
次の瞬間、青山は思いっきりジャンプして、腰に付けたベルトから青白いビームを発射した。
青山「こういう事さ!」ビィイイイイイイイイ!
星斗「はぁっ!?そんなのアリか・・・ん?」
ビームを発射しながら宙で進む青山を追いかけていると、走っている途中で青山は背中から墜落して俺は青山を追い越してそのままゴールした。
……えぇ?こういうのって一気に追い越してゴールするもんじゃないの?
青山「……」ビィィィィィ・・・、
ロボット『ピッ、5秒51!!』
青山は何事もなかったようにビームを再び発射して、ゴールした。
青山「1秒以上射出すると、お腹壊しちゃうんだよね」
星斗「腹…大丈夫か……?」
俺の記録は中学の時と比べると記録は上がっていた。
[記録:4秒29]
第2種目:握力
星斗「ふんっ!!」
ロボット『72キロだぞ!この野郎!』
うーん、中学の時と比べると上がっちゃいるんだが……。
???「すげぇ!!540キロって、あんたゴリラ!?タコか!!」
???「タコって、エロいよね……」
はい、俺の隣で測っている障子って人は記録が540Kgでした。俺から見たら天と地の差です。
[記録:72Kg]
第3種目:立ち幅跳び
星斗「ほっ!!」
ロボット『76.92cm!モウチョット頑張ッテ跳ベヤ!!』
星斗「いや、これでも頑張って跳んだほうなんだけど……」
[記録:76.92cm]
第4種目:反復横跳び
ロボット『87回!』
星斗「おお!5回増えたのか!?よっしゃあ!!」
???「ひゅううう!!!」
星斗(!?今の声って……!)
記録の回数が増えたことに喜んでいると、後ろから聞き覚えのある声がした。振り返るとそこにあったのはぶどう頭が謎の物体で高速で反復している光景だった。
星斗「……俺の聞き間違いか?」
???「……」クルッ
星斗「?」
じっとぶどう頭を見ていると、ぶどう頭が俺の視線に気がついてこちらを振り向き、俺の足下まで歩いてきた。
???「お前……名前なんて言うんだ?」
星斗「え?青空 星斗……」
???「そうか…青空か……おめぇだけにはぜっっっったいに負けねぇ!!覚悟しとけよ!?このハーレム野郎がぁぁ!!!」
星斗「ッ!?」
[記録:87回]
第5種目:ソフトボール投げ
星斗「オラァ!」
相澤「85.8m……よし次」
俺は手に持ったボールを思いっきり投げた。記録は"85.8m"。
……だけど、俺は自分の記録よりも気になる事があった。ここまで緑谷が良い記録をまったく出せていないのだ。緑谷自身もそのことを自覚しているのか、顔が青ざめていた。
星斗(緑谷……どうして"個性"を使わない?何かデメリットでもあるのか……?)
???「緑谷くんはこのままだとマズいぞ……?」
爆豪「あったりめーだ!"無個性"のザコだぞ!」
星斗「……はい?」
俺達が緑谷の心配をしていると、爆豪が信じがたい発言をしたのだ。
???「無個性!?彼が入試時に何を成したか知らんのか!?」
爆豪「あぁ……?」
爆豪の言った"無個性"とはそのまんまの意味で個性が無い人のことを言うのだ。簡単に言えば生徒を呼び出すことができない俺みたいな感じだ。
改めて緑谷を見ると、"個性"を使ってボールを投げた。しかしその瞬間、相澤先生の目が赤色に光った。そして緑谷が出した記録は"46m"だった。
……相澤先生?何かしたのか?
緑谷「な…今確かに使おうとして…」
相澤「"個性"を消した」
緑谷が振り返ると、そこには目を赤く光らせてマフラーを周囲に浮かばせていて、不機嫌そうにしている相澤先生の姿があった。
緑谷「個性を消した……?あのゴーグル…、そうか…!抹消ヒーロー "イレイザーヘッド"!」
イレイザーヘッド……?確か"個性"を無効にすることができるヒーローだったか?よく知ってんな緑谷。
???「イレイザー?誰それ?」
???「聞いた事があるわ、アングラ系ヒーローよ」
うん、普通のアングラ系ヒーローは皆、知らないからこんな反応が普通なんだよなぁ……。ははーん?さてはオタクだな?緑谷。
緑谷の方を見ると、相澤先生にマフラーで拘束されて何か話していた。
???「緑谷くん、何か指導を受けているようだが……」
爆豪「除籍宣告だろ」
星斗「いや……、もしかしたらここから彼、挽回できちゃうかもよ?」
爆豪「……あぁん?」
俺がそう言うと、爆豪が鋭い目つきでこっちを睨んできた。
爆豪「何言ってやがる、オッドアイ野郎……あいつは無個性のザコだぞ!!」
星斗「じゃあ…爆豪くん。聞きたいんだけど何で相澤先生はその無個性に自分の"個性"を使ったんだ?緑谷が無個性だったら相澤先生も自分の"個性"を使う必要がないだろ?」
爆豪「……あ?」
俺が質問すると、爆豪が疑問の表情を浮かべた。
緑谷「
俺と爆豪が話していると、緑谷が個性を使い、ボールを思いっきり投げた。そして投げられたボールは空高くへと飛んでいき、地面へと落ちた。そして相澤先生の持っていたスマホには"705.3m"と記録が出ていたのだ。
緑谷「先生……!まだ……動けます!」
相澤「こいつ……!」
"個性"の反動なのか緑谷の人差し指が紫色に腫れ上がっていた……。だけど、緑谷は涙目になりながらも相澤先生に言い放ったのだ。
星斗(あれが緑谷 出久。何だよあいつ……)
前世だとあまり興味がなかった
星斗(──めちゃくちゃかっこいいじゃねえか!!)
緑谷のファンになってしまった。
To be continued...
どうも皆さん、黒卵です!
ヒーローアーカイブ第8話を読んでいただきありがとうございました!
そしてUA数が10,000突破しました!ありがとうございます!
今回の一番リメイクしたところは星斗くんが緑谷のファンになっちゃいました!!
次回はラーメン?です。
それでは皆さん!また会いましょう!アディオース!
無名の司祭どもはぶち○す……
現在の所属生徒
ゲヘナ
空崎ヒナ
火宮チナツ
トリニティ
羽川ハスミ
守月スズミ
???
ミレニアム
早瀬ユウカ
???
アビドス
???
???
???
ヴァルキューレ
???