オーバーロード17 支配の共鳴[上]異種族の恒久的平和の為の世界平定と忘れ去られた38人目の忘れ形見(最新16巻直後からルート分岐)   作:ぽきぷし

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ナザリック大墳墓に住まう面々が集い、新戦力、ラナーと新たに加わったレスタト翁を交えて
対スレイン法国に対する協議が続く。

※挿絵は公式発表大陸南西部ナザリック周辺地図です。


プロローグ 006話 対スレイン法国戦略協議③ 〜そして一番楽しい祭りの準備!の準備〜

 「では凡その役割は決まったな?」

 

 アインズの突然の謝罪から新戦力レスタト翁の登場、彼の相談役就任という目まぐるしい事態の変化に戸惑いながらも一同の役割、特性と周辺国との関わり方、今後の推移を加味した人員配置が皆の献策と希望により成され、フェーズ1に参加する者たちが選抜。各々ナザリックの圧倒的軍事力と情報力、移動力を武器に対スレイン法国に関する周辺への根回しに入るように次々と下知が降る。

 

 「ではまずはラナーがフェーズ2で法国入りする前にクライムをここへ呼ぶ。すぐに玉座の間に来るように呼び出せ。」

 

 アインズ付きのメイドが速かに主人の命を伝えに行く。

 

 「ラナーの騎士であるという事はアインズウールゴウン魔導国の騎士であるという事だ。クライムには売国の王女付きの騎士として友好国に真実を語ってもらう役目がある。大いに役立ってもらおう。」

 

 

 「失礼します!お、仰せに従い拝謁に伺いました。」

 

 ややラナーの方に寄りながら玉座の間の他の面々より距離を取り騎士の礼をとるクライムは視界にセバス・チャンが映り驚愕する。

 

 「セ、セバス様のおっしゃっていた主というのが、魔導王陛下だったのですか!!」

 

 「お久しぶりですね、戦士クライム。不意打ちのような形となってしまいましたが私の仕える主人はナザリック地下大墳墓にて我々を導いて下さった至高の主人、魔導国建国以前より今までそれは変わりません。」

 

 「セバスには執事長としてメイドのソリュシャンと共に王国での伝手と住居を探してもらっていたのだがな。先のヤルダバオト襲撃できな臭くなり撤退を命じているうちに帝国と縁ができた為、王国との友好的な関係構築は頓挫した。その後エ・ランテルを我が領土として王国との友好を構築して行ったのだが、欲を出した馬鹿な貴族のボンボンの行いによってランポッサ王との関係は破綻、王としては誇りである魔導国の紋章を踏み躙るような国とダラダラと友誼を結ぶ訳には行かないからな・・・やはり生者の不死者に対する偏見は根深いのであろう。悪魔族となったクライムもそのうち嫌でも身に染みるさ。」

 

 「さて!そうならない為にもクライムは再びセバスと共に旅に出てもらう。行き先は竜王女の治める国だ。」

 

 

 「友好の外交使者団の勤めの合間にセバスに師事して『パワーレベリングしてもう死なないぞ!』作戦を命じる。」

 

 

 「ええええぇっ!!?」

 

 

 「本来なら身の程に合わない急激な寄生でのレベル上げはスキル向上の妨げとなり慢心の元だがセバスとクライムなら上手くやるだろう。」

 

 

 「当然知恵袋としてレスタト翁の分霊も憑けておくのでソリュシャン、エントマと共に外交に出向くと良い。」

 

 

 「クライム、いってらっしゃい。強くなってまた私の事を護ってくれますか?」

 

 

 「も、もちろんですっ!セバス様、レスタト様ご指導よろしくお願いします!」

 

 

 「さて、4人の事はレスタト翁(分霊)とと共に早速今日にでも向ってもらおうか。竜王女への書状は追ってしたためる。セバス達に現地の立ち周りは任せる。追加の人員も付けるし可能であれば追って連絡を入れよ。」

 

 セバス、ソリュシャン、クライム、レスタト翁の分霊が玉座の間を辞し出立に向けた準備に向かう。

 

 

 「ふふふ、便利であろう?英霊群体という種族特性は?レスタト翁個人の記憶や知識を分霊体と共有して同時に活動可能なのだ。スライムの増殖・並列思考・感覚共有ともまた似て非なる変わった運用が出来そうだ。」

 

 「私も寡聞にして知らぬ種族なのですが、分霊体のレスタト翁はHP・MPを少なく割譲された分身体という認識でよろしいのでしょうか?」

 

 「いかにも、有象武将様の創造時の強いこだわりや想いが身を成したレア種族のようでしてな。魂を割譲しても分霊に結びつけなくてはレイス程度の行動も不可能でただ世界(そこ)に在り続けるだけの聖魔法などで消し飛ばされる祖残留思念に過ぎませぬが、拙僧の種族スキルと職業スキルを併用させる事で、レスタト・Tゲバー・エアハーヴンの霊魂の分割のみならず、拙僧以下のレベルで拙僧と共にある事を望んだ霊魂を群霊体と合流させ霊体として顕現、自立行動させたまま魂の支配権は群霊体の主人格である拙僧が握っている状態の運用も可能でしての。レベル50前後で超越者やら英雄やらと言われる転移先のこの地では実にやれる事が増え過ぎましてな。」

 

「素晴らしい。それは実に素晴らしい能力です。私は今回、王国と聖王国が一段落ついたので派手な動きは控えようと感じていたのですが、そんな人生経験豊かなレスタト翁の助言がいただけるのであればアインズ様に進言しようか迷っていた法国との件が決着つく前に始めておきたい個人的な拙策の相談に乗っていただけませんか?」

 

「小生のような老骨で良ければ好きに使うとよろしい。勝手に動いて、我らが王アインズ様に知られぬまま影で進めるよりずっと、よろしい。」

 

 

デミウルゴスとも孫の悪巧みを見守る老僧のように和やかに話しながら、ちらりとアルベドに視線を向けるレスタト。

 

 

「っ、私も階層守護者統括、兼宰相位の地位をお譲りしてアインズ様のお側に侍りたいものですわね。基よりこの場にアインズ様に隠れてコソコソ企む不届きものなどいるはずありませんもの。」

  

 

「アルベドさー、それ天地天明アインズ様に誓って言い切れるわけ?」

 

「お、お姉ちゃん。流石に今は…不敬じゃないかな。」

 

 

 

 

「ん゛ん゛ん!さあ時間との勝負だと言ったであろう?法国がエルフ王と番外席次の敗北を知り行動に移す前、何もさせずにフェーズ1を終えたい。サクサク行くぞぉ!」

 

「「「「はいっ」」」」

 

 

「聖王国の方は緊急性が低いが、ドッペルゲンガーと親魔導国のネイアバラハだけでは北部掌握に至りつつあるとはいえ、つながりが弱いのも確か。魔導国幹部の高級外交官の役職と共に人化してない真の姿で悪魔デミウルゴスとして帝国同様外交特使として堂々と北部に出入りは可能か?」

 

 

「は、異種族同化政策も受け入れ易い土壌ができ始めております。北部王とカオナシの聖女を中心に姿をみせ魔導国の忠臣、悪魔デミウルゴスを平和裏に受け入れさせ聖王国北部の安定と魔導国との友好国化を進めさせ後の布石といたしてみせます。」

 

 

「うむ。では帝国の外交官の役職を免じ聖王国北部担当の上級外交官をデミウルゴスに命じる。」

 

 

「恐れながら現在魔導国で複数の作戦タスクを並行して開始する様子。ご尊顔を拝せられないのは非常に残念なのですが、アインズ様のご負担にならぬ様、作戦の詳細はレスタト翁と相談の上計画し、枝葉は事後報告でよろしいしょうか?」

 

 

「デミウルゴスには、王国、帝国、聖王国における調査・調略・扇動において非常に大きな実績がある。レスタト翁をよき話し相手とし後々の益となる活動をせよ。魔導国の国是を遵守しつつ聖王国を通過し法国へ渡り、法国への賛同する愚か者が出ぬように立ち回れ。」

 

 

(なんかさっぱり分からんけど無茶な案件立案者に全振りしたのか俺?頼むぞ〜レスタト翁!取り返しがつく段階で舵切ってくれよ!)

 

 

「聖王国に関しては必要であれば追加でシズや併合した異形種の運用・投入を認める。疲弊した北部をまとめあげ友好関係を強固にしておくのだ。」

 

 

「ありがたく。ではレスタト翁、ナザリックの今後の大陸での在り方について道中ご相談に乗っていただきたく」

 

 

上機嫌にデミウルゴスはレスタト翁(分霊)と共に玉座の間から転移する。

 

 

 

「さて、聖王国はデミウルゴス達に任せるとして残る陣容について、そろそろ冒険に出ている事になっているモモン(パンドラズアクター)とナーベ(ナーベラルガンマ)も含めての近隣国・勢力に関しての割り振りを続けようか。2人に都合がつけば此処に顔を出すようにと伝言を残せ。」

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 




少数パーティーが軍を率いて周辺国の使者にでる。スピード勝負に同時展開。表現方法難し!






phase1へ向けてのの可能な所の暫定人員配置は終わった所で玉座の間からアインズoutです。

人員配置はまだ半ば


レスタトの一人称某呼び違和感なのでとりあえず拙僧で統一。あえてを含んだ遜った言い回しでは小生呼びも使います。他少し推敲予定

誤字報告は採用済みいつもありがとうございます!

また、改稿するかもだけど出来たて投稿!を改稿!
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