まずはエルフーンを倒す事ができたけど、まだまだ油断できない。
いくぞみんな、必ず勝って本戦出場だ!!
「――エルレイド、出てきなさい!!」
「――ルレィッ!!」
身構えながら登場するエルレイド、その瞳は鋭く光っている。
「戻れ、オノノクス!!」
〈オノノクスに戦わせないんですね〉
エスパーとかくとうタイプのエルレイドと、ドラゴンタイプのオノノクスは、別段相性が悪いわけではない。
「……あのエルレイド、凄く強いよ」
「えっ?」
ソラネの言葉に、全員の視線が集まる。
「だって、一回戦の相手をエルレイド一体で倒したんだもん」
〈うぉ、マジかよ……〉
その事実には、トナも驚きエルレイドへと視線を向けた。
「キュウコン、君に決めた!!」
「こーん!!」
『グリード選手、オノノクスを戻しキュウコンを繰り出しました!!
更に、キュウコンのとくせい“ひでり”が発動ーっ!!!』
実況の言葉通り、フィールドに強い日差しが舞い降りる。
これでほのおタイプの技の威力が上がった、すぐさまグリードはキュウコンに指示を出す。
「キュウコン、かえんほうしゃ!!」
「きゅこーん!!」
パワーアップした激しい炎が、エルレイドへと向かう。
「ジャンプ!!」
「レイッ!!」
両脚に力を込めて跳躍、かえんほうしゃを回避しながらキュウコンの頭上へ。
「エナジーボール!!」
「きゅおんっ!!」
顔を上げ、瞬時に3つのエナジーボールを生み出し、エルレイドに撃ち込むキュウコン。
空中でエルレイドは避けられない、だが……。
「リーフブレード!!」
「レィィィィ……ルレィァッ!!」
エルレイドの、右腕の刀のような部分が深緑色に光り、迫るエナジーボールを全て切り刻む。
「なっ―――!?」
「かわらわり!!」
「レィィァァッ!!」
左腕を掲げ、裂帛の気合いを込めてキュウコンの頭部に振り下ろすエルレイド。
「きゅ、ぐ……!?」
まともに受け、地面を削りながら後退するキュウコンに、エルレイドは着地と同時に地を蹴り間合いを詰め。
「かみなりパンチ!!」
「レィァァァッ!!!」
ズドンと、大砲じみた衝撃のかみなりパンチを、キュウコンの腹部へと叩き込み宙へと吹き飛ばした。
「ぎゅぅ……」
くぐもった悲鳴を漏らすキュウコン、だがエルレイドの追撃はまだ続く。
「きあいパンチよ!!」
「レイッ!!」
エルレイドの右腕が白き輝きを見せる。
「やられる――!?」
おもわず顔を逸らすフウロ。
「負けるなキュウコン、フレアドライブで迎え撃て!!」
「ぎゅ、ぐ……きゅおぉぉぉぉん!!!」
自らの身体を蒼い炎で包み込むキュウコン、そのままエルレイドへと吶喊する―――!
「レィァァァァァッ!!」
真っ向勝負、エルレイドも跳躍し……キュウコンに右腕を突き上げる!!
瞬間、ぶつかり合った両者を包み込むように爆発が起き、二体とも激しく地面に叩きつけられた。
「かみなりパンチ!!」
「ッ、ルレィッ!!」
カレンの指示を耳に入れ、エルレイドは顔をしかめながらも立ち上がり地を蹴る。
右腕は既にかみなりパンチの準備に入っている、しかしキュウコンは……。
「きゅ、く……」
「かわせキュウコン!!」
グリードの声を聞いても、キュウコンは立ち上がる事はできず。
「レィァァァッ!!!」
「きゅぅぅぅっ!!?」
かみなりパンチの一撃をまともに受け、キュウコンは壁へと叩きつけられてしまった。
「きゅぅぅ……」
「キュウコン戦闘不能、エルレイドの勝ち!!」
『エルレイド強いー! キュウコンを圧倒してしまいましたー!!』
「………凄い」
バトルを見て、フィルはおもわずそう呟く。
凄まじい強さだ、それに技の展開が凄まじく速い。
〈……“シリエジオ”を使えば、なんとか勝てるか?〉
〈私は全力を出しても、正直自信がありませんね……〉
〈お、おいらなんか瞬殺っすね〉
フィルのポケモン達も、エルレイドの強さに驚きを隠せない中。
〈…………〉
ハルは、どこか羨望の眼差しをフィールドに向けていた……。
「……キュウコン、よく頑張ったな」
ボールに戻したキュウコンに、グリードは労いの言葉を掛ける。
「グライオン、もう一度行ってくれ!!」
「グライオォォン!!」
空を飛びながら登場するグライオン、すぐさま攻撃へと移る。
「つばめがえし!!」
「グラァァイ……!」
真っ直ぐエルレイドに向かうグライオン、それを……真っ向から迎え撃った。
「れいとうパンチ!!」
「ルレィッ……レィァァッ!!」
向かってきたグライオンに、冷気が込められた拳を叩き込むエルレイド。
「グ、グラィ……!?」
すると、グライオンは自らエルレイドから離れ、空中へと逃げる。
「っ」
――グライオンの肩辺りが、凍り付いている
それはすなわち、エルレイドのパワーに押し負けたという証。
(普通の攻撃じゃ、エルレイドには届かないか……!)
急ぎ思考を巡らせ、グリードは打開策を模索し……。
「(一か八か……!)グライオン、シザークロス!!」
「グ、グラィ……グライオォォン!!」
両腕を交差させ、再びエルレイドに突撃するグライオン。
「無駄よグリード! エルレイド、もう一度れいとうパンチ!!」
「レィァァァッ!!」
再びぶつかり合うグライオンとエルレイド。
しかし、結果は変わらず……少しずつグライオンの腕が氷に覆われていく。
「そのまま押し切りなさい!!」
「させるか……! グライオン、ギガインパクトだ!!」
「グラァィィィ……グライオォォォォォン!!!」
裂帛の気合いを込め、グライオンはそのままギガインパクトを発動、身体を凄まじいパワーを持ったエネルギーで包み、エルレイドを吹き飛ばす―――!
「グ、レィ……!」
両脚に力を込め、ガリガリと地面を削りながら勢いを殺していくエルレイド。
対するグライオンは、ギガインパクトの反動の隙を狙われないよう、エルレイドを吹き飛ばすと同時に空へと逃げていく。
これならば狙われない、それを確信したグリードだったが……。
「サイコキネシス!!」
エルレイドとカレンは、それを許さなかった。
「なっ―――!?」
「グラィ……!?」
グライオンの身体が淡い虹色の光に包まれ、空中で静止する。
エルレイドを見ると、ダメージを負ったからか顔をしかめつつも、膝を地面につきながら左手をグライオンに向けていた。
「終わりよ……引き寄せてれいとうパンチ!!」
「逃げろグライオン!!」
グリードの声が、フィールドに虚しく響く。
グライオンがエルレイドの前まで落ちていき……。
「ルレィァァァァァッ!!」
「グ、ラァ……!?」
グライオンの顔面に、全力のれいとうパンチを叩き込み、地面へとめり込ませた。
「……グラィィ……」
「グライオン戦闘不能、エルレイドの勝ち!!」
『な、なんという強さでしょうか。グリード選手のポケモンを一気に二体も倒してしまいましたーっ!!!』
「…………」
おもわず、グリードは言葉を失ってしまう。
「……どうしたのグリード、もしかして怖じ気づいた?」
エルレイドをボールに戻しつつ、どこか挑発するような視線と口調で、カレンは問うた。
……だが、返ってきた言葉は彼女の予想通り。
「まだまだ始まったばかりだ、負けた訳じゃないさ!!」
「………それでこそ、あたしが全力でバトルしたいと思ったグリードよ!!
――オーダイル、次はあなたが行きなさい!!」
「――オーダァイィル!!」
「グライオン、よく頑張ったな。ゆっくり休んでくれ」
グライオンをボールに戻し、グリードは別のボールを手に取る。
「ピカチュウ、君に決めた!!」
「ピッカァッ!!」
頬の電気袋から僅かに電気を放出しながら、ピカチュウはオーダイルと対峙する。
「でんきタイプのピカチュウなら、みずタイプのオーダイルに有利だけど……」
「うん、正直ピカチュウじゃパワー不足じゃないかな……?」
(さて、それはどうだかな)
ソラネとフウロの会話を、ゼクロムは心の中で反論を返す。
彼もでんきタイプだからか、ピカチュウの内に眠るパワーに気づいていた。
「10万ボルト!!」
「ピーカチュゥゥッ!!」
ピカチュウの身体から放たれる電撃、それはすんなりとオーダイルの身体を貫いた。
しかし……オーダイルは自らの力で10万ボルトを弾いてしまう。
「ピカッ!?」
「効いてない……!?」
「効いてないわけじゃないわよ、けどオーダイルはライチュウの電撃である程度の耐性を身につけてるの。
――言ったでしょ? あたしの全てをぶつけてアンタに勝つって」
「くっ………!」
「かみくだく攻撃!!」
「ダァァァッ!!」
口を大きく開け、ピカチュウに向かっていくオーダイル。
「アイアンテールで迎え撃て!!」
「チュゥゥゥゥ……ピッカァッ!!」
尻尾を硬質化させ、ピカチュウは跳躍しオーダイルの頭部に向けてアイアンテールを繰り出す。
「ガ……ッ!?」
ピカチュウの攻撃が見事に命中、だが……。
「捕まえて!!」
「グ、ガァァッ!!」
「ピカッ!?」
オーダイルはよろけながらも、両手でピカチュウの身体を掴み上げてしまった。
『ピカチュウ捕まってしまったー!!』
「ハイドロポンプ!!」
間髪入れずに、至近距離でオーダイルが攻撃を繰り出そうと口を開け。
「アイアンテール!!」
「ピッカァッ!!」
それよりも速く、ピカチュウのアイアンテールがオーダイルの右腕に命中した。
「グ、グ………!」
顔をしかめ、ハイドロポンプが不発に終わるオーダイル。
「(今だ!!)最大パワーでかみなり!!」
「ピーカァァ……チュゥゥゥゥゥッ!!!」
「ガ、ガガ……!?」
凄まじい電撃が、ピカチュウとオーダイルを包み込む。
さすがに耐性があっても耐えきれないのか、オーダイルはピカチュウの拘束を緩め……グリード達は最後の勝負に出る!!
「決めるぞピカチュウ、ボルテッカーだぁぁぁぁぁっ!!!」
「ピカァッ!!」
オーダイルの腕を足場にして、跳躍するピカチュウ。
「ピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカ………!」
そのまま黄金の雷を身に纏い、オーダイルに向かって落下する―――!
「ハイドロポンプ!!」
「オダァァァッ!!」
しかしオーダイルとて負けていない、落下してくるピカチュウへと真っ向から迎え撃つ。
ぶつかり合う水流と雷、鍔迫り合いとなったこの勝負はしかし。
「ピカピカピカピカピカピカピカピカ……ピカピッカァッ!!!」
ボルテッカーの電撃がハイドロポンプを押しのけ、オーダイルへと吶喊した。
「オーダイル!!」
「……オ、ダァ……」
「オーダイル戦闘不能、ピカチュウの勝ち!!」
『グリード選手巻き返したーっ!!』
「っ、やる……!」
悔しげに唇を噛みしめるカレン。
「いいぞー、グリード!!」
「レシラム、そんな短いスカートで脚を上げるんじゃない、はしたない!!」
「馬鹿を言うな、チアガールはこうやって応援するものだと聞いたぞ?」
「下着が見えるだろう!! えぇい、周囲の奴らも変な目で見るんじゃない!!」
がーっ、と周りの観客に怒鳴り散らすゼクロム、フィル達は恥ずかしいのか他人のフリをする事に。
「ライチュウ、次はあなたよ!!」
「ライライ、チュウ!!」
「………ピカ」
自分を見下ろすように現れたライチュウに、ピカチュウは負けじと睨む。
「アイアンテール!!」
「チュゥゥゥゥ……!」
跳躍しアイアンテールを繰り出すピカチュウ。
「こちらもアイアンテール!!」
「ライ、チュゥゥッ!!」
「ピガッ!!?」
横腹に衝撃が走り、ピカチュウは地面に叩きつけられてしまう。
すぐさまライチュウを見ると……鞭のように長い尻尾が、硬質化していた。
「10万ボルト!!」
「ピーカチュゥゥッ!!」
すぐさま起き上がり、ピカチュウは電撃を放つ。
「かわしてきあいパンチ!!」
「ライライッ!!」
10万ボルトが空を切り、ライチュウは右腕をピカチュウの腹部へと叩き込ませた。
「ピ、カ……」
「っ、戻れ、ピカチュウ!!」
慌ててピカチュウをボールに戻すグリード、ダメージは大きいが……戦闘不能は免れたようだ。
「……オノノクス、もう一度行ってくれ!!」
「ガァァァァッ!!!」
「………ライ、チュ」
代わりに出したのはオノノクス、巨体に少し驚くライチュウだが……すぐさま身構え直す。
「りゅうのいぶき!!」
「ガァァァッ!!」
エメラルドの息吹が、ライチュウを襲う。
「かわしてアイアンテール!!」
「ライッ」
四足でフィールドを駆け、息吹を回避しながらオノノクスとの間合いを詰める。
「ライィィィ……チュゥゥッ!!」
「グガ……ッ!?」
オノノクスの巨体が、アイアンテールの直撃による衝撃でぐらついた。
「かみなり!!」
「チュゥゥゥゥゥゥッ!!」
間髪入れずに、ライチュウはオノノクスを電撃で包み込む。
「グ、ゥ………!」
「オノノクス!!」
「トドメよ! ボルテッカー!!」
「ライチュッ! ライライライライライライライライ………!!」
黄金の雷を纏い、オノノクスへ吶喊するライチュウ。
「オ、ガ……」
オノノクスは動けない、どうやら先程のかみなりでまひ状態に陥ったようだ。
「ライライライライライライ……ライッチュゥゥッ!!!」
ボルテッカーの直撃が、オノノクスの巨体を容赦なく吹き飛ばす。
身構えもできなかった、ダメージはあまりにも甚大であり、カレンもライチュウも倒したという確信を抱いたが……。
「グ、グ……」
「そんな、まだ……!?」
オノノクスは、辛うじて起き上がりライチュウを睨んだ。
しかしあくまで立ち上がっただけ、もう一撃与えれば今度こそ――
「頼むオノノクス、もう少し頑張ってくれ!!」
「ガァァァァッ!!!」
主人の声に反応するように、オノノクスは大きく吼える。
そんな彼に感謝をしながら、グリードは指示を出した。
「りゅうせいぐん!!」
「オガァァァァ………グガァァァッ!!!」
激昂の声と共に撃ち出された、十数もの光弾。
「でんこうせっか!!」
「ライッ―――!」
あの威力がどれだけ凄まじいかはわかっている、だからカレンはライチュウにでんこうせっかでの回避の指示を出した。
でんこうせっかのスピードを用いて、迫るりゅうせいぐんを確実に回避。
「(いける―――!)もう一度ボルテッカー!!」
「させるか!! オノノクス、“げきりん”だ!!」
「グ、オォォォォッ!!」
オノノクスの身体が、禍々しい色のオーラに包まれる。
「拙い………!? アイアンテール!!」
「ライライ……チュゥゥッ!!」
ボルテッカーは間に合わない、瞬時にそう判断したカレンはそう指示を出す。
硬質化した尻尾を、鞭のように振るうライチュウ。だが……。
「オガァァァァァァッ!!!」
オノノクスの一撃は、呆気なくアイアンテールを弾き。
「ガァァァァッ!!」
「ラ、ライ……ヂュッ!!」
次の一撃で、ライチュウを地面へと沈ませた。
「ライチュウ!!」
「………ライ〜……」
「ライチュウ戦闘不能、オノノクスの……」
「オ、ガァ……」
審判のジャッジを遮るように、オノノクスが大きな音を立てながら前のめりに倒れる。
「――ライチュウ、オノノクス、共に戦闘不能!!」
『相討ちだーっ!! どちらも一歩も退かないバトルが続いております!!』
「……これで、お互いに三体ずつだね」
数の上でも、流れを見てもどちらも負けてはいない。
「……カレンちゃん、凄く楽しそう」
「グリードだって、子供みたいにはしゃいでる」
活き活きとした表情のグリードとカレンを見て、ソラネとフウロは羨望の眼差しを送る。
トレーナーとして、このフルバトルに自分が参加していない事が、悔しいと思ってしまった。
「――よいよい、ますますいい男になっていくではないか」
「うむ、より良き主になってきている……これだから、人間というのは面白いものだ」
レシラムもゼクロムも、このフルバトルを通じてグリードが成長しているとわかり、優しげな視線を送っていた。
「ありがとうライチュウ……マニューラ、ライチュウの分まで頑張りなさい!!」
「マニュゥゥゥッ!!」
「よく頑張ったなオノノクス、ゆっくり休んでくれ。
――コジョンド、君に決めた!!」
「コッジョッ!!」
互いに対峙するマニューラとコジョンド、両者共にバトルの準備はできているようだ。
「マニューラ、こうそくいどう!!」
「マニュッ!!」
地を蹴るマニューラ、するとコジョンドの視界から消えてしまい。
「れいとうパンチ!!」
「マニャァァッ!!」
「コジョッ!!?」
そう思った時には、コジョンドの背中にマニューラの拳が叩き込まれていた。
「はっけい!!」
「ッ、コジョッ!!」
振り返りながらの掌底、だがその時には既にマニューラの姿はなく。
「こおりのつぶて!!」
「マ、ニュラァッ!!」
「コ、ジョゥ………!」
今度は遠距離からの攻撃を受け、コジョンドは吹き飛ばされ地面に倒れる。
『マニューラ速いーーーーー! コジョンドまったくスピードについていけません!!』
〈は、速すぎるっす……〉
「……マニューラというポケモンは素早いとはわかっていたが、あんなのが犯罪者のポケモンだとしたら、やり合いたくないな」
あんぐりと口を開けて驚くバリオン、シェリーもどこかズレているが驚きを見せている。
「あたしのマニューラはスピードを重点に育てたの、いくらアンタのコジョンドでも追いつけるわけないわ」
「まだコジョンドは倒れてない、はどうだんだ!!」
「コージョゥッ!!」
蒼白い光球が、マニューラに向かう。
「シャドークロー!!」
「ニュラッ!!」
マニューラの両爪が、暗い陰を帯びはどうだんへと一閃、霧散させる。
「っ」
「こおりのつぶて!!」
「マー、ニュラァッ!!」
すかさず反撃に入るマニューラ、両手で生み出した氷の塊をコジョンドへと投げつけた。
「かわせ!!」
「コジョッ!!」
跳躍して回避するコジョンド、しかし彼女の頭上には既にマニューラの姿が。
「れいとうパンチ!!」
「マニャァァッ!!」
振り下ろされるマニューラの拳。
「はっけいだ!!」
「コ、ジョゥッ!!」
不安定な体勢からの攻撃、どうにか相殺させ弾く事に成功したコジョンドだったが……。
はっけいを放った彼女の右手が、長く美しい毛と共に凍り付いている。
「ストーンエッジ」
「コ、コジョ……コジョーッ!!」
自身の周りに握り拳大の石を複数浮かせ、それを弾丸のように一気に撃ち出すコジョンド。
「でんこうせっか!!」
「マニュッ!!」
しかし、マニューラはカレンの指示を聞き自らストーンエッジの元へ。
でんこうせっかのスピードを用いて、縫うようにストーンエッジの弾丸を回避しながら間合いを詰めていき。
「マニャァァァァッ!!」
「コジョォォォッ!!?」
ショルダータックルのようにコジョンドへと突進し、彼女を吹き飛ばす。
「コジョンド!!」
ザザーッ、と地面を滑りながら自分の近くまでやってきたコジョンドの名を呼ぶグリードだったが……。
「コジョ〜……」
「コジョンド戦闘不能、マニューラの勝ち!!」
『カレン選手、ここで一歩リードしましたーっ!!!』
「つ、強い………」
逆転された、その事実もさることながらマニューラの強さにも、フィル達は驚きを隠せない。
「グリードはあと二体、けどカレンはまだ三体……」
「ぬ、く……何をやっているのだグリードは!!」
「……カレンちゃん、凄い」
「……コジョンド、よく頑張ったな。ゆっくり休んでくれ」
「グリード、このまま一気に行かせてもらうわよ!!」
「………さーて、そいつはどうかな?」
「………?」
不敵な笑みを見せるグリードに、カレンは訝しげな表情を浮かべる。
「ツタージャ、いってくれるか?」
「タージャ」
足元に居るツタージャに声を掛け、彼女もグリードを見上げ頷きを返しフィールドの中へ。
(ツタージャ……?)
やはりグリードの六体目はツタージャだった、彼の足元にずっと居たのだから、いつか出てくるとは思っていたが……。
(こおりタイプのマニューラ相手に?)
しかも、ジャローダならばともかく無進化のツタージャは、スピードがそれ程速いとは言えない。
だというのにこのタイミングで出すとは……カレンは訝しげな表情を濃くする。
「カレン、俺のツタージャは秘密兵器なんだ、ナメてかかると痛い目見るぜ?」
「……タージャ」
いいからさっさとかかってこい、そう言いたげな表情をカレンとマニューラに向けるツタージャ。
「………いいわよ。そんなに自信があるなら乗ってあげる」
とにかく、たとえ相手が誰であろうと油断するわけにはいかない。
カレンは自らにそう言い聞かせ……マニューラに指示を出した。
To Be Continued...
【ツタージャ】♀ 【ムクホーク】♂ 【ミロカロス】♀
【使えるわざ】 【使えるわざ】 【使えるわざ】
・つるのムチ ・はがねのつばさ ・たつまき
・リーフブレード ・かぜおこし ・アイアンテール
・真・リーンフォースブレード ・でんこうせっか ・ハイドロポンプ
・かげぶんしん ・つばさでうつ ・れいとうビーム
・へびにらみ ・つばめがえし ・じこさいせい
・リーフストーム ・ブレイブバード ・ふぶき
・リーフブレード二段斬り ・インファイト ・アクアリング
・エナジーボール ・かげぶんしん ・アクアテール
・ギガドレイン ・はかいこうせん ・みずのはどう
・リーンフォースブレード・EX
・ハードプラント
【オノノクス】♂ 【コジョンド】♀ 【グライオン】♂
【使えるわざ】 【使えるわざ】 【使えるわざ】
・ダブルチョップ ・みきり ・シザークロス
・シャドークロー ・はっけい ・れんぞくぎり
・りゅうのいかり ・とびひざげり ・ほのおのキバ
・ドラゴンクロー ・はどうだん ・クロスポイズン
・りゅうのいぶき ・おうふくビンタ ・ギガインパクト
・りゅうせいぐん ・ギガインパクト ・はがねのつばさ
・あなをほる ・ドレインパンチ
・りゅうのはどう ・ストーンエッジ
・はかいこうせん ・きあいパンチ
・かみなりパンチ
【クチート】♀ 【ラティアス(ティア)】♀ 【ゴチルゼル】♀
【使えるわざ】 【使えるわざ】 【使えるわざ】
・てっぺき ・ラスターカノン ・ねんりき
・アイアンヘッド ・じこさいせい ・ひかりのかべ
・かえんほうしゃ ・はかいこうせん ・サイケこうせん
・ねごと ・りゅうのはどう ・サイコキネシス
・ラスターカノン ・りゅうせいぐん ・まもる
・かみくだく ・れいとうビーム
・かみなりのキバ ・ドラゴンクロー
・はがねのつばさ
・サイコキネシス
【ピカチュウ】♂ 【キュウコン】♀
【使えるわざ】 【使えるわざ】
・10まんボルト ・かえんほうしゃ
・アイアンテール ・ほのおのうず
・ボルテッカー ・じんつうりき
・でんこうせっか ・エナジーボール
・かみなり ・アイアンテール
・ボルテッカー・アイアンテール ・ソーラービーム
・オーバーヒート
・フレアドライブ