グリードくんのイルミナ学園奮闘日誌【完結】   作:マイマイ

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準々決勝第一試合はアヤトチームとモモカチームのバトルになった。

どっちも頑張れ、応援してるぞー!!


第68話 〜タッグバトル大会準決勝、アヤト・フェイトVSモモカ・ルーテシア(前編)〜

「かわらわり!!」

「ブルゥァッ!!」

踏み込み、デンリュウに攻撃を仕掛けるエレキブル。

「かわして!!」

「リュッ!」

バックジャンプで攻撃を回避するデンリュウ、すかさずムウマージが前に出る。

 

「シャドーボール!!」

「ムマッ!!」

至近距離からのシャドーボール、避けられずエレキブルに攻撃が命中してしまう。

「――ブルッ」

吹き飛ばされるが、なんなく着地をしすかさず反撃に移った。

 

「レントラー、ほうでん!!」

「レントォォッ!!」

バチバチと、蒼い電撃がフィールドを包んでいく。

デンリュウとムウマージは回避するが……エレキブルは自らレントラーの電撃に飛び込んでいった。

 

「……ああ、なる程」

そこでようやく、グリードはアヤト達の考えに気が付いた。

エレキブルの身体が電撃に包まれた瞬間、そのパワー全てがエレキブルに吸収されていく。

 

『エレキブル、特性の電気エンジンが発動!!

 味方の電撃によりパワーアップを果たしました!!』

「かみなりパンチ!!」

「やばっ!?」

「ブルゥッ!!」

踏み込むエレキブル、そのスピードは巨体には似合わないほど速い!

慌ててデンリュウでフォローに回ろうとするが、既に遅く……エレキブルの拳がムウマージへと叩きつけられた。

 

「ム、ムゥ……」

「ムウマージ、戻ってください!!」

苦しげな声を出すムウマージを、モモカはボールへと戻す。

「デンリュウ、あなたも戻って」

さすがに電気エンジンを発動させたエレキブル相手には不利だと判断したのか、ルーテシアもデンリュウを戻す。

 

「メガニウム、出てきてください!!」

「ガーニゥ!!」

「マグマラシ、レッツダンシング!!」

「――マグッ!!」

『モモカ選手の二体目はメガニウム、そしてルーテシア選手はマグマラシを繰り出しました!!』

 

「メガニウムはまだわかるけど……マグマラシじゃまだパワー不足じゃないか?」

「……さてね、何の考えもないわけじゃないだろうけど」

 

「かみなり!!」

「レキブゥゥゥッ!!」

雄叫びを上げ、凄まじい電撃を放つエレキブル。

それと同時に、メガニウムがマグマラシの前に移動した。

 

「まもる!!」

「ガニゥ」

エメラルドの膜を前面に展開するメガニウム、それによりかみなりは弾かれてしまった。

「かえんほうしゃ!!」

「マグーッ!!」

すかさず後方から攻撃を仕掛けるマグマラシ。

「かみなりのキバ!!」

「レガァァッ!!」

迫るかえんほうしゃを、レントラーは雷を込めた牙で噛み砕いた。

 

――瞬間

 

「にほんばれ!!」

「ガーニゥ!!」

メガニウムが鳴くと、フィールドが眩い光に包まれていった。

「っ」

「マグマラシ、エレキブルにかえんほうしゃ!!」

「マグ……マグゥゥゥゥッ!!!」

再びかえんほうしゃを放つマグマラシ、だが……そのパワーは先程とは比べものにならない。

 

「かみなり!!」

「レキブゥゥゥッ!!」

冷静に指示を出すアヤト、エレキブルもかみなりでかえんほうしゃを完全に相殺させた。

「ソーラービーム!!」

「ガニゥゥゥッ!!」

対するメガニウムは、レントラーに攻撃を仕掛ける。

 

「かわして!!」

「レントッ!」

反撃に移るのは無理だ、そう考えフェイトはレントラーに回避を指示するが……。

「もう一度、ソーラービーム!!」

「えっ!?」

(速い………!?)

 

「ガニゥゥゥッ!!」

レントラーが回避した方向に、ソーラービームを放つメガニウム。

当然ながらレントラーは避ける事ができず。

「レントォォッ!?」

ソーラービームに呑み込まれ、地に伏した。

 

「レントラー戦闘不能、メガニウム・マグマラシの勝ち!!」

『先手を取ったのはモモカ・ルーテシアチームだ!! 凄まじい速さのソーラービームに、レントラーたまらずダウン!!』

「……にほんばれでパワーを上げたマグマラシでエレキブルを足止めして、その隙にレントラーを倒すのが目的か」

「タッグバトルらしい戦い方だね、さすが準決勝になるとレベルが違う。

 というより……君達が他のメンバーより単純な実力も連携のレベルも違いすぎるのかもね」

 

「……ごめんねレントラー、アヤト」

「気にするな、ここから巻き返せばいい。

 ――戻れ、エレキブル」

「あれ? エレキブルを戻しちゃった……」

電気エンジンでスピードを上げたのに、交代しては元に戻ってしまう。

なんだか勿体ないような気がするが、アヤトにはアヤトの考えがあるのだろう。

 

「モウカザル、バトルスタンバイ!!」

「ウッキャァッ!!」

『アヤト選手の二体目はモウカザルだ!!』

「――ユキメノコ、お願い出てきて!!」

「――メノ」

『フェイト選手の二体目はユキメノコ、しかしマグマラシとの相性は不利だが、どのようなバトルを見せてくれるのでしょうか!!』

 

「アヤト!!」

「わかってる。モウカザル、あなをほる!!」

「ウキャァッ!!」

素早く地面を掘り進むモウカザル、それと同時にフェイトもユキメノコに指示を出した。

 

「あられ!!」

「メノ……」

ユキメノコが天井に向かって何かを撃ち出す。

すると、先程まで暖かい光に包まれていたフィールドが、冷たい空気へと変化する。

 

『あられによりにほんばれの効果が切れてしまったー!!

 更に、ユキメノコの特性ゆきがくれにより、姿を消してしまいました!』

「上手い選択だ、あられで向こうのパワーを抑えると同時に、自分の姿を隠す……一石二鳥だ」

「でもサクラちゃん、あられでモウカザルにダメージがいっちゃうんじゃないかな?」

「確かにね、でも……」

 

「――ウキャァァッ!!」

「マグーッ!?」

地中から勢いよく飛び出し、マグマラシを吹き飛ばすモウカザル。

「ふぶき!!」

「メ、ノーッ!!」

吹き飛ばされたマグマラシ、そしてメガニウムすら巻き込む吹雪が巻き起こる―――!

 

「ガニゥゥゥッ!?」

「メガニウム!!」

瞬く間に氷付けになっていくメガニウム、しかしこおりタイプに強いマグマラシには、決定打にならずどうにか耐えているが……。

「マッハパンチ!!」

「ウォキャァッ!!」

神速のスピードで踏み込んだモウカザルの拳が、マグマラシの腹部へと突き刺さった。

「……マ、マグ……」

倒れるマグマラシ、メガニウムもふぶきによって氷付けになり……動かなくなる。

 

「メガニウム・マグマラシ、共に戦闘不能!! モウカザル・ユキメノコの勝ち!!」

『何と、モモカ・ルーテシアチームのポケモンが同時に二体ダウンー!!

 ユキメノコのモウカザルの巧みな連携の前に破り去りました!!』

「うわっ……凄いな2人とも」

「いい連携だ、タッグバトルならではの戦法だね」

 

サクラも感心したように呟き、彼のポケモンであるサーナイトはどこか誇らしげだ。

しかし……モモカもルーテシアもまだ戦意を無くしてはいない。

 

「ハッサム、レッツダンシング!」

「ハッ、サム!!」

「ワカシャモ、出てきてください!!」

「シャモー!!」

『モモカ選手の三体目はワカシャモ、ルーテシアはハッサムだ!!』

 

「こうそくいどう!!」

「ハッ――!」

ハッサムの姿が消える。

そう思った時には、ハッサムはモウカザル達の真横に立っていた。

「速い!?」

色々な場所に移動しながら、威嚇を続けるハッサム。

モウカザル達も必死に目で追うが、ハッサムの姿を捉える事ができない。

 

「れんぞくぎり!!」

「サムッ!!」

「ウキャァッ!?」

背後からの奇襲をまともに受けるモウカザル。

更に二撃、三撃と攻撃を受け続ける。

 

「ユキメノコ、こおりのつぶて!!」

「メノッ!!」

動きを止めようとユキメノコがハッサムに攻撃を仕掛けるが、素早い動きで翻弄されているため当たらない。

「いくら特性ゆきがくれがあっても、動きを止めたら意味ありませんよ! ワカシャモ、ほのおのうず!!」

「シャモシャー!!」

「メ、ノ……」

霰を貫き、ユキメノコが炎に包まれた。

「トドメよハッサム、アイアンヘッド!!」

動けないユキメノコに、ハッサムが迫る………!

 

「あなをほる!!」

「ウキッ!」

「メノーッ!?」

モウカザルが再び地面に潜るのと、ユキメノコがハッサムの攻撃で吹き飛ばされるのは、同時だった。

 

(ユキメノコを庇わなかった……?)

アヤトの事だから、必ずユキメノコのフォローに回る、そうしたらワカシャモで追撃しようと思ったのに……。

モモカは自分のアテが外れた事に、僅かに首を傾げ――彼の本当の目的を理解する。

「っ、ルーちゃん。今すぐハッサムをその場から下がらせて!!」

「えっ……?」

モモカの声に、ルーテシアは訝しげな声を返しながらもハッサムに指示を出そうとしたが……既にアヤトはモウカザルに指示を出していた。

 

「そのまま最大パワーでオーバーヒート!!」

「ウキャァァァァッ!!」

モウカザルの雄叫びが、地面から響き渡る。

瞬間、ハッサムの周囲を包むような灼熱の炎が湧き上がる!!

 

「ハッサムーーーッ!!」

身体を炎に包まれるハッサム、地中からモウカザルが飛び出すと同時に、前のめりに倒れてしまった。

「ハッサム・ユキメノコ、共に戦闘不能!!」

「くっ……やはり耐えきれなかったか」

悔しそうに呟きを漏らすアヤト、フェイトも下唇を噛みながらユキメノコを戻した。

 

「ユキメノコを囮にしたのかな?」

「いえ違うわ。おそらくモウカザルをユキメノコのフォローに向かわせれば、ワカシャモに追撃される。

 モモカはアヤトのバトルスタイルを理解しているから、裏の裏をかいたのでしょうね」

そして、アヤトの予想は見事に当たりハッサムを倒す事に成功した。

だが、ユキメノコまでやられたのは想定外だったようだ。

 

「それにしても……モウカザルのあの戦法、あんたの戦い方にそっくりね」

「ちぇ、簡単に奪われちまったなぁ」

少しだけ悔しそうに文句を口にするグリード。

そんな彼に、三人は揃って苦笑を浮かべていた。

簡単に、とは言うがあんな滅茶苦茶で豪快な戦法は、簡単に真似できるものではない。

トレーナーとポケモンの信頼関係がなければ、真似できるではないのだが……彼は自分のやってる事に対しては本当に無頓着のようだ。

 

……これでルーテシアとフェイトの手持ちは残り一体。

数の上ではアヤト達の方が有利だが……。

「アヤト、フェイトちゃん。まだまだこれからですよ!!」

「最後の最後まで、気を抜かないようにね!!」

「それはこっちのセリフだ、だが……このまま勝たせてもらう!!」

「うん、勝つのは私とアヤトだよ!!」

「くっ……夫婦みたいに寄り添って……羨ましくなんてないですよ!!」

「えっ、ふ、夫婦って……ま、まだ早いよ」

「バトルに集中しろー!!!」

 

 

……後半に続く。

 

 

 

 

To.Be.Continued...




【ツタージャ】♀        【ムクホーク】♂      【ミロカロス】♀
【使えるわざ】         【使えるわざ】        【使えるわざ】
・つるのムチ         ・はがねのつばさ     ・たつまき
・リーフブレード       ・かぜおこし         ・アイアンテール
・リーンフォースブレード  ・でんこうせっか      ・ハイドロポンプ
・かげぶんしん        ・つばさでうつ        ・れいとうビーム
・へびにらみ         ・つばめがえし       ・じこさいせい
・リーフストーム        ・ブレイブバード      ・ふぶき
・リーフブレード二段斬り ・インファイト        ・アクアリング
・エナジーボール      ・かげぶんしん       ・アクアテール
                ・はかいこうせん      ・みずのはどう


【オノンド】♂     【コジョンド】♀    【グライオン】♂
【使えるわざ】     【使えるわざ】     【使えるわざ】
・ダブルチョップ   ・みきり         ・シザークロス
・シャドークロー   ・はっけい       ・れんぞくぎり
・りゅうのいかり   ・とびひざげり     ・ほのおのキバ
・ドラゴンクロー   ・はどうだん      ・クロスポイズン
・りゅうのいぶき   ・おうふくビンタ    ・ギガインパクト
・りゅうせいぐん   ・ギガインパクト
・あなをほる     ・ドレインパンチ
・りゅうのはどう   ・ストーンエッジ 
            ・きあいパンチ

【クチート】♀     【ゴチム】♀
【使えるわざ】     【使えるわざ】
・てっぺき       ・なし
・アイアンヘッド
・かえんほうしゃ
・ねごと
・ラスターカノン
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