透き通ってない都市にて黒服憑依   作:駄文量産機

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遅れてしまって申し訳ございません、活動報告は絶対(血涙)
誤字あったのでしたら報告お願いしますわ〜(混乱)   


白と黒は混ざらない

「クロード7級フィクサー、今から貴方をハナ協会まで連行します」

 

 

 

真っ白な制服、きちんとした言葉遣い、上等な武器

黒服が拠点にしている事務所に入ってきた者たちは、この都市に12個ある協会の内、フィクサーを管理するハナ協会の者たちだった

 

協会にはそれぞれ担当があるがハナ協会はフィクサーを監理するすなわち元締めであり、フィクサーに依頼されるものの殆どはこのハナ協会を通す

フィクサー人生を支えていると言っても過言ではなく、その戦闘員となれば腕前は高く、トップレベルだ

そんな彼らがクロードに変装した黒服を囲っている、扱いは犯罪者のそれだ、7級フィクサー相手に過剰ではないか?

 

私、なんで囲まれなきゃいけないのでしょう、、、、もしかして、黒服ってことがバレたのでは?

 

多分、あんな事件があったところに7級フィクサーが生き残っているからだと思う

あの事件でハナの方はフィクサーを何人か失っている、だからこそ不審に思われたのだろう

黒服として公に活動ができないからこそ怪しまれづらいフィクサーを選んだがかえって不自然だった

だが、動揺してはいけないここで不審な行動を取ったら余計不味くなる

 

『…分かりました』

「意外に聞き分けが良いのですね」

『こんなに囲まれている状況で、私は何もやっていないとか騒いだら余計でしょう』

 

そう言うと、後ろから衝撃が走り気を失ってしまった

気を失ったら変装が解けてしまうかもしれないので神秘で耐えておこう

 

 

 

 

「やったか?」

「流石に7級にこれを耐えるすべは持たないだろう、移動するぞ」

 

残念、やったか?は全世界共通のフラグだ


運ばれて長い時間が経った

今、自分は椅子に座らせられているようだ

 

「起きてください、分かっていますよ」

 

心臓が跳ねたような気がした

バレていたのか、それとも流石に気を取り戻していると判断されているのか分からないが、何か見透かされている気がする

 

目を開けると、そこは無機質な取調室のよう場所だった

 

「クロードさん、なぜここに呼ばれているかおわかりですか?」

『…多分、この前の契約書がなんとかの事件だと思っています、あの事件は大きすぎた』

「正解です、詳しい詳細はお話できませんがあの事件で私達は貴方に興味を持ちました」

 

どうやら正解だったようだ、やはり一般人としてやり過ごせばよかったのだろう

だが、興味と言った、なぜ?警戒ではないのか?ではなぜ、あの囲んだ状態で話さずに場所を変えたのだろうか

 

理由はすぐに分かった

 

「ハナ協会南部は貴方をスカウトしたいのです」

「貴方は契約に関する依頼を完璧にこなしている事がわかりましてですね」

 

契約、それは私があの世界から持ってきた後悔が今、認められている

好きなことをする、黒服(前世)から離れた行動をする、ただエゴにまみれた行動だったのに

 

“ありがとうな、黒服”

なぜ、こんなにも嬉しいのだろう

 

『ハハハ、素晴らしい、なんて素晴らしい』

“貴方をスカウトしたいのです”

 

「どうしましたか?」

『いや、何もありません』

 

ゲマトリア(悪役)だった私が、まさかシャーレ(正義)側に来るとは思いもしなかったがこれも悪くはない

自分がどんな存在になるか興味が湧く、何に定義されるか希望が湧く、私が物語に入ったような感覚が湧いてくる

 

『ああ、すみません、スカウトの話なら光栄です』

「それなら、契約書にサインをして本格的な

『いえ、断らせてもらいます』

 

場が凍った

対面している人も、どこかで見ている人も私でさえその雰囲気に怖気づきそうになった

だが、絶対的な者がいない世界だからこそ自分の活力で、自分の夢も目的も達成する【超人】になりたい

 

評価に甘えずに自分の価値は自分で描きたい

前の私にはこんなこと考えなかったでしょう、こんな野望(エゴ)を持つことがこの都市で異端だとしても

私は前に進みたい

 

「…残念です」

 


『そんなわけだったのですよ』

「それはもったいないことをしたね黒服」

『いいんですよ、この選択が間違いだとしてもこれでいいんです』

 

私は黒服だから

縛られてない、私は黒服。ただそれだけでいい

まあ向こうとしては私につける首輪としての条件だったのだろう

 

“まあ、このことに強制はありません”

“ですが貴方に()()があることは確かです”

“貴方にはハナ協会から契約関係の依頼をこなしてもらうことになります、フリーの事務所として今、登録していきましょう”

 

あの後、あんなに押して来たのだからそうに違いない

やはりここは都市だ、少し安堵できる

 

『あ、イオリさんいい忘れてましたが私、事務所として契約してきました。』

『依頼とかで家を開けることが多くなるのでいつものように夕飯を食べることができなくなるので』

「え?ちょ」

 

少し目を閉じる、瞼の裏は真っ暗で何もなかった

黒なのかもしれない、無なのかもしれない、それとも粘液の赤色なのかもしれない

そんな事を考えている内に夜は明けていく

 

 

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