完璧な執事になりたくて   作:Mr.MSW

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05 結成

そして私はシド様に言われたように

 戦利品を小屋へ運び込んだ

 シド様は悪魔憑きに夢中になっていた

 私は流石に一度王都行かなければ行けないので

 一度王都に戻ることにした。

 

 セバス「シド様少しよろしいでしょうか?」

 

 シド「うん? どうしたの?」

 

 セバス「実は少し王都に行かねばならないのです」

 

 シド「何かしたの?」

 

 セバス「いえただクラウス王の前で辞表を投げて王城の窓を割り、逃亡しただけですよ」

 

 シド「何してんだよ……」

 

 セバス「ですので私は一度戻らなければいけないのです」

 

 シド「あんまりやり過ぎないでね〜」

 

 セバス「はいちゃちゃっと終わらせて置きます」

 

 シド「うん! 一ヶ月で戻ってきてね」

 

 セバス「かしこましました。では失礼いたします」

 

 シド「じゃあまた今度!」

 

 セバス「はい」

 

 ─────────────────────

 

 私は王城までやって着た。

 

 セバス「お久しぶりですクラウス陛下」

 

 クラウス「何のつもりだ!」

 

 セバス「何がでしょうか?」

 

 クラウス「何がだと! では私に渡したこれはなんだ!」

 

 セバス「辞表ですよ」

 

 クラウス「辞表? なんのだ!」

 

 セバス「私、セバス・バトラーは王国騎士団長を退職する旨を伝えるための物ですが?」

 

 クラウス「却下する」

 

 セバス「何故ですか?」

 

 クラウス「許さん」

 

 セバス「ですから理由をお話ください」

 

 クラウス「先に言うのは貴様からだろ!」

 

 セバス「そんなに怒ってしまうと寿命が縮みますよ」

 

 クラウス「誰のせいだかわかっているのか……」

 

 セバス「私ですか? なら見当違いですよ?」

 

 クラウス「では何故だ?」

 

 セバス「私になんの利益もなく書類仕事することになんの魅力があるのでしょうか? ないでしょう? そうゆうことですわかったのなら受理してください」

 

 クラウス「却下する」

 

 セバス「ならば報酬を用意してからにしてください。できないのであれば反乱でもクーデターでもします」

 

 クラウス「……ならば叙爵でどうだ?」

 

 セバス「私は既に公爵ですよ? そうなると大公でしょうか?そうなると貴族院が騒がしくなると思います」

 

 クラウス「バトラー家は遠縁ではあるが王族だ。そのため貴殿は王位継承権も一応あるにはあるのだ。そうなれば貴族達も静まるだろう。」

 

 セバス「いりません。でしたら国庫を開けて私に全て差し出してください。」

 

 クラウス「遠慮するな。貴殿には感謝している。よって貴殿を大公へ叙爵だ」

 

 セバス「はぁ……」

 

 クラウス「それでバトラー大公にはやってもらいたい仕事がある」

 

 セバス「拒否します」

 

 クラウス「そう言うなアイリスとアレクシアの家庭教師だ貴殿にとっては簡単であろう?」

 

 セバス「……でしたら3ヶ月後言うことで」

 

 クラウス「何故だ?」

 

 セバス「やらなければいけない仕事がありますので

 ご容赦を」

 

 クラウス「わかった。ではこれからもよろしく頼むぞバトラー大公」

 

 セバス「……はい。覚えておいてくださいね?」

 

 クラウス「なんのことだか……」

 

 ─────────────────────

 

 セバス「戻りましたシド様。」

 

 シド「あ!おかえり!セバス!どうだった?」

 

 セバス「クラウス王に政務を押し付けられました」

 

 シド「……なにしたの?」

 

 セバス「騎士団長を辞めさせないのなら反乱を起こすと言いました。そしたら代替案として私を大公にし、政務を押し付けられ、さらに王女達の家庭教師にさせられました」

 

 シド「なんかセバスはネームドだね」

 

 セバス「ですがシド様。表では名の知れた実力者の私が実は陰の実力者の右腕だったとしたら。どうですか?」

 

 シド「……ありだな」

 

 セバス「ならよろしいのではないでしょうか?」

 

 シド「……ならいっか!」

 

 セバス「魔力操作の方は順調ですか?」

 

 シド「うん!あと少しだよ!あこれは僕のだからね!」

 

 セバス「ッ!!!……かしこましました」

 

 セバス「ならば服をご用意しなければなりませんね」

 

 シド「服?服か〜」

 

 セバス「私の方で準備いたしますね」

 

 シド「え?あぁうんよろしくね〜」

 

 まさか実様が「これは僕の」と言うとは……

 恋に目覚められたのですね!

 いや〜まさか実様が恋に……

 悪魔憑きが女の子と言うのは説明したはず……

 ならばやはり実様の恋か!

 前世から見守ってきた身としては嬉しい限りです!

 これはウェディングドレスも用意せねばいけない!

 あ〜孫の顔が見てみたい!

 あぁ〜なんて幸せなのでしょうか……

 

 シド「お!そろそろ成功しそうだ!」

 そして肉塊だった体が美形の金髪のエルフになった

 

 シド「おっと!腐った肉塊でも元に戻るんだ。」

 

 セバス「説明しておりませんでしたか?」

 

 シド「え?あぁ……忘れてた」

 

 セバス「シド様……」

 

 シド「ッ!!!良いこと思いついたセバスは隠れてて」

 

 セバス「かしこましました。」

 

 エルフ「うぅ……ん」

 

 シド「……目が覚めたか」

 

 エルフ「ッ!私の体!嘘……」

 

 シド「君を蝕んでいた呪いは解けた君はもう自由だ」

 

 エルフ「……呪い?」

 

 シド「あぁ…呪いと言うのは……

     キミタチエイユウノシソンニカケラレタイマワシキノロイダ」

 

 エルフ「……」

 

 シド「驚くのも無理もない。だが君も知っているだろ?

教典にある3人の英雄が魔人ディアボロスを倒し、世界を救ったと言う御伽話をあれは本当にあったことさ」

 

 エルフ「え!?……」

 

 シド「魔人は死の間際、に呪いを掛けた……君を腐った肉塊へ変えた正体だ。だが何者かが歴史を捻じ曲げ、悪魔憑きなどと蔑まれる存在に変えた」

 

 エルフ「!!!」

 

 シド「その黒幕の正体は……そうだな……黒幕は〜」

 

 「まだ教えることはできない。知れば君にも危険が…」

 

 エルフ「構わないわ!」

 

 シド「え?」

 

 エルフ「一体何者なの?」

 

 シド「……そう、かならば教えよ……ッは!」

 

 するとエルフの後ろにセバスが用意したであろう

 カンペに文字が書かれていた

 

 「ディアボロス教団……魔人ディアボロスの復活を目論む者達だ。奴等は決して表世界に出てこない。我が使命はそれを陰ながら阻止すること……かな」

 

 するとシドの周りに魔力と黒いスライムに覆われる

 

 シド「そう我が名はスタイリッ……いや我が名は

『シャドウ』陰に潜み陰を狩るもの!」

 

 エルフ「……シャドウ!」

 

 シャドウ「困難な道のりとなるだろうだが成し遂げなければならない。英雄の子よ我と共に歩む覚悟はあるか?」

 

 エルフ「病……いえ呪いに犯されたあの日私は全てを失いました。醜く腐り堕ちるしかなかった私を救ってくださったのは貴方です。だから貴方がそれを望むならこの命も掛けましょう!そして罪人には死の制裁を!」

 

 そしてシャドウは右手をエルフの前に差し出した

 エルフもその手を受けとめる

 そしてシャドウはスライムをエルフに纏わせる

 

 シャドウ「敵は恐らく強大な権力者達だ。真実を知らず操られている者達もいる」

 

 エルフ「でも立ち塞がる者には容赦はできない。」

 

 シャドウ「そうそう!そんな感じ!」

 

 エルフ「他の英雄の子孫を探し出して保護する必要もあるわね。」

 

 シャドウ「え?あぁ…うん」

 

 エルフ「組織の拡張と並行して拠点を整備しないと。そのための資金集めも……」

 

 シャドウ「うん……程々にね。じゃあえっと……そうだな僕らの組織の名は……『シャドウガーデン』そして君はアルファと名乗れ!」

 

 アルファ「わかったわ!」

 

 シャドウ「ではアルファよまずは我の忠実なる配下を紹介しよう。こい。」

 

 セバス「お呼びでしょうかシャドウ様。」

 

 シャドウ「では自己紹介をお願いしよう」

 

 セバス「私の名前は……アスター」

 

 アルファ「アスター?」

 

 アスター「えぇ今の私はアスターで御座います。」

 

 アルファ「今の?」

 

 アスター「私にはいろんな名があるだけですよ」

 

 シャドウ「自己紹介もそれくらいにしてこれからの話をしようか。アスター準備を」

 

 アスター「かしこましました。」

 私はしまっていた椅子、机、紅茶、菓子、ティーカップなどと並べた

 

 アルファ「嘘……」

 

 アスター「お待たせ致しました。」

 

 シャドウ「じゃあ始めようか」

 

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