透き通ってない都市にて黒服憑依   作:駄文量産機

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久しぶりの投稿です、感想が暖かかったので初投稿です


存在の再確認

前回のあらすじ、転移して家をゲットして、仕事してたら若い紫と会って。ストーカーされた。

 

 

彼女、、、、イオリが居ることにも驚きだが、それよりも顔のことだ。

『ちなみに私の顔はどうなっていますか?』(意識してみると、恐怖がかなり薄くなっている。素顔をもし見られたら?)

「あいつ、何か特殊な能力、隠しているらしいっすよ!ツゲグチ」

「なんだと!? 爪!我ら三人でジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!」「了解!」「了解!」*1 

(ヤバい!死ぬ!三枚におろされて死ぬぅ!)

 

そう聞くと、イオリは言った。

「最初会った時は黒いモヤモヤで顔が隠れていたけど、薄くなっていて、目や口が見えるよ。」

 

(終わった、死ん、、、、目?口?)

『私の顔はちゃんと人ですか?』

「ああ、人だよ。って、自分が人じゃない言い方だね。」

(まだだ!まだ死んでない!)

「しかしモヤモヤは何だったんだい?どっかの工房の認識妨害なんちゃらってやつかい?」

『そうなんですよ!いやー高額でしたね!いやー』

 

この後メチャクチャ誤魔化した。

 

『そ、それでは、朝飯にしましょうか!』

「まっそうさね。」

 

 

 


『良いですねえ、私はこうやって誰かと一緒に食べることを夢見てたのですよ。可笑しいですか?クックック。』

そう言って料理する彼は何処か遠くを見ているような気がした。

 


『さてと、何からお話しましょうか。』

料理を前にし、ワクワクした口調で話し始めるクロード

今の彼は昼間に会った時とは違い、顔がはっきりと見え、身にまとっていた不気味さが無くなっていた。

 

「とりあえず、エプロン脱ぎな。情報量が多すぎる。」

だが、服装が問題だった。

高級感を感じるスーツ姿は良いのだが、その上にエプロンを着ていたのだ。何処から持ってきた。

『前ではこんな姿できなかったですからね。はしゃいでしまいました。』

そう言うと、パッっとエプロンが消える。ツッコミどころが多すぎる。

 

「しかし、アンタここに来たばかりみたいだね。私が言えたことじゃないが、非常識すぎる」

彼は何処か違う、特異点のような能力を持ち、侵入者と朝食を取る、この裏路地じゃ考えられないことだ。

『はい、最近ここに来たばかりでして、聞いてくれますか?』

「長くなりそうだね。」

『あれが私_________________』

 

 

 

『_____________というわけです。』

「まとめると、アンタは未来を知っていたが、本筋から反れた世界に恐れ、あらゆることをして完結させた、で、気づいたらここに居て、本筋に犠牲になった人々のため好きに生きていると。」

『そうです、あの頃の自分と違う行動をすることでケジメを付けているのですよ。』

「じゃあ、ここでの名前も違うのかい?」

『おや?何で分かるのですか?』

「名乗る時に言い慣れて無かったからねえ。」

「初めての依頼で会った縁だし、教えてくれないかい?ホントの名前をさ。」


 

「教えてくれないかい?ホントの名前をさ。」

そう言われた時、(ほんとに良いのか?違うことをするんだろ?)と考えてしまった。

(【黒服】のことなんか忘れて、好きに生きたら良いじゃないか。)

 

『…』

返答に困ってしまった私にイオリはこう言った。

「アンタが縛られるのは結構だけど、少しは過去を許容することも大切だよ。」

「そうやって散っていた人は多いんだ、アンタにはそうなってもらいたくないのさ。」

 

(そうだ、そうだよ。何ためらっているんだ、吹っ切れたなら、ズルズルと引きずってないで好きにしたら良いじゃないか。)

『ありがとうございます。イオリさん』

『私の名前は、【黒服】、観察者であり、探求者であり、研究者です。』

【黒服】、、、それはチャート通りに物語が進んでいる証拠だった。

ホシノからそう呼ばれた時は自分はそうなんだと、はっきりと感じてしまったことがあった。

 

「黒服ね、悪いけど、プライベートではそう呼ばせて貰うよ。クロード、なんて余計言いづらくなるからねえ。」

『今思い返しても何故、そんな名前で登録してしまったか恥じていますよ。ああ、恥ずかしいですねえ。』

 

だが、今だけは、この名前が呪いと感じなくなっていた。

「と言うか、私も特殊な能力持っていてねえ、あの戦闘時に少し使ってたのにアンタはあまり効かなかった、どういうことか分かるかい?」

『似たもの同士、ってことですね。クックック…』

 

「だから、」『このまま別れると、依頼で対立してしまった時、面倒になる。』

『イオリさん、提案があります。』

「奇遇だね。私も提案があるんだよ。」

「『一緒にフィクサーをしませんか?』しないか?」

相棒が決まった瞬間だった。

 

 

だが、知っている。イオリは後に特色フィクサー【紫の涙】になることを、そして、無くなってしまった息子のために暗躍することも。

そして、ローランの師匠をすることも。

『クックック、せいぜい足掻いてみましょうか。』

 

 

 

さて、そんな相棒宣言から数日が経ったある日。

『イオリさん。』

「なんだい?」ゴロゴロ

『そろそろ、ここに居座るの止めましょうか。』

悲報、紫の涙ニート化

「なぜだい?巣に近い生活基準、三食ちゃんと食べれて、私達の牽制の末、近づこうとするやつさえ居ない。なぜ帰らなきゃいけないんだい。」

『ちょっと、オハナシしましょうか。』ズオオオオ

「良いじゃないか。勝ったならこの部屋は私専用だよ。」ズズズズズ

 

 ある裏路地の奥には住民が全く住んでいない場所があると言われている。

その場所では不定期に戦闘音が響き、その間だけ、真っ暗になり、根本的な恐怖に包まれるという。

協会はその場所を危険区域とし、戦闘が起きているとされている最中の暗闇に包まれている状態を【昼夜】と名付けた。

 

『私の稼いだお金でぐうたらしている時間があるのなら、フィクサーとして!ガキンハナ協会に行って!!ガキン依頼でも探してきてください!!!ガキン』

「まだ、夕飯前じゃないか黒服!カキンそれくらい出してくれても良いじゃないか!シュン」

『いいから行って来てください!ガシッ「あっ」ワープホールポイッ』

『はあ、相棒、間違えたでしょうか、、、、、』

頑張れ黒服!耐えろ黒服!明るい未来はそこにある!カモ

 

*1
主人公の妄想です




ほのぼの?回。
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