グリードくんのイルミナ学園奮闘日誌【完結】   作:マイマイ

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激闘続くアヤト達のタッグバトル。

さて、勝つのは一体どっちだろう。

4人とも、精一杯頑張れよな!!


第69話 〜タッグバトル大会準決勝、アヤト・フェイトVSモモカ・ルーテシア(後編)〜

「デンリュウ、レッツダンシング!!」

「リュァァァッ!!」

「リオル、お願い出てきて!!」

「ガゥゥ……」

『さあ、ルーテシア選手フェイト選手共に残る手持ちは一体。

 アヤト選手とモモカ選手は、どうフォローをしていくのでしょうか!』

 

「スカイアッパー!!」

「シャモシャモシャモ………!!」

「きあいパンチ!!」

「ガゥッ!」

同時に踏み込むワカシャモとリオル。

下から拳を振り上げるワカシャモと、リオルの拳が交差する。

 

「シャモー!?」

「ウガァ……!?」

同時に吹き飛ばされる両者、だがすぐにリオルは立ち上がり再びワカシャモへと向かう。

「ほのおのうず!!」

「シャモシャー!!」

向かってくるリオルに炎を吐き出すワカシャモ、だが……リオルは右足でその軌道から外れ――デンリュウへと向かう。

 

「っ、目的はデンリュウですか……!」

「とびひざげり!!」

「ガァゥッ!!」

跳躍し、デンリュウに膝蹴りを叩き込むリオル。

「かみなりパンチ!!」

「リュァッ!!」

だが、デンリュウの拳がリオルの膝蹴りを真っ向から受け止めてしまった。

鍔迫り合いになる両者、しかし……デンリュウの方がパワーは上なのか、押し返しリオルを空中へと押しやってしまう。

 

「かみなり!!」

追い討ちを仕掛けるデンリュウ、しかしモウカザルも黙ってはいない。

「かえんほうしゃで相殺しろ!!」

「ウキャァァッ!!」

デンリュウに向かってかえんほうしゃを放つモウカザル、しかし……。

 

「メガトンキック!!」

「シャァァモ!!」

ワカシャモの蹴りが、呆気なくモウカザルの炎を霧散させ――そのまま勢いを殺さずにモウカザルへ襲いかかった。

「くっ……!?」

「さっきオーバーヒートを使いましたから、パワーが低下していたんですよ。

 いくらアヤトのモウカザルでも、私達相手になら……」

「……ウキ〜……」

地面に沈むモウカザル、倒れたまま動く事ができない。

 

「ガッ……!?」

更に、デンリュウのかみなりがリオルを包み込み苦悶の声を上げている。

地面に倒れるが、まだ戦闘不能にはならないのかどうにか立ち上がった。

「モウカザル戦闘不能、デンリュウ・ワカシャモの勝ち!!」

『モウカザル、オーバーヒートの使用により低下したパワーを突かれあえなくダウン!!』

 

「………やるな」

短く賞賛の言葉を送りながら、アヤトはモウカザルをボールに戻す。

「ゾロアーク、バトルスタンバイ!!」

「きゅおん!!」

『アヤト選手、続いてはゾロアークだ!!』

 

「あれ、てっきりリースを出すと思ったのに」

「今回の手持ちにリースを入れてなかったんだろうね、相手の手持ちを予想するからこういう事もあるさ」

だが、相性の優劣だけではバトルの勝敗は変わらない。

「お返しをさせてもらうぞ。ゾロアーク、こうそくいどう!!」

「きゅっ!!」

ゾロアークの姿がかき消える。

 

「デンリュウ、全方位に10まんボルト!!」

「デンリュァァッ!!」

まるで網目状に展開される10まんボルト、ゾロアークの姿を捉える事ができないので、自身の周りに技を放ったのだろう。

その指示は正しく、ゾロアークも迂闊に近づく事ができず、ワカシャモに狙いを定めた。

 

「あくのはどう!!」

「きゅぉぉん!!」

黒いリング状の波導が、ワカシャモを襲う。

「かわしてスカイアッパー!!」

「シャッ!!」

迫るあくのはどうを右に跳んで避け、一気にゾロアークとの間合いを詰め拳を振り上げるワカシャモ。

しかしその一撃はゾロアークには届かず、リオルの小さな身体がワカシャモの拳を完全に受け止めていた。

衝撃に顔をしかめながらも、リオルは右手をワカシャモの腹部に添え。

 

「はっけい!!」

ズドンッと、凄まじい音を響かせながらワカシャモを吹き飛ばした。

「ワカシャモ!!」

「シャ、モ………」

壁に叩きつけられるワカシャモ、どうにか這い出てくるがダメージが大きいのか苦しげだ。

だが、先程のかみなりのダメージがあるのか、リオルは膝をつき苦しそうに息を吐いている。

 

「さっきのかみなりが相当効いたみたいだね、あまり長くは保たない……」

「さてね……リオルだって意地があるだろうし、そう簡単にはやられないんじゃないか?」

未完成のはどうだんを意地でも完成させたという話だし、小さな身体でも根性はありそうだ。

グリードの言葉通りなのか、まだ大丈夫だと言いたげにリオルは立ち上がった。

 

「――ゾロアーク、戻れ」

「えっ……?」

「エレキブル、バトルスタンバイ!!」

「ブルゥゥゥッ!!」

『アヤト選手、再びエレキブルを繰り出しました!!』

 

「一気に勝負を決める気だ!!」

「デンリュウ、リオルにパワージェム!!」

「リュァッ!」

デンリュウの周りにキラキラと輝く小石状の物体が浮かび上がる。

それはそのまま弾丸のように撃ち出され、リオルに襲いかかった。

 

「まもる!!」

「ブルゥッ!」

リオルの前に立ち、防御するエレキブル。

それを想定していたのか、防御で無防備になったエレキブルにワカシャモが迫る―――!

 

「スカイアッパー!!」

「シャモシャー!!」

ワカシャモの拳が、エレキブルを捉えた。

まもるを発動したエレキブルに避ける事はできず、まともに受けるが。

 

「わっ、モモカそれは軽率だぞ!!」

「捕まえろ!!」

グリードの声と、アヤトの指示が同時に飛び出す。

瞬間、エレキブルの背中にある尻尾が動きワカシャモの両腕に絡まった。

「シャモ!?」

「しま―――っ!?」

「かみなり!!」

「レキィィブルゥゥゥゥッ!!!」

フィールドだけでなく、観客席にまで及ぶ強力な電撃。

「シャモォォォッ!?」

ワカシャモ、そして放ったエレキブルすら呑み込んだ電撃は、容赦なくダメージを与えていく。

 

――エレキブルの右腕が振り上がる

 

その腕には、先程のかみなりのパワーが込められており。

「トールハンマー!!」

「ブルゥァァァッ!!」

ワカシャモの頭部に、エレキブルの巨腕が叩き込まれた!!!

「シャ、モ……」

拘束を解かれ、崩れ落ちるワカシャモ。

「ワカシャモ戦闘不能、エレキブル・リオルの勝ち!!」

『ワカシャモ倒れたー!これでモモカチーム追い込まれました!!』

 

「あらら……俺とアヤトのフルバトルの時と同じ手だ」

わざと攻撃を受ける事でダメージと衝撃を最小限にし、尻尾で拘束した後大技で確実にダメージを与える。

それも一撃だけでは倒せないと理解し、自分のかみなりを自分自身で利用してトールハンマーまで使った。

かみなりとトールハンマー、大技を連続で受ければいくらなんでも耐えられるわけがない。

 

「……やっぱり、アヤト達は強いですね」

追い込まれた、それを理解しているモモカだが、その表情は――まだ確かな笑みを見せている。

「けど、私もルーちゃんもまだ負けたわけじゃありません。

 私だって、私達だってトレーナーとしての意地があるんですから!!」

「……来い、全力で受けて立つ!!」

 

「――これで最後です。頼みましたよ……ムウマージ!!」

「ムーマジ!!」

エレキブルとリオルを睨み、闘志を燃やすムウマージ。

それに触発され、エレキブル達も鳴き声を上げ、威嚇を開始した。

 

「燃えてるなぁ……」

「バトルも佳境だ、ここでやる気を出さない方がおかしいと思わないかい?」

確かに、そう返しながらグリードは子供のようにキラキラした瞳で試合を観戦し始めた。

その様子に、カレン達は優しげな視線を向けるのだった。

 

「ムウマージ、シャドーボール!!」

「マ〜ジ!!」

「きあいだま!!」

「ブルゥゥッ!!」

ムウマージのシャドーボールとエレキブルのきあいだまが空中でぶつかり合い、爆散する。

 

「きあいパンチ!!」

「ガゥゥッ!!」

「かみなりパンチ!!」

「リュァッ!!」

同時に動くデンリュウとリオル。

拳を振るい、互いに一撃を叩き込んだ。

「ウゥ……!」

しかし、デンリュウは膝を突くが……。

 

「リオル戦闘不能、ムウマージ・デンリュウの勝ち!!」

「リオルダウンー!! これでフェイト選手の手持ちはゼロ、アヤトチーム一気に不利な状況に立たされました!!」

「アヤト………!」

「気にするな、フェイトもフェイトのポケモン達もよく頑張ったさ。

 ――エレキブル、フェイト達の分まで必ず勝つぞ」

「ブルゥァッ!!」

頷きを返すエレキブル、1対2という状況だというのに、彼の表情に恐れや不安の色はない。

 

「きあいだま!!」

「ブルゥァッ!!」

胸の前で生み出したきあいだまを撃ち出すエレキブル。

「いくらエレキブルでも、パワー負けしますよアヤト。ムウマージ、シャドーボール!!」

「デンリュウ、パワージェム!!」

「ムゥ〜マジッ!!」

「リュァッ!!」

迫るきあいだまに、攻撃を撃ち出すムウマージとデンリュウ。

ぶつかり合い、消失しのはきあいだまとシャドーボールのみ。

 

「レキブルゥ……!」

消失しなかったパワージェムは、容赦なくエレキブルを連べ打ちにしていった。

『やはりパワータイプのエレキブルでも、二体同時には押し負けてしまいました!!』

「アヤト、このまま勝たせてもらいます!」

「決勝に進むのは、ワタシ達よ!」

「まだだ。まだエレキブルは終わってない!! エレキブル、尻尾を地面に突き刺せ!!」

「ブルゥッ!!」

膝を突き、両手を地面に付いてから背中の尻尾を地面に突き刺すエレキブル。

何をする気なのか、身構えるモモカ達だが。

 

「かみなり!!」

「レキブルゥゥッ!!」

エレキブルの身体から凄まじい電撃が走る。

それが尻尾に伝わり、地面に触れた瞬間――かみなりのパワーで地面が盛り上がり破片が空へと舞い散った。

破片は空中で静止し、そのまま雨のようにムウマージに襲いかかる!!

 

「なる程、そういう手で来ましたか……ムウマージ、かわしながらマジカルリーフ!!」

「ムマッ!」

「デンリュウはまもるで攻撃を防いで!!」

「リュァッ!!」

手を交差させ、全身をエメラルドの膜で包み込むデンリュウ、それにより落ちてきた破片全てを防いでいく。

そしてムウマージは、浮遊により破片を回避しながら攻撃のチャンスを待ち。

 

「ムゥ〜マジッ!!」

隙を突き、マジカルリーフをエレキブルへと叩き込んでいった。

決まった、そう思ったモモカだったが。

 

「かみなりパンチ!!」

 

「え―――」

「ブルゥゥゥゥッ!!」

マジカルリーフを受けながら、エレキブルはムウマージへと走り……雷に包まれた両の拳を叩き込んだ!!!

「ム、マ……!?」

驚愕の表情を浮かべながら、フィールドから吹き飛ばされ壁に叩きつけられるムウマージ。

「ムウマージ戦闘不能、エレキブルの勝ち!!」

『な、なんと攻撃を受けながらエレキブル反撃を成功させました!!

 な、なんというタフネス!!』

 

「………すげぇ」

今までのバトル、そしてムウマージのマジカルリーフをまともに受けた、それなのにまだあんな力が残されていた。

エレキブルのパワーと体力に、グリード達は全員驚きを隠せない。

(でも、エレキブルも限界だ……ゾロアークに変えるか……?)

「――エレキブル、まだいけるな?」

「えっ……」

アヤトの言葉に、大きく頷きを返すエレキブル。

 

「あいつ、まだエレキブルを戦わせようっていうのか……!?」

エレキブルはもうボロボロだ、それはアヤトだってわかっているのに、どうして……。

「……サーナ」

「サーナイト……」

アヤトの気持ちをわかってほしいと、視線で訴えながらグリードの手を握りしめるサーナイト。

……エレキブルも、限界を超えてバトルをしたいと思っている。

だから、アヤトもその気持ちを汲んでゾロアークに交代したりはしない。

 

「……そっか、わかったよサーナイト。どの道俺には試合を観戦する事しかできないもんな」

「……サナ、サーナ」

それでも、サーナイトは嬉しかった。

仲間のエレキブルを心配してくれた事に、感謝を。

 

『さあ、いよいよエレキブルとデンリュウの一騎打ちになりました!!

 互いにダメージは大きいですが、まだアヤト選手にはゾロアークが残っています。ルーテシア選手は逆転する事ができるのか!!』

「逆転するのよ。デンリュウ、ほのおのパンチ!!」

「リュァッ!!」

両の拳を炎に包み、エレキブルに向かっていくデンリュウ。

 

「かみなりパンチ!!」

「ブルゥッ!!」

エレキブルも、両の拳を雷で包み真っ向からデンリュウに立ち向かっていく。

ぶつかり合う両者、拳と拳が交差し互いの身体に打ち込んでいくが、まだ倒れない。

「……強いね、彼等は……彼等だけじゃない、君達全員……とても強い。――これなら、任せても良さそうだ」

「? サクラ……?」

何かを決意するようなサクラの言葉に、グリードは首を傾げるがすぐさま観戦に集中した。

 

「リュァァッ!!」

「ブ、ルゥ……!」

デンリュウのほのおのパンチが、エレキブルの腹部を貫く。

たまらず膝をつくエレキブル、今度こそをトドメを刺そうとデンリュウは拳を振り上げた。

「決まった………!」

「――まだだ!!」

グリードが叫ぶ、そして……。

 

 

「――エレキブル、ギガインパクト!!」

 

 

「なっ――デンリュウ、下がって!!」

慌てて指示を出すが、時既に遅く。

「レェェキィィブルゥゥゥゥッ!!!」

最後の力を振り絞ったエレキブルの吶喊が、迫るデンリュウを弾き飛ばした。

「……リュ〜……」

吹き飛ばされ、地面に倒れるデンリュウ。

 

「デンリュウ戦闘不能、エレキブルの勝ち!! よって勝者、アヤト・フェイトチーム!!」

その瞬間、準決勝のバトルは幕を降ろしたのだった―――

 

 

 

 

To.Be.Continued...




【ツタージャ】♀        【ムクホーク】♂      【ミロカロス】♀
【使えるわざ】         【使えるわざ】        【使えるわざ】
・つるのムチ         ・はがねのつばさ     ・たつまき
・リーフブレード       ・かぜおこし         ・アイアンテール
・リーンフォースブレード  ・でんこうせっか      ・ハイドロポンプ
・かげぶんしん        ・つばさでうつ        ・れいとうビーム
・へびにらみ         ・つばめがえし       ・じこさいせい
・リーフストーム        ・ブレイブバード      ・ふぶき
・リーフブレード二段斬り ・インファイト        ・アクアリング
・エナジーボール      ・かげぶんしん       ・アクアテール
                ・はかいこうせん      ・みずのはどう


【オノンド】♂     【コジョンド】♀    【グライオン】♂
【使えるわざ】     【使えるわざ】     【使えるわざ】
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・りゅうのいかり   ・とびひざげり     ・ほのおのキバ
・ドラゴンクロー   ・はどうだん      ・クロスポイズン
・りゅうのいぶき   ・おうふくビンタ    ・ギガインパクト
・りゅうせいぐん   ・ギガインパクト
・あなをほる     ・ドレインパンチ
・りゅうのはどう   ・ストーンエッジ 
            ・きあいパンチ

【クチート】♀     【ゴチム】♀
【使えるわざ】     【使えるわざ】
・てっぺき       ・なし
・アイアンヘッド
・かえんほうしゃ
・ねごと
・ラスターカノン
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