私は士道と口づけを交わし、互いの愛情を確かめ、今は士道の家に出入りすることも許されている。これはもう恋人の域を越えて夫婦と言っても過言ではない。
私は士道の妻。旦那の代わりに家を整えて待っているべき。
全ては士道のため。悪意などあろうはずもない。
「それで、士道の下着を盗もうとしたの?しかも、わざわざ洗濯籠から使用済みを選んで」
しかし、私の厚意は五河琴里に否定されていた。リビングの中央でフローリングの上に正座させられて。
「盗もうとしたわけではない。古くなっていたから新品に取り換えようとしていただけ。オリリンのスペシャルサービス」
そう、私は士道が好んで使用しているメーカーの下着を購入してきている。
士道は下着が新しくなって嬉しい。私は士道の温もりを感じられてうれしい。
互いにウィンウィンの関係。何も問題はない。
「そういう問題じゃないのよ。家にストーカーが入り浸ってるのが問題なの」
「それは大変。すぐにでも対処すべき」
ストーカーは法で規制されている危険な存在。士道に近づけさせてはいけない。
「あんたのことよ、折紙!せめて自覚を持ちなさい、この馬鹿!」
琴里は手刀を振り下ろす。悪いとは思えないけど、一度ここは甘んじて受け入れておく。
「私はストーカーではない。士道も受け入れてくれている」
「諦めと許容は別物よ。そこのところしっかり理解しなさい」
琴里は私の言葉をバッサリと切り落とす。中学生なら少し潔癖な部分があっても仕方ないのかもしれない。
「折紙よ、また何かしたのか?」
その言葉を聞いて私も琴里も振り返る。
そこには闇色の髪を長く伸ばした少女が立っていた。腰に手を当ててその豊かな胸を張っている。
夜刀神十香。精霊《プリンセス》にして私の敵
「十香、この馬鹿は盗みを働こうとしたの。人のもの盗ったらこうなるから、マネしちゃダメよ」
五河琴里は私の頭に肘を置いて体重をかける。まるで罰を与えるかのように。
「む、そんなことしちゃメッだぞ!」
十香は人差し指を立てて私の顔に近づける。子供を りつけるように。
「盗んでいない。交換しただけ。むしろ士道は得をする行為」
「そうなのか?」
今の私たちはかつてのように険悪ではない。
精霊を嫌悪する理由のなくなった私にとって、十香はただの
だからこそ誤解して欲しくない。私の行為は正当なものだと理解してほしい。
「はい、十香に嘘吹き込まない。本当、あんたら姉弟は平気で法律を無視するわね」
琴里は私の頭に置いていた肘でぐりぐりと力を入れる。痛みはあまりないけれど、確かな怒りを感じる。
「待って欲しい。法律を無視しているのはラタトスクも同じ。私だけ否定されるのはおかしい」
「あんたと同類扱いされたくないんだけど」
琴里は頭を抱えて困った顔をした。どうしてそのような顔をするのかわからない。
「折紙もこりないよねー。毎度毎度、士道のもの盗んで」
橙色の髪を持つスリムな少女が姿を現す。彼女も士道をかけて争う恋敵の一人、八舞耶倶矢。
手を頭の後ろで組んで歩いてくる。呆れたような顔を見せながら。
「困惑。マスター折紙が琴里に見つかるようなミスを犯すとは。信じられません」
耶倶矢にそっくりな顔の少女が一緒に歩いてくる。耶倶矢の双子の姉妹、八舞夕弦。
私の教えて受け、日々成長を遂げる彼女。私も彼女に負けないよう、日々研鑽を積んでいる。
「今回は琴里の方が
ラタトスクがこの家にカメラを仕掛けていることは知っている。
精霊が高頻度で訪れる場所。二十四時間体制で監視しているのは仕方のないこと。
だからこそ、その点もカバーしていた。ほんの数十秒カメラをハッキングして、機能をダウンさせた。
素早く士道の下着を交換し、誰にも悟らせずことを終わらせる。まさに完璧な計画だったのに。
「まさか、二段構えだったとは」
本命は床の木目に仕込まれた超小型カメラ。気づいたときには既に琴里にバレた後だった。
「なんでここまで高度な防犯対策しないといけないのよ。DEMの調査員よりもあんたの対策する方が大変なんだけど」
琴里が疲れたような顔をする。しかし、私が破れる対策しかしていないのであれば士道の身も危ない。
「これは防犯対策の訓練だった。そういうことに――」
「なるわけないでしょうが!」
琴里は再び手刀を振り下ろした。乙女の頭に何度も手を出すなんて酷い。
「もぅ、折紙さんたら。わざわざ盗まなくたって、だーりんにおねだりすればいいじゃないですか」
部屋に入ってきた美九が身体をくねらせながら意見する。優しい士道なら受け入れてくれるだろうけど、それでは意味がない。
「自分で手に入れてこそ価値がある」
私はトレジャーハンター。お宝は自分で勝ち取る。
「もう折紙ちゃんたら。そのうちお部屋が士道君のグッズで埋まっちゃうよ~」
美九の後ろからウサギのパペットが現れる。四糸乃も美九と一緒にこの家へ来たらしい。
「大丈夫ですか、折紙さん?」
遠慮がちに四糸乃自身も姿を見せる。長時間正座させられている私を心配しながら。
……ふむ、こういった態度も男心をくすぐるのかもしれない。私も参考にさせてもらう。
士道の家は自然と精霊が集まる。同じ家に住んでいる琴里は勿論、近所のマンションに住む十香たち、果ては竜胆寺女学園の近くに住む美九ですら。
私は彼女たちに勝って士道の妻は私だと知らしめないといけない。モテる男を伴侶に持つと大変。
しかし、士道が魅力的な男性であることはただの事実。これも仕方のないこと。
これからの苦労に思いを馳せていた。そんなときだった。
――深淵から覗くような嫌な視線を感じたのは。
ぎょっとして振り返る。思わず暗器に手を伸ばしそうになった。
しかし、そこには精霊たちしかいない。皆和やかに談笑している。
「今のは私の気のせい?でも、あれは確かに……」
この家に入ることができるのは身内のみ。
ネズミが入る余地なんてない。そんな輩がいたら、私かラタトスクが処理している。
実際、今目の前にいるのはよく知った精霊たち。
十香、四糸乃、琴里、耶倶矢、夕弦、美九。彼女たちがそんな視線を向けるとは思えない。
あるとしても、美九が性欲をたぎらせた目を向けるだけ。さっきのものとは種類が全然違う。
「まさか、七罪?」
少し考えてその可能性を思いつく。そういえば、この街に来ているらしい。
コソコソと情報収集をしていると聞いている。七罪らしいと言えばその通り。
精霊の中の誰かと入れ替わっている。あり得ない話ではない。
私に士道と誤認させられるだけの演技力。今この場の誰かと成り代わるくらい造作もないはず。
「愛に連絡を――」
携帯を取り出して、メッセージアプリを起動させる。
あの子なら七罪が誰か一瞬でわかる。それに、七罪はあの子が攻略すべき。
文章をしたためて送信ボタンを押そうとした。しかし、私の中で一つの欲望が湧き上がった。
『七罪に上下関係を知らしめたい』
送信ボタンから指を話し、スマートフォンを握る手をだらりと下げる。頭には浮かんだ思考が渦巻く。
今更愛と七罪の関係を否定する気はない。ただ、彼女のことを全面的に肯定できるかと言えば話は別。
常に生意気で
この場は絶好の機会。七罪の得意で叩き伏せることができれば、上下関係をはっきりと叩きこむことが可能。
『今から一時間後、士道の家に来て』
メッセージの内容を書き換えて送信する。愛からは素早い了承の返信が来た。
これで準備はできた。一時間以内に勝負を決める。
談笑を続けている精霊たちに視線を向ける。この中にいる七罪を見つけ出す。
♦♦♦
改めて前提を確認する。
容疑者は十香、四糸乃、琴里、耶倶矢、夕弦、美九の六人。おそらくこの中の誰か。
七罪は非生物にも変身可能。だけど、部屋の中の物に紛れている可能性は低い。
士道の家は常に監視状態。それは私が身をもって体感した。
七罪なら侵入することは容易いだろうけど、バレずに長時間紛れているのは考えにくい。
精々、容疑者の持ち物に変身しているのが関の山。例えば、四糸乃の手についているよしのんに化けているなど。
だから、六人の中から怪しい人物を見つけ出せばいい。だけど、七罪に怪しんでいることがばれてはいけない。
彼女は愛と過ごした時間を忘れている。変身を見破られたと知れば、何をするかわからない。
天使の力を乱雑に振るう可能性すらある。七罪に悟らせず七罪の正体を見破り、拘束しなければ。
はぁ、手がかかる。ただ、七罪が悔しそうな顔をしながら、私に
『くっ、お
悪くない。きっと、七罪が悔しそうな顔で私の命令を聞く。
その顔を想像するだけでやる気が湧いてくる。絶対に実現させる。
まずは一番わかりやすい相手に仕掛ける。確か、この棚の中に常備されていたはず。
目的の袋を見つけて中身を全て皿に並べる。ピラミッドのようにたっぷりと。
「十香、そろそろおやつの時間」
「お~。ありがとうだ、折紙」
机の上にどんと皿を乗せる。そこには既製品のお菓子が山のように積んである。
クッキーやバームクーヘン、チョコケーキなど。成人男性が数日かけて消費するような量が遠慮なく。
五河邸には大量の非常食が保管してある。いつでも十香の食欲に対応できるよう。
「うむ、やはり美味しいな」
十香はリスのように頬を膨らませている。着実に皿の上の山を減らしていく。
鼻歌を歌って機嫌をよくしている。美味しいものを食べる十香にしか見えない。
「ぬ?どうしたのだ、折紙。そんなにじっと見つめて」
「……何でもない。ただ美味しそうに食べていると思っただけ」
見たところ、本当にしっかり咀嚼して体内に収めている。天使の中に隠すような変な誤魔化しをしている様子もない。
「夕餉が食べられなくなってはいけないし、ほどほどで済ませようではないか」
そう言いながらも私の用意したお菓子はしっかりと食べ切った。私も含め他の精霊も摘まんでいたけど。八割以上は十香の胃袋に収まっている。
「ちょっと折紙、そんなにいっぱい出さないでよ」
琴里が私の行動を咎めてくる。家や精霊を管理する者としては当然の行動。
「今日消費した分は私が補充する」
「いや、そういう問題じゃなくて。別に十香が食べた分はラタトスクが補充するからいいんだけど」
精霊たちにかかる費用や物資はラタトスクが建て替える。
確かにその方が妥当。一般家庭が何人もの精霊を養うことは困難。
「カロリーとか気にならないのかしら?」
琴里は呆れた顔で十香のお腹を見つめている。私もあの物理法則を無視したカロリー消費は気になっている。
もしかしたら霊力には肉体を美しくする作用が?少し検証する必要があるかもしれない。
「まあ、次からは私を通して頂戴。補充するにも手配しないといけないし」
「了解した。以後気をつける」
琴里は肩を竦めながら離れようとする。もうちょっと探りを入れたい。
「琴里、私と愛の兵装はどうなっている?」
「ん、《ブリュンヒルデ》と《ノルン》のこと?まだまだ調整中らしいわよ。《ノルン》はまだまだ時間がかかりそうね」
琴里は私たちの兵装の名前をよどみなく答えた。
「でも、《ブリュンヒルデ》は半月もあればできるそうよ。あれは愛が持ち込んだ設計図通り製造するだけだから」
「それは《ノルン》も同じはず。どうして?」
愛は《ブリュンヒルデ》と《ノルン》の設計図を琴里に渡した。全く同じタイミングで渡しているのに、完成タイミングが大きく異なるのは不自然。
「《ノルン》はいろいろ特殊らしいわよ。その辺は愛の方が詳しいんじゃない?」
「わかった。愛に確認する」
《ノルン》は元々愛がコンセプト設計した兵装。言われてみれば、現在のラタトスクがノウハウを持ってなくても不自然ではない。
「質問。マスター折紙、本日も恋愛テクニックについてご教授いただけないでしょうか?」
会話が終わったタイミングを見計らって橙色の髪をした少女が話しかけてくる。その豊かな胸部を弾ませて、期待の目を向けている。
どうやら、夕弦は私の恋愛テクニック講座を聞きたいらしい。これは都合がいい。
「ねえ、夕弦。本当に折紙の恋愛テクニック使って大丈夫なの?」
その背後から非常に似た顔の少女が声をかける。夕弦の双子の姉妹(?)の耶倶矢。
夕弦と違って私に訝し気な視線を向けている。とても失礼。
「沈黙。実践する勇気がないチキンは黙っていてください」
「だ、誰がチキンだし!」
夕弦の言葉を聞いて耶倶矢は過剰反応している。
「真理。恋愛とは行動したものだけが勝利するのです。いつまでも隠れて勇気を出せない意気地なしは、一生独り身に甘んじていてください」
「はぁー、ふざけんなし!あたしは別に意気地なしじゃないし!」
反骨心を燃やす耶倶矢を見て、夕弦はほくそ笑んでいる。なるほど、始めから耶倶矢を巻き込むつもりで。
「わかった。二人に私のテクニックを伝授する」
二人が好きなのは士道。彼女たちに恋愛テクニックを教えるのは敵に塩を送るような行為。
しかし、士道の攻略した精霊の間では日常的に行われていること。優しい士道は争いを好まないから手を取り合っている。
出し抜くのはここぞというときだけ。それに、彼女たちから知見を得られることもある。
「まず、士道は以前の士道じゃない。数多の修羅場を潜り抜け、より強く凛々しく成長した。これは女性関係においても変わらない」
二人とも私の話を聞き入っている。本物だとしたらいい兆候。
「士道とあなたたちが出会ったときのこと、覚えている?皆で一緒に入浴した」
「当然。忘れるわけがありません。マスター折紙と最初に実行した思い出深い作戦です」
夕弦は目を閉じて振り返っている。復習もしっかりできるいい生徒。
「いや~、ちょっと勢いに乗ってたと言うか。士道に裸見られちゃったし……」
耶倶矢は人差し指を突き合わせながら縮こまっている。夕弦と違って覚悟が足りない。
「多くの女のあられもない姿を見て、直接その手で触れてきた。士道には耐性がついて来ている」
「質問。それは重大なピンチではありませんか?士道へ迫っても反応が薄くなってしまいます」
夕弦が手を挙げて質問を行う。その考えは確かに妥当。しかし、逆に利用することも可能。
「逆に言えば、女の身体を味わう余裕ができたとも言える」
身体を密着させたり露出を増やせば、心拍数を上げるし恥ずかしそうな表情も見せてくれる。しかし、その程度で慌てたりしない。
「同じように士道と一緒に入浴するとしても、今実行すれば士道の心はもっと揺らぐ」
「なるほど、会ったばかりの頃より士道はドキドキすると」
夕弦は熱心に私の話を聞き、実行しようとしている。
そのままゆでだこになってしまった耶倶矢とは大違い。彼女には特訓が必要。
どうやら成果はあったよう。彼女たちも私の魅力を引き立てる側室になって欲しい。
「あらあら折紙ちゃん、すっかりみんなと仲良しなのね」
レッスンを終えるとウサギのパペットが元気に話しかけてくる。無論、その正体はよんのん。
「もう精霊と争う理由はない。私自身も精霊になったし、みんなは大事な友人」
出会いは最悪だった。過程も決していいものとは言えない。
でも、今はその過程すら悪くなかったと思っている。これからも良き友人であり続けたい。
「今は純粋に女性として勝ちたいだけ」
士道のことで負けるつもりはないけれど。
「折紙ちゃん燃えてるのね。四糸乃も負けずに頑張らないと」
「士道さんは譲りません」
四糸乃もその優し気な垂れ目に闘志を燃やしている。偽物の感情には見えないけれど、七罪ならこれくらいは再現してもおかしくない。
「無論よくわかっている。あなたも強敵の一人」
四糸乃のあごに手のひらを当て、くいっと顔をもちあげさせる。四糸乃と真正面から目が合う形になる。
「折紙……さん?」
「私はあなたのことを過小評価していない」
彼女には他にない魅力と勇気がある。
いずれ、ダークホースになるかもしれない。そんな気がしている。
「あ、あぅ」
四糸乃は何も言えなくなって目をぐるぐるさせている。どうしてそのような表情を?
「もう、折紙ちゃんたら。四糸乃を攻略しようとしても、そうはいかないんだからね。四糸乃の心は士道君のものなんだから」
よしのんが抗議するように私の顔に急接近する。そのような感情はなかったのだけれど。
「私の心も士道のもの。心移りなんてしない」
「本当かな~?四糸乃は同棲すら虜にする魔性の魅力を持ってるからね~」
四糸乃の喉の感触を確かめながら手を放す。
「きゃ~、折紙さん。何ですか、今のは?四糸乃さんを攻略しようだなんて、最高じゃないですか」
今度は美九が私の肩を揺さぶる。どうやら、女性同士の絡みを見て興奮した様子。
「もっとやってくださいよ。お金払えばいいですか?今度は十香さん相手にもやってくれませんか?」
美九はどんどんと要求をエスカレートさせていく。見るのも彼女にとってはご馳走らしい。
「私に同性相手の趣味はない。私の愛は士道だけのもの」
「や~ん、折紙さんたら一途なんですから~!」
美九は身体をくねらせながら騒いでいる。要求を断ったのに何故か嬉しそう。
「どうしてもというなら愛と抱き合ってる姿で我慢して。あなたの希望に合う形にする」
「愛さんですか?確かに可愛らしい顔立ちですけど、男性はちょっと……」
美九は不思議そうな顔でこちらを見る。その幼い表情は美九そのもの。
本当に――偽物だなんて信じられない。
「芝居は止めたらどう、七罪?」
美九の周囲を取り囲むように
いや美九の姿をした七罪というべき?
限定霊装。初めてだけれど、顕現させるのはそこまで難しくない。
最近まで毎日のように感じていた嫌な感情。それを少し思い出せば。
部屋の時間が止まったよう。みんな硬直して動かない。
「折紙、どういうことだ?」
「まさか、美九が七罪の変身だって言うの?」
最初に動いたのは十香と琴里。私の言葉の意味を理解したよう。
七罪から目を離さず二人の言葉にうなずく。
「ははは、何言ってるんですか折紙さん?そもそも、七罪さんってどなたですか?」
美九は
「七罪、今あなたは自白したようなもの。美九は七罪のことをよく知っている。そんなこと言うわけがない」
目の前の美九の顔が歪む。とても美九らしくない表情に。
「さっきの言葉もそう。本物の美九なら、愛が本当に女の子になったことを知っている」
私たちは半月ほど美九の屋敷で過ごしていた。そのとき愛は本当に女の子だった。
七罪は恐らく周到に調査して美九と入れ替わっている。どのような質問をしてもぼろを出すことはきっとない。
――この世界のことに関しては。
でも精霊のみんなには改変する前の世界の記憶がある。その情報はどれだけ調査してもわかるわけがない。
「ちっ。やっぱりわけわかんないわね、鳶一折紙」
その姿が七色に輝き、別の姿に変身しなおす。
長くつややかな翡翠の髪。美九に負けず劣らずな抜群のプロポーション。
すらりと伸びた長い脚。自身に満ち溢れた鋭い瞳。
久しぶりに見た七罪の変身姿だった。
さて、楽しい楽しい折紙回でした。書いてて楽しいんですが、こいつやべえってなります。
今回の裏話は七罪の情報収集について。
色々と調べることで精霊たちの人となりはほとんど把握しました。そして、こいつら精霊だろって疑っています。しかし、一番大事な愛くんや士道の情報が少なかったので潜入調査に入りました。
投稿日はいつがいい?
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月曜夜
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