グリードくんのイルミナ学園奮闘日誌【完結】   作:マイマイ

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形勢逆転、とは言えないけれど、バトルに持ち込む事はできた。

いくぜアヤト、タッグバトルでミュウ達を元に戻すんだ!!


第135話 〜決着の炎、最強タッグVS幻のポケモン!!〜

炎が迫る。

特性『ひでり』によって、威力が増したキュウコンとゴウカザルのかえんほうしゃが、ミュウ達に襲いかかった。

炎は寸分の狂い無く直撃する、だが……ミュウ達の周りに展開されたバリアが、その炎を完全に防いでしまう。

 

「…………」

言葉は発さず、けれど絶殺の意志を込めてミュウ達は攻撃を仕掛けた。

ミュウは数十のシャドーボール、セレビィは嵐のようなリーフストームで、キュウコン達を襲う。

「ほのおのパンチ!!」

「くっ……オーバーヒート!!」

「ヴォォォォキャキャキャキャキャァッ!!」

両の拳を炎で包み、迫るシャドーボールを目にも止まらぬスピードで叩き落としていくゴウカザル。

一方、キュウコンも巨大な熱線を撃ち放ちリーフストームを相殺する。

 

「…きゅぅ…きゅぅ……」

「くっ……!」

 

荒い息のキュウコンに、グリードは顔をしかめる。

既にオーバーヒートは2発目、しかも間隔を開けずに連続使用したために、体力の消耗が激しい。

だがそれでも、目の前の相手に小手先の技は通用しないのだ。

先程のかえんほうしゃで理解した、相手のサイコパワーはグリードの考えている以上だと。

慈悲も躊躇いもない、ただ相手を倒すだけの人形と化したミュウとセレビィには、手加減というものが存在しない。

そうなってしまえば、総じて普通のポケモンよりも強大な力を持つ幻のポケモンであるミュウとセレビィは、もはや兵器と呼べる。

 

――まともにやれば、勝ち目はない

 

それはグリード、そしてアヤトも頭の中ではわかっていた。

それほどまでに、幻、または伝説と呼ばれしポケモンは強い。

ましてや、今のミュウ達は自らの身体を省みない行動を取れる傀儡だ、その力は普通にバトルするよりも増大している。

 

「グリード!!」

「っ」

アヤトの怒声で我に返る、見るとミュウ達は更なる攻撃を繰り出していた。

ミュウは幾十ものみずのはどう、あれをまともに受ければ一巻の終わりだ。

「ゴウカザル、前に出ろ!!」

アヤトの指示に従い、ゴウカザルはキュウコンの前へ。

瞬間、まるで弾丸のようなスピードで、ミュウはみずのはどうを撃ち出した。

 

「ほのおのパンチ!!」

「ヴォォォォキィィヤァァァァッ!!!」

裂帛の叫び、気迫に満ちたゴウカザルは、弱点であるみずのはどうにも全く臆さない。

そればかりか自ら立ち向かっていき、先程のシャドーボールと同じように弾き、砕き、叩き落としていく。

その光景を見て、グリード達は驚きを隠せない。

(すげぇ……ゴウカザルのヤツ、ここまで強いのか……)

あのみずのはどうは、もはや普通のポケモンの技ではない。

だというのに、ゴウカザルは不利なはずのほのおタイプで拮抗している、それはすなわちゴウカザルのパワーが絶大であると同時に、それを操るコントロールもまた尋常ではない証だ。

こんな状況だというのに、嫉妬を抱かずにはいられない。

アヤトのトレーナーとしての実力と、彼のポケモン達の強さに。

 

だが――自分達とて負けていないはずだ。

 

「キュウコン、ソーラービーム!!」

「きゅぅぅぅぅ……ここーん!!」

ミュウの背後から、攻撃を仕掛けようとしているセレビィに気づき、グリードはすかさず指示を出す。

ソーラービームの光はセレビィに迫り……バリアの前に阻まれた。

「くっ………!」

やはりあのバリアを何とかしなければ、まともなダメージは与えられない。

そう思ったグリードは、疲れているキュウコンを交代させようとして。

 

「…………えっ?」

ミュウ達の、異変に気が付いた。

「な、に……?」

わかる。

感情などない、光などない瞳の中に——確かな苦しみの色が見えている。

さしたるダメージも負っていない、戦況を正直に話せば絶対的に有利のはずだというのに何故。

 

――何故、そのミュウ達の瞳から、苦しみの色が見えるのか

 

「ミュウ、セレビィ、どうしたんだ!?」

「グリード……?」

「ミュウ達の様子がおかしい……苦しんでいるんだ!!」

「苦しんでいる……?」

 

ミュウ達に視線を向けるアヤト、だが……彼には特別おかしい様子には見えなかった。

しかし、他ならぬグリードが言ったのだ、ミュウ達の様子がおかしい、と。

だとすれば、アヤトとしては無視できるような内容ではない。

グリードの、ポケモンを見る目は、自分とは比べものにならない程優れている。

その彼が言ったのだ、アヤトとしては無視できる話ではない。

 

「モルガ、てめぇミュウ達に何しやがった!!」

「……フン、もう長くは保たぬか」

「―――――」

蔑むようなモルガの言葉で、グリードは理解する。

「……そうか。そういう事かよ!!」

「グリード……?」

「……生物には、力のリミッターってのがあるんだ。

 それは、100%の力を出させないための大切なものだ、何故なら100%の力を使えば反動で肉体が崩壊するから。

 でも……今のミュウ達は傀儡だ、なら……そのリミッターが働いていなくてもおかしくない」

「―――っ」

その可能性があると考えるべきだった、自分の浅はかさに苛立ちを覚えるグリード。

 

「そういう事だ。そら、このまま攻撃しても構わんのだぞ? 尤も、攻撃をすればどうなるかはわからんがなぁ?」

言いながら、モルガはセレビィを下がらせる、不老不死の方法にこれ以上無理をさせるわけにはいかないのだろう。

(拙いな……)

今のミュウは、自分達に立ち塞がる相手であると同時に、人質でもある。

これでは迂闊に仕掛けられない、八方塞がりな状況にアヤトは躊躇いを見せるが。

「――アヤト、バトルを続けるぞ」

グリードは、迷う事なくそう言い放った。

 

「な―――」

「―――に!?」

その言葉に、アヤトだけでなくモルガですら驚愕する。

それは当然だ、これでグリード達はこちらに攻撃を仕掛けなくなると思っていた、しかし……彼の瞳には躊躇いの色が存在していない。

「貴様、わからないのか? これ以上ミュウを戦わせれば……」

「――お前の思惑には乗らねーよ」

「なっ――」

「ここで攻撃を止めたって、お前は絶対に止まるわけがない、だったら……ミュウには悪いけど、ちょっと無理をしてもらうさ」

「グリード……」

 

ポケモンを第一に考え、慈しむ彼の言葉とは思えず、アヤトはおもわずグリードを見やる。

だがアヤトは気づいた、気づいてしまった。

彼が悔しげに唇を噛みしめている事に、申し訳なさそうな表情を浮かべている事に。

必死に耐えているのだ、こんな方法しかできない自分の不甲斐なさに、ミュウを傷つけてしまう事に。

……ならば、その苦しみを少しでも軽減してやるのが、親友というものだ。

 

「ゴウカザル、いくぞ」

「ウキィ……」

主人を見やるゴウカザル、彼の瞳には……覚悟の色が映っていた。

「くっ……ミュウ、力を全て出し切って小僧共を殺せ!!」

予想とは違うグリードの行動に、モルガはどこか焦りを含んだ声でミュウへと叫ぶ。

「負けるかよ、お前みたいにポケモンを傷つける奴なんかに、負けてたまるかよ!!!」

「きゅおーん!!」

主人の決意に、呼応するかのようにキュウコンは雄叫びを上げる。

瞬間――彼女の身体から、蒼く美しい炎が出現した。

 

「これは……!?」

凄まじい炎、オーバーヒートではない、この炎は……。

「アヤト!!」

「わかっている、ゴウカザル!!」

「ヴォキャァッ!!」

頷き、キュウコンの隣に立つゴウカザル。

そして、ミュウのサイコキネシスがグリード達をまとめて押し潰そうと放たれ。

「キュウコン!!」

「ゴウカザル!!」

 

 

『フレアドライブ!!』

それを、真っ向から破壊するために、最後の指示を解き放った―――!

 

 

「きゅおぉぉぉ……きゅこーーーん!!!」

「ウギィィィィ……ヴォォォキィヤァァァァッ!!!」

2体のポケモンを包み込む蒼い炎、それを纏ったまま吶喊するキュウコンとゴウカザル。

サイコキネシスの波動に、フレアドライブの炎がぶつかり合い、辺りに熱風が吹き荒れる。

「くっ……頑張れ、キュウコン!!」

「ゴウカザル、お前のパワーを見せてみろ!!」

「ウギィィィィ……!」

「きゅうぅぅぅ……!」

「……バカな、ミュウのパワーと拮抗するなど、ありえん!!

 たかたがキュウコンとゴウカザルが、幻のポケモンに勝てるなど……!」

「バカにすんじゃねえ! 俺のキュウコンとアヤトのゴウカザルは、根性が違うんだよ!!」

「貴様にはわかるまい、オレ達とポケモン達の絆の力は、たとえどんな相手だろうと負けるはずがない!!」

グリード達の言う通り、状況は拮抗しているどころか……キュウコン達が圧していた。

 

「そ、そんな…このような事が」

絆の力、それを理解できない愚かな老人は、ただ驚愕する事しかできず。

「いっけえぇぇぇっ!!」

「貫け!!」

グリードとアヤトの、ポケモン達に呼びかける声が放たれた瞬間。

「きゅうぅぅぅ……きゅーん!!」

「ヴォキャァァァァァッ!!」

裂帛の声を放ちながら。

キュウコンとゴウカザルの炎は、サイコキネシスを打ち破り。

ミュウを、自分達の炎でバリアごと攻撃した―――

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

――爆発が起き、キュウコン達の姿が煙の中に消える

 

その瞬間、俺は全力で地を蹴り走り出す。

右手の拳に、しっかりと力を込めて。

「モルガーーーーーッ!!!」

「がぶぅっ!!?」

未だに驚愕の表情を浮かべているモルガの顔面に、渾身の一撃をお見舞してぶっ飛ばした。

その際、あのボールがヤツの手元から離れたのを確認できたので。

 

「ツタージャ、リーフストームで破壊しろ!!」

「ツタァァァァ……ジャァァァァッ!!」

待ってましたと言わんばかりの勢いで、ツタージャはリーフストームを放ちボールを粉々に破壊した。

数メートル飛び、そのまま地面を転がっていくモルガには構わず、殴った際にヤツの手から離れたセレビィを抱きかかえる。

「ミュウ!!」

再び走り、ぐらりと地面に落ちていくミュウをどうにか抱きかかえた。

「くっ……!」

目に見えて衰弱しているミュウ達に、俺はすぐさまポケモンセンターへと連れて行こうとしたが。

 

「サーナ、サナ、サーナ」

「ゴゼル、ゴーゼル」

突然、ボールから飛び出したゴチルゼルのサーナイトが、俺を呼び止めた。

「ゴチルゼル、サーナイト?」

「サーナ……」

「ゴーゼル……」

両手を優しくミュウとセレビィに添え、ゴチルゼル達は……己のサイコパワーをミュウ達に送っていく。

すると、ミュウ達の顔色がだんだんと良くなっていき……呼吸も落ち着いていく。

 

「……ありがとう、ゴチルゼル、サーナイト」

これならひと安心だ、感謝の言葉を告げると、ゴチルゼル達は優しく微笑みを返してくれた。

「タジャッ、タジャーッ!!」

「? ツタージャ、どうした?」

突然騒ぎ出すツタージャに、俺達は視線をそちらに向ける。

「あの下衆が………!」

見ると、モルガが必死に俺達から逃げようとしていた。

 

「グリード、追うぞ!!」

「いいよ。追わなくて」

慌てて後を追うアヤト達を、俺は呆れたように制した。

「なっ!? お前一体何を……」

「追わなくてもいいさ、もうアイツは逃げる事なんてできない。

 ――あの2人が、アイツを逃がすわけがないからな」

近くの窓に近づく、おーおー、いつの間にか車で外に逃げ出してるよ。

だが好都合、広い外の方が余計に逃げられないのだから。

………そら、お出ましだ。

 

 

『———どこへ逃げようというのだ?』

そんな声が、外で響き渡った。

 

 

「なっ………!?」

驚愕の声はアヤトから、そのすぐ後に地響きが起こる。

あっ、その衝撃でモルガが乗った車が横転した。

「貴様、よもやここまでの事をしておいて、逃げられると思っているのか?」

「人とポケモンに害を及ぼすだけでなく、我等が主に対する行い……万死に値する!!」

「………あれ、は」

隣で外の光景を見るアヤトの口から、掠れた声が漏れた。

けど仕方ない、何せ今外に居るのは……。

 

――レシラムとゼクロム

 

無論人間形態でなく、ポケモンの姿で。

伝承の中で語られる英雄の姿のまま、この地に降臨した。

「………まさか、この目で伝説のレシラムとゼクロムを見る事になるとはな」

「俺は慣れちゃったけどね」

いやはや、自分の順応性には恐れ入る、自慢になるかは微妙だけど。

 

「だがせめてもの慈悲だ」

「死に方だけは、選ばせてやる」

「私のクロスフレイムで、骨まで焼かれて灰になるか」

「我のクロスサンダーで、地獄の苦しみを味わいながら死んでいくか」

『さあ、選べ!!』

 

「っ」

やはりレシラム達の迫力は、ポケモンの姿になると凄まじい。

直接向けられているわけではないのに、こちらにまで殺気がビリビリ伝わってくる。

そうなると、当然直接それを向けられているモルガが、耐えられるはずもなく。

 

――泡吹いてぶっ倒れましたとさ

 

「何だ、質問に答えずに倒れるとは情けない人間だ。

 では、私のクロスフレイムを味わってもらうとしようか……」

「やめろレシラム、たとえ救いようのない悪人であっても、我等が命を奪えばグリードが悲しむ」

「むっ……わ、わかっている、私とてグリードが悲しむのは嫌だからな!」

「レシラム、ゼクロム、ご苦労様ー!」

窓を開け、レシラム達に声を掛ける。

「おぉ、グリード! 見ろ、久しぶりに英雄としての凄さを見せつけてやかったぞ!」

子供のようにはしゃぐレシラム……って、今のお前デカいんだからピョンピョン跳ねるな、地響きが起こる!

 

……けど、これでようやく終わりだ。

戦いの終わりを実感し、俺は大きく息を吐く。

首謀者は捕らえ、ミュウ達も無事、万々歳だな。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「――もう行ってしまわれるのですか?」

「お前達に満足な礼もできていないというのに……」

そう言ってくれる王様に、俺は気持ちだけでと言葉を返す。

モルガは国際警察に連れていかれ、俺達はすぐさまリース城から離れる事に。

王様の言ったように、お礼を受け取ってもよかったんだけど。

「――立ち止まってる暇は、ありませんから」

イルミナリーグまで、あと1ヶ月弱。

アヤトとの実力差がまだあるとわかった以上、のんびりしている場合ではない。

「………そうですか、わかりました。ですが何かありましたら、いつでも私達に仰ってくださいね? できる限りの助力は致します」

「ん、ありがとう」

……さて、そろそろ行こう。

あまり長引かせて、ズルズルと引っ張ると、別れづらくなる。

 

「グリード!!」

「ん? おぉ、ロッズ」

さて行こうと思ったら、息を切らしたロッズが俺の元へとやってきた。

彼の隣には、すっかり元気を取り戻したルカリオの姿が。

「はぁ…はぁ…ひどいじゃないか、黙って行こうとするなんて……」

「だって、色々忙しそうだったから」

事後処理とかで、ロッズはあちこち走り回ってたからなぁ。

「けど、吹っ切れたみたいだな」

「………ああ、陛下達の恩情にきちんと応えないと。自分のやるべき事をしっかり見定めて、前を向いて歩いていくさ」

 

――ロッズの処罰は、不問になった

 

騙されていたとはいえ、モルガの計画に荷担した事には変わりない、近衛兵とはいえ……いや、近衛兵だからこそ許されない。

しかし、その後の行動や事後処理等で、不問になったわけで。

俺としては嬉しいし、リースもみんなも喜んでいた。

「ロッズ、またバトルやろうぜ!」

「タージャ」

「ああ、僕もルカリオも今よりもっと強くなってみせる、次は絶対に負けないさ」

「ガルゥゥ」

「おぅ!!」

俺はロッズと、そしてツタージャはルカリオと握手を交わす。

そして……俺はみんなに手を振りながら、リース城を後にしたのだった……。

 

…………。

 

「グリード様、お疲れ様でした」

先に外で待っていたセリーヌさんが、俺に労いの言葉を掛けてくれる。

「良かったのか? ゆっくりしていかなくて」

傍らに居るアヤトがそんな事を言うが、俺は頷きを返した。

「イルミナリーグまで時間が無いからな、俺は俺のできる事で今よりも強くなる。――お前に、追いつくためにも」

「…………」

「俺はお前に勝ちたい、だから……今よりもっと強くなる」

宣言して、アヤトを見やる。

すると、アヤトは口元に楽しげな笑みを浮かべ。

 

「――イルミナリーグで待っている、オレも今より強くなってな」

信じるように、そう言ってくれた。

 

「セリーヌさん、アヤトを港町まで送っていってください」

「畏まりました。ですが……グリード様はどうするのですか?」

「俺は……あいつらと一緒にまた旅に出ます」

顔を上げる。

そこにいるのは、まだポケモンの姿のままのレシラムとゼクロム。

俺の視線を察知して、地面へと降りてきてくれた。

レシラムの背中に乗り込み、すぐさま景色が空へと上がっていった。

 

「セリーヌさん、色々ありがとうございました! アヤト、次は絶対に負けないからな!!」

叫ぶようにそう言って、俺は2人と別れ空への旅を開始する。

「良いのか? こんな別れ方をして」

「いつだって会えるから大丈夫さ」

「さて、では次はどこに行くんだ?」

「そうだなぁ……」

強くなる、そう決めたけど……具体的にどうすれば強くなれるかは、正直わからない。

 

「ミュー!!」

「ビィィィッ!!」

「おっ……?」

俺の周りを、ふわふわと飛ぶポケモンが2体。

満面の笑みを浮かべるのは――すっかり元気になったミュウとセレビィ。

「何だ、わざわざお別れの挨拶に来てくれたのか?」

まだ身体だって本調子じゃないのに、律儀というかなんというか……。

「ミュー、ミュミュッ!!」

「ビィィ、レビィィッ!!」

「わわっ」

互いに俺の頬にすり寄ってから、ミュウ達は離れていき……リース城へと帰っていった。

 

「――ありがとう、今度来たときはおもいっきり遊ぼうね。だとさ」

「…………」

レシラムが、ミュウ達の言葉を翻訳してくれた。

……こっちこそありがとな、ミュウ、セレビィ。

お前達という友達ができた事に、感謝を。

「よし、暫く空の散歩でもするか!」

行き先を決めていない以上、こういうのも悪くない。

 

「よーし、しっかり掴まってろよグリード、バレルロールとかしてやる!!」

「いや落ちるから!!」

「……グリード、我の背中に乗るか?」

「いや……レシラムの方が毛がふわふわして気持ちいいからいいや」

「…………」

あれ?なんだかゼクロムが、少しだけ寂しそうな顔を……。

したような気がしたけど、気のせいという事にしておいた。

 

「ふっふっふ……ゼクロム、グリードが乗ってくれなくて寂しいのだろう?」

「……寂しくなどない」

「残念だったな、お前には私のようなもふもふが無くて」

「……残念ではない」

「…………」

寂しかったんだ……ゼクロム、乗ってあげればよかったかな。

そんな事を考えつつ。

俺は、レシラムの背中に身体を預け。

暫し、穏やかな風を身体全体で感じていたのだった……。

 

 

 

 

To Be Continued...




【ツタージャ】♀           【ムクホーク】♂      【ミロカロス】♀
【使えるわざ】            【使えるわざ】        【使えるわざ】
・つるのムチ            ・はがねのつばさ     ・たつまき
・リーフブレード          ・かぜおこし         ・アイアンテール
・真・リーンフォースブレード  ・でんこうせっか      ・ハイドロポンプ
・かげぶんしん           ・つばさでうつ        ・れいとうビーム
・へびにらみ            ・つばめがえし       ・じこさいせい
・リーフストーム           ・ブレイブバード      ・ふぶき
・リーフブレード二段斬り    ・インファイト        ・アクアリング
・エナジーボール         ・かげぶんしん       ・アクアテール
・ギガドレイン           ・はかいこうせん      ・みずのはどう
・リーンフォースブレード・EX

【オノノクス】♂     【コジョンド】♀    【グライオン】♂
【使えるわざ】     【使えるわざ】     【使えるわざ】
・ダブルチョップ   ・みきり         ・シザークロス
・シャドークロー   ・はっけい       ・れんぞくぎり
・りゅうのいかり   ・とびひざげり     ・ほのおのキバ
・ドラゴンクロー   ・はどうだん      ・クロスポイズン
・りゅうのいぶき   ・おうふくビンタ    ・ギガインパクト
・りゅうせいぐん   ・ギガインパクト    ・はがねのつばさ
・あなをほる     ・ドレインパンチ
・りゅうのはどう   ・ストーンエッジ 
・はかいこうせん   ・きあいパンチ
・かみなりパンチ

【クチート】♀     【ラティアス(ティア)】♀    【ゴチルゼル】♀
【使えるわざ】    【使えるわざ】         【使えるわざ】
・てっぺき      ・ラスターカノン          ・ねんりき
・アイアンヘッド   ・じこさいせい          ・ひかりのかべ
・かえんほうしゃ  ・はかいこうせん         ・サイケこうせん
・ねごと       ・りゅうのはどう        ・サイコキネシス
・ラスターカノン   ・りゅうせいぐん        ・まもる
・かみくだく     ・れいとうビーム
・かみなりのキバ    ・ドラゴンクロー
            ・はがねのつばさ
            ・サイコキネシス

【ピカチュウ】♂            【キュウコン】♀
【使えるわざ】             【使えるわざ】
・10まんボルト          ・かえんほうしゃ
・アイアンテール          ・ほのおのうず
・ボルテッカー            ・じんつうりき
・でんこうせっか          ・エナジーボール
・かみなり             ・アイアンテール
・ボルテッカー・アイアンテール   ・ソーラービーム
                    ・オーバーヒート
                    ・フレアドライブ
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