地獄ではない轟家   作:黄昏の跡地

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コメントで映画の内容もいつか書くの楽しみにしてますって言う人いるけどそもそもとして映画履修してないし書く予定無いし本編だけ書くつもりでいるんで……気が変わらない限り映画のボスが出てこないと思ってて下さい

あっあと今回ちょい長めです(当社比)


戦闘訓練

 

翌日……普通に授業が始まった、入学式くらいは出たかったけどまあ仕方ないことだもんね。

 

授業は普通に教員免許を持っているプロヒーローの人達が授業を行います……ギャップが凄いんだよね

 

「んじゃあこの英文の中に1つ間違ったやつがある……どれが間違ったやつか答えれるか?」

 

((((((普通だ))))))

(マイク先生静かにしてたらこうなるのね)

(クソつまんねぇ)

(関係詞が違うから4番!)

 

『エヴィバディヘンズアップ!盛り上がれぇ!』

 

(これが無けりゃなぁ……)

 

 

お昼ご飯は食堂にてクックヒーローランチラッシュの振る舞う美味しい学食が食べれる

 

「最終的に米に落ち着くよね!」

 

まあ今食べてるの炒飯なんだけどね……ていうか結局米じゃん

 

午後からヒーロー基礎学・情報学となっていて今日は基礎学である……つまりオールマイトの授業だ

 

わーたーしーがー!

 

『きっ!』

 

普通にドアから来たぁ!

 

あっさすがに窓からダイナミックエントリーはしなかったのか、まあ教職員になったからそんなことしたらお叱り受けるし仕方ないっちゃ仕方ないのか

 

「うおぉー!すげぇ!シルバーエイジの時のコスだ!」

「画風全然違ぇ!鳥肌立つ!」

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作るために様々な訓練を行う科目だ!早速だが行う訓練はこれ!」

 

オールマイトが懐から取り出したのは【battle】と記載されたプラカード……要するに戦闘訓練ってことだ

 

「戦闘……」

「訓練……!」

「そしてそれに伴ってこちら!入学前に送って貰った個性届と被服届による要望に沿ってあつらえた【戦闘服(コスチューム)】!着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!」

『はい!』

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「……なんで皆そんなパツパツなのばっかなの?流行ってるの?」

 

女子更衣室にてコスチュームを持って着替えておりますが……私と耳郎さん以外皆パッツパツのタイツスーツの姿だった。八百万さんに至ってはレオタードって何?目の毒よ?世の中の男の子の性癖歪みそうなんか

 

「やぁー要望ちゃんと書いとかんかったからこうなった……」

「私はもう少し露出を増やしたかったんですが規定ラインを越えるとのことでこうなりましたわ」

「「えっそれよりまだ増える可能性あったの?」」

「そうね、全員個性を最大限活かすにはそうせざるを得ないものね」

「梅雨ちゃんは割と水中特化って感じするよね、耳郎さんはパンクだし……ん?葉隠さん?」

「はぁーい?」

 

……待ってまさかとは思うけどこの子手袋とブーツ以外無いの?いやいやそんなまさかね?実は着ると消える服着てますってオチもありえるしね?

 

「……なにか着てる?」

「え?ううん?手袋とブーツ以外無いよ?」

「えっ素っ裸なの!?今どきそれはさすがに不味いよ!?先生に頼んで作り直してもらいなよ……ステルススーツくらい今普通に普及してるんだしさ」

「んー……わかった、後で要望し直しまぁーす」

「素直でよろしい」

「そういう轟さんは随分とゴテゴテしてますわね、矢張りお父様とお兄様の影響でしょうか?」

「うん、機動力を上げつつ利便性を考えるとこうなってさ……あと純粋にかっこいいじゃん」

 

要望通りに出来上がったコスチュームを見てご満悦でございます……さっすがパパと燈矢兄も利用する程の大手メーカーさん素晴らしい仕事をなさる

 

「一応背中は身体の保温・冷却用ラジエーター兼噴射口になっててホバリング出来るようになってたりするし」

「結局吹雪も機能美優先してるじゃんかぁ……あっでもカッコイイのは理解出来るなぁなんて言うか男の子心擽られる!」

「カラーリングも非常に豊かで白と金のコントラストは素晴らしいですわ、サブカラーに黒と青の配置も素晴らしくて芸術品のようですわね」

「なんて言うか気持ち悪さがなくて纏まりいいよね」

 

目立ってなんぼだからねヒーローって、派手さを追求しつつ覚えて貰えるようにするとこうなった……って

 

「皆のコスの評価は後にして時間そろそろだし行こっか皆」

『はぁーい!』

 

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グラウンドβに到着すると皆やっぱカッコ良さが前に出ていた……おぉー飯田くんフルアーマータイプなんだねカッチョイイ

 

「……ンフッ……」

「……?どしたの?」

「いやさ……焦凍見てよあれ何?」

「……なんか身体半分氷で覆われてる?」

「正直言っていい?めっちゃダサいwww」

『……ブハッ!』

「それは……卑怯じゃんかwww」

「はァーあ、捻くれてるのは相変わらずかなぁ……(いい加減そろそろ仲直りしたいけどタイミング掴めないのがなぁちょっと問題ありありなんだよね)」

 

自分に非があったって言うのは認めよう……うん、でも焦凍だって本気でぶつかって欲しいだけなんだよね。それに両方使えてこそ初めて1人前だし何とかならないものかなぁ

 

「うむうむ!良いじゃないか!皆カッコイイじゃないか!」

「先生!今回は入試で使用された演習場ですが市街地戦を行うのでしょうか?」

「いいやもう2歩進んで今回は屋内で対人戦闘訓練をやろうと思う!」

 

屋内戦かぁ……個性の都合少しは考えた方がいいわねこれ、下手に炎を使えば全焼してドカンなんていう自爆特攻はヤだし氷軸にしつつインパクト時のみ使用って感じかな?

 

「基本は市街地での戦闘が多いが時折屋内での戦闘もある……それに統計では屋内に凶悪敵の出没率の方が高くてね、監禁・軟禁・裏金問題その他諸々このヒーロー社会の裏に潜む物は影に身を潜める傾向があるからね!君らにはこれから【ヒーロー側】と【敵側】の2人1組に別れて2対2の屋内戦をして貰うよ!」

 

「基礎知識も無しに?」

「その基礎を知るためさ!それじゃあルール説明を始めるよ」

 

カンペ読み出した……いやまあ今年度から教師だし仕方ないっちゃ仕方ないけどそこまでガン見する必要あるのかなぁ?まあそんなことよりルールよルール!

 

1.状況設定は敵がビル内に核を隠しておりヒーローがそれを処理しようとしている

2.ヒーロー側は時間内に「敵」または「核」の確保

3.敵側は制限時間オーバーまで核の死守かヒーローの確保

4.今後の為にペアはランダムでクジ引き

 

となっている……突然のチームアップとかの話もあるだろうしこういうのは【慣れるより慣れろ】ってやつなんだろうね

 

んで私のペアは尻尾の生えた尾白猿夫くんだ……まあ無難っちゃ無難かな?

 

「宜しく、轟さん」

「こちらこそよろしく、尾白くん」

「それじゃあまず第一戦はこのペア!ヒーロー側はAチーム!敵側はDチームだ!」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

その後、緑谷くんの咄嗟の起点によりリザルトではAチーム……要はヒーロー側が勝ったものだけど

 

「……試合には勝って勝負には負けたって感じねなんか」

「やはりそう思われますか?轟さん」

「うん、リザルト上じゃ確かにヒーローが勝てたけど全体的な動き方やらを事細かに見ると敵側の方が上だった。緑谷くんのリスクある一撃や麗日さんの気の緩み、爆発くんの過剰攻撃を見た後だと熱心に取り組んでいた飯田くんが不憫極まりないわね」

 

「ですが飯田さんの様な敵は「いる」……その心は?」

「ああ言ったやつは大体口語化するなら【用意周到】なやつ、一手二手の策を講じて最終的には自分諸共巻き込んで目的を果たそうとする破綻者の傾向によくあるのよああいうのは……まあ今回は演習ってのもあったし突飛すぎる行動のせいで隙を付かれてしまったみたいだけどね」

 

「流石はエンデヴァーの娘さんだね!たった一度の演習だけでそこまで現場を見れるだなんてね!」

「たまにではありましたが父の事務所に遊びに行って鍛錬してたこともあってプロの人たちから色々と聞く機会が多かっただけです、実物を見ない限り私の発言は全て先入観に基づいた一種の予測に近い例え話ですよ」

 

……まあ実際は父に頼み込んで色々な敵の起こした事件のファイルや状況証拠等の映像を見せて貰ったお陰なんだけどね

 

「さて!お次は……Bチームが【ヒーロー】!Iチームが【敵】だよ!」

 

あらま、もう私の出番か早いな……それどころか焦凍が相手なんてね、まあ仕方ないっちゃ仕方ないしお灸据えましょうかね?

 

 

 

場所は移り核を置いてある部屋に来ました……取り敢えず尾白くんの動きに異常を来たす邪魔なやつは除けとこう

 

「えっと……轟さんの個性ってたしか氷と炎扱える個性だったよね?」

「とりあえずはその認識で間違いないよ、でそっちは見たまんま尻尾か……近接戦結構強そう」

「まあ柔道とか空手とか、それこそ合気道とかの格闘技系は学んでたからね」

「私ら結構似たような事してるんだね……にしても柔道かぁ私握力弱いから途中でやめちゃったんだよね」

 

「あはは、まあ握力無かったら道着すり抜けるもんね仕方ないよ……それで相手側の個性だけど」

「焦凍は私と同じ氷と炎を扱う個性だけどあいつ中学入ってから捻くれて氷メインなんだよね、だから初動1発KO狙ってビルごと凍らせてくると思うね」

 

「なるほど……障子くんのは確か複製椀だっけ?」

「聞いた限りだと目や口、耳のパーツを増やして情報収集したり腕を増やして近接戦強くしたり出来るらしいよ……あっいいこと思いついた、ちょいとお耳拝借」

 

 

 

さて……上手くいくかな?

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

《それじゃあ演習開始!》

 

「……来る」

 

開始早々そう言うと足元が凍りつくがすぐさま核に引火しない程度の熱で氷を溶かしてすぐ行動する……ついでに水蒸気を利用して障子君の複製された目を潰して3階のT地路左側の壁の中に隠れて焦凍が来るのを待つ

 

 

回想ーー

『作戦の内容はこうよ、初動で凍らされたら私が解凍して水蒸気を出して視界を潰す、尾白くんはこのまま核の防衛をしてもらって私が3階で焦凍を待ち構えてそこを叩く……で恐らくだけど焦凍のことだから一人で何とかするとか言って障子くんを外で待機させてる可能性があるからその隙を突くよ』

『実際それじゃなかったら?』

『まあ……私が死ぬ気で頑張ればいいだけだから』

『行き当たりばったりだなぁ』

『そんなものよ?で設定なんだけど尾白くんは頭のキレるリーダー枠で私はそれの言うことを聞かない放火魔ね』

 

《そろそろ始めるよ!準備はいいかい?》

 

『……じゃそう言うことで』

『……わかったよ、武運を祈るよ。無茶だけしないようにね』

 

 

回想終了ー

 

……そろそろ来るわね……3……2……1……今!

 

ドゴォン!

 

「っ!?」

「よぉー……初っ端から面白ぇことするじゃないしょおーとぉ」

 

初動は完璧、障子くんは予想通り外で待機してるっぽいからこのままプラン通りに進める……壁蹴り飛ばして出てくるところバイオのタイラントっぽくやりたくなったって訳じゃないからね?本気だよ?

 

「っち!なら凍らすだけだ!」

「アッハハハ!そんなちんけな氷で私を止めれると思うんじゃないわよ!」

 

《おい荼毘!前に出すぎだ!》

 

「指図すんなよリーダー!さあお姉ちゃんと遊ぼう?焦凍ぉ!」

 

初手の氷は炎の膜で溶かして無力化、掌から【イグナイテッドアロー】を放って攻撃するけど壁に隠れられて回避される……意外と見てるわねあの子

 

「おいおい逃げんじゃないわよ!」

「クッソ!しつけぇんだよクソ姉貴!」

「てめぇが死ぬか!私が燃え尽きるか!そのどっちかで終わるんだよ!さっさと炎使なさいよ!」

 

氷の矢を放ち逃げ場を潰しつつ炎で追撃、低出力かつ低威力だから牽制程度にしかならないけど演習だから仕方ない……にしたって何時になったら炎使うのさこの子

 

「言ったはずだぞ!俺は左は使わねぇ!お母さんの個性だけでプロになるって!」

「っ!頭来た……なれてないからこうなってるんでしょうが!最高の環境と最適な身体がある癖して拒絶した!全てを持って生まれた癖にそうあろうとしなかった!誰も言ってくれてないなら私が言ってやろうか!?フラフラと中途半端な人形が!!!あんたは何者にもなれやしないんだよ!」

 

もういい……炎を使わないって言うんならもう好きにすればいい……私も好きにするから……だからもう終わらせる

 

「あんたがフラフラとしている合間に周りはより先に進むぞ?私だってそうだ!お前が本来頑張れば辿り着ける領域に既に来ている!【赫灼熱拳 燐】!」

 

短時間のバフとはいえ全体の出力は出てくれるから使わない手はない……焦凍、私は言ったからね?まっすぐ進まない限りあなたは強くなれないから

 

「落ちやがれ半端者!【赫灼熱拳 ボルケニックバーン】!」

 

そうして私は……焦凍を文字通り叩き潰して渡されたバンドを付ける

 

《轟少年!確保を確認!残りは障子少年だけだ!》

 

障子くんは……本当に外で待機してるし、んじゃあパパっと終わらせよう……よいせっと!

 

ドゴォン!

 

「っ!?コンクリートの壁を蹴り壊しただと!?」

「よぉーヒーローさんお宅のお供はご覧の通り伸びたぞ?」

「放送で聞いたが本当に捕まったのか……なら降りて来い!真正面からお前を捕まえてやろう!」

「そぉーは、問屋が下ろさないんでな!」

 

私は焦凍を放り投げて下に降りると直ぐに障子くんの懐に入り込んで足払いをして体制を崩しそのままかかと落としの要領で足を首にひっかけて地面に叩きつける

 

「ぐあっ!?」

 

《障子少年確保を確認!敵チームWIN!》

 

 

 

演習が終わりモニタリングルームに戻ってきた私達は総評を聞くことにした……正直尾白くんかなぁ?私結構役作ったとは言え独断先行したし

 

「さて!総評の時間だが誰がMVPかわかるかな?」

「はい、轟さんですわ」

 

あら意外……え?なんで私?

 

「その心は?」

「全体的なリザルトを見れば核の前で辛抱深く陣取っていた尾白さんがもっとも適任ではありましたがわざと敵役を演じたという目線で行けばそうなりました。敵らしく奇襲、口を使っての精神攻撃、身内同士での血縁関係を利用した追い詰め方は現代社会においても見かける事例でもありますから」

 

「うむ、そうだね……さて!2組の敵役を見てきたがやり方は似たような形でありつつどこか違いが見えた、そう思えてこないか?」

「確かに……飯田のやつは相手の情報を知っているからこそ準備を怠ってなかったみてぇだけど」

「吹雪ちゃんの場合は家庭の事情で敵化して狂ってしまったっていう印象が強かったわね」

「ですが最後の方はかなり失速して自分が出てきてしまっていましたので」

 

言わないでそれ……結構悩んでるんだからね?

 

「そこまでにしよう、次の組に行こう!」

 

 

 

 

 

 

演習も終わり着替え終えて教室へ戻ると皆で反省会をしようという提案を受けるが私は拒否した……焦凍のためにも私が強くならないといけないし、あまり遅くまで居れないからね

 

「(ボルケニックバーンは中々の手応えだった、短時間とはいえ燐も十全に使えてはいた……だけど)」

 

改善点があまりにも多すぎる、ボルケニックバーンは無駄がありすぎるし燐に至っては出力は申し分ないくせして持続時間があまりにも短く直ぐに切れてしまうのがネックだ……少しずつブラッシュアップしていって最終的には燈矢兄以上の火力を出せるようにはしたい

 

「(目標は高く……されど出来る範囲内から少しずつ進んでいこう、無理にどデカイのを掲げると後が怖くなるからね)」

 

それに……焦凍との仲直りもちゃんと視野に入れて考えないといけないし、やる事がまあ増える増える

 

「(でも、ちゃんと顔を合わせて仲直り出来るかな?あんな酷いこと言っちゃったし……嫌われてるよね私)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心が締め付けられる感覚を残したまま……日はまた巡る




そういや書き下ろしのやつで心操くんのヒーロー名公開されたっぽいっすね、それに奇乃子×黒色と出久×お茶子の公式カプが出来上がっちゃったんでそこも出したい
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