実は描写には光ちゃんが一度も登場してないのはわざとじゃない作者です
……いやだって光ちゃん設定上今7つだしI・アイランドで迷子になったら危ないし……そう思ってこれ書いてるんです許して
て言うかここまで書いといてほぼI・アイランド要素無いってマ?あっ今回は基本燈矢くん視点です
朝……俺は親父らが早々にI・アイランドに飛んでったのを見届けてから爆豪さん家に車を走らせていた。萌は家で冬美ちゃんと一緒にいるからまあ大丈夫だけど……心配だった
「(とっ着いたな……意外とデケェな爆豪さんの家って)」
お母さんから光己さんのご自宅の娘さんを家で預かってあげて欲しいって頼まれたからあれだけどお母さんさては吹雪にガチで婚約取り付けさせるつもりだな?(正解)
「(まあ考えてる暇があったらさっさと連れて行こう、家に親がいないなんて状況不審者からしたら絶好の的だからな)」
そう思いながらチャイムを鳴らして少し待つとトタトタと随分と可愛らしい足音が聞こえてきた……ホントに家の中に居るのか
ガチャ
「こ……こんにちは」
出てきたのは7歳ほどの小さく愛らしい少女だった……体育祭生で見てたけどあの性格の兄がいてこんな子が妹ってどういう精神構造してんだ?と思えた。いやまあ前世でも顔合わせだけどあのクソを下水道で煮込んだ性格なのは知ってるけど流石に俺も困惑しちゃう
「(とと、考え事は他所にしとこう)こんにちは、急にごめんね呼び出しちゃって……親御さんからは話は聞いてるからすぐにでも行けるけど準備は出来てる?」
「はい!今戸締りの確認をしていたので!後ガス周り!」
「念の為お兄さんも確認しても良いかな?ちゃんと締まってるか」
「え?でも大丈夫だと思うんですけど……」
「二重確認は大事な事だよ?もし何処かのロックが閉め忘れていたりなんてしたら……大変なことになるよ?」
「ピッ!?それは嫌です!お願いします!」
「(素直だなぁ……お兄さんと比べて素直だし……いや油断するな反抗期入った瞬間同じ状態になる可能性だってあるんだぞ?)」
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確認も無事に終わり車を家に走らせる、荷物は助手席に置いて光ちゃんを後ろに乗せている状態で走ること数分……家に着く、これはたから見たら事案なのヤバくない?大丈夫だよな?
「よぉーし到着だ、荷物持っていくから先降りてていいよ」
「はっはい!」
「……あのさ光ちゃん、ちょっと変なこと聞いていい?」
「?はい」
「もし……もしだよ?うちの妹がお宅のお兄さんに嫁入りしたらどう思う?」
「滅茶苦茶嬉しいです!」
「即答かよ……」
まあ、うちの妹のファンでしかも教え子になる可能性があるって考えたらいい……のか?いいのかうん。だってこんなに目をキラキラ輝かせてピョコピョコと体育祭での活躍を話し出すんだもん慕われるちびっ子がいて良かったな吹雪
「まあいっか……うちの妹はまだ輝くからな、目が潰れないようにしっかり見とけよ?」
「はい!お義兄ちゃん!」
「早い早い」
……今更だがなんで俺7歳の幼女と漫才してんだ?なんてアホみたいな考えはゴミ箱に捨てて玄関に向かって歩を進める。勿論歩幅は合わせてだけどな
「ほわあぁ……おっきいですね」
「そりゃうちの親腐ってもNo.2だからな、それに俺もプロヒだから家の維持費には困ってないんだ。さっ入ろっか」
「あっお帰りぃ〜そろそろ帰ってくると思ったよ燈矢兄」
玄関に着いて軽く話をしてたら業を煮やしたのか冬美ちゃんが出てくる、タイミング良すぎない?打ち合わせもした覚え無いし
「……鷹見先生?」
「え?光ちゃん!?もしかして預かる子って光ちゃんなの!?」
「知り合い?」
「知り合いって言うか今の勤務先の小学校で担当してるクラスの子の1人なの」
「え?何その偶然」
余談だが元々近所の小学校に配属されてた冬美ちゃんだけど去年転勤になって折寺地区の小学校に行くこととなったそうだ……多分その時に知り合ったんだろうな
「そっかぁ……光ちゃんかぁ預かる子、改めて自己紹介することになるけど鷹見冬美です。もしかしたら家族になるかもだけどよろしくね」
「……お義姉ちゃん?」
「ヴッ!?」
「?」
「か……可愛い、こんな子がうちの義理の妹になるって想像したらやばいんだけど燈矢兄」
「冬美ちゃんあんまりそういう危ない発言はよそうな?」
家……男所帯だから妹とか居ないもんな、萌が来てくれたから多少は緩和されるけれどそれでも身内だけに絞ると多いもんな……しかもガタイいいから暑苦しいしせまっ苦しいしで過ごしにくいだろうな
「宿題はちゃんと終わらせたの?」
「うん!昨日のうちに終わりました!」
「偉いねぇ〜それじゃあ中入ろっか、燈矢兄は荷物お願いね」
「分かってるって」
まあ……大丈夫でしょうん
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「……なあ啓悟」
「なんすか義兄さんや」
「……家って結構な男所帯だよな?」
「そうっすね、しかも筋肉質で」
「……あれ見てどう思うよ」
中に入って荷物を客間に置いてから居間にいるんだ……いるんだが何をどうなったらああなる?
「お菓子あるよ〜」
「やりたいゲームとかない?」
「ジュースもあるから遠慮なく言ってね?」
「「……デロデロに甘やかされてる」」
いやまあ可愛いのは分かるよ?当時同じ年齢だった吹雪たちもあんな感じになってた記憶はあるよ?俺も……だけどあそこまでデロデロに甘やかされてるとなぁんか違和感があるんだよなぁ
「おぉ〜い夏くん、冬美ちゃん萌!あんまり甘やかさないでよ?」
「「「えぇ〜」」」
「良いじゃん可愛いんだからさ」
「燈矢お前もうちょっとやわっこくなれ!」
「それ以前に光ちゃんが困ってるから言ってるんだ!」
「いやぁ〜吹雪は今でも可愛いけどさ?この頃のを思い出したらつい……な?」
「ついじゃないんだけど!?」
ピンポーン
『んあ?』
家の中で漫才をしているとチャイムがなった……あれ?今日宅配とかはなかったはずなんだけど取り敢えず出てみるか
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「おぉ〜い皆ァ」
『なぁに?』
「焦凍の見合い相手の子のお兄さんが来た」
『え?』
「お邪魔致します、突然の訪問申し訳ございません……私は八百万創と申します、今後妹の百がお世話になるかと思いますので挨拶に来た次第です。よろしくお願いします」
突然の来訪者……それは八百万さんちのお兄さんの創くんだった、年齢聞いたけど夏くんと同い年なんだなこの子。しかも家督継ぐの確定らしいしエリートかよ……エリートだったわ
「ちなみに歳聞いたら夏くんと同い年らしい」
「えっ!?マジで!?」
「あはは……宜しくお願いいたします」
「うち基本的に粗暴でも大丈夫だから敬語抜きでいいよ、まあ出来るならの話だけど」
「わかり……わかった、じゃあそうするよ」
「えっと……創……くんでいいのかな?大学何処?俺医大なんだけど」
「大学?えっとね名城大学の経営学科」
『えっエリートだ』
うーんこのエリートっぷりよ、妹さんも推薦だし親御さんらもかなりのスペックだから暴力的すぎるんだよな……いや家もだわ大半がヒーローでまともな職業やってるの冬美ちゃんと夏くんとこだけだよ?お母さんが家に居てくれてるとはいえさ?
「そうは言うけどエンデヴァーさんところも大概な気もするよ?顔良し個性よし人気よし非の打ち所が全くない」
「そして妹がひたすらに可愛い」
「吹雪お姉ちゃん大好きです!」
「「「そっかそっかぁ〜」」」
「いえ家の妹も可愛いですよ、楽しいこととかがあったらすぐプリプリしますし」
『え?何プリプリって』
「プリティー×プリティーの略ですよ」
『まさかの可愛いの二乗だった!?』
……そこからはまあ地獄絵図だった、いい所の坊ちゃんってことで結構神経使うのかなって思ってたら気が付けば妹の可愛いところ発表合戦になってるんだもの……いやまあ平和的でいいけどさ?いいんだけどね?この場においてツッコミが不足してるのまあやばいんだよ?おい啓悟お前何茶啜ってんだ突っ込みに回れよ
「いや俺どっちかっていうとボケだし」
「ぬあぁぁぁぁぁ!!!!!全員がボケ倒してどうすんだよ!つかナチュラルに心読むなよ!」
「燈矢五月蝿い」
「俺のせいかよ萌!」
……なお、焦凍とお母さんがいたらもっとやばいことになってた模様……あの二人結構天然だから空気が別ベクトルで死ぬし……ああー爆豪くん、吹雪早く帰ってきてお兄ちゃんの胃を癒してくれ
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一方その頃
「くしゅん!」
「ブシッ!」
「なにその可愛いくしゃみ」
「うるせぇ……風邪でも引いたか?」
「んな訳……誰かが噂してるのかなぁ……燈矢兄辺りかな?」
I・エキスポ散策中、非常に興味深いものとかが多かった……特にマーベルズの試作スーツの参考出品の展覧会は胸熱すぎた精巧すぎるし機能解説とかもあったから勉強になる
「にしても……燈矢兄大丈夫かなぁ」
「あ?何が?飯食ってるかの心配か?」
「いや、うちって結構天然多いじゃんか?突っ込み足りてるのかなぁって」
「……んだそれ?」
「あっ言ってる側からチャット飛んできた……ブハハハハハハハハハ!!!!!!!」
「ん?……ブフッ!ププププ……クククク」
「ねwwww?言ったでしょwww?ツッコミたりてるかなってww」
「おまっ……これは卑怯すぎんだろがwwwww」
送られてきた動画には私と百をやたらと褒め回すようなことを言い続けている家の姉らと光ちゃんに対抗して百のお兄さんらしき人が映っており頭抱えてその場で蹲ってしまっている兄を撮っているホークスの動画である……いや笑うわこんなの
「つかひーのやつも何しれっと参加してんだよ」
「ちっちゃい子がひとり家に残されるのは不味いからうちで面倒見ることになったから仕方ないんだけども私の事こうも褒めちぎられるとなんかむず痒い」
「まあしゃーねぇか、慣れてねぇのか?」
「褒められるのはさすがに……そもそもとして私自己肯定感死んでるし爆豪くんみたいにプライド高い訳じゃないし」
「んだテメェ貶してんのかぶっ飛ばすぞ」
「褒めてるのよ、羨ましい位にね」
「……そーかよ」
「(あら珍しく照れてる……意外と可愛いとこあるじゃん)さぁーて見るところ見終わっちゃったし!次はアトラクションの所にでも行こっか!タイムアタック形式のあるらしいから」
「……競うか」
「じゃあ負けた方は今日のお昼奢りね」
「いいだろうぶっ潰してやる」
「やれるもんならやってみなさいよ!」
そう言うと足早に私たちはI・エキスポの会場を抜けアトラクションコーナーへと向かう……意外と悪くないわねこういう日常も、ちょっと癖になりそう
走り書きではありますがとりあえず今回はここまで……次回はホテルのお話にまで行きたい