グリードくんのイルミナ学園奮闘日誌【完結】   作:マイマイ

103 / 155
今日も今日とて、楽しくも騒がしい学園生活が続く。

さて、今日はどんな1日になるかね。


第102話 〜いけ、ピカチュウ! 友情のボルテッカー・アイアンテール!!!〜

「ピカチュウ、アイアンテールだ!!」

庭園の森エリア、そこでグリードの声が響く。

今日はポケモン達と特訓中のようだ、しかし。

「…………」

ピカチュウは、あからさまに嫌そうな顔をし、ぷいとそっぽを向いてしまった。

 

「ピカチュウ〜……」

肩を落とすグリード、近くでそれを眺めていたツタージャも、呆れたようにため息をついていた。

〈もぅ……しょうがない子ね〉

ボールに出た瞬間、グリードに噛みついたりはしなくなったが、まだ指示を聞いたりはしてくれないピカチュウ。

グリードはもちろん仲良くなろうと歩み寄っているのだが、いかんせんピカチュウが警戒しているのだ。

 

「なあピカチュウ、アイアンテールだってば」

「…………」

「ピカチュウ、俺の事嫌いなのか?」

〈うん〉

「うぅ………」

速攻で頷かれ、へこむグリード。

 

〈ちょっとピカチュウ、グリードのどこが気に入らないのよ?〉

〈人間だからだよ、僕は人間が嫌いなんだ〉

〈アンタねぇ……たしかに人間はくだらない奴が多いけど、グリードは違うわよ〉

〈ふんっ、人間なんてみんな同じだよ!!〉

〈……アンタ、グリードの事何も知らないくせに、勝手に決めつけるなんて……子供なんだから〉

 

ポケモンの中には、彼のように人間だからという理由で嫌う者も少なくない。

仕方ない部分もあるとはいえ……やはり少々やるせなくなる。

と、1人の少女がグリード達の前に現れた。

 

「グリード、そんな所で体育座りしてどうしたの?」

「あ、カレン……」

顔を上げるグリード、そこには首を傾げ訝しげな表情を浮かべているカレンと、彼女の肩に乗っているピカチュウの姿が。

 

「あら……ピカチュウと特訓?」

「そうなんだけど……まだ言うことを聞いてくれなくてさ……」

あはは、と力なく笑うグリード。やはり大好きなポケモンに好かれないのはショックなのか、その笑いには元気がない。

 

「ふーん……」

ちらりとカレンはピカチュウに視線を向ける。

人間であるカレンの登場により、ますます警戒の色を濃くしているピカチュウ。

「……だったら、野生に帰せばいいんじゃない?」

「それは……でも、簡単に諦めたくはないよ。せっかくゲットしたのに」

予想通りな反応に、カレンは気づかれないように口元に笑みを作る。

 

――さて、では試してみようか

 

「けどアンタは色々と努力したんでしょ? それなのに懐かないなら仕方ないじゃない。

 それに――そのピカチュウ、あまり強くないみたいだしね」

「えっ……」

〈むっ……〉

その言葉に、無視を決め込んでいたピカチュウも反応する。

 

〈僕は強いよ! 人間なんかに僕の強さがわかるもんか!!〉

「あら、どうやら抗議してるみたいね。けど……独り善がりなあんたじゃ、あたしのピカチュウには勝てないわよ?」

〈えぇー……なんでそこで私を出すの?〉

肩に乗っているカレンのピカチュウが、嫌そうな顔でカレンを見やる。

当たり前だ、何故ならこんな会話の後には必ず……。

 

〈なら、勝負だ!!〉

〈やっぱり……〉

そう、こういう流れに繋がるのだ。

 

「グリード、アンタのピカチュウ。あたしのピカチュウとバトルしたいみたいよ?」

「そうみたいだけど……そんな言い方したらこうなるんじゃないか?」

(まあね)

というより、初めからこうなる事がカレンの望んだ事だ。

 

「ピカチュウ、お願いね?」

〈はぁ……わかったよ〉

しぶしぶカレンの肩から降り、既にこちらを威嚇しているグリードのピカチュウと対峙するカレンのピカチュウ。

 

〈いくぞっ!!〉

〈ええっ!?〉

いきなりでんこうせっかで攻撃を仕掛けるグリードのピカチュウ。

「ちょ、ピカチュウまだバトル開始の合図はしてないぞ!?」

 

「ピカチュウ、横にジャンプしてかわしなさい」

〈う、うん!!〉

頷きを返し、左にジャンプして突撃を回避するカレンのピカチュウ。

 

「ピカチュウ、アイアンテールだ!!」

〈僕に指示するな!!〉

グリードにそう返しつつ、アイアンテールではなく10万ボルトを放つグリードのピカチュウ。

「あれっ!?」

「やっぱりね……でんこうせっかよ!!」

〈うんっ!!〉

迫る10万ボルト、しかしカレンのピカチュウはでんこうせっかで回避、そのまま間合いを詰めグリードのピカチュウを吹き飛ばす。

 

〈うわぁぁぁっ!?〉

「アイアンテール!!」

〈よいっ……しょっ!!〉

跳躍し、今度は硬質化させた尻尾でグリードのピカチュウを殴るカレンのピカチュウ。

〈ぐぅぅぅ……!〉

まともに受け、地面に倒れるグリードのピカチュウ。

 

「ピカチュウ、大丈夫か!?」

〈くぅぅ……うるさい、お前に心配されなくても平気だ………!〉

強がりを言うグリードのピカチュウだが、どう見てもダメージが大きすぎる。

〈僕は……人間なんかの力を借りなくたって強いんだぁぁぁっ!!〉

叫び、ボルテッカーで突撃するグリードのピカチュウ。そして――

 

「ピカチュウ、ダメだ!!」

「でんこうせっかからボルテッカー!!」

 

グリードの声と、カレンの指示がほぼ同時にその場に響き。

目標としていたカレンのピカチュウが、突如として目の前から姿を消し。

それに気づいた時には、背後からボルテッカーで迫るカレンのピカチュウが、自分の身体を吹き飛ばしていた。

 

〈―――っ、ぁ〉

 

痛みと衝撃で、視界が霞む。

……どんどん迫っていく巨大な大木。

避けなければ当たる、そう思ってももはやグリードのピカチュウに回避する余裕はなく。

 

「ピカチュウーッ!!」

自分を呼ぶグリードの声が聞こえた時には。

何か、暖かいものに包まれる感触を感じ……彼の意識はそこで閉じた。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

――目を醒ます

 

最初に視界に入ったのは、白い天井。

自分の身体を見ると、所々に包帯が巻かれている。

 

(そっか……)

 

そこでピカチュウは、先程バトルで負けた事を思い出す。

と、そこで彼は自分の身体のダメージが少ない事にも気がついた。

最後は相手のボルテッカーを受けて、大木に叩きつけられたはずだ。

それなのに、それらしいダメージがあるようには見えない。これは一体……。

 

「いててててっ!? もう少し優しくしてくれよカレン〜」

「我慢しなさい、男の子でしょうが」

〈あっ、グリード動かないで!〉

〈………?〉

 

なにやら騒がしいと思い、ピカチュウは首だけを横に向けると……そこには、グリード達の姿が。

しかし、カレンがグリードの背中に包帯を巻いている。一体どうしたのだろう。

 

〈あっ、気がついた? カレンー、ピカチュウ気がついたよー〉

ぬっ、とベッドに顔を出すのは……ピカチュウの進化系であるライチュウ。

〈君は、もしかして……〉

〈うん、元ピカチュウだよー。あのバトルの後かみなりのいしで進化したんだー。

 本当はもっと早く進化したかったんだけど、なかなかカレンに許してもらえなかったの。

 でも、さっきのバトルでようやく許可が出たんだー〉

えへへ、と嬉しそうにその場でくるくると回るライチュウ。進化できたのがよっぽど嬉しかったようだ。

 

「ピカチュウ、大丈夫か? どこか痛い所とかないか?」

すぐさまピカチュウが横になっているベッドに近づくグリード、その表情は安堵と心配が混ざったようなものだった。

「アンタの方が怪我が大きいでしょうが」

言いながら、ピシャリとグリードの背中を叩くカレン。

瞬間、グリードの口から嫌な悲鳴が放たれ悶絶した。

 

〈……アンタを庇って怪我をしたのよ、グリードは〉

〈えっ……〉

キッと睨みながら、ツタージャはピカチュウに告げる。

〈ボルテッカーを受けて大木に叩きつけられそうになったアンタを、グリードは身を挺して助けたの。

 どうしてかわかる? グリードはね、アンタの事も大事な家族だと思ってるのよ。いくらアンタがグリードを邪険にしたりしても、グリードは真摯な気持ちでアンタに歩み寄ろうとしてる。

 アンタにはそれがわからないの? 人間だから、そんな理由でグリードの本質な気持ちを汲み取ろうとしないなんて、あたしは許さない。

 もしこれだけ言ってもまだグリードの気持ちが理解できないなら、あたしは絶対にあんたを許さないから〉

 

一気にそうまくし立ててから、ツタージャはそのままグリードの肩へと移動する。

……まだ、彼は自分に歩み寄ろうとしているというのか。

これだけ邪険にしてきたのに、勝手な事をしてきたのに。

 

「ピカチュウ、ゆっくり休んでくれよ? 次は絶対に勝とうな?」

優しい笑みを見せながら、ピカチュウの頭を撫でるグリード。

〈ぁ………っ〉

優しく、暖かな想い。

グリードが自分に向けている想いが、じんわりとピカチュウに染み渡っていく。

 

〈………ありが、とう〉

 

ポケモンの言葉は、人間には届かない。

だがそれでも、ピカチュウは言いたかった。

こんな自分にも、真摯な気持ちで接してくれた彼に。

精一杯の感謝を込めて。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「……んっ……」

いつの間にか眠っていたのか、グリードが目を醒ますと外はすっかり暗くなっていた。

(そっか……俺、ピカチュウが心配でずっとここに……)

ツタージャは、自分の足元で丸くなって眠っている。

しかし……。

 

「………ピカチュウ?」

ベッドで眠っているはずのピカチュウが、どこにも居ない。

見ると、外に通じる窓が開いている。

「ピカチュウ……」

まさか、ある考えが頭に浮かびグリードはそのまま窓から外に出る。

 

(ピカチュウ……野生に帰っちゃったのか……もう、俺とは一緒に居たくないのか……?)

そんなのは嫌だ、まだ仲良くもなっていないというのに。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

走って走って……中庭に到着して、グリードは足を止める。

 

「チュゥゥゥゥッ!!」

中庭で走る、黄色い電撃。

グリードはその電撃を放つポケモン――ピカチュウに、ゆっくりと近づきながら声を掛けた。

 

「ピカチュウ」

「ピカ……」

顔を見合わせる両者、グリードはしゃがみ込みピカチュウの頭を撫でながら口を開く。

「もう大丈夫か?」

その問いに、こくりと頷きを返すピカチュウ。

 

「そっか、よかった……でも勝手に部屋を抜け出しちゃダメだろ? 俺もみんなも、心配するからさ」

「………ピカ」

こくりと頷きを返すピカチュウ、なにやら今日は随分と素直だ。

「………ピカチュウ、お前……野生に帰りたいか?」

訊きたくない、けれどピカチュウの為に訊かなければならない。

人間が嫌いな彼を、自分の身勝手な理由で縛り付けておくわけにはいかないからだ。

 

「お前がもうあんな事をしないと約束してくれるなら、俺は今すぐお前を野生に帰す。

 だから、訊かせてくれピカチュウ。お前の……気持ちを」

 

恐い、拒絶され野生に帰る選択を選ばれるのが。

仕方ないというのはわかっている、それでも……グリードはピカチュウと離れたくなかった。

彼は自分にとって、もう家族なのだ。かけがえのない……家族。

だから、離れたくないと思うのは当然と言えるだろう。

しかし、それを決めるのは自分ではない、ピカチュウだ。

大切だからこそ、望まない事はしたくない。

 

――でも、ピカチュウの選択は

 

「ピカ、チュウ……」

短く鳴き、ピカチュウは……グリードの胸に飛び込んだ。

 

「………ピカチュウ、お前……まだ、俺と一緒に居てくれるのか?」

こくこくと頷くピカチュウに、グリードは目尻に溜まっていく涙を誤魔化すように、ピカチュウを抱きしめた。

そして、ピカチュウもまたそんなグリードの胸に顔を埋める。

 

――離れたくないと思ったのは、グリードだけではない

 

ピカチュウもまた、グリードの自分に対する愛情に向き合って……彼の想いに気づいた。

自分を愛してくれる、大事にしてくれる他者を見つけて……心を開いてくれたのだ。

 

「……ピカチュウ」

「ピカ、ピ……」

立ち上がり、ピカチュウを一度離しながら抱きかかえる。

「ピカチュウ、もう一度カレンとバトルしよう。今度こそライチュウに勝つんだ。

 今の俺とお前なら、きっと勝てる」

「ピカピカー!」

グッと右手で握り拳を作り、グリードの言葉に同意を返すピカチュウ。

「よーし、やるぞー!」

「ピカー!!」

腕を上げ、気合いを入れる為に叫ぶグリードとピカチュウ。

この瞬間、彼らは確かに絆を生んだ。

家族という、絆を。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

――翌日

 

「グリード、頑張れー!」

「カレンさん、頑張ってくださいねー!」

バトルフィールドに立つ2人——グリードとカレン。

そんな彼らを観客として見守るサクラ達。

 

「ピカチュウ、頼む!!」

「ピカッ!!」

「ライチュウ、お願いね?」

「ライライ!!」

それぞれの主人に頷きを返し、対峙するピカチュウとライチュウ。

 

「あれ? ピカチュウ、グリードの言うことを聞くようになったんですね」

噛みつかれてたのに、モモカはそう思いつつ呟きを漏らす。

「……アイツなら、たとえどんなポケモンでも仲良くなれるさ」

 

「グリード、そっちからいいわよ!!」

「なら遠慮なくいかせてもらう! ピカチュウ、10万ボルトだ!!」

「ピーカチュゥゥッ!!」

先制はピカチュウ、黄色い電撃が迷うことなくライチュウに直撃する。

しかし――ライチュウは平気な顔でその電撃を弾いてしまった。

 

「っ、やる……!」

「きあいパンチ!!」

「ライライ……!」

跳び上がり、右手を構えるライチュウ。

「でんこうせっかで迎え撃て!!」

「ピッ―――!」

対するピカチュウは、でんこうせっかで迫るライチュウへと向かい――両者はぶつかり合う。

バチバチと衝撃を辺りに撒き散らしながら、両者は一度離れる。

 

「パワーは互角みたいね……なら、アイアンテール!!」

「ライ、チュゥッ!!」

長い尻尾をまるで鞭のようにしならせ、ピカチュウを攻撃するライチュウ。

「でんこうせっかで回避!!」

「ピカッ!」

「ライ、ライッ!!」

連続で放たれるアイアンテール。

しかし、ピカチュウのスピードについていけず、虚しく空を切り地面を叩くのみ。

 

「今だピカチュウ、アイアンテール!!」

「チュゥゥゥゥ……!」

隙を突き、アイアンテールで反撃しようと跳躍するピカチュウ、瞬間。

「尻尾で捕まえなさい!!」

「ライッ!!」

突如としてライチュウの尻尾の軌道が変わり、跳躍したピカチュウを捉え――地面に叩きつけた。

 

「ピカチュウ!!」

「ピッ、カ……」

起き上がろうとするが、ライチュウの尻尾に身体を地面に押し付けられている為、動けない。

「ライチュウ、はかいこうせん!!」

「ライィィィ……!」

ライチュウの口に集まっていく高エネルギー。

 

「わぁぁっ、このままじゃ直撃だよ!!」

それを見ていたフウロから、慌てたような声が飛び出す。

決まるか、他のメンバーもそう思う中。

「負けるなピカチュウ、地面に向かってアイアンテールだ!!」

「チュゥゥゥゥ……ピッカァッ!!」

尻尾だけを動かし、力任せに地面へ叩きつける。

 

「ライッ!?」

すると、その衝撃でライチュウの身体が揺れ照準が定まらなくなってしまった。

その隙に、ピカチュウは尻尾でライチュウの拘束を外し、安全な場所へ。

 

「やるわね………!」

「決めるぞピカチュウ、ボルテッカーだ!!」

「ピカッ!! ピカピカピカピカピカピカ……!」

黄金の電撃を全身に纏わせながら、ライチュウに突撃するピカチュウ。

「ライチュウ、こっちもボルテッカーよ!!」

「ライチュッ!! ライライライライライライ……!」

ライチュウもまた、ボルテッカーでピカチュウを迎え撃つ。

 

「ピカピッカァッ!!」

「ライ、チュウゥッ!!」

 

同じボルテッカーでぶつかり合い、黄金の光が辺りを照らしていく。

――だが

 

「ピカァァッ!?」

「ピカチュウ!!」

ピカチュウはそのまま押し負け、ザザザッ、と地面を滑っていく。

 

「あぁっ!? ボルテッカーが……!」

「やっぱり、同じボルテッカーだと進化系のライチュウの方が分があるみたいだね……」

だが仕方ない、進化すればパワーやスピードは数段増す。

如何にあのピカチュウが個体として強力でも、進化したライチュウと真っ向勝負で勝てる可能性は低いのだ。

 

(さて、グリード……一体どうするんだい?)

悔しげな表情を浮かべるグリードに、サクラは心の中で問いかける。

(これで終わり……君ならそんな事にはならないだろう?)

 

(ボルテッカーが効かない……でも、アイアンテールじゃ反撃される……)

決定打がない、これでは勝てない。

どうすればいい、どうすれば……必死に思考を巡らせ――

「っ、そうだ……! ピカチュウ、もう一度ボルテッカーだ!!」

「えっ!?」

「…………」

「ピカッ!! ピカピカピカピカピカピカ………!」

もう一度、黄金の電撃を纏い突撃するピカチュウ。

 

「グリードさんは何を考えてるんでしょう、ボルテッカーは通用しないのに……」

「さてな。だが……」

「……グリード、同じ手で来るなんてちょっとガッカリしたわ。

 ライチュウ、ボルテッカーでトドメよ!!」

「ライライライライライライ………!」

両者の距離はみるみるうちに縮まっていき、このまま行けば結末は先程と同じになるだろう。

 

 

――そう、先程と同じならば

 

 

「今だ!! そのままジャンプして回転!!」

「えっ………!?」

「ピカッ!!」

跳躍しながら、ピカチュウはクルクルと空中で回転していく。

何をする気なのか、その場に居た誰もがグリードの指示に首を傾げる中。

 

「いけっ、ピカチュウ!! ボルテッカー・アイアンテール!!」

「チュゥゥゥゥ……!」

回転を続けたまま、尻尾を硬質化させるピカチュウ。

ボルテッカーの黄金の電撃と、アイアンテールの鋼色が合わさり、ピカチュウの尻尾がいまだかつてない程に輝きだしそして。

 

「いっけぇぇぇぇっ!!」

「ピカピッカァッ!!」

「ライッ、チュゥウゥゥッ!!」

ぶつかり合い、大きな爆発を引き起こした。

「ピカチュウ!!」

「ライチュウ!!」

 

――煙が、少しずつ晴れていく

 

すると、フィールドに立っていたのは……誰もおらず。

「………引き分け、か」

グリードのその呟きにより、バトルは終了した。

 

「ピカチュウ、いいバトルだったぞ。本当によく頑張ったな」

「…………ピカ」

けだるそうな声で反応を返すピカチュウ、よほど疲れたらしく……また、それは相手のライチュウも同じのようだ。

「さすがね、やっぱり良いトレーナーに恵まれると、ポケモンは一気に強くなれるわ」

「ありがとうカレン、けど次は勝つからな!」

「何言ってるのよ、勝つのはあたしよ!」

互いに不敵な笑みを浮かべ合い、コツンと拳をぶつける2人。

また、ピカチュウもライチュウも、またバトルしようという意味を込めて、互いの尻尾を絡ませ合っていたのだった。

 

 

 

 

To.Be.Continued...




【ツタージャ】♀           【ムクホーク】♂      【ミロカロス】♀
【使えるわざ】            【使えるわざ】        【使えるわざ】
・つるのムチ            ・はがねのつばさ     ・たつまき
・リーフブレード          ・かぜおこし         ・アイアンテール
・真・リーンフォースブレード  ・でんこうせっか      ・ハイドロポンプ
・かげぶんしん           ・つばさでうつ        ・れいとうビーム
・へびにらみ            ・つばめがえし       ・じこさいせい
・リーフストーム           ・ブレイブバード      ・ふぶき
・リーフブレード二段斬り    ・インファイト        ・アクアリング
・エナジーボール         ・かげぶんしん       ・アクアテール
                   ・はかいこうせん      ・みずのはどう


【オノノクス】♂     【コジョンド】♀    【グライオン】♂
【使えるわざ】     【使えるわざ】     【使えるわざ】
・ダブルチョップ   ・みきり         ・シザークロス
・シャドークロー   ・はっけい       ・れんぞくぎり
・りゅうのいかり   ・とびひざげり     ・ほのおのキバ
・ドラゴンクロー   ・はどうだん      ・クロスポイズン
・りゅうのいぶき   ・おうふくビンタ    ・ギガインパクト
・りゅうせいぐん   ・ギガインパクト    ・はがねのつばさ
・あなをほる     ・ドレインパンチ
・りゅうのはどう   ・ストーンエッジ 
・はかいこうせん   ・きあいパンチ
・かみなりパンチ

【クチート】♀    【ラティアス(ティア)】♀    【ゴチミル】♀
【使えるわざ】    【使えるわざ】         【使えるわざ】
・てっぺき      ・ラスターカノン          ・ねんりき
・アイアンヘッド   ・じこさいせい          ・ひかりのかべ
・かえんほうしゃ  ・はかいこうせん         ・サイケこうせん
・ねごと       ・りゅうのはどう
・ラスターカノン   ・りゅうせいぐん
・かみくだく     ・れいとうビーム
            ・ドラゴンクロー
            ・はがねのつばさ

【ピカチュウ】♂
・10まんボルト
・アイアンテール
・ボルテッカー
・でんこうせっか
・かみなり
・ボルテッカー・アイアンテール
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。