オーバーロード17 支配の共鳴[上]異種族の恒久的平和の為の世界平定と忘れ去られた38人目の忘れ形見(最新16巻直後からルート分岐)   作:ぽきぷし

14 / 37
残されたダークエルフ達の場面からスタートです。


第一章 フェーズ1-1(最初の一日目) 救済の慈悲と護国の大義(エルフ国:同盟締結ルート)
第一章 001話 偽りの関係の終焉・・・〜謝罪と救済〜①


 ダークエルフの集落では先日のエルフ王からの徴兵令に対しての準備の為続々と近隣の同族の集落から人々が集まり魔導国出身という旅人一行の出立を見送ったあとも、今後の身の振り方について各村の代表らによる結論の出ない議論が交わされ皆の不安は募るばかりだった。

 

「アウラさんやスズキ殿なら侵略者の人間共なんて上手くあしらってくれるさ!」

 

「でも、エルフ王はダークエルフから兵の数を求めたんじゃないのか?強い侵略者が王都を全方向から攻め込んでたら今頃どこかが抜かれて王城も落ちるかもしれないぞ?」

 

「いや、そもそもスズキ殿達が王都に到着しても既に陥落しててエルフ達が皆殺しにされてたら次は私達の番かも知れないのよ?」

 

「その時はアウラ様が上手く敵を誘導して他所へ引き付けてくれるさ!」

 

「いやらだからそのアウラ殿やスズキ殿の凄さがイマイチ私たちには分からんのだが、それ程の強者が本当に無償で他所の同族の為に動いてくれてるのか?」

 

 アウラ達を知る村の代表と他所の集落から来た代表には明らかな温度差もありそれもまた気を揉ませるだけの進まない不毛な話し合いの原因となっていた。

 

そこに慌てた村人が知らせを告げにくる。

 

「おい!スズキ殿達が戻って来たぞ!!!新顔も増えてる!」

 

「何?流石に早すぎないか!?何があったんだ?」

 

 

Side:アインズ

 

「いいか?シャルティアを含めて状況説明のおさらいをしておくぞ。」

 

シャルティア、アウラ、マーレといった『子供組』の容姿をした一行に向けて霊魂化して姿を隠しているレスタト翁の(メッセージと同効果の脳内会話で)助けを受けながら周知する。

 

「ダークエルフの集団は二日程前にエルフ王からの徴兵を受けて騒然としていた。たまたま村に立ち寄っていた魔導国出身のダークエルフの子供のアウラとマーレ、そして叔父を名乗る口元を隠した今の平均的なダークエルフ顔のスズキ(私)が国外を知る強者として意見を求められ解決に王城に赴くこととなった。」

 

「ふむふむ。」

目を爛々と輝かせて聞き入るシャルティアと尊敬と期待の眼差しを向けるアウラとマーレの視線が痛い。

 

「この際、魔導国として自分が調合の秘奥を師事した有能な薬師長には特に敬意を払って察してほしい今後の関係がどうなるかは不明だが恩のある御仁だからな。バレアレ氏の調薬の幅が広がり結果的に魔導国に利益を齎す可能性の知識を伝授してくれた御仁でもある。」

 

 

「そのダークエルフには最大限の敬意を示して守護すれば良いでありんすかね?お任せくださいでありんす。」

 

 

「いや、今回シャルティアには種族不明な無力な少女を演じてもらう。」

 

 より詳しい説明を受けながら、人気のない森林に転移ゲートを潜って出現し、ダークエルフの集落にエルフ王城方面につながるあぜ道から徒歩で集落の門まで到着する3人のダークエルフと一人の可憐で白磁の肌をした少女、視認できないレスタト翁。スズキはダークエルフの協議の場に赴く前に薬師長の姿を探し真っ先に挨拶に出向く。

 

 




年末年始出勤しながらの投稿。自分で自分を褒めてあげたい!

前話の誤字報告、ありがとうございます。採用させていただきました。ぼちぼち読み返して意味のおかしな場所修正します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。