レクリエーションも終わり女子組着替えも終わって皆準備も終わった……そして1戦目、緑谷くんと心操くんとのデュエルでございます
「……ねえ尾白くんや、彼の個性は洗脳で良いのよね?」
「ん?ああ、あいつの言葉に返事を返したら何も考えれなくなって……身体が勝手に動いてたんだ。」
「ふぅーん……使い方次第じゃ無血開城出来そうな貴重な個性ね、戦闘向けってよりかはサポート向けの個性っぽいしそりゃ普通科に落ちるわ」
「否定とかはしないんだね」
「何事も力は使い様よ?陽動・遊撃・囮etc、使い方や方法さえ変えればなんだって出来るもの……私の個性だってそうよ?」
「確かに吹雪ちゃんのは応用力が凄いものね……弓矢に薙刀、槍に刀と沢山使えるものね」
「そう考えますと私勝てるでしょうか?」
「……少なくとも八百万には無理だろうな、姉さんは全距離に対応できるし何より防御性能は俺らよりも高ぇ。あの燈矢兄の炎を防ぐ程圧縮された薄い氷で防げたんだ……突破するにはその氷を溶かす熱を出さなければ越えれねぇし」
「じゃあ轟は越えれるのか?」
「燈矢兄が無理なら俺も無理だ、そもそも氷を圧縮して薄く張るって時点でおかしな話なんだよ」
やぁー頑張ったよ?プロミネンスコートとグレイシャルコートの開発には苦労したもの……最初のうちはパパの炎すら無理だったのが今じゃこんな立派な防御膜張れるようになったんだもの
「あっ始まるよ!」
ミッドナイトの開始宣言直後、緑谷くんが固まった……ありゃりゃ個性かかったなありゃ
「あーもぉ!忠告したばっかなのに!緑谷!目を覚ませ!そのまま行くと場外に行くぞ!」
尾白くんの叫びも虚しく一歩、また一歩と場外へ歩を進めていく緑谷くんだったが……すんでのところで超パワーを暴発させて意識を戻した。無茶苦茶だけど洗脳を解けたのなら彼の独壇場だ
「俺はこんな個性だからスタートが遅れたんだ、恵まれた人間には分からないだろ!誂向きの個性に生まれて望む場所行けるヤツらにはよ!」
「恵まれたさ……恵まれすぎているんだ!だから受け継ぐんだ!だから負けられないんだ!」
《心操人使くん場外!緑谷出久くん二回戦進出!》
緑谷くんなりの信念を彼にぶつけ彼を押していきあっという間に場外へ押し出し彼が勝った……良かったぁ
「はぁ〜……ヒヤヒヤしたぁ」
「土壇場での逆転劇……流石だ緑谷くん!」
「指二本へし折れたけど何とか勝てたねぇ……」
「ああ……ヒヤッとしたよ俺も」
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お次は焦凍と瀬呂くんとの戦闘……なんだけど
「焦凍……これはやりすぎだと思うんだけどなぁお姉ちゃん」
「え……ええ……瀬呂ドンマイ過ぎだろ」
氷漬けにされて1発KOしました……ドンマイ瀬呂くん、これはまあ擁護出来ないなぁ
お次は塩崎さんと上鳴くんとの戦闘……だけどこっちも同様に
「ウェッ!?ウエェェェェェェェェ!!??」
「「ブハッ!」」
完封されて敗北……うーんこのサクサク具合何なんだろうなぁ
「それじゃあ私行ってくるね」
「ほーい、行ってら」
出番が近付いてきた為直ぐに下のフロアにある控え室を越えて通路で待機する……八百万さんの戦術上私の個性は封じ切れることはまず無いと言っても過言じゃないけど何が起こるかは分からないのが実践だから
《さ……さあ気を取り直してAブロック第4ラウンド!創造は無機物限定!されどその戦術は凄まじいもの!八百万百!対するは!蒼き氷と炎を操り!父親エンデヴァー譲りの技を持ち頂点へ登る!轟吹雪!》
入場をすると大きな歓声を一身に受けながらフィールドに立つ……相対するは八百万さん、勝てる見込みはあるとはいえ不確定要素もある為油断をするつもりは無かった
「……こうやってタイマンで相対するのは何気に初めてね、模擬戦とかは基本ペアとかだし」
「そうですわね……ですが負ける気はありませんわ!」
そう言って八百万さんは盾とパイプを生成し構える、お嬢様のくせしてまあいい構え方をする……けどね
「いいわ、つまらない試合にはしたくないもの……焦凍の前のウォーミングアップにさせてもらうわね?」
「ウォーミングアップになれば宜しいですがね?」
氷の槍を作ってクルクル回して背中で構える……身体を温めるにも大事だし言ってる事は間違ってないよね?
《それじゃあAブロック第1試合4回戦目!スタート!》
「参ります!」
「来な」
開始の合図とともに大きく踏み込んだ八百万さんは手に持っていたパイプで横に振るってくるがバックステップで回避する、次に上から来るけどこれは防御、その次にシールドバッシュがくるけどこっちはグレイシャルコートでインターセプト……随分と読みやすい
「っ!?硬い!それに規模が小さいながらも的確に防御してきますわね!」
「そりゃあね?私のは焦凍みたいに大規模制圧する性分とかじゃなくて圧縮して薄くした後に特定位置に対しての点の防御を軸にしてるし……攻撃だって最小限にしつつ最大のメリットを得るのよ!」
「言い換えれば器用と言うことですわね!」
「そういう事、今度はこっちから行くわよ!」
足の速度を活かして一気に距離を詰め右、左、上段下段、斜めと早く振るい択を潰していく……時折回転させて更に択を潰して回避を余儀なくさせる
《轟吹雪!防戦かと思ったが攻守変更!圧倒的なまでの手数と速度で八百万を追い込む!更に槍を増やして両手でグルグル回している!曲芸師かよ!》
《元々轟姉は槍は勿論棍や薙刀と長物を習い事で振り続けてたからな……しかも彼女の姉でもある冬美さんから聞いたが習い事の免許皆伝全部取ってるらしい》
《えげつねぇ!努力家なのも父親譲りかよ!クロスレンジ戦法得意ってぜってぇ戦いずれぇぞ!》
何度も振るい続けているが盾がある影響で決定打がそこまで入らない……なら柄を繋げて更にリーチを伸ばして変則的に動く!
「はぁっ!」
「っ!?きゃあ!」
《足使って槍回転させたァ!器用すぎんだろ!》
《変則的な動きも出来るとはまあ確かに器用だ……しかもちゃっかり槍の先端を丸くして棍にしている辺り打撃で仕留めるつもりみたいだ》
「【グレイシャルアロー】!」
ちなみにこれは全部ブラフ、ラストの一撃を叩き込むため盾を弾き飛ばしながら立ち上がって棍になった槍を投擲、回避されるけどそれも折り込み済み……碧を発動させ距離を詰め仕留める
「っ!?しまっ!」
「腹パン失礼!【赫灼熱拳 ジェットバーン】!」
「がっ!?はぁ!?」
クリーンヒット、まさにそんな感じのダメージを受けた八百万さんは胃液の混じった唾液を口から吐き出しながら場外の壁へと飛んでいき激突する……やっべやりすぎた!
《八百万さん場外を確認!よって轟吹雪さんの勝利!第2ラウンド進出よ!》
ワアァァァァァァァァァァァ!!!!!
《Excellent!素晴らしい戦いを見せてくれたァ!しかしラストの腹パンはまあまあ容赦なかったなぁ》
《ま、早期撃破を考えてるならそうなるわな》
「八百万さん!ごめん勢い余りすぎた!」
「ゲホッゲホッ!……大丈夫ですわ……矢張り私では届かないのですわね、お見逸れしました」
「リカバリーガールの診療所まで肩担ぐよ」
「すみません……お願い致しますわ」
《2人の健闘を讃え!拍手ぅ!》
割れんばかりの完成を背にして私は八百万さんを担いでリカバリーガールの診療所へと向かった……
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こっからまたダイジェストでございます……すまんのメタい話要約した方が楽なんでな?
Bブロック第1試合
1回戦目常闇vs芦戸
「もぉー!当たってよ!」
「当たれば溶けるだろ……黒影!」
『アイヨ!』
フィジカルじゃ2人ともだいぶ強いんだけど戦略的にも常闇くんの方が上だった為常闇くんの勝利
二回戦麗日vs爆豪
《今遊んでるって言ったやつプロ何年目だ!爆豪はここまで勝ち上がってきた相手だからこそ油断出来ない状態でもある……それを遊んでるなんて発言するなら今すぐ帰って転職サイトでも見てろ!》
相澤先生いいこと言うねぇ……恐らく麗日さんのあれも対処してくると思う
「ありがとうね……油断してくれて」
「あ?」
「解除!」
上空から煙に紛れ込ませながら浮かし続けた瓦礫を個性を解除させて落として行った……割とえげつないなぁあれ
《瓦礫の流星群!?いつの間に!》
《気付けよバカ》
《さあ爆豪くんこれにどう対処する?》
「認めるぜ麗日……てめぇはスゲェやつだ……でも俺の方が上なんだよ!」
上空に向けて大規模爆破によって呆気なく瓦礫をひとつ残らず粉砕、全部のカード切らさせた上での完全勝利だった……それでこそ爆豪くんよ
三回戦目切島vs鉄哲
「「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」」
「……まさかあそこまで個性ダダかぶりになるとは思わなかったわ」
お互い個性が似たような内容故長期戦となる可能性がある為か腕相撲で決着をつけることになったんだけど長いのなんの……よく持つなぁ
「私も……切島ぁ!根性見せなさい!」
「ぐぅ!おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「お……さ……れる!ぐはぁ!?」
「しゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
長時間の格闘の末、見事切島くんが次の第2ラウンドの切符を手に入れた……お疲れ様
四回戦目飯田vs発目
「ふ……私はやりたいことが出来ましたので満足です」
「お……俺を騙したな発目くん!」
あぁー……ドンマイ委員長、次は蹴りがいのある切島くんだから頑張ってね
そんなことがありつつもつつがなく進んでいきようやく始まる第2ラウンド……焦凍とやるには塩崎さんを倒さないといけないし最終ラウンドだとまあ間違いなく爆豪くんが来るでしょ……楽しみだなぁ
次回、こっち版の姉弟喧嘩(遊び)です。向こうじゃ氷結界とかろくでもない力でエンヤコラさっさとやってますがこっちでは地力をかなり上げて挑んできます……
とか言うけど相変わらずの低クオリティなんで生暖かい目で見てください