オーバーロード17 支配の共鳴[上]異種族の恒久的平和の為の世界平定と忘れ去られた38人目の忘れ形見(最新16巻直後からルート分岐)   作:ぽきぷし

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妖精の小道で行軍中の一幕。


SS4 妖精の小道の行軍の道中

 アウラ、マーレ、シャルティアは隔絶した奇跡を目の当たりにしたダークエルフたちが距離をとって同行している事で雑談に興じる時間を得ていた。

 

「ナザリック地下大墳墓の妖精の小道とはちょっと違うでありんすけど、うまいこと乗せられたでありんすね。」

 

「人聞きが悪いよ?ダークエルフの誇りを思い出させる為に必要な合体魔法(ユニゾンマジック)の披露だって聞いてたでしょ。古老森人のレスタト翁がいて初めて説得力が出るってのには納得いかないけどね。」

「シ、シャルティアもスレイン法国の被害者のか弱い少女役、う、上手くできてたと思うよ。」

 

「まあ、実際にあっしの至らなさが招いた不始末が原因なのは事実でありんすし?・・・しかしアインズ様に護られるというのは何とも・・・ぐふふゾクゾクしたでありんす。」

 

「ちょっと!盛るのはいいけど変な性癖増やしてアインズ様に迷惑かけないでよね?!」

 

「なっ、ところでアウラはダークエルフの村でモテモテでありんすなぁ。副狩猟長とかメロメロでありんしたが、何をしたら潜伏中に男釣る事になるんでありんしょう」

 

「知らないよ、なるべく感じ良くしてたら勝手にヨイショしてきて大変だったんだから」

 

心底勘弁して欲しそうに漏らす。

 

「でも今後は実力バレたら利用しようとしたり擦り寄ってくる連中が湧いてくるってのは勉強になったかな。それともシャルティアは不死者の男なら誰に口説かれても浮かれるわけ⁈」

 

「あーこれは、アタシの失言でありんした。わっちにも好みくらいあるでありんす。」

 

「ち、ちょっと!シャルティア、顔!顔!」

「さ、作戦行動中ですよ!」

 

耳目のある所で無垢な少女の相貌を崩し邪悪で怪しい笑みを浮かべて地が出てしまっていたシャルティアは慌てて可憐な少女の表情を取り繕う。

 

「おっと、危ない所でありんした。申し訳ないでありんす。」

 

「ほんとこんなくだらない事でアインズ様の計画を台無しにするのだけは、勘弁してよね。」

 

「うー。了解でありんす。」

 

 

 

 アウラ達子供組がほのぼのとした恋話に興じている頃、何とか、古老森人のレスタトとその主人からエルフの伝承について聞き出したいが、畏れ多くて声をかけづらいダークエルフ達との間を繋ぐ様にアインズの隣で並んで歩き同族の好奇の視線から遮り話しかける薬師長。

 

「アインズ陛下よ、エルダーエルフの相談役ってのには驚いたぞ?本当に魔導国ってのは色んな種族が平和に暮らせてるのかい?」

 

「建国して間もないが、今は友好的な周囲に虐げられてる種族を中心にあらゆる種族が共存繁栄できる国を目指している所だ。国民を害する恐れのある脅威からは、建国前よりの仲間を中心としたナザリックの面々が矢面に立ち、一万年の平和と繁栄を目指している。その土台ができた頃に此方のレスタト翁が目覚めてな、法国に対しても武力を背景としつつ外交で解決する方針を模索している。」

 

「政のことなんざ、さっぱりだがやっぱり国民を死地に送り続けるだけの独裁者よりよっぽど魅力的な所だな。口の回る商人かと思ったら王とはな、見た目に反してお人好しのロマンチストに感じるが、それも強者の特権か?」

 

「私は自分より強者と遭遇して全て奪われない様に必死なだけさ。誰にも恥じない、侵されない国を目指してるけどね。」

 

「あれだけの力を持っているのに、あんたらしい。俺もその夢に一噛みさせてもらうんだ、期待してるぞ。」

 

「ああ、今回は本気を出すと決めてるんだ、かつての友と新たな友の期待に応えてみせよう。アインズ・ウール・ゴウンの名に誓う。」

 

楽しげに語るアインズの双眸の赤い光が踊り揺らめく。

 

 




アウラにちょっと生えてたフラグへし折って、薬師長との友情交わすお気楽な会話を目指したんだけど難しい。
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