オーバーロード17 支配の共鳴[上]異種族の恒久的平和の為の世界平定と忘れ去られた38人目の忘れ形見(最新16巻直後からルート分岐) 作:ぽきぷし
誤字報告いただきました。今回は3、4点。
いつもありがとうございます。
「所で皆はムゾーさんの事をどれくらい覚えている?アインズウールゴウンに38番目に加入しギルド全盛期の大墳墓に進行した時にはまだレベル上げ中・・・防衛戦時には不参加だったギルドメンバーの有象武将(うぞうぶしょう)さんの事だ。」
「ペロロンチーノ様と出撃前に私の前で話していた記憶しかないでありんす。真祖ヴァンパイアの育成に関する相談をなされていた様な気が・・・あれ?それ以外では見かけた事も数度だった様な・・・」
「皆もそれ位の印象か?」
「ええ私が執事長として大墳墓で皆様にお仕えしていた際にも見かけた覚えがございません。いつもすぐに出撃されていた方位の印象です。申し訳ございません。」
アインズは無言でプレイヤー有象武将のロゴの刺繍された深紅の紋章旗を悲しげに一瞥する。
「ほとんど会ってもいなかった皆が覚えていないのはともかく、あれだけナザリックのメンバーとの日々を大切に思っていたはずの他でもない私自身が有象武将さんとのことを一時とはいえ忘れてしまっていた。実に不甲斐なく思う、許してほしい。ラナーには関係のない話だな、しかし王として、拙いながら永くナザリックをまとめてきた者として一人の男としてのケジメだと思ってほしい。」
これが、ナザリックのギルドメンバーとの決別とNPC達と共にこの世界で生きることを真に覚悟を決めた悟の人格に大きな影響を及ぼすターニングポイントであった。
「ならば皆一層面識がないだろうがウゾーさんが遺したとっておきの置き土産である創造物、私にとってのパンドラズアクターにあたる存在も当然ナザリックに存在する。その者が先程転移後初めて私の前に現れた。」
「そして皆が参集する前からここにいる。」
「かつての世界ユグドラシルの理の根幹と結びついており、転移後さらなる変化を遂げた知りうる限り世界唯一の種族、【英魂群霊集積体】の主人格(メインキャラクター)『レスタト=T・ゲバー=エアハーヴン』だ。」
同時にその場にいる全員それぞれの前に黄緑を始めとした様々な霊魂のオーラが顕現しアインズの玉座の左傍に実態した托鉢で高齢なエルダーエルフの修験者のような装いをしている英霊体が顕現していた。
「レスタト=T・ゲバー=エアハーヴン、こうして御前に参じれたこと嬉しく思いますぞ。
ユグドラシルでの某の能といえば世界とリンクしナザリック大墳墓の皆様の活躍を記録し、新しき至高の御方の降臨後のサポートとお隠れになった御方が再び活動できるように世界の記録を溜め込みギルドメンバーにお役立てしていただくバックアップ。
総レベル95のサポーター兼エレメンタリーエンチャンターといった所でしたが、この世界へ転移して以降ナザリック地下大墳墓が世界の者に認知されてから目覚め、領土を得る頃に権能も徐々に取り戻せてまいりましての。
転移の際に新たな世界に適応する為に行われた進化後の能力である、英霊体の集積、群体化、英霊を複数霊体化し各々が某の支配下の中で人格や能力を有し自立行動可能か?その最大同時顕現数、この世界での某の霊体が活動可能な範囲などの検証を続けて主上とお仕えしている皆様のお役に立つ目途が立ったと判断し、先程主上の自室にてご挨拶に現れた次第ですじゃ。」
「あ、アインズ様の自室に忍び込んでけんげんしたでぇすってぇ!??」
「落ち着けアルベド。それがレスタト翁が『完全不可知化』を上回る隠密性を有する特別なキャラクター『魂のまま別の位相に存在できる意志ある霊子』が既存の看破スキルを凌ぐ隠密能力を複数有している証明にもなったのだ。レスタト翁なりの自己紹介なのだろう。目くじらを立てるほどの事ではないぞ?』
「なるほど。アインズ様に無断で侵入した事は不問にするとご自身が申される以上我々がとやかく言う道理はなさそうだよアルベド。落ち着き給え。それでそのレスタト『翁』というのは?」
「この者は誰よりも世界に詳しくエルダーエルフとしても永く生きた上、多くの霊魂の記憶と能力を集積した転移後と転移前の世界を最も多く知る者である。そう望まれ創造された稀代の年長者である先達に対して私は敬意を払う。それに伴いさしあたってナザリック内及び魔導国におけるレスタト翁の役職は『相談役』とする。王に対してであれ皆に対してであれ自由に意見を述べる権利があり、能力の及ぶ範囲内で皆の助けとなり相談相手となってもらえればと思う。帝国におけるフールーダの役職が一番近いな。アインズ・ウール・ゴウン魔導国内にアインズに意見でき、導き操っている絶対者が存在していると思わせるのも一興であろう?ムゾーさんが俺の為に託した面もあるようだしな。」
感慨にふけるアインズは気持ちを切り替え明るく仕切りなおす。
「と、ここまでがレスタト翁と共に決めたシナリオだ、本来私は長々と演説しナザリックの転移後の諸国の情勢やら思惑やら小難しいことは分からない、ギルドアインズ・ウール・ゴウンをなんとかまとめてそれでも仲間に去られた哀れな一介のマジックキャスターに過ぎない。」
「「「「そのようなことおっしゃらないでください!!!!」」」」
慌てた一同が一斉に叫ぶのを意に返さず、アインズは続ける。
「では、協議再開とゆこうか。作戦フェーズ1から詳細を詰めるぞ。」
ギルド対ギルド、法国VS魔導国のみんなでの作戦会議に心躍らせるアインズ達の協議が続く・・・
新NPC(オリジナルナザリック配下)登場、紹介、任命、フェーズ1作戦協議開始!
まで駆け足で仕上げました。
キャラ紹介:画像、ステータス
ユグドラシル内フレバーテキストは後日公開
細かい表現改稿しました。
その他レスタトの多岐に渡る広く浅いこの世界委は脅威なチート性能が他のメンツをサポートします。
作中でも様々な能力が明かされます。
12/27おそらく最終改稿しました。
真祖吸血鬼プレイヤー ギルドNo38は、
有象武将(うぞうぶしょう)のプレイヤー名からも分かるように、森羅万象天網恢々有象無象出不精(シンラバンショウテンモウカイカイウゾウムゾウデブショウ)の韻踏み言葉遊びからウゾウムゾウ→有象武将と名付けるほど独特の感性を持ち語呂合わせの独特の遊び心で付けた名前で名付けたプレイヤー名。ウゾーさんブショーさんムゾーさんなどとと呼ばれていた。
プロローグ003話の時のアインズとレスタト翁の遭遇シーンはプロローグ後に投稿予定