地獄ではない轟家   作:黄昏の跡地

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吹雪ちゃんの身長しれっと身長下げた作者です。背丈大っきいのもいいんだけどちっさい女の子が長物振るうのって結構良きかなって思いまして……


シーズン1
純白の少女は蒼く輝く


 

皆さんどうも初めまして、轟吹雪といいます……現在私はパパと一緒に瀬古杜岳に来て個性鍛錬をしております。雄英の首席合格を狙うなら先ずは戦い方を見直した方がいいかなってことで炎の修練をしております

 

「んー……ほっ!」

「ふむ……もう少し火力落とせるか?」

「ちょっとだけ待って……これくらい?」

「そうだな、そのまま真っ直ぐ放ってみなさい」

 

ただやっぱり炎の使い方がまだまだな感じがあるためか結構難しい……でも頑張らないと、パパ達は一から練り上げてプロヒーローになったんだから弱音なんて吐いてられないよ!

 

「……せい!」

「その調子だ、炎は人を助けることも出来れば傷付けることも出来る……その分微細な制御が難しくがさつに扱えば己の身すらも焼きかねんから注意するようにな」

「うん!」

「エンデヴァーさぁーん、差し入れ持ってきましたよー」

「む?来たかホークス、吹雪一旦休憩にするぞ」

「はぁーい」

 

そんな今は夏休み時、学校から出された夏休みの宿題はあっという間に終わらせて習い事と個性訓練に費やしております……模試はA判定だったし油断さえしなければなんとかなる。で冬美姉の彼氏でもある啓悟義兄が差し入れと称して葛餅を持ってきた……やりぃ

 

「個性訓練の方どうです?」

「順調だ、元の出力が高いから今は微細なコントロールを教えている……その後に幾つか赫灼を仕込もうと思っていてな、吹雪最初は何使いたい?」

「んー……速度が出てある程度威力の出るジェットかなぁ、あでも火力求めるならバニシングの方がいいのかな?」

「そこはまあおいおいな、それじゃあ初めはジェットから覚えて行こう」

「はぁーい」

「相変わらず素直でばり愛らしかぁ……折角ですしあっちの方見ても?」

「構わんが……個性使うなよ?」

「わかってますって、吹雪ちゃん休憩終わったらちょっと組手しよっか」

 

っ!やった啓悟義兄と剣で勝負出来る!滅多にやらないから余計嬉しい!

 

「はは、アホ毛が動いてる」

「嬉しいんだろう、うちは基本吹雪のやっている習い事ひとつも相手に出来ないからな……ホークスしっかりと見てやってくれ」

 

ちなみにこの後めちゃくちゃボロ負けした……まだまだ遠いなぁ

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

「ん〜やっぱり冬美姉の作る四川麻婆おいひいなぁ〜」

 

夜はしっかりと食べます、辛いの結構好きだから私大満足でございますよ……で

 

「ごめんねぇ冬美ちゃん私たちまでご馳走になっちゃって」

「いいよいいよ、華ちゃん達お父さんの所で頑張ってるもんね!沢山食べて食べて!」

「転ちゃん美味い?」

「おう、ていうか何時までちゃん呼びだよ止めろ燈矢」

 

燈矢兄と冬美姉の友達でもある転弧さんと華さんの2人が来ております、どうやら燈矢兄が連れてきたとの事だ。他にもバーニンさんこと萌義姉と啓悟義兄も居ます……うーん大渋滞

 

「ねえ吹雪ちゃん、美味しい?」

「ん?美味しいですよ?あっだとしてもあげませんよ?」

「えっなんで?」

「それ吹雪用の大皿だから……はいみんなで取り分ける様の四川麻婆お待ち!」

「……ねえ冬美ちゃんもしかして吹雪ちゃんって結構食べる派?」

「まあ運動量が結構多いからねぇ……暇な時に個性訓練と組手だし習い事もやってるからさ」

「何してるの?」

「えっと今は弓道に合気道、柔道に剣道剣術薙刀槍棍キックボクシングをやってる……ぶっちゃけ脚力だけ見たらすげぇ強いよ?」

「えっ何その量、て言うかそんなに強いの?」

「コンクリの壁壊したっていう実績ある」

「ちなみにソースは俺らとセメントス先生……あれ見てやばかったもん世の男子あれで蹴られたら死ぬだろ別の意味で」

「待って燈矢思い出したらめっちゃ痛くなってきた」

 

ああ、何時ぞや燈矢兄が特別講習で行った時に付いて行ったやつか……丁度休みだったから雄英の敷地跨いだけどセメントス先生の作ったコンクリ素で蹴り壊した時は申し訳なくなった。なんか顔あおざめてたのはこの際無視するけど

 

「ええ……まあでもそうだよね、吹雪ちゃん素の握力ふにゃふにゃだから足鍛える他無いもんね……でもこんな可愛らしい握力なのに武器持てば強いし蹴り強いって何さ?」

「私なんてまだまだですよ?だって啓悟義兄に勝ててないんですから」

「いや食らいついてきとー時点で十分ばい、このまま行けば普通に俺せり負けちゃうなぁ。あっ冬美さんお代わり下さいな」

「私にもくれ!」

「はぁーい」

「冬美、替わるからご飯食べなさい。あなたはいかが?」

「折角だ、貰おう」

 

ちなみに全部平らげました、とても美味しゅうございました……

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

「そう言えば転弧さんって何時も手袋してますけど何かあったんですか?こいこい!」

「俺の個性は崩壊でな、五指で触れるとなんでも崩せるんだ……こいこいと花見で一杯」

 

お風呂タイムも終わり今は転弧さんと雑談をしながら花札しております。焦凍?あいつもう寝てるし

 

「ああ〜だから手袋を?猪鹿蝶とこいこい!」

「あっ……これ上がれるか?んまあそういうこった、個性の発動条件分かってるからそれの対処のためだな。こいこいと青短!」

「貰い五光!いぇ〜いあっがり〜」

「げぇっ!?マジか!」

「あぁ〜やっぱ吹雪が勝つかぁ……花札握ると吹雪負け無しだもんなぁ、母さんは囲碁強くて父さんは将棋で燈矢兄はポーカー、冬美姉ちゃんはしれっと麻雀強いしさぁ」

「そういう夏兄はリバース強いじゃんか」

 

皆昔のゲームばっかやってるって?いやいや割と現代チックなゲームもやってるよ?スマブラとかマリパとかだけど

 

「かぁ〜……花札結構自信あったんだけど負けるのかぁ」

「やっぱりLOLの方が良かったりする?」

「私FPS系苦手なんですけど?」

「とか言いつつお前この前アーマードコア買ってたじゃねぇか!」

「やりたかったんだからいいじゃんか!軽量二脚でレザスラ振り回すの楽しいんだもん!」

 

実際楽しいから困る、ナハト脚弱体化されたけどまだまだ現役だもん!

 

「ってもうこんな時間か……私寝るね」

『お休みぃ〜』

 

そう言って自室に戻って布団に潜り込んで眠りにつく……明日も頑張ろ

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

「【赫灼熱拳 ジェットバーン】!」

 

この日私は赫灼を教えて貰っております……燈矢兄とパパの2人がかりで

 

「ふむ……まだ制御が荒いが一発で成功させたのは流石だ、そのまま精進していけ」

「うん!」

「あいっかわらずの辛口評価だなぁ父さん……いいか吹雪、ジェットバーンって言うか俺らの個性に言えるんだけど」

 

 

……ふむ、【溜めて撃つ、力の凝縮】と【最大出力を瞬時に引き出し力を点で放出】するねぇ?ちょっと集中してみますか

 

「スゥー……フゥー……ジェットバーン!」

 

ちょっとだけ意識してみるとさっきと比べて蒼い輝きが強くなった気がした……プラシーボ効果ってやつ?

 

「……吹雪今の感覚を忘れるなよ?それが基礎になる」

「えっ!?今の!?じゃあ何度かやって身体慣らさないと」

 

数度繰り返していくうちにちょっとずつではあるものの精度は上がっていきパパから及第点を頂きました……昨日もそうだけどまだまだ遠いなぁ

 

「むー……こっちの精度だけはやたらと良いんだけどなぁ」

 

そう愚痴っぽく零しながら私は弓と矢を作り少し奥の所に矢を放つ、すると矢は吸い込まれるようにして狙っていた木のど真ん中に突き刺さり安堵する……うん本当にこっちは良いんだけどね?

 

「まあまあ、焦っても仕方ないからさ?ね?ちょっと休憩挟んだら俺と組手しよっか」

「うん」

 

何時もの休憩場所に向かうとママが水筒を用意してくれていた……常に冷たいの用意してくれてるから本当に有難い

 

「ん……ん……ぷはぁ、うまぁ」

「うふふ、吹雪って本当にお茶好きよね」

「ん?うん好きだよ?」

「ちっちゃい頃から結構な頻度でお茶飲んでるもんな……んで中学上がったら上がったで結構いい茶葉の緑茶にハマるしさ」

「吹雪、飲みたいのあるなら言ってくれたら買ってくるぞ」

「あなた、そんなこと言い出したらこの子宇治の玉露飲みたいとか言い出しますよ?」

「流石に言わないよそれは……プロになったら自分で買って飲むし」

「「「結局飲みたがってるじゃ(ん/ない)」」」

 

お茶の話は程々にしつつ昔の話をする……若い頃のパパはどんなことをしていたのか、ママとの馴れ初め、これからのヒーロー社会がどうなるかとか

 

「(ジー……)」

「……どしたの?吹雪」

「や、燈矢兄って耳と鼻にピアス開けてるんだなぁって思ってさ」

「……痛いだけだぞ?」

「別に開けたいって言う願望は無いから」

 

そう言いながら私は燈矢兄にもたれ掛かる……この瀬古杜岳は私と燈矢兄が火傷を負った場所でもあり私たち家族にとっても大事な場所でもある、嫌なことがあったり特訓をする時も何時もここに来ていた

 

「……」

「珍しいな、吹雪が随分と甘えんぼさんになってる」

「ねえ燈矢兄、私焦凍と仲良く出来るかな?」

「急にどうした?」

「だって……焦凍が中学上がってからピリピリしてるじゃんか?だから怖くなって」

「大丈夫よ吹雪、焦凍もふとしたきっかけでまた前みたいに優しい子になるから……ね?今は待ちましょ?」

「ああ、今反抗期に入ってるだけだからそのうち何時もみたいに蕎麦食べたいって言い出すさ」

 

そうだといいんだけど……それでも不安だった、どうしても戻ってこないんじゃないかって怖くなって胸がキュッと締め付けられるような感覚が消えなかった。けど信じて待つしかない

 

 

 

 

 

ーーだって私はあの子のお姉ちゃんなんだから

 

 

 

 

 

 

 

夏休みも過ぎ、冬になり……遂に雄英入試が始まった




燈矢兄の髪色はパッパの遺伝子強めだから赤毛です。コスもイメージ的には基本if燈矢のイラストに寄せてガントレットは小型ではあるもののパッパとお揃っちにしてます

で、しれっと転弧くんと華ちゃん登場と……転弧はサイドキックやってて華ちゃんは事務担当って印象です。
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