グリードくんのイルミナ学園奮闘日誌【完結】   作:マイマイ

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行きたかった場所の一つ、タワーオブヘブンで傷ついたグライオンを見つけ、見事ゲットできた。

そしたらフウロが、自分からバトルがしたいと言ってきた。

バトルを申し込まれたら、やるしかないぜ。

というわけで、俺とフウロはジム戦をやる事になった。

よーし、いくぞみんな。

この勝負、絶対勝ってみせる!!


第52話 〜大空のぶっとびガール、VSフウロ!!〜

「それではこれより、ジムリーダーのフウロと、チャレンジャーのグリードによるポケモンバトルを開始します!!」

審判の声が、フキヨセジムに木霊する。

対戦する2人は既にバトルフィールドで身構えており、アヤトは観客席で観戦していた。

 

「使用ポケモンは三体、全てのポケモンが戦闘不能になった時点で終了とします。

 なお、ポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます」

「グリード、カミツレさんには勝てたけど……わたしには勝てないよ!」

「そんなの、やってみなきゃわかんないさ!!」

「凄い自信ね……ココロモリ、出てきて!!」

「――コロモ〜」

(ココロモリか……だったら!!)

腰のモンスターボールを手に取る。

そして、グリードは一体目のポケモンを場に出した。

 

「グライオン、君に決めた!!」

「―グライオォン!」

「……グライオン、か」

ゲットしたばかりのポケモンを使うとは、何か作戦が……。

そう思ったが、フウロはすぐさま思考を切り替える。

たとえ相手が何をしようとも、自分は自分のバトルをすればいいだけだ。

 

「先攻は、チャレンジャーからとなります。それでは――試合開始!!」

「…………」

バトルは始まった、だがグリードは迂闊に仕掛けず思考を巡らす。

ガンガン攻めても構わない、しかし……相手はジムリーダー、そんな戦法など通用しない。

(………でも!!)

攻めなければ、何も始まらない!!

 

「グライオン、シザークロス!!」

「グライオォン!!」

両腕の鋏を交差させ、ココロモリに向かっていくグライオン。

「かわして!!」

「コロッ!」

翼を羽ばたかせ、真っ向から向かってくるグライオンを回避するココロモリ。

 

「れんぞくぎり!!」

「グラィ!!」

シザークロスを解除し、右腕を横薙ぎに振り回す。

その腕は回避したココロモリに当たり、宙に吹き飛ばされた。

「グラィィッ!!」

「コロ〜!?」

れんぞくぎりでココロモリを追い詰めていくグライオン。

(速い……それにあのグライオン)

強い、はっきりと断言できる程に。

 

「エアカッター!!」

「コロ、モリ!!」

やられっぱなしでは終われない、歯車状の空気の刃からココロモリの翼から放たれる。

「グラァァイ!?」

まともに受け、空中から落ちていくグライオン。

 

「続いてエアスラッシュ!!」

「コロ〜、モリィ!!」

追い討ちを仕掛けるココロモリ、エアカッターよりも強力な空気の刃がグライオンに迫る―――!

「負けるなグライオン、ほのおのキバ!!」

「ッ、グラアィッ!!」

体勢を立て直し、迫り来るエアスラッシュを旋回して回避し、炎を込めた牙をココロモリに食い込ませた。

 

「コロ〜!?」

「今だグライオン、クロスポイズン!!」

「グラァァァ……グラァァイ!!」

両腕を交差させ、すぐさまそれを振り下ろす。

すると、X型の毒々しい衝撃波がグライオンの両腕から放たれ、ココロモリを地面に叩き落とした。

 

「ココロモリ!!」

「……コロ〜……」

「ココロモリ戦闘不能、グライオンの勝ち!!」

「よっしゃ!!」

(……まずは、グリードが先手を取ったか)

ゲットしたばかりと聞いていたが、あの様子ではそれを微塵も感じさせないコンビネーションだ。

これも、グリードのポケモンに好かれる才能故か、そう思うと……アヤトは少しばかりの嫉妬心が芽生えてしまう。

 

「戻ってココロモリ。 ……さすがだね、でもまだまだこれからだよ!」

「ああ、もちろん!!」

「二体目は……ケンホロウ、出番だよ!!」

「――ケンホォォッ!!」

飛び出してきたのは、♀のケンホロウ。

 

「グライオン、戻ってくれ」

ボールを翳し、グライオンを戻すグリード。

グライオンにはココロモリでのバトルで受けたダメージがある、そう思ったが故の行動だろう。

「一気に決めるぞ……ミロカロス、君に決めた!」

「――ミィ!!」

(ミロカロスか……)

こおりタイプの技で攻める魂胆のようだ、正攻法だが……果たして通用するのか。

 

「ミロカロス、れいとうビーム!!」

「ミ、ロォッ!!」

早速弱点であるこおりタイプで攻めるミロカロス。だが―――

 

「つばめがえし!!」

「ケンホッ!!」

フウロが指示を出した瞬間――ケンホロウの姿がグリード達の前から消えた。

「えっ……!?」

「ミィッ!?」

驚く暇もなく、次に聞こえてきたのはミロカロスの悲鳴。

上を見上げると、いつの間にかそこには攻撃を終えたケンホロウの姿が。

 

「は、速い……」

「わたしのケンホロウのスピードを、甘く見てもらっちゃ困るなぁ。

 ケンホロウ、もう一度つばめがえし!!」

「ケンホォッ!!」

「っ、惑わされるなミロカロス、ケンホロウの動きをよく見るんだ!!」

「ミ、ミロ――ミィッ!?」

ミロカロスとて、グリードの言っている事は充分わかっている。

だが、どんなに注意深く見てもケンホロウの動きについていく事ができないのだ。

そればかりか、ケンホロウのつばめがえしは瞬く間にミロカロスへダメージを与えていく。

 

「だったら……ミロカロス、たつまきだ!!」

「ミ、ミィ!!」

広範囲に渡る攻撃であるたつまきならば、ケンホロウを捉えられるはず。

グリードはそう思い、事実それは正しい選択ではあった。

 

――ケンホロウの攻撃手段が、接近戦だけならば

 

「ケンホロウ、エアスラッシュ!!」

「ケンホォッ!!」

たつまきを瞬時に回避し安全圏へ、すかさず翼を羽ばたかせて空気の刃を放つケンホロウ。

その一連の動作は速く、エアスラッシュは面白いようにミロカロスへと命中していった。

 

「ミロカロス!!」

「ミ、ミィ……」

まだ倒れない、しかしミロカロスはもう限界だ。

「ミロカロス、じこさいせいだ!!」

「させないわよ。ケンホロウ、つばめがえし!」

「ケンホォォッ!!」

じこさいせいの準備に入るミロカロス、しかしケンホロウの一撃の方が遥かに速い!!

 

「ミィィィッ!!?」

結局、じこさいせいで体力を回復する事はできずに、ケンホロウの一撃をまともに受けてしまった。

「あっ……!?」

「……ミィ〜……」

「ミロカロス戦闘不能、ケンホロウの勝ち!!」

(……並んだか)

 

それにしても、とアヤトはフウロのケンホロウに視線を向ける。

素早く、それでいて鋭い一撃。ミロカロスが手も足も出なかったのも頷ける強さだった。

そしてケンホロウの登場によってこの勝負、一気にグリードが不利に陥った。

あのとんでもなく素早いケンホロウに対抗できるスピードを持ったポケモンは、グリードの手持ちにはない。

ムクホークならまだなんとかなるだろうが、カミツレ戦で見せた戦法はおそらく通用しない。

そうなると……普通の戦い方では、グリードに勝ち目は存在しないという事になる。

 

「戻れミロカロス。よく頑張ってくれたな、ゆっくり休んでくれ」

「さあグリード、このままケンホロウが勝ち抜いちゃうよ?」

「まだバトルは終わってない!! グライオン、君に決めた!!」

「――グラァァイ!!」

(グライオン……?)

てっきり、スピードに対抗する為にムクホークを出してくると思ってたんだけど……グリードの選択に、フウロは僅かに首を傾げた。

 

「グライオン、クロスポイズン!!」

「グラァァァ……グライオォォン!!」

交差した両腕を同時に振り下ろし、X型の衝撃波を放つグライオン。

 

「つばめがえし!!」

「ケンホォォッ!!」

しかし、そんな程度でケンホロウは止まらない、必要最低限の動きで攻撃を回避し、すかさず最大加速でグライオンに突撃した。

「グラァァァ!?」

「グライオン、上空に逃げろ!!」

「グ、グライ!!」

慌てて体勢を立て直し、天井に飛翔していくグライオン。

 

「ケンホロウ、追いかけて!!」

「ケンホォッ!!」

すかさず、グライオンを追いかけるケンホロウ。

両者のスピードの差は圧倒的であり、みるみるうちに差が縮まっていく。

 

「急降下!!」

「グライ!!」

「逃げても無駄よ!」

トップスピードで地面を目指すグライオン、それを追いかけるケンホロウ。

だが、フウロにはわからなかった。

グライオンとケンホロウでは、ケンホロウの方が素早い。

だというのに、逃げた所でグライオンに勝機が生まれるとは………。

 

「グライオン、地面に向かってシザークロス!!」

「グラァァイ!!」

石の床に、グライオンは渾身の一撃を叩き込んだ。

衝撃で辺りが一瞬揺れ、石の床を砕きその破片と粉塵がフィールドを包み込む。

「ケンホォ……」

これにはケンホロウも技を中断させ、粉塵の中でグライオンの姿を探す。

 

――瞬間

 

「グラァァイ!!」

「ケンホォッ!?」

いつの間にか、グライオンはケンホロウの上の位置を取っていた。

「しまった……!?」

シザークロスで石の床を砕いた瞬間、グライオンはその巨大な尻尾をバネ代わりにして地面から跳び上がったのだ。

これならば、もう一度飛行するよりも速く上空に抜け出せる、グライオンというポケモンの特徴を見事に使った戦法。

だが――フウロとてまだ負けてない。

 

「つばめがえし!!」

「ケンホォォッ!!」

瞬時に最大加速でグライオンに向かっていく。

そのスピードたるや、先程より遅いとはいえそれでも速い―――!

(そう来ると思ったぜ、フウロ!!)

それでも、グリードが浮かべていたのは——確かな笑み。

そして、グリードはグライオンに指示を出した。

 

「蹴散らせグライオン、ギガインパクト!!」

「えっ……!?」

「グラアァァァイ!!」

凄まじいエネルギーを身に纏い、向かってくるケンホロウをいとも簡単に薙ぎ払う。

そればかりか、そのままケンホロウを地面へと叩きつけた!!

 

「ケンホロウ!!」

「…………」

グライオンも限界だった、今のギガインパクトでケンホロウごと地面へ落ちた以上……無事では済まない。

祈る思いで、2人は暫し煙が晴れるの待ち。

そして、煙が晴れた場所には……。

 

 

「グライオン、ケンホロウ、共に戦闘不能!!」

 

 

地面に倒れている、グライオン達の姿が。

「くっ………!」

「あ……」

(相討ちか……)

しかし、傷ついたグライオンでよく相討ちに持っていったと、言ってやりたいくらいだ。

 

「両方、残り一体になったみたいね」

「プレシア博士……」

アヤトの隣に座り、試合を観戦し始めるプレシア博士。

「……彼、あなたとどっちが強いのかしら?」

「さあ……やってみなければわかりませんね」

本気で戦っても、勝てるか判らない。

今では、本気でそう思えるまでに実力が拮抗している。

 

「……グリード、最後の勝負だよ!!」

「おぅ、負けないぜ!」

「わたしの最後のポケモン……スワンナ、出てきて!!」

「――スワァァッ!!」

「タジャ、タージャ!」

突然グリードの足を手で突っつき、鳴き始めるツタージャ。

 

「ツタージャ、お前……スワンナとバトルしたいのか?」

そう訊くと、ツタージャは当然でしょと言わんばかりに胸を張った。

「……よーし、ツタージャ、君に決めた!!」

「タジャ!!」

頷き、バトルフィールドに降り立つツタージャ。

 

「……ツタージャとスワンナ、勝つのはどっちかしらね……」

どこか楽しげに、プレシアは呟く。

そして――最後のバトルが幕を開いた。

 

「スワンナ、つばめがえし!!」

「スワッ!!」

空中に飛び、突進するスワンナ。

ケンホロウほどではないにしろ、そのスピードはやはり速い………!

 

「真っ向勝負だツタージャ、リーフブレード!」

「タジャー!!」

向かってくるスワンナを臆する事なく、右腕を構えツタージャも突撃する。

「スワァァッ!!」

「タジャー!!」

ぶつかり合う両者。

 

「タジャ……!」

「スワァァッ……!」

地面を滑りながら後退するツタージャ、スワンナも苦悶の表情を浮かべながら宙に戻る。

「パワーは、互角みたいだね……」

「リーフストーム!!」

「タジャァァァ……!」

尻尾を高速回転させ、葉っぱの突風を生み出しスワンナに向けて放つツタージャ。

 

「かわしてブレイブバード!!」

「なに―――っ!?」

「スワァッ!!」

迫るグラスミキサーを回避し、翼を折り畳み突撃するスワンナ。

回避は間に合わない、グリードはすぐさま理解し指示を出す。

 

「ツタージャ、リーフブレード!!」

「タジャー!!」

跳躍し、迫るスワンナにリーフブレードを叩き込むツタージャ。

再びぶつかり合う両者、しかし………。

 

「タジャァァァ!?」

今度は互角ではなく、ツタージャはスワンナの一撃に負け地面に強く叩きつけられてしまう。

「バブルこうせん!!」

「スワァァァッ!!」

口を開き、勢いよくバブルこうせんを放つスワンナ。

「タ、タジャ……」

避けられず、顔を手で防御しながらツタージャは必死に耐える。

 

「反撃いくぞツタージャ、エナジーボール!!」

「タジャ! ター……ジャッ!!」

両手を胸の前に合わせると、緑色の光球が現れる。

それを、スワンナに放つツタージャ。

「甘いよグリード。スワンナ、かわしてバブルこうせん!!」

「スワッ! スワァァァッ!!」

ひらりとエナジーボールを回避し、スワンナは間髪入れずにバブルこうせんを放つ。

 

「タジャ……!」

またも避けられず、ツタージャの中で確実にダメージを増えていった。

「……これで、決まるかしら」

「まだだ、グリードとツタージャはまだ終わっていない!!」

既に勝負は決まった、そう思っていたプレシアだったが、それをアヤトはすぐさま否定する。

そうだ、グリードがまだ負けるわけがない……アヤトはそう信じていた。

 

「つばめがえし!!」

「スワァァァッ……!」

地上すれすれを滑空しながら、ツタージャに迫るスワンナ。

「来るぞツタージャ、リーフブレード!!」

「タ、タジャー!!」

苦しそうに表情を歪めながらも、スワンナに向かっていくツタージャ。

三度ぶつかり合う両者、だが……今度も負けたのはツタージャだった。

 

「ダメージが大きすぎる……次に大技を受ければ立ち上がれないわ」

「――グリード!!」

「次で決めさせてもらうよグリード! スワンナ、ブレイブバード!!」

「スワァァァッ!!」

天井すれすれまで飛び上がり、最大加速で吶喊するスワンナ。

あれを受ければツタージャはもう立ち上がれない、それは誰の目にも明らかだ。

 

――だから、グリードは最後の賭けに出る

 

「ツタージャ、あの技を使う時が来たぞ!!」

「タジャ!!」

大きく頷き、向かってくるスワンナを見据えるツタージャ。

(何をする気なの?)

今更スワンナを戻す事はできない、だが何を企んでいようとブレイブバードの威力ならば――

 

「リーフストーム!!」

「ツタァァァ……ジャァァァァッ!!」

葉っぱの嵐を生み出すツタージャ、だが!!

「リーフブレード!!」

「タジャ!!」

すぐさま跳躍し、自らの意志でリーフストームの中に入っていった。

 

「なっ………!?」

これには、フウロも驚きを隠せない。

すると、誰もが目の前の光景に目を疑った。

 

――リーフストームが、リーフブレードを展開している右腕に集まっていく

 

「あいつ、まさか!?」

間違いない、ツタージャは右腕のリーフブレードにリーフストームを集めている。

リーフブレードとリーフストームのパワーを合体させて、放とうとしているのだ―――!

 

「いけツタージャ、リーンフォースブレード!!」

「タジャァァァッ!!」

黄金に輝くツタージャの右腕。

迫るスワンナ、互いの距離が一メートルも満たない間合いに入った瞬間。

「タ、ジャァッ!!」

ツタージャは、その右腕を勢いよく振り下ろした!!

 

「スワァァァッ!?」

ブレイブバードのパワーなど知らぬとばかりに、強引にそれごと地面に叩き落としていく。

そして――爆撃めいた音を響かせ、ツタージャとスワンナは地面の中へと消えていった。

 

「―――タジャ」

 

すぐさま飛び出してきたのは……勝利を確信した表情を見せるツタージャ。

「……スワ〜……」

その表情が物語っている通り、ひび割れ陥没した地面の中には、スワンナの姿が。

それが意味している事、それはすなわち――バトルの終わりだった。

 

「スワンナ戦闘不能、ツタージャの勝ち!! よって勝者、チャレンジャー、グリード!!」

「やったぜー!!」

「……タージャ」

飛び跳ねて喜びを表現するグリードとは違い、ツタージャは腕組みをして勝ち誇った笑みを見せるのみ。

 

「……スワンナ、お疲れ様」

ボールにスワンナを戻し、フウロはグリードの元へ。

「グリード、凄く楽しいバトルだったよ。ありがとう」

「俺だって、凄く楽しいバトルだった!!」

「……これ、受け取って」

言いながら、フウロはグリードにあるものを渡す。

「これは……」

「ジェットバッジ、わたしに勝った証……受け取ってくれないかな?」

「……もちろん、喜んで!!」

ジェットバッジを受け取り、満面の笑みを浮かべるグリード。

そんな彼に、フウロもつられて笑みを見せた。

 

「2人とも、素晴らしいバトルだったわ」

賞賛の言葉を送りながら、プレシアとアヤトは2人に近づく。

「グリード、あなたは将来素晴らしいトレーナーになるわ。だから……会ってほしい人が居るの」

「会ってほしい人?」

「ええ。その人の名前はサイト、アヤトの父親であり……グランドチャンピオンマスターよ」

「グランドチャンピオンマスター……? ってか、アヤトの親父さんって有名人なのか?」

「えっ、グリード知らないの!?」

首を傾げるグリードに、フウロは本当に驚いた表情を浮かべる。

 

「だって知らないんだからしょうがねえだろ、それよかそのサイトさんってどんな人なんだ?」

「……オレの親父はグランドチャンピオンマスターと呼ばれている、世界最強のポケモントレーナーだ」

「せ、世界最強!?」

とんでもない事実に、グリードは驚き……アヤトは彼の反応が予想通りなのか苦笑を浮かべた。

「だがプレシア博士、親父は今どこに居るのかわかりませんよ?」

「それがね。今自分の家に帰ってるんですって」

「なっ……親父も相変わらずですね」

疲れたような声で呟くアヤト、どうやら彼の父親は話を聞く限りなかなか凄い人物らしい、色々な意味で。

 

(世界最強か……)

そんな凄い人物に会えるのか、そう思うとグリードの中でワクワクした感情がどんどん湧き上がっていった。

「…………」

そんな彼を見て、フウロの表情が曇る。

……別れの時が、確実に近づいてきてる。

その事実が、フウロの胸に説明できない痛みを走らせていた。

 

(何だろう……この痛み、わたし……どうしたのかな?)

自問しても、答えは出ない。

こうして、フウロは自分の中に生まれた痛みを暫し味わう事になった。

その痛みの正体を、彼との別れ間際に気づく事になるとも知らずに。

 

 

 

 

To.Be.Continued...




【ツタージャ】♀        【ムクホーク】♂      【ミロカロス】♀
【使えるわざ】         【使えるわざ】       【使えるわざ】
・つるのムチ         ・はがねのつばさ      ・たつまき
・リーフブレード       ・かぜおこし        ・アイアンテール
・たいあたり         ・でんこうせっか      ・ハイドロポンプ
・かげぶんしん       ・つばさでうつ       ・れいとうビーム
・へびにらみ         ・つばめがえし       ・じこさいせい
・リーフストーム      ・ブレイブバード
・リーフブレード二段斬り   ・インファイト
・エナジーボール       ・かげぶんしん
・リーンフォースブレード

【キバゴ】♂      【コジョンド】♀    【グライオン】♂
【使えるわざ】     【使えるわざ】     【使えるわざ】
・ダブルチョップ   ・みきり        ・シザークロス
・シャドークロー   ・はっけい       ・れんぞくぎり
・りゅうのいかり   ・とびひざげり     ・ほのおのキバ
・ドラゴンクロー   ・はどうだん      ・クロスポイズン
・りゅうのいぶき   ・おうふくビンタ    ・ギガインパクト
           ・ギガインパクト
           ・ドレインパンチ
           ・ストーンエッジ 
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