私は13歳となった。
まだ体は成長しきっていないが魔力のおかげで
私は前世以上に成長していた。
だがまだ私の実力を疑う者がいるので
私はこの世界で一番の大会である
ブシン祭へ2度参加し優勝した
すると回りの目が変わり
若き天才だの剣聖だの、
ミドガル最強などと言われるようになった
そして私はクラウス陛下に呼び出されていた。
セバス「お呼びでしょうかクラウス陛下?」
クラウス「あぁ入ってくれ」
セバス「失礼します」
すると中にはクラウス陛下のお子さんのアイリス・ミドガルとアレクシア・ミドガルがいた。
年齢はアイリス様が11歳、アレクシア様が6 歳
セバス「……どういったご要件でございましょうか?」
クラウス「まず、ブシン祭優勝おめでとう。君のおかげで我が国の権威が上がった」
セバス「ありがとう御座います」
クラウス「そしてその功績として君にはこの国の騎士団長となってもらう」
セバス「かしこましました」
クラウス「そしてまだ君の実力に疑念を抱いている者が少なからずいるため模擬戦をしてきてほしい」
セバス「でしたらどれほどの力を出せばよろしいでしょうか? 私が手加減しなければ死者が出ますし、助かったとしても後遺症が残ってしまいます」
クラウス「ならば君はブシン祭ではどれほど手加減したのかね? それに合わせて模擬戦をしてくれたまえ」
セバス「かしこましました」
クラウス「それと模擬戦には我が娘達を見学させてほしい。我が娘達はまだ未熟ではあるがよい刺激になるだろう」
セバス「かしこましました。ではお嬢様達こちらへ」
アイリス「はい!」
アレクシア「行ってまいります! お父様!」
クラウス「あぁ」
──────────────────────
そしても模擬戦が行われる広場に向かう途中
王女に話し掛けられた。
アイリス「まずブシン祭優勝おめでとうございます!」
セバス「ありがとうございます」
アイリス「先ほど手加減していたと言いましたがどれほど加減したのですか?」
セバス「9割でしょうか」
アイリス、アレクシア「9割!?」
セバス「? どうかされましたか?」
アレクシア「つまり本気を出していないのですか?」
セバス「そうなりますね」
アイリス「本気の貴方と戦ってみたいです!」
セバス「でしたらまず私の実力を測れるようになれば私は本気でお嬢様達の相手をしてあげますよ」
アイリス、アレクシア「はい!」
セバス「では雑談は終わりにしましょうか」
──────────────────────
騎士団員A「かの有名なセバス様と手合わせできるとは! 腕が鳴るぜ!」
騎士団員B「おう! 勝つことができれば、次の騎士団長は俺だ!」
?? 「少しは落ち着け」
騎士団員A.B「グレンさん! お疲れ様です」
グレン「お疲れ様そんなに騒いでないで集中しろ」
騎士団員B「おい! あれが『ミドガル最強』のセバスか」
グレン「……強い!」
騎士団員A「グレンさんなら楽勝でしょ!」
グレン「自惚れるな……あれは怪物の類だ」
セバス「ご機嫌よう。私の名前はセバス・バトラーです以後お見知り置きを」
グレン「君が『ミドガル最強』か納得だよ……」
セバス「貴方はグレンさんでしたか? いい目を持っていますね」
グレン「ありがとう。では始めましょう」
セバス「でしたら全員で来られたらどうでしょう?」
グレン「それは私のプライドですよ」
セバス「それは良いですね……しかし実戦ならば別だ」
グレン「ッ!!!」
セバス「では始めます。死なないでくださいね」
グレンは真剣を持つが
セバスは丸い銀のトレーを持つ
グレン「……舐められたものだ」
セバス「私が剣を持つと貴方ごと斬ってしまうんですよ。だから私はトレーを持ちます」
グレン「そうか……では参る!」
グレンはセバスに斬りかかるがトレーで弾かれる
グレンは追撃しようするが
セバスのトレーが脇腹に当たり、
吹き飛ばされる。
グレン「流石は……ミドガル最強の名は……伊達ではないか……」
セバス「まだやりますか?」
グレン「無論だ……私は諦めん!」
セバス「そうですか。それが貴方の信念なのでしょう」
グレン「そう……だ……?」
セバス「ですが私は騎士ではありません。主人なき執事なので私に名誉はありません」
セバス「おやすみなさい、グレン殿。では次ですね」
騎士団員A「グレンさんの仇討ちだ!」
騎士団員達「「「うぉぉぉぉ──!!!」」」
──────────────────────
セバス「ではお嬢様方クラウス陛下の元までお連れいたします。付いて来てくだされ」
騎士団員達「ぅぅ…………タスケテ……」
アイリス「すごいです! セバス様! あれだけの魔剣士を1人で! 流石です!」
セバス「お褒めのお言葉ありがとうございます」
アイリス「どうしたら貴方のように強くなれますか?」
セバス「それは秘密です」
アレクシア「さっきの主人なき執事ってどうゆうことですか? 貴方の主人はお父様じゃないのですか?」
セバス「はい違います。私の主人はいません」
アイリス「何故です? お父様に仕えないなら他国に仕えるのでしょうか?」
セバス「いえ私はこの人のためなら自分の人生、命を捧げたいと思える方を待っているのです。他の人からしたら、馬鹿じゃないか、現実を見ろ、早く大人になれよ、と言われようがその夢を叶えるために全てを捨てる覚悟のある者を待っているのです」
アレクシア「どうゆうことですか?」
セバス「お嬢様方で例えるならば……今の王女の地位をすて、権威を捨て、恥を捨て、食欲、睡眠欲、性欲全てを捨て、親をも殺し、強さを追い求めることでしょうか?」
アレクシア「狂っていない?」
セバス「だからこそ良いのです。人生は1度きりです。そのために全てを捨て、自分の夢のために必要な物だけが残るのです。そしてその捨てた物を代わりに補う者が必要なのです。人は完璧ではありません。例え力を持っていてもその力を必要とする主人はいないのだから」
アイリス「私達はダメですか?」
セバス「駄目です。貴方達は私の力と言う部分しか存在意義を見れていません。そして貴方達は今の地位を捨てる覚悟もありません。口だけの賢者です」
アイリス「そこまで言わなくても……」
セバス「いいえ言います」
アレクシア「酷いのね」
セバス「何故なら私の主人ではないからです」
アイリス「なら手合わせしてください」
セバス「何故?」
アイリス「貴方をぎゃふんと言わせて貴方の主人になる」
セバス「舐められたものですね」
アイリス「舐めてません。私は貴方を超えたいのです。ですのでどれほど遠いのか試したい野です」
セバス「わかりました。では……本気で潰します」
すると辺り一帯が凍りついた
アイリス「お……お願い……します……!」
するとアイリスに死への恐怖が押し寄せてくる
目の前のセバスが強大なににを相手しているかのように
目の前に死が迫っていた。
アイリス「いきま……す? ……」
気づいた時には既に左腕が斬り飛ばされていた
アイリス「う……腕がぁぁぁぁ!!」
そして目の前には自分の左腕を持ったセバスがいた
セバス「その程度ですか?」
アイリス「うぅ……!! あああ!!」
セバスに向かい剣を向けるが
剣を手で掴まれネジ曲がる
アイリス「あぁ……」
セバス「幕引きです」
アイリスはそのまま倒れ込んだ。
──────────────────────
アレクシアは困惑していた。
アレクシア「セバス様お姉様になにを……?」
セバス「アイリス王女の視界を錯乱させました。」
アレクシア「?」
セバス「アイリス様の目には腕が吹き飛ばさたように見せて混乱させ、恐怖を煽り倒したと言うことでしょうか?」
アレクシア「えぇ……」
セバス「私は自身の力を過信している人が嫌いなのです」
アレクシア「……つまり気に入らないから一国の王女に暴行したってことですか?」
セバス「人聞きの悪い。私は何もしていません。ただ幻覚を見せて、混乱させただけです。」
アレクシア「ふーん……」
セバス「では王女様を回収するメイドを呼んで参ります。アレクシア王女はどうされますか?」
アレクシア「ここで待ってるわ」
セバス「かしこましました。失礼いたします。」