ヒロインは七罪   作:羽国

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破軍歌姫

「愛さん、予定通りアイザック・ウェストコットとエレン・メイザースをイギリスに縛り付けることに成功しました。もうここに辿り着くのは不可能でしょう」

 狂三の分身体が戦況の報告をする。イギリスでの陽動、第二襲撃作戦の成果を。

 狂三がDEM本社に襲撃を仕掛けたのはイギリス時間で深夜一時。こっちだと午前の十時になる。

 ロンドンから東京までのフライトは半日以上かかる。

 現在の時刻は十四時半。どうやったって間に合うわけがない。

 

「憐れなことだね。今更狂三を止めたところで手遅れだっていうのに」

 今回での作戦の本命は既に洗脳した魔術師(ウィザード)たちを通して奪っている。二次襲撃はそれをカモフラージュする意図もある。

「これで三次襲撃もやりやすくなりますわね」

「そうだな」

 この作戦の目的は大きく分けて二つ。一つは今後のための情報を抜くこと。

 そしてもう一つはDEMの日本での足掛かりを叩き潰すことだ。一次と二次はイギリス本社が標的だが、三次は日本支社を標的にする。

 

「大きな軍隊にとって足場って言うのは大事なものだ。それは顕現装置(リアライザ)を持とうが変わらない。扱うのは所詮人間だからな」

 魔術師(ウィザード)だって食事や休憩は必須。整備された基地を潰されるっていうのは、軍人にとって頭を抱える大問題だ。

「相変わらず嫌がらせをさせたら天才的ね。倫理も常識も飛び越えて敵の戦力を削り取ってる」

 七罪が半分呆れたような顔で称賛している。七罪は私の手口昔からよく見てるからね。

 

「そして、日本支社にいたアルテミシア・アシュクロフトを代表とする魔術師(ウィザード)たちも先ほど飛び立ちました。これ以上の機会はないでしょう」

 狂三の分身体の一部はDEMに潜り込んでいる。リアルタイムでその動きも把握できている。

 人間攻めるときが一番無防備になるものだ。アルテミシアたちが帰ってきたとき、崩壊した建物が待っていることだろう。

 

「待って、アルテミシアたちはどこへ向かっているの?」

 姉さんが必死な顔で狂三に問う。

「天央祭のステージです」

「何のために?」

「士道さんたちを捕獲または殺害するために」

 狂三は平然とした顔で答える。狙い通りの結果を。

 

「士道が危険。今すぐに戻らないと」

「何を言ってるの?初めからそれを狙って襲撃を天央祭の日にしたんだから」

「……正気?」

 姉さんはぎょっとした顔で私の方を見る。信じられない話でも聞いたかのように。

 

「いくらエレンがいないと言っても戦力は膨大。少しでも敵の戦力は減らしておきたいからね。

 天央祭を狙って攻めてくると思ってたんだよ。予想が当たってよかった」

 原作でも天央祭でDEMは作戦を仕掛けていた。同じような状況になるかもって期待していた。

「その減った戦力が今士道のもとに向かっている」

「うん。でもその程度跳ねのけられないようじゃ、この先やっていけないよ」

 姉さんの顔がどんどん動揺で染まっていく。その視線は私に向いている。

 

「アルテミシアは軽々しく見ていい相手ではない」

「たかがアルテミシア一人だよ。天使を使えるようになった今、そのくらいで殺されるようじゃ困る」

 士道は既に十香、四糸乃、琴里、耶倶矢と夕弦の四つ霊結晶(セフィラ)を集めた。ポテンシャルは魔術師(ウィザード)一人を軽く超えている。

 エレン・メイザースに次ぐ最強格の魔術師(ウィザード)?純人間最強?

 その程度の相手を恐れていて、始原の精霊をどうにかできるわけない。

 

「それで死んだらどうするつもり?」

「そんな情けないことをされたら困るけど、まあそのときはそのとき。刻々帝(ザフキエル)でやり直す」

「どういうこと?」

 姉さんの顔がどんどん悪くなる。やっぱり、潮時かな?

 

「コストは重いけど狂三がいたら士道さんの死くらいはなかったことにできる。それをするくらいの価値が、この作戦にはある」

 狂三の奥の手、十二の弾(ユッドベート)。対象を過去に送り込み、歴史を変えることができる。

 それさえあれば、人の死すらなかったことにできる。士道も例外じゃない。

「『時間』をかなり消費しますので、あまり軽く見られたくはありません。ですが、一度試運転くらいはするべきでしょう。士道さんの死をなかったことにするためなら、この力使っても構いませんわ」

 狂三が嫌そうな顔をしながら肯定してくれる。

 悲願を達成するための手段だし、あまりポンポン使ってはくれないだろう。でも今回はその保険が使える。

 

「やり直せるから死んでも構わないということ?」

「最悪ね」

「士道の命を何だと思っているの?」

 姉さんの目がもう私をにらむものになっている。

「別に軽く見ているわけじゃないよ。でも、この局面を乗り切れないなら、どちらにしろ未来はない」

 いつまでも士道を優しく守ってあげるわけにはいかない。私たちはラタトスクを抜けたし、今後はあまり構えなくなる。

 

「天央祭に戻りたかったら戻っていいよ。DEMの襲撃は私と七罪の二人でもやれるし」

 姉さんは私と天央祭の方角を交互に見る。そして、天央祭の方へ身体を向けた。

「後で話がある」

 そう言って姉さんは飛び出した。本当に優しい人だね。

「後か。その後、いつになるだろう?」

 姉さんを連れて行くのは無理があったみたい。士道も強くなったし、ここでさよならかな。

 

「愛はそれでいいの?」

 七罪が寂しそうな目で問いかける。少し目を閉じてから答える。

「元々こんな作戦に巻き込むのが無理だったんだよ。手元が安全だから連れてきたけど、能力も精神も私たちについて来れてない」

 姉さんは強いけど私たちと比べると明らかに一段落ちる。それに優しいから、士道が絡んだときに非情な決断を下せない。

 心の天秤がかなり傾いてる。置いていく方に。

 

「別にいいだろ、狂三?」

「構いませんよ。愛さんと七罪さんがいれば十分ですもの」

 狂三は目を閉じて答える。関わり合いのない傍観者のように。

 深入りする気はないってことか。

 

「あんたがそれでいいなら止めはしない。でも、私は死んでもついて行くからね」

「うん、わかってる。頼りにしてるよ」

 自分が一人で生きていけないことは以前よく学んだ。七罪だけでもずっと隣にいてほしい。

 

♦♦♦

 

 天央祭一日目もいよいよ大詰め。会場では天央祭に参加している十校の生徒が大勢集まっている。

 今から発表されるのは天央祭一日目の最優秀賞。今日まで頑張ってきた成果で競い合う。

 そして俺たちと美九の運命を決める勝負でもある。

 

 勝ったら美九にキスできる。負けたらみんなが美九のメイドにされて、俺は一生女だ。

 ぎゅっと手を握りながら司会の結果発表を待つ。

『ステージ部門第二位は……』

 焦らすような間が緊張を高める。司会者の息を吸う音が会場に響く。

 

『一歩及ばず!来禅高校!』

 頭が真っ白になる。あれだけ頑張っても勝てなかった。

『そして、ステージ部門第一位の栄冠を手にしたのは王者・竜胆寺女学園!』

 アナウンスが響き渡り、会場中のスポットライトが美九に集約される。

「おおおおおおおおお!」

 大歓声が会場の空気を激しく振動させる。

 

「負けた、のか?」

 ようやく現実感が湧いてくる。自分たちは負けたのだと。

 これからの自分たちの運命の思いをはせる。美九の手の中で生きる姿を。

「ふふふ、約束ですよ。士織さんと士織さんが霊力を封印したという精霊さん五人、今日から全員私のものです」

 美九は俺の眼前まで歩み寄りニヤニヤ笑っている。そして、俺のあごをくいと持ち上げ、顔をしっかりと見つめる。

「そう怖がらないでくださいよう。ちゃぁんと可愛がってあげますから」

 

 司会の言葉を全く聞いていない美九。その背後で司会者は今日一番の声を張り上げた。

『というわけで!天央祭一日目の総合一位は、来禅高校に決定いたしましたぁぁぁ!』

 張り上げた大声に、多くの生徒が歓声の声を上げる。竜胆寺ではなく、来禅の生徒が。

「…………へ?」

 美九が呆然とする。俺も同じ気持ちだ。

 

『なんとも意外な結果になりました。ステージ部門では他を寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスで一位をかっさらった竜胆寺ですが、どうやら今年は展示部門や模擬店部門が振るわなかったようですね』

「え……?え……?」

 美九は意味がわからないって顔で目をぱちくりさせる。

『その隙を、ステージ部門二位の来禅が衝いたというわけですね。特に摸擬店部門のメイドカフェの得票数が凄まじい!』

 

「は、は……」

 こんな結果になるだなんて予想もしなかった。

「シドー!」

 十香が満面の笑みで跳びついて来る。それから一泊遅れて耶倶矢と夕弦も首に手を回してくる。

「かかか!当然だな!我らの手にかかればこの程度容易いものよ!」

「同調。その通りです。夕弦たちに敵はいません」

 もみくちゃにされてるうちに実感が湧いてきた。

 勝った。美九に、竜胆寺に。

 これでみんな助かる。男に戻れる。

 

「ふざけないでください。何です、これ?おかしいでしょう……?私が負けるはずないじゃないですか……」

 背後から美九の震えた声が聞こえてくる。司会の案内も無視してふらふらと歩いてくる。

「私は――誘宵美九なんですよ?私は……私は……」

「……美九」

 その姿を見て勝利の興奮を胸に収める。そして美九のもとに近づく。

 

「やめてよ……わ、私は勝ったもん……ちゃんと勝ったもん!あの子たちが……あの子たちがちゃんとしてないから!」

「そんなこと言うもんじゃないぞ。竜胆寺の生徒だって、一生懸命やったはずだ」

「知らない!そんなの知らないです!私は……私は勝ったのに……」

 美九はわがままな子供みたいに取り乱す。さっきまでの余裕な態度が嘘みたいだ。

 

「俺たちは確かに歌でお前には敵わなかった。……でも、メイドカフェや他の出店ものを用意してくれた生徒たちが、俺たちに足りない部分を埋めてくれたんだよ」

「ふざけないでください。たかが人間風情が、そんな役に立つはずないじゃないですか」

「でも、そんな人間風情でも、絆で繋がれば、お前にも勝てるんだ」

 自分でも臭いと思いつつ、美九を説得する。

 美九は人間を馬鹿にする価値観に捕らわれてる。そこから救い出してやらないと。

 

「人間って……面白いだろ。だから美九、おまえも――」

「…………ます」

 美九が何かつぶやいた。その声を聞きとるためにもう一歩近づく。

「仲間?絆……?教えてあげます。そんなもの、私の前では無意味だって!」

 美九は顔を上げて両手を広げる。

 

破軍歌姫(ガブリエル)!」

 美九が会場全体へ響きわたる絶叫を上げると、美九の足元から波紋が広がる。

 美九の声に呼応して金属塊がせりあがる。

 銀色の円筒が何本も連なったフォルム。それは巨大なパイプオルガンだ。

 精霊の力の本領、天使がこんな大勢の前で顕現してしまった。

 

 美九が自分の周囲に広がった鍵盤を乱雑に叩く。すると巨大な天使が凄まじい音を放ち、空気をびりびりと震わせる。

「う……っ、が……っ⁉」

 思わず耳を押さえる。美九の『お願い』の力を何倍にもしたような力が頭を侵食する。

 美九の言うことを聞きたい。そう思ってしまう。

 

 身体中に感じる音がなくなったのを確認して耳から手を外す。そこには異様な光景が広がっていた。

 会場中の人たちが全員直立不動で気を付けの姿勢をしている。男も女も、大人も生徒も関係なく。

 そして全員が虚ろな目をしている。

 

「うふふ、仲間でしたっけ?美しいですねぇ、素晴らしいですねぇ。こんなに壊れやすいなんて」

 美九が近くの来禅の女子生徒のあごを掴み玩具みたいに弄ぶ。しかし、ピクリとも動かない。

「私の『声』の前ではみ~んなこの通りなんです。私の気分で自由に動かせる」

 その表情を見てとっさに身体が動いた。ほぼ同時に美九が鍵盤を叩く。

 不協和音が合図となり、ステージにいた人たちがゾンビのように襲いかかる。

 素早く躱して距離を取る。夏の訓練の成果がとっさに出た。

 

「あら士織さん、映画のヒロインみたいでかっこいいですね。もうちょっと見てみたいかもしれません」

 美九は再び鍵盤を操り新たな人を差し向けてくる。ステージの上の人がほとんど俺に向けて襲い掛かる。

 この人たちは操られてるだけだ。天使なんてとても振るえない。

 腕の合間をすり抜け、迫る手を払い何とか避け続ける。そして、距離を取って力を引き出す。

 

颶風騎士(ラファエル)

 背中に風の天使、颶風騎士(ラファエル)の翼が顕現する。風の力を操り、人のいない空中へ飛び上がる。

 見下ろすと会場はとんでもないことになっている。会場中の全員が美九の命令に従ってステージに上ろうとしている。

「まずいことになったな」

 どうする?少し考えて、強引な突破口を思いつく。

「好感度は高いんだよな?無理やりにでもキスすれば」

 ちらりとステージ上の美九を見据えて空を駆ける。あと少しで美九に手が届くと思ったときだった。

 

「我らが天使、お姉さまに仇成すために使うとは何事か」

 直観を信じて少し上に逃げる。さっきまで俺がいた位置を暴風の矢が突き抜ける。

 一瞬遅れたらどうなっていたか。

「ふん、存外に颶風騎士(ラファエル)の扱いが上手いものだな」

「同意。士道は天使を扱う素養があります。しかし、お姉さまに手を出している時点で零点です」

 それは限定霊装をまとった耶倶矢と夕弦だった。

「お前たちまで」

 

 ショックを受ける暇はない。次は司会の端で背後からの攻撃を察知した。

灼爛殲鬼(カマエル)

 灼熱の炎で壁を作る。その壁に阻まれたことで突進を止めてウサギのように飛び回る。

 最終的に耶倶矢と夕弦の横に並んだのは四糸乃だ。美九の盾になるように立っている。

「お姉さまには指一本触れさせません!」

 いつものように勇気を持った目で俺をにらんでいる。

 

 そしてもう一人。限定霊装を身に着けた精霊がいる。

「シドーよ、お姉さまに手を出すとは。見損なったぞ」

「十香……」

 紫紺の霊装をメイド服の上にまとい、鏖殺公(サンダルフォン)の刃を俺に向ける。

 

「ふ……ふふ、あははは!いいですね、最高です!

 こ~んなにも素敵な精霊さんたちが会場に集まっているなんて。しかも全員私好みの美少女ばかり」

 美九は四糸乃たちに守られてる現状に気分を良くして高笑いを上げる。

「士織さんもすぐに私のお気に入りに加えてあげますからね~」

「くっ」

 流石にみんなを相手に戦えない。ここは一退却しかない。

 

「琴里、聞こえるか?今すぐ回収してくれ」

『はぁ、何言ってるの?お姉様に逆らったお馬鹿はそこでミンチにされてなさいよ』

 インカムから聞こえてきたのはいつもと違った冷たい罵倒だ。

「こ、とり……?」

 完全に四面楚歌に陥ってしまった。どうする、このままじゃ……

 

「お困りのようですね、姉様」

 ステージの上を一陣の光が駆け抜ける。その軌跡が操られた観客を次々になぎ倒す。

「安心してください、峰打ちでいやがります」

 そこには小型のレイザーエッジを持った真那が立っていた。

 

「真那、お前どうして?」

「姉様の勇姿を見に来たんですよ。ミケさんの付き添いをしてる内に終わっちまったみたいですが」

 偶然天使の影響から逃れたようだ。

「というか、ミケって誰だ?猫でも飼ってたのか?」

「あ~、多分姉様も知ってる人ですよ。同級生の岡峰美紀恵さん」

 

「それは知ってるけど、なんで真那がうちの生徒と交流あるんだ?」

 ますます訳がわからない。真那は高校どころか中学にも通ってなかったはずだけど。

「後で説明します。今は目の前の状況に集中しましょう」

「そ、そうだな」

 思わず突っ込んで聞いちまった。そんな状況じゃないよな。

 

「あなたもいいですね~、是非私のものに――」

「緊急着装――《ヴァナルカンド》」

 美九が鍵盤に指を添えた瞬間、真那が随意領域(テリトリー)を展開する。次の瞬間には、獰猛な狼のような兵装をまとっていた。

「何をする気か知りませんが、真那の随意領域(テリトリー)を簡単に破れると思わねーでください」

 その言葉通り、真那は美九の『お願い』をはねのける。流石に真那ほどの魔術師(ウィザード)を操ることはできないみたいだ。

 

「ちっ、士織さん以外にも操れない子がいるだなんて」

 美九は爪を噛んで不快感をあらわにする。

「私もいますよ!」

 軽やかに跳んでステージに着地する姿。それは猫のような兵装をまとった魔術師(ウィザード)だった。

 その顔に見覚えがある。件の岡峰美紀恵さんだ。

「真那、どういう関係なんだ?」

「味方です。それも含めて説明します」

 一体何がどうなってるんだか?今日は訳のわからないことばかりだ。

 

「姉様、何があったんですか?」

「ええと、美九の天使でみんな操られちまった。あの『声』を聞いたら美九の言うことに逆らえなくなる。十香たちも操られてる」

「なるほど、音を媒介にして人を洗脳する天使でいやがりますか。厄介ですね」

 真那の言葉に戸惑いながらも短く答える。真那は即座に分析してその恐ろしさを感じ取る。

「ただ、随意領域(テリトリー)を展開したら効かないみたいです。私たちは大丈夫ですから」

 美紀恵さんが猫耳をぴこぴこさせながら続ける。小動物みたいだ。

 

「どうしますか、姉様?」

 一人なら逃げるしかなかった。でも三人もいるなら。

「十香たちを引き付けてくれ。その間に俺が――」

 その言葉を遮るように会場に爆音が響く。天井がガラガラと崩れ落ちる。

 そちらを見ると、大きな穴が開いておりちらほらと人影が浮いている。その中には見覚えのある顔も混じっていた。

 

「アルテミシア……アシュクロフト」

「反応は……五河士道だね。女装で誤魔化そうとしてるの?」

 次から次へ状況が変化する天央祭。新たな敵はエレンに次ぐDEMナンバー2の魔術師(ウィザード)だ。




嫌なフラグが立ってきました。不穏ですね。

今回の裏話は真那とミケが何してたか。
ミケ「あの竜胆に勝てるんでしょうか?緊張してお腹が……」
真那「はい、トイレに行きましょうね~」
これで美九の洗脳から逃れました。大手柄だね、美紀恵。

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