俺はポケモン達と共に、順調に勝ち進んでいた……。
「ピカチュウ、ボルテッカー!!」
「ピカッ! ピカピカピカピカピカピカ………!」
黄金の雷を全身に纏いながら、ピカチュウは吶喊する。
その先には――ラティオスの姿が。
「ピカピッカァッ!!」
「ぬっ、くっ……!」
ボルテッカーを正面から受け止めるラティオス、暫く鍔迫り合いになるが……やがて、両者共に弾かれるという結果に終わる。
「いいぞ、ピカチュウ」
「ピッカ♪」
ピカチュウを抱きかかえ、グリードは優しく頭を撫でた。
それを間近で見ていた青年――フィルは、どこか感嘆のため息を出しながらグリードへと話し掛ける。
「凄いね、ボルテッカーってこんなに凄い威力なんだ……」
〈真っ向から受けたくはないな〉
肩を竦めつつ、フィルのポケモンである♂のサーナイト、トナは言う。
〈あんなの受けたら、おいら焼き豚になっちゃうっす〉
身体を震わせながら、チャオブーであるバリオンは言った。
〈………美味そうだな〉
〈いやいやいやいや! おいら美味しくないっすよ多分!!〉
「………2人とも」
〈アホですね〉
2人の会話にフィルは呆れ、♀のルカリオ――リコはきっぱりと辛辣な言葉を放つ。
その中で、ツタージャ……ハルだけは静かに佇んでいた。
「ラティオス、ありがとう。特訓に付き合ってくれて」
「勘違いするなよグリード、ボクはポケモン達の為だと思って付き合ってやってるんだ、別にお前の為じゃない!!」
〈……男のツンデレって、気持ち悪いですね〉
「リコ、ボクはツンデレじゃない!!」
〈はいはい、お約束のリアクションありがとうございます〉
「……何だろう、この無駄な敗北感は」
リコに軽く流され、ラティオスはショックを受けながら隅っこへ移動。
しかし誰も彼を慰めようとはしなかったとさ、合掌。
「そういえば、シェリーは?」
「せっかくだからって、レシラム達と一緒に出店を回ってるよ」
「……こう言ったらなんだけど、意外だな」
しかもレシラム達と一緒になど、正直想像できない。
僕もそう思う、笑いながらフィルはそう返した。
「それにしても……さすがグリードだね、遂に決勝じゃないか」
そう、グリードはその後も順調に勝ち進み……遂に決勝まで進む事ができた。
「予選の、だけどな。ここで勝たないと本戦には行けないよ」
必ず本戦に行く、その決意は決して揺るぐ事はない。
けれど……グリードの次の相手は。
「グリード」
「…………カレン」
声を掛けられ後ろを振り向くグリード、そこに居たのは……自分と同じく決勝まで勝ち進んできたカレン。
「…………」
「…………」
互いに何も話さず、けれど2人の辺りにはピリピリとした緊迫感溢れる雰囲気が漂う。
「……全力で相手をするわ、あたしの全てを……あなたにぶつけてみせる」
「………ああ、俺だって今の自分の全てを出して、お前に勝つ!!」
「それは楽しみね、アンタとのフルバトル……待ち遠しいわ」
そう言って、カレンはゆっくりとその場を離れていく。
短い会話、だがバトルの前に馴れ合いは不必要だ。
「…………勝てそう?」
ジッと彼女の背中を見つめるグリードに、フィルは少し躊躇いがちに問いかける。
すると、グリードは少しだけ困った顔をしながら答えを返した。
「……わかんない」
曖昧で、頼りない答え。
これには、フィルも苦笑を浮かべずにはいられなかった。
「バトルはやってみたいとわかんないし、ポケモン達は強くなったけど……俺は、まだ自分が強くなれたって自覚を、持てないんだ」
自分のやれるべき事はやってきた、その甲斐があるからこそ決勝まで進めたのだ。
しかし……彼はまだ自分が成長したとは、思えなかった。
いや、そもそも何をもって「強さ」になるのかがわからないと言ってもいい。
(俺の強さ……トレーナーとしての強さは、一体何なんだろう……?)
それは、永遠に見つける事ができないかもしれない宿題。
高みを目指すトレーナーにとって、避けては通れない疑問だった。
「……何か、悩み事?」
「えっ……」
不意打ちに等しいフィルの問いに、グリードはわかりやすい反応を返してしまう。
それを見て、フィルはまたも苦笑して「やっぱり……」と呟きを漏らした。
「グリードはわかりやすいからね、尤もその悩みが何なのかまではわからないけど」
「……フィルはすげぇなぁ」
「伊達に君より長く生きてないさ」
数年の違いだけど、おどけたように言うフィルを見て、グリードの顔にも僅かながらに笑みが戻る。
「僕に話しても、その悩みは解決しなさそうだね」
「なんでわかるの?」
「なんとなく、僕じゃ力になれなそうな気がしたんだ。違う?」
「…………」
グリードは答えない、けれどそれが肯定の証だとフィルにはすぐに理解した。
「もしすぐに答えが出せないなら、今は忘れて明日の決勝の事を考えた方がいいと思う」
お節介が過ぎる、そう思いつつもフィルはグリードに告げ、しかしそれは今の彼にとって正論だった。
「……そうだな。ありがとフィル」
「どう致しまして、今は君の相談に乗れるのは僕くらいだからね」
いつもならば、グリードの傍には沢山の友人達が居るだろう。
だが今はイルミナリーグの最中、互いに互いの集中を切らさぬようにと極力接するのを禁じている。
だからこそ、フィルは自分のできる限りでグリードの力になりたいと思うのだ。
「とりあえず休むよ、今は明日の事だけを考える」
「それがいいよ」
「待てグリード、もう特訓をしないのならば妹をボールから出せ。たまには兄妹水入らずで過ごさせろ」
「うん、わかった」
ティアをボールから出す。
「妹よ、お兄ちゃんと兄妹水入らずで過ごそうじゃないか!!」
「………クォォゥ」
ものすごく嫌そうに鳴くティア、ポケモンの言葉がわからないグリードでも、彼女が拒否しているのがわかった。
案の定、ラティオスはショックを受けて白くなっている。
「ティア、せっかくだからラティオスと過ごしなよ。たまにはいいじゃないか」
「クゥゥ……」
(そんなに嫌なの?)
ティアは兄が嫌いなのだろうか?彼女の態度を見ると、そんな風に思える。
とはいえ、ティアは嬉しそうに笑うラティオスと共に行く事を承諾したのだから、なんだかんだで嫌ってはいないのかもしれない。
……まあ、ラティオスの態度に心底ウザがっているようだが。
…………。
――夜。
明日のバトルの為に、速く休もうと決めたグリードだったが、どうにも寝つけず散歩をする事にした。
さすがに夜ともなれば、学園内は静寂が訪れており、微かにポケモンの鳴き声が聞こえる。
まだまだ街は眠らない、出店が立ち並び喧騒が響いていた。
と、見知った人物を視界に入れ……グリードは半ば無意識のうちに声を掛けた。
「こんばんは、シロナさん」
「? あら……グリードくん」
柔らかな微笑みを浮かべつつ、シンオウチャンピオンマスターであるシロナは、グリードへと視線を向ける。
彼女の右手にはアイスが握られている、どうやら出店廻りに励んでいるようだ。
「こんばんはグリードくん、明日はいよいよ予選の決勝ね」
「ええ、まあ……」
「………?」
曖昧な返事のグリードに、シロナは違和感を覚え首を傾げる。
「……もしかして、何か悩みでも抱えてる?」
「…………」
ピクリと、グリードの身体が一瞬震える。
わかりやすい、彼の態度に内心苦笑しながら、シロナは再び問い掛けた。
「もしよかったら、その悩みを話してくれないかしら?」
「おぉ、グリードじゃないか!!」
「えっ……?」
突如聞こえた野太い声に、グリードとシロナは同時にそちらへと視線を向けた。
「サイトさん……」
「久しぶりじゃのう、元気そうでなによりじゃい!!」
豪快に笑うサイト、貫禄たっぷりだが……両手いっぱいに持った食べ物のせいで、台無しである。
(子供みたいに楽しんでるし……)
「子供みたいですね、サイトさん」
(シロナさん、言っちゃった!?)
「がっはっは、何事も楽しむのが一番じゃわい!!」
「あはは……」
「ところでグリード、お主……一体何を悩んでいるのだ?」
「えっ……?」
「それもトレーナーとしての悩みと見た……違うか?」
それは、あまりにも的を射すぎた問いかけ。
まるで心を読まれたようで、ビクリと身体が震えてしまった。
「――話してみろ、なかなか深刻そうだ」
「サイトさん……」
彼は、冗談など無しでエスパーなのかもしれない、そう思いながら……。
「――“強さ”って、何なんだろうって思ったんです」
グリードは、自らの悩みをサイト達に打ち明けた。
「強さ?」
「俺の強さって、俺にとっての強さって何だろうって……」
“強さ”の意味、自分自身がどうすれば強くなれるのか……それがわからない。
「ふふっ」
「はっはっは!!」
「えぇっ!?」
しかし、グリードの問いを聞いた2人は、何故か笑い出してしまった。
「な、なんで笑うんですか!?」
「ごめんなさい、けど懐かしくなったの」
「懐かしい……?」
「よいかグリード、その疑問は誰しもが通る道であるんじゃよ。
ワシもシロナも、キキョウもただのトレーナーであった頃、よく悩んだものだ。
自分自身が求める強さとは何なのか、答えを見つけようと躍起になっておったわい」
昔を懐かしむように、サイトは言う。
「じゃが、その答えは誰にも出す事はできぬ。あくまでも、自分自身が出さねばならない答えじゃからな」
「…………」
わかっている、グリードはおもわずそう反論しそうになった。
「じゃが……ヒントを出す事ぐらいならば可能じゃ。
グリード、お前にとってポケモンとはどんな存在だ?」
「えっ……?」
問われ、グリードは慌てて考えてみる。
自分にとってポケモンとは何か……どんな存在なのか。
「………仲間で友達で、家族です」
自らが抱いてきたポケモンに対する想いを、グリードは告げる。
「うむ、ならばこれ以上ワシ達から言う事はないな」
すると、サイトは満足げに頷きそんな事をグリードに言った。
「えっ……?」
「焦る事はないぞグリード、お前のその問いはなかなか答えを導き出せないものだ。
しかし、お前がポケモンとどう在りたいのか、どう生きたいのか……それを思い返せば、必ず答えに辿り着く」
「…………」
「ひとまず明日のバトルの事を考えれば良い、その答えは……いつか自分自身に舞い降りるものだ」
「グリードくん、明日のバトル……楽しみにさせてもらうわよ?」
そう告げて、2人はグリードの元から離れていく。
「……答えは、自ずと」
1人残されたグリードは、ぽつりとサイトに告げられた言葉を呟く。
正直に言って、彼の言葉を理解できたわけではなかった。
しかし、これ以上気にした所で状況が変わるわけではないという事だけは、グリードでも理解できた。
(とにかく、明日のバトルの事だけを今は考えよう……)
頭を切り替え、グリードは自室へと戻る為に歩き出す。
――その胸の内に、決して拭えぬ疑問を抱えながら
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
――翌日
『イルミナリーグの予選もいよいよ決勝戦、既に他グループでは熱いバトルが開始されております。
さあ、Cグループも遂に開始するために選手が入場してきました!!』
グリードとカレンが、フィールドへと登場した瞬間、歓声が湧き起こった。
「さすがに凄いものだな、皆グリードを見に来ているのだから当然か!!」
「レシラム、別に全員がグリードを見に来ているわけではないぞ?」
相変わらずのチアガールレシラムに、ゼクロムはあくまで冷静にツッコミを入れる。
「……グリードくん、大丈夫かな?」
今日はいつものメンバーと共に、ソラネも応援に来ているが……その表情には不安の色が滲んでいた。
「大丈夫よきっと、けど……カレンにも頑張ってほしいよね」
「う、うん……」
そんな事を話し合いながら、フウロとソラネはフィールドから視線を逸らさない。
「……すー…はぁぁぁ」
フィールドに立つグリード、大きく深呼吸をして繰り返す。
「グリード、緊張してるの?」
そんな彼に、カレンはいつも通り話しかけてきた。
「当たり前だろ。緊張しないバトルなんかあるわけないさ」
いつだって、グリードは余裕あるバトルなどした事はない。
反論するグリードに、カレンはそれもそうかと苦笑する。
「……あたしも、緊張してるよ」
自らの手を見るカレン、小刻みに震えているそれを見て……自分がこのバトルに対して、どれだけ緊張しているのかがよくわかってしまう。
だがそれ以上に……このバトルが楽しみでたまらないと思っている自分もいた。
「――エルフーン、出てきなさい!!」
「エ、ルゥゥッ!!」
ピョンピョンと跳びながら登場したエルフーン、対するグリードのポケモンは……。
「グライオン、君に決めた!!」
「グライオォォン!!」
「エルフーンとグライオンか……」
決定打はグライオンにあるが……ポケモンバトルはそれだけで決まるわけではない。
――場の空気が、一気に引き締まっていきそして
「試合、開始!!」
審判の声が、スタジアムに響き渡った……。
「グライオン、シザークロス!!」
「グラィッ!!」
先に仕掛けたのはグリード、滑空しながらグライオンは真っ直ぐエルフーンに向かっていく。
「ねむりごな!!」
「エルッ!!」
モコモコの身体を震わせるエルフーン、するとキラキラと輝く粉が空に舞い散っていき……。
「させるか……! グライオン、地面にシザークロスを叩きつけろ!!」
「グラィッ、オォォンッ!!」
右腕を大きく振り上げ、おもいっきり地面に叩きつけるグライオン。
爆音が響き、粉塵がグライオンを包み込む。
「っ」
ねむりごなが、粉塵と地面に叩きつけた際に起こった風によって、グライオンに届かない。
「グライオォォン!!」
すぐさまグライオンは次の行動へ、一気にエルフーンへと間合いを詰め。
「エルゥ………!」
左腕を横薙ぎに振るい、シザークロスを叩き込みエルフーンを吹き飛ばす。
「つばめがえし!!」
「グラィッ!!」
尻尾を用いて空へ跳躍、すかさず身体を広げてエルフーンへと突撃した。
「(避けられない……なら!!)エルフーン、コットンガード!!」
「エルゥッ!!」
顔をしかめつつ、エルフーンは自らの身体を丸める。
そして、グライオンと接触した瞬間。
「グラァィッ!?」
弾かれたのは、グライオンの方だった。
「やどりぎのタネ!!」
「エルルッ、エルッ!!」
その隙に、エルフーンはグライオンに向けて身体から3つの種を発射。
それがグライオンに触れた途端、一気に芽が飛び出しグライオンを拘束、そのまま地面に落としてしまった。
「グライオン!!」
「グ、グラィ……」
もがくグライオン、しかし身体に巻きついた芽が動きを封じ、更にパワーをエルフーンへと送っていく。
「ソーラービーム!!」
「エルゥゥゥゥ……」
『あーっと、エルフーンがソーラービームの体勢に入りました!!
しかしグライオン、やどりぎのタネの拘束から抜け出せません!!』
「何をやっているのだ、グライオーン!!」
「落ち着かんかレシラム、それと周りの迷惑になるから静かにしろ!!」
「で、でもこのままじゃ――」
ソラネがそう告げた瞬間。
「エルゥゥゥゥゥッ!!」
裂帛の気合いを込めたエルフーンのソーラービームが、グライオンに向けて放たれる―――!
「拙い!!」
グライオンはまだ起き上がれない。
「グライオン、上空に向かってギガインパクトだ!!」
「えっ………!?」
「グラァァ……グライオォォォン!!!」
倒れた体勢のまま、グライオンは無理矢理ギガインパクトを発動、誰もいない空中へと飛んでいく。
すると――ギガインパクトのパワーに耐えきれなかったのか、グライオンを拘束していたやどりぎのタネが、粉々に砕け散った。
〈そうか、だからグリードはギガインパクトを命じたんですね!〉
「それだけじゃないよリコ、わざわざ空中に行くように指示した事で、追撃を免れてる。
ギガインパクトは使用した後動けなくなるから、わざわざ追撃が来ない空中へと向けたんだと思う」
〈へぇ……なんだよフィル、観察眼が鍛えられてるんじゃないか?〉
少しからかうような口調で言うトナ、フィルもまあねと軽く返した。
……この大会はレベルが高い、観戦しているだけでもトレーナーとしての質が向上する程に。
(……やっぱり、エルフーンのとくせいが厄介だな)
エルフーンの特性“いたずらごころ”。
補助技を素早く繰り出せる効果を持つこの特性は、早くなんとかしなければこちらが不利になるのは明白だと、グリードは思考を巡らせる。
「(だったら……!)戻れ、グライオン!!」
ボールを翳し、グライオンをフィールドから出す。
「オノノクス、君に決めた!!」
「オガァァァァッ!!」
次にフィールドに出したのはオノノクス、雄叫びを上げながら登場した。
「オノノクスに交代した……?」
高いパワーで一気に攻めるつもりなのか、とはいえ……あまりスピードが速いとは言えないオノノクスでは、エルフーンに翻弄される可能性は決して低くはないはずだ。
「……もしかして、グリードくん」
「ソラネ、グリードの意図が分かるの?」
「うん、エルフーン対策なら……多分あれが一番効くと思うから」
「ギガドレイン!!」
「エルゥゥッ!!」
エルフーンの身体から伸びる深緑の蔓、それがオノノクスの身体に絡まっていく。
「グ、ガ………!」
(オノノクス、今は耐えてくれ………!)
反撃の指示は出さず、グリードはその時を待つ。
「エルフーン、やどりぎのタネ!!」
「(今だ………!)オノノクス、“ちょうはつ”だ!!」
カレンの声を遮るように、グリードの指示が飛び出した。
「―――っ」
「オガァッ、ガァウッ」
指をクイクイと自分の方向へと動かし、小馬鹿にしたような顔をエルフーンに向けるオノノクス。
すると、エルフーンの身体が淡い赤色の光に包まれ……。
「エル……!?」
やどりぎのタネが、不発に終わった。
〈あれ!? エルフーンの技が失敗したっすよ!?〉
「今のは……ちょうはつか!!」
フィルが叫ぶ、しかし彼のポケモン達やシェリーは首を傾げる。
「……ちょうはつを受けた相手は、暫く攻撃技しか出せなくなる。
いたずらごころという補助技をサポートするとくせいを持つエルフーンは、どうしても補助技を重点に置いた戦い方になるはずだ。
だからこそ、グリードはエルフーンのアドバンテージである補助技をちょうはつで封じた……」
「それもあるけど、何よりグリードくんはオノノクスでちょうはつを行う理由があるの」
「えっ……?」
ソラネの言葉に、全員の視線が彼女に向けられた瞬間。
「いくぞオノノクス、りゅうせいぐんだぁーーっ!!!」
グリードは、オノノクスに必殺の一撃を放つように指示を出した。
「ガァァァア………オガアァァァァァッ!!!」
体内のドラゴンタイプのエネルギーを一気に爆発、一カ所に集めていき……オノノクスは天に向かってそれを撃ち出す―――!
天高くでそのエネルギーは爆散、数十という数となって一斉にエルフーンへと襲いかかった!!
「エルフーン、かわして!!」
「エルッ!!」
慌てふためきながらも、どうにかりゅうせいぐんを回避していくエルフーンだが――グリード達の攻撃はまだ終わっていない!!
「ほのおのパンチ!!」
「なっ!?」
煙を掻き分け、オノノクスは巨大な右腕を炎で包み。
「ガアァァァァッ!!」
アッパーカットのように腕を振り上げ、エルフーンの身体を宙へ吹き飛ばした。
「エルゥゥゥゥッ!!?」
「エルフーン!!」
受け身もとれず、エルフーンは地面へと落ち。
「……エルゥ〜……」
「エルフーン戦闘不能、オノノクスの勝ち!!」
『グリード選手、オノノクスの見事な一撃で先手を取りましたー!!!』
「……りゅうせいぐんはあくまで囮、グリードくんの本命はほのおのパンチを当てる事だったんだね」
わざわざちょうはつを行うポケモンをオノノクスに選んだのも、強力な攻撃を連続で放てるからだろう。
そして、グリードの読みは見事に当たり勝つ事ができた。
「エルフーン、よく頑張ったわね。……さすがよグリード、エルフーンでアンタのポケモン達を弱らせようと思ったのだけど、見事に破られたわね」
「けどまだまだこれからだ、そうだろ?」
「当たり前じゃない、まだまだこれからに決まってるでしょ!!」
気合い充分、グリードもそんな彼女を見て気合いを入れ直す。
――激闘は、まだまだ続く
To Be Continued...
【ツタージャ】♀ 【ムクホーク】♂ 【ミロカロス】♀
【使えるわざ】 【使えるわざ】 【使えるわざ】
・つるのムチ ・はがねのつばさ ・たつまき
・リーフブレード ・かぜおこし ・アイアンテール
・真・リーンフォースブレード ・でんこうせっか ・ハイドロポンプ
・かげぶんしん ・つばさでうつ ・れいとうビーム
・へびにらみ ・つばめがえし ・じこさいせい
・リーフストーム ・ブレイブバード ・ふぶき
・リーフブレード二段斬り ・インファイト ・アクアリング
・エナジーボール ・かげぶんしん ・アクアテール
・ギガドレイン ・はかいこうせん ・みずのはどう
・リーンフォースブレード・EX
・ハードプラント
【オノノクス】♂ 【コジョンド】♀ 【グライオン】♂
【使えるわざ】 【使えるわざ】 【使えるわざ】
・ダブルチョップ ・みきり ・シザークロス
・シャドークロー ・はっけい ・れんぞくぎり
・りゅうのいかり ・とびひざげり ・ほのおのキバ
・ドラゴンクロー ・はどうだん ・クロスポイズン
・りゅうのいぶき ・おうふくビンタ ・ギガインパクト
・りゅうせいぐん ・ギガインパクト ・はがねのつばさ
・あなをほる ・ドレインパンチ
・りゅうのはどう ・ストーンエッジ
・はかいこうせん ・きあいパンチ
・かみなりパンチ
【クチート】♀ 【ラティアス(ティア)】♀ 【ゴチルゼル】♀
【使えるわざ】 【使えるわざ】 【使えるわざ】
・てっぺき ・ラスターカノン ・ねんりき
・アイアンヘッド ・じこさいせい ・ひかりのかべ
・かえんほうしゃ ・はかいこうせん ・サイケこうせん
・ねごと ・りゅうのはどう ・サイコキネシス
・ラスターカノン ・りゅうせいぐん ・まもる
・かみくだく ・れいとうビーム
・かみなりのキバ ・ドラゴンクロー
・はがねのつばさ
・サイコキネシス
【ピカチュウ】♂ 【キュウコン】♀
【使えるわざ】 【使えるわざ】
・10まんボルト ・かえんほうしゃ
・アイアンテール ・ほのおのうず
・ボルテッカー ・じんつうりき
・でんこうせっか ・エナジーボール
・かみなり ・アイアンテール
・ボルテッカー・アイアンテール ・ソーラービーム
・オーバーヒート
・フレアドライブ