グリードくんのイルミナ学園奮闘日誌【完結】   作:マイマイ

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慌ただしい学園生活は続いていく。

さて、今日はどんな1日になるのかな?


第93話 〜ポケモンコンテスト、ヤシオ大会!!〜

――今日は、ソラネとコンテストバトルの練習をする事になった

 

「ツタージャ、エナジーボール!!」

「タジャ、タージャ!!」

胸の辺りでエナジーボールを作り出し、チラーミィに投げつける。

「チラーミィ、エナジーボールにスイープビンタ!!」

「チラッ!!」

 

跳び上がるチラーミィ、エナジーボールに向かって尻尾を振り下ろす。

エナジーボールと当たった瞬間、粉々に砕け散り粒子が辺りに舞い散った。

その中心に居るチラーミィも自然と輝き、その光景は美しい。

 

「リーフブレード!!」

「タジャ!!」

すかさず接近戦に切り替え、チラーミィとの間合いを詰めるツタージャ。

「ジャンプ!!」

「ミィッ!!」

ソラネの声を聞き、チラーミィはもう一度跳び上がる。

しかしただのジャンプではない、くるくると前方宙返りを繰り返しながらツタージャに落下し。

 

「アイアンテール!!」

「チラァァァ……ミィッ!!」

「タジャ……!?」

回転の力も込めたアイアンテールで、ツタージャを吹き飛ばした。

飛ばされたツタージャは顔をしかめながらも、何事もなかったかのように着地、再び身構える。

 

「――よし、ソラネ。ここまでにしよう」

「うん。チラーミィお疲れ様、ゆっくり休んでね」

チラーミィをボールに戻すソラネ、俺もツタージャに戻るように声を掛けた。

 

「グリードくん、練習相手になってくれてありがとう」

「気にすんなよ。それより調子良さそうだな」

「うん。それに今度ポケモンコンテストに出るから、最終調整も兼ねてたの」

「ポケモンコンテスト……どこでやるんだ?」

「ヤシオタウンだよ」

ヤシオタウンって……たしか、イルミナからそんなに離れてなかったよな。

 

「よし、じゃあ応援に行くから一緒に行こう?」

「えっ……いいの?」

もちろん、と俺は頷きを返す。

「……グリードくん、ありがとう!」

本当に嬉しそうに、満面の笑みを浮かべるソラネ。……気恥ずかしくなって顔を逸らした。

 

「そういえばさ、そろそろチラーミィを進化させてもいいんじゃないか?」

「チラーミィを?」

「うん。進化すれば演技の幅も広がるし……いいと思うけど」

「でも、私進化させる為に必要なひかりのいし、持ってないよ?」

「あるじゃないか、そこに」

 

そう言って、ソラネが首に掛けているペンダントを指差す。

それは、ソラネが初めて出場したコンテストの時に、俺があげたものだ。

 

「えっ、でもこれはグリードくんのおばあさんの形見でしょ!?」

「でも、今はソラネのだから好きに使って構わないよ。

 それにばあちゃんが「使いたいと願った時は、迷わず使いなさい」って言ってたし、それならいいんじゃないかな?」

「う、うーん……」

少し困ったような、微妙な表情を浮かべるソラネ。

気を遣ってくれているのだろう、ソラネは優しい子だから。

 

「別に無理して使えって言ってるわけじゃないからさ、よかったらどうかなってだけだから、あんまり深く考え込むなよ」

「う、うん……でも、グリードくんがそう言ってくれるなら、ちょっと考えてみるよ。

 チラーミィも、きっと進化したいと思ってるから」

「そうしてくれると助かるよ」

さて、これでこの話は終わりにしよう。

 

「ソラネ、コンテスト頑張れよ!!」

「うん、頑張るよ!!」

互いに笑みを浮かべ、俺達はバトルフィールドを後にする。

そういえば、ソラネのコンテストを応援するのって、なんだか久しぶりな気がするな。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

――2日後

 

「到着ー!!」

俺、ソラネ、サクラの3人はヤシオタウンに辿り着いた。

「コンテスト前だけあって、なんだか賑わってるね」

「ところでソラネ、エントリーは?」

「うん、今してくるね」

そう言って、ソラネは会場へと向かう。俺達もそれに続き会場へ。

 

『すみません——』

受付に声を掛けるソラネ、だが……同時に別の少女が受付の人に話しかけた。

「あ、ごめんなさい」

「いえ、こちらこそ。お先にどうぞ」

少女にそう言われ、ソラネが先にエントリーを済ます。

その後、少女もエントリーを済ませた後、ソラネに向かって笑顔を見せた。

 

「あなた、カザミヤソラネさんよね? ミクリカッブ優勝者の」

「えっ、あ、はい」

頷きを返すと、少女はやっぱりと手を叩く。

「あたしミカ、コーディネーターよ。この間のミクリカッブ見てたけど、凄い演技だったよ!!」

少し興奮した面持ちでソラネに詰め寄るミカという少女、活発そうな薄めの茶髪のツインテールをピコピコと動かし、好感を持てる笑みを見せている。

けど、ちょっと初対面にしては馴れ馴れしい態度だから、ソラネはちょっとタジタジだ。

あっ、ソラネが助けてって視線を送ってきてる。

 

「あのさ、ちょっと落ち着いてくれないか?」

「ああ、ごめんごめん。つい興奮しちゃった」

あははー、と笑いながらソラネから離れるミカ。

「一緒のコンテストに出れるなんて夢みたい、お互いに頑張りましょうね?」

右手を差し出すミカ、握手を求めているとわかり、ソラネも右手を出し握手を交わす。

 

「バトルする事になっても恨みっこなしよ?」

「もちろん、でも……絶対に負けないからね」

「あたしだって、負けないから!!」

互いに闘志を燃やし、口元に笑みを浮かべる。

おぉ、ソラネにライバル登場だ。

……ところで、俺達の存在って完璧に忘れられてないか?

 

「――ところで、そっちの2人は?」

あっ、やっと気づいてくれた。

「僕はサクラ、彼女の友達で……ライバルになるのかな?」

目線を俺に向けながら、そんな自己紹介をするサクラ。ライバルって……もしかして俺を巡ってって意味?

 

「俺はグリード、同じくこの子の友達――」

「彼氏です」

えぇぇぇぇっ!? ソラネさん、なに人の言葉を遮ってそんな事を言ってるんですか!?

「……ソラネ、嘘はいけないと思うよ?」

「サクラちゃんに言われたらおしまいだと思うよ、私は」

2人して睨み合わないでくれよ、ほらミカだってキョトンとしているじゃないか。

コンテストの前に違う意味でバトルが起こりそうな気がして、俺はおもわずため息をついた。

 

「……なんか、面白いねあなた達」

……否定はできないな。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

――喧騒に包まれる会場

 

いよいよ、ポケモンコンテストヤシオ大会が開かれようとしていた。

ソラネはミカと一緒に既に控え室へ、俺とサクラは観客席に座り静かに演技の開始を心待ちにしていた。

 

「あのミカって子、強いよ」

「えっ?」

「多分だけどね、コンテスト直前なのにあの落ち着きよう……慣れてる証拠だよ」

確かに、ミカはかなり落ち着いた様子だったし、サクラの言っている事は間違いないだろう。

 

「けど、ソラネだって少しも負けてないと思うぜ?」

「まあね。だからこそ面白いんじゃないか、是非ともファイナルでバトルしてもらいたいものだね」

『それでは、早速始めて貰います!!』

 

あ、始まるみたいだ。

さて、優勝者は誰になるのかな。

ソラネ、頑張れよ!!

 

『―――続いては、ミカさんの演技となります!!』

色々なポケモン、色々なコーディネーターの演技が終了していく中、ミカの出番がやってきた。

さーて、どんな演技を見せてくれるのかな?

 

「バクフーン、出てくるのよ!!」

「――バァクッ!!」

ボールから出てきたのはバクフーンか……。

「スピードスター!!」

「バァクゥゥッ!!」

上を向き、口から発射されるスピードスター。

それは空中でリング状に重なり、そのまま回転を続ける。

 

「ほのおのパンチ!!」

「バクッ!!」

跳躍し、スピードスターの中に入っていくバクフーン。

「バクッ、バクゥッ!!」

そして、炎の拳を連続で繰り出していく。その度にスピードスターは砕かれ、キラキラとした粒子が辺りに降り注いでいった。

 

「綺麗だなぁ……」

「ほのおのパンチによる力強さ、スピードスターによる美しさ。

 同時に2つの魅力を引き出してる、これはいい演技だよ」

そうこうしている内に、演技もラストに入る。

「バクフーン、ラストのふんかよ!!」

「バクゥゥ……バァァクゥゥゥッ!!!」

着地し、四足歩行にしてから、バクフーンの背中が激しく燃え上がる。

そして――凄まじい勢いの火柱が空へと昇っていき、残り全てのスピードスターを一瞬で破壊した。

ステージだけでなく、会場全体に降り注ぐスピードスターの粒子に、周りからは拍手喝采が。

 

『これは素晴らしい!! バクフーンの力強さと美しさを兼ね備えた、凄い演技でした!!」

一礼し、ステージを後にするミカ。

……強敵だな、ソラネ。

『さあ続いては、ソラネさんの演技です!!」

「おっ、遂にソラネか」

ステージにやってくるソラネ、何度も出場しているのにその表情からは若干の緊張の色が見えるのが彼女らしい。

そして――ソラネの演技が始まった。

 

「――チラチーノ、出てきて!!」

「――チ、ノッ!!」

ボールから飛び出し、くるくると回転しながら現れたのは……。

「おや、ソラネのチラーミィが進化したのかな?」

「…………そうみたいだな」

どうやら、この間俺が言った事を真剣に考えてくれたようだ。それが、素直に嬉しいと思えた。

 

「かげぶんしん!!」

「チノッ!!」

バババッ、と空中にチラチーノの分身が次々と現れていく。

「きあいパンチ!!」

「チノッ!!」

本物のチラチーノが動く、すると分身のチラチーノ達も動き出し。

 

「チー、ノッ!!」

チラチーノ自身で輪を描くようになり、中心にきあいパンチを放った。

瞬間、本物と分身のきあいパンチがぶつかり合い――光を放つ。

「へぇ……かげぶんしんときあいパンチにこんな魅せ方があるなんて……面白いね」

チラチーノの分身達が消えていく。

 

「フィニッシュだよチラチーノ、みずのはどう!!」

「チラッ、チー……!」

くるくると前方宙返りを繰り返しながら、胸の前でみずのはどうを作り出すチラチーノ。

「チー、ノー!!」

そして地面に着地する瞬間、その地面へとみずのはどうを撃ち放った。

破裂し、幾つもの水流となって天に昇っていく。

まるで、チラチーノの周りに噴水が湧き上がったように見え観客からは拍手喝采が。

最後はやっぱり、可愛らしくウインクを見せソラネ達の演技は終了した。

 

『これまた素晴らしい演技でしたー!! チラチーノの可愛らしさの中にある力強さがよくわかる演技だったと思います。さあ、続いては――」

ソラネは退場し、次の選手がステージに入ってくる。

「これなら、一次審査は大丈夫そうだな」

「さて、それは結果を見てのお楽しみだけど……今の演技なら、きっと大丈夫さ」

 

 

―――そして、全ての選手の演技が終了する

 

 

「さあ、一次審査は全て終了致しました。これに見事クリアし二次審査に進めるコーディネーターは……この方々だ!!」

でかでかと、電光掲示板に二次審査に出場する選手の写真が映し出された。

……ミカは、二次審査に進めたみたいだ。

ソラネは……どうだ?

 

「………ふぅ、ソラネも出場できるみたいだね」

どこかほっとしたような声を漏らすサクラ。けどそれは俺も同じ気持ちだ。

ソラネもミカも、無事一次審査を突破できたみたいだ。

「………へぇ」

「? サクラ、どうかした?」

「いや、対戦表を見たんだけど……もしソラネもミカもこのまま勝ち進めば、ファイナルで当たる事になるみたいだよ」

「そうなの?」

対戦表を見る、あっ、本当だ。

 

「僕の願いが叶ったみたいだね」

「けど、2人がファイナルに行けるとは限らないよ?」

「さて、ね……」

なにやら含みのある言い方のサクラに、俺は首を傾げる。

……まあいいか、今は応援する事だけを考えよう。

ソラネもミカも、頑張れよ!!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

――二次審査は、コンテストバトル

 

一次審査を勝ち進んだ16名がしのぎを削り、そして……遂にファイナルまで進んでいった。

『激闘続くヤシオ大会もいよいよファイナル、ここまで勝ち進んできた選手は——ソラネ選手とミカ選手だー!!』

「……よかったよ。ファイナルの相手がソラネで」

ボールを構え、ミカがソラネに対しそんな言葉を口にする。

 

「ミクリカッブの決勝、チルタリスと貴女は凄く輝いてた。

 それを見ててね、いつか絶対にバトルしたいなって思ってたんだ」

「ミカ……」

嬉しかった、自分をそんな風に見てくれていたなんて。

そして、自分が今まで築いてきたものを認められたような気もして、誇らしくもなった。

 

「けど、だからって手加減なんかしてやらないよ!!」

「……当たり前だよ。かそんな事したらミカの事許さないから!!」

「よく言ったわね。なら勝負よソラネ!!」

ソラネもボールを構え、同時にポケモンをフィールドに出す。

 

「バクゥッ!!」

「チノッ!!」

ミカはバクフーン、ソラネはチラチーノ。どちらもやる気は充分なようで、お互いに闘志を込めた瞳で相手と対峙していた。

 

『制限時間は五分。それでは——試合開始!!』

 

実況兼司会のモモアンの声により、遂にファイナルの幕が切って落とされる。

「バクフーン、かえんほうしゃ!!」

「バクゥゥッ!!」

「チラチーノ、みずのはどう!!」

「チーノッ!!」

指示は同時に、技を繰り出したタイミングも同時だった。

空中でぶつかるかえんほうしゃとみずのはどう、互角だったのか互いに相殺という形に終わり、2人のポイントも下がる。

 

「ほのおのパンチ!!」

「バクッ!!」

跳び上がり、右手で拳を作るバクフーン。するとその拳が炎に包まれていった。

「かみなり!!」

「チラァァァ……チノッ!!」

身体全体を大きく広げ、全身から黄色い雷を撃ち放つチラチーノ。

 

「バ、クゥ……!」

それはバクフーンを捉え、攻撃を中断させただけでなく地面に叩き落としミカのポイントを大きく減らす。

「さすがね……スピードスター!!」

「バクッ!!」

口を開き、沢山の星達がチラチーノを襲う。

「避けて!!」

「チラッ!」

数十という数には真正面は無理だと悟ったのか、回避を指示を出すソラネ。

それを聞き、チラチーノも迫るスピードスターを見事回避していくが。

 

「かみなりパンチ!!」

「バクッ!!」

チラチーノに踏み込むバクフーン、右腕に雷を這わせそれをおもいっきり振るった。

「チ、ノ……!」

かみなりパンチの直撃を受け、吹き飛ぶチラチーノ。それによりソラネのポイントも大きく減少する。

 

「強い………!」

『どちらも一歩も退かない激しい攻防です、制限時間も僅かとなった今、果たしてどちらが勝つのでしょうか!?』

「勝つのはあたし達よ、バクフーン、もう一度かみなりパンチ!!」

「バクッ!!」

再び踏み込み連続で拳を突き出すバクフーン、チラチーノも回避していくがスピードでは向こうが上の為、いずれは当たってしまうだろう。

 

『残り一分です!!』

「拙い、このままじゃ負けるぞ!!」

現在、ポイントは僅かにミカがリードしている。グリードの言う通りこのまま反撃できなければソラネの負けだ。

もちろんソラネとてそれはわかっている、だからこそ突破口を開くために思考を巡らせていた。

 

(どうすれば……生半可な攻撃じゃ相手には届かない……)

パワータイプではないチラチーノでは、一撃だけでは決定打にならない。

かといって、連続攻撃を繰り出す隙はバクフーンには―――

 

「っ、そうだ!!」

「………?」

「チラチーノ、バクフーンの右腕にピンポイントでアイアンテール!!」

「ッ、チノ!?」

おもわず、主人の顔を見てしまいそうになるチラチーノ。その指示はあまりにも無茶というものだ。

 

「頑張ってチラチーノ、あなたならできる!!」

「…………チノッ!!」

信じてくれるのは素直に嬉しいが、簡単に言うなとばかりにため息をつくチラチーノ。

――だが、やってみせてやろうではないか

信じてくれている彼女の為に、チラチーノは全神経をバクフーンの拳に集中させる。

回避しながら、少しずつ確実に軌道を読み。

 

「チ、ノッ!!」

身体を屈めて拳を避けた瞬間、硬質化させた尻尾でバクフーンの右腕を殴り飛ばす………!

「バクッ!?」

その衝撃で、バクフーンの右腕は空へと掲げられ。

 

「バクフーン、左手で」

「アクアテール!!」

「チラァッ!!」

その場で一回転、その反動を利用して今度はアクアテールでバクフーンのわき腹を殴り飛ばし――宙に浮かせる。

「タネマシンガン!!」

「チラ、チチチチチッ!!」

今度は宙に浮いたバクフーンに、連続でタネマシンガンを発射するチラチーノ。

 

――だが、ただやられるバクフーンではない

 

「オーバーヒート!!」

「バクッ、バクゥゥゥゥッ!!!」

迫るタネマシンガンへ、バクフーンは最大威力での火炎を放出する。

瞬く間にタネマシンガンは灰と化し、そのままチラチーノへと直撃……。

 

「なっ!?」

「バクッ!?」

驚愕の声は、ミカ達から放たれる。

先程のオーバーヒートにより、バトルは終了するはずだった。

しかし――バクフーンの眼前には耳を丸めて塞ぎ、大きく口を開けているチラチーノの姿が。

 

(っ、タネマシンガンは囮!?)

そう、バクフーンが反撃してくる事を予想し、わざとタネマシンガンを放ったのだ。

そして、オーバーヒートの発射と同時にチラチーノは跳躍。最後の一撃を叩き込む為の準備を終え。

「ハイパーボイス!!」

「チラァァァ……チノォォォッ!!」

至近距離からの声の攻撃が、抵抗など許さぬとばかりに、バクフーンを地面へと叩きつけた!!!

 

「バクフーン!!」

「……バク〜……」

倒れたまま動かないバクフーン、それはすなわち。

『バトルオーフ!! ポケモンコンテストヤシオ大会を征したのは、ソラネさんとチラチーノに決まりました!!!』

「やったぁぁぁっ!!」

「チノッ!!!」

その場で跳び上がり、喜びの感情を露わにするソラネとチラチーノ。そんな彼女達に、観客席からは惜しみない拍手が送られていた。

 

「………おめでとう、ソラネ」

バクフーンをボールに戻し、若干悔しそうな表情になりながらも、ミカは笑顔で勝者を祝福する。

「ありがとう、ミカちゃん」

「今回は負けたけど、次は絶対に負けないからね。いつか……グランドフェスティバルで、決着をつけてやるんだから!!」

「えっ……」

グランドフェスティバル、その単語に……ソラネの表情が停止する。

……出場する気は、今の所ない。でも……ミカはそこで再戦しようと言ってくれた。

 

―――バトルしたい、また彼女と

 

それはソラネに芽生えた確かな願い、雌雄を決する為に……必ず約束を果たしたい。だから。

「うん。私も絶対にグランドフェスティバルに出場できるように頑張るよ。だから……ミカちゃんも頑張ってね!!」

「当たり前よ。ソラネこそちゃんとリボン集めなさいよ?」

「うん、約束する!!」

力強く頷き、互いに握手を交わすソラネとミカ。

 

 

この瞬間、ソラネに新たな目標が生まれた。

学園の中という小さな世界だけではなく、もっと上を目指すために。

いつかは、そう言って先送りにしてきたグランドフェスティバル出場という目標。

それを、必ず実現させてみせると。

ソラネは、もう一度己に言い聞かせ——誓いを立てた。

 

 

 

 

To.Be.Continued...




【ツタージャ】♀        【ムクホーク】♂      【ミロカロス】♀
【使えるわざ】         【使えるわざ】        【使えるわざ】
・つるのムチ         ・はがねのつばさ     ・たつまき
・リーフブレード       ・かぜおこし         ・アイアンテール
・リーンフォースブレード  ・でんこうせっか      ・ハイドロポンプ
・かげぶんしん        ・つばさでうつ        ・れいとうビーム
・へびにらみ         ・つばめがえし       ・じこさいせい
・リーフストーム        ・ブレイブバード      ・ふぶき
・リーフブレード二段斬り ・インファイト        ・アクアリング
・エナジーボール      ・かげぶんしん       ・アクアテール
                ・はかいこうせん      ・みずのはどう


【オノノクス】♂     【コジョンド】♀    【グライオン】♂
【使えるわざ】     【使えるわざ】     【使えるわざ】
・ダブルチョップ   ・みきり         ・シザークロス
・シャドークロー   ・はっけい       ・れんぞくぎり
・りゅうのいかり   ・とびひざげり     ・ほのおのキバ
・ドラゴンクロー   ・はどうだん      ・クロスポイズン
・りゅうのいぶき   ・おうふくビンタ    ・ギガインパクト
・りゅうせいぐん   ・ギガインパクト    ・はがねのつばさ
・あなをほる     ・ドレインパンチ
・りゅうのはどう   ・ストーンエッジ 
・はかいこうせん   ・きあいパンチ
・かみなりパンチ

【クチート】♀    【ラティアス(ティア)】♀    【ゴチミル】♀
【使えるわざ】    【使えるわざ】         【使えるわざ】
・てっぺき      ・ラスターカノン          ・ねんりき
・アイアンヘッド   ・じこさいせい          ・ひかりのかべ
・かえんほうしゃ  ・はかいこうせん         ・サイケこうせん
・ねごと       ・りゅうのはどう
・ラスターカノン   ・りゅうせいぐん
・かみくだく     ・れいとうビーム
            ・ドラゴンクロー
            ・はがねのつばさ
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