ウルトラマンGATE 超人 彼の地にて、斯く戦えり   作:食卓の英雄

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あけましておめでとうございます!


凶暴怪獣、特地に現る!

 

 突如として地面を押し上げて現れたアーストロン。

 

 これまでに見たことがない脅威に特地の人々は怯え、竦み、その桁の違う存在感に神を比較対象に持ち出してしまうほど。

 

 幸いにしてアーストロンの出現地点を通り過ぎた瞬間に地表に現れたため、真正面から相対してしまう事態は避けられたが、それでも巨体とマグマ光線の射程を考えれば超至近距離での接敵には変わりない。

 

 炎龍と向かい合う様に現れたアーストロンは大地を震わせるほどの咆哮で威嚇する。炎龍はその姿に苦いものを覚えたのか、直ぐに特攻はせずに、距離を取って様子を見に入る。

 

 コダ村の避難民達は炎龍の襲撃時点で散り散りにこそなっていたが、炎龍から逃れるようにして逃げていたために、アーストロンと炎龍の直線上にはいない。

 

 そして人々は見た。

 

 口から迸るマグマ光線を解き放つアーストロンに向かい合う様に、数多の国と勇者を滅ぼした古代龍の火炎が激突する瞬間を。

 

 今までの常識が風前の霞のように霧散していく瞬間を。

 

 アーストロンの光線と火炎放射が接触した途端、僅かな拮抗もなく、光線が火炎放射を切り裂き、勢いを落とすことなく大地を穿ったのだ。

 炎龍は上空へ飛び上がりながら火を噴いていたお陰で何とか避けることが出来たが、その勝敗は誰の目にも明らかであった。

 

 そのことに誰もが呆然とし、自衛隊とエルフ達は再びその脅威を再確認する。

 

 炎龍は諦めずに飛行しながらアーストロンへと火炎を浴びせていくが、やはり効果はない。

 炎龍にとっての不幸は、エルフの村を襲った際に、最初の襲撃で焼き殺してしまい、殆ど食べられなかったことだろう。

 人の味を覚えたこの炎龍は、普段ならば選り好みしない餌をヒト種へと偏食の気を見せたことだ。

 一度食事の邪魔をされ、ダメージを負い撃退されてしまった炎龍がすべきだったのは体の回復を最優先に、安全に肉の多い獲物を数襲うことだった。そして、回復したのならば己を超える生物がいることを学習し、別の地域へと高飛びすればよかったのだ。

 

 だがしかし、ヒトの味に拘ってしまったことで、それ以外の味に物足りなさを覚えてしまったのが運の尽きだ。

 自衛隊の報せにより近隣の村は既に人が避難していた。故に捜索範囲を広げ、やっとの思いで見つけたのがこの避難民の列。炎龍にしてみればバイキング状態だったのであろう。

 

 炎龍の目論見通り、コダ村の避難民達は食べられ、見慣れないものに乗った餌(第3偵察隊)による邪魔立てに気分を害したが、それもまた自身には通用しない。

 

 だからこそ、アーストロンが現れても、この狩場を譲ってなるものかと執着したのだろうか。

 

 故に、一度効果のなかった吐息を執拗に吐き続ける。一度で駄目なら二度。二度でも耐えられるのなら効果があるまで。

 

 意固地になった炎龍が喉を枯らす勢いで火炎を放つが、100万度の温度にも耐えるとされるアーストロンにとっては、普段生息している地底深くの温度に比べれば生ぬるい。

 

 瞬間、炎をものともせず高速の鞭打に炎龍の左半身が打ち抜かれる。

 

 アーストロンの体重は脅威の2万5000トン。地球の科学で考えうる、同程度の生物の体重の2倍近くの体重だ。

 

 これは333メートルの高さを誇る鉄骨建造物である東京タワーの重量4000トンの6倍以上。これが60mに圧縮されていると考えれば、どれだけ驚異的かが分かるだろう。

 

 加えてアーストロンの尻尾は鋼鉄の2000倍の硬度を誇るという。地面を掘り進み、2万5000トンの体重を支えられる筋力の持ち主が、十分な靭性を保っているそれをこの巨体で放てばどうなるか。

 

 それは火を見るより明らかであった。

 

「グギャッッッ!!???」

 

 空を飛ぶ炎龍の翼と腕が消えた。否、その尻尾の威力に耐えきれずに根元から切断されたのだ。

 

 悲鳴を挙げながら無様に墜落する炎龍に遅れて、少し離れた位置にグシャグシャにひしゃげた翼の片割れと左腕が回転しながら落ちる。

 

 避難していた住民の近くに落下するも、被害者はいなかったらしい。だが、遅れて溢れ出す血液が何よりもその強力さを物語っていた。

 

「何て、凄まじい……」

「いやぁ……。やっぱ桁が違うねぇ…。どうすっかな……あれに手ぇ出すのは全員巻き込んで自殺するってことでしょ?」

「ややや、やばいっすよ伊丹二尉……!」

 

 黒川二曹が目の前で行われた惨劇と、なまじ知識をつけていただけにその威力と行われた格付けに戦慄する。

 

 その強靭さを、圧倒的な蹂躙を前もって知っている自衛隊だからこそ、生物として理不尽なまでに優れているそれに冷静に対応することが出来たが、やはりこの世界の人々にとっては最早考えたこともなかった程の事案だろう。

 

 これまで、この世界の人にとっては古代龍こそが最強に近い生命体であり、それを超える存在など、それこそ神か、それに準ずる不死の肉体を持つ亜神だと信じてやまなかった。

 

 だが、それはたった今覆された。

 

 古代龍が小さく見えるほどの巨体を持ち、龍の吐息で傷すらつかないどころか、一撃で霧散させる光線を口から吐く。無造作に放たれた尻尾が、あらゆる武器を通さない炎龍の甲殻を貫くどころか、勢いありあまって斬り飛ばす。

 

 炎龍という災厄が地に落ちたことに、誰一人として喜ぶ者はいなかった。

 彼らにとって炎龍という圧倒的な絶望が、それすら容易く上回る更なる絶望があるのだと証明されたからだ。

 

 そして、炎龍という最も目立つ存在が消え去った場に残されたのは、逃げ惑う人々と緑の人。

 見上げるほどの巨体が、足元のそれらを睥睨する。凶悪な眦が貫き、龍のようなアギトから吐息を一つ。

 

 いつ炎龍すら下した暴力が自分たちに下されるか分かったものではない。

 

 最早、彼らに正気を保てという方が無理な話だろう。

 

 実のところ、アーストロンは鉄を常食する怪獣であり、他怪獣や家畜、人の類を捕食したという事例は残っていないのだが、そんなことは彼らには知る由もない。

 

 第一、食料でなければ被害に遭わないかというとそうでもないため、逃げるのは正解なのだが。

 

 圧倒的な絶望が彼らの精神を侵し、気絶するもの。跪き神に祈る者。小水を漏らしながら気絶する者。脇目もふらずに逃げる者と様々であったが、その中において正気を失わなかった者が二人。

 

 それは若き賢者の卵である薄青色の髪の少女、レレイ・ラ・レレーナと、ゴスロリ姿の亜神の少女であるロゥリィ・マーキュリーだった。

 

 レレイは今先ほど起こった出来事に脳みそが沸騰しそうなほどに考えを巡らせながらも、決して思考を放棄せずに意識を保っていた。

 

 そもそもからして、炎龍の姿が見られたことから逃避行になったのはまだよい。残念ではあるものの、命には代えられないと知っているから。

 

 そして、現れた緑の人達。彼らは言葉こそ通じないものの、手助けをしてくれる妙な存在であり、兜をしているが鎧をつけていない珍妙な格好。

 馬が牽かないのに、馬よりも速く疾走する馬車。パンパンとけたたましい音を立てて何かを発射して、攻撃をする筒。

 

 これだけならば、頭を悩ませながらも、それでも大変興味深い光景だったが、後に現れた存在の理不尽さは、到底受け入れることが出来なかった。

 突如地の底から現れ、炎龍すら敵と見做していないかの様に振る舞うそれは、これまで手に入れた知識のどの項目にも当てはまらない存在であり、古代龍が群れをなしても撃破するのは難しいだろうと断言出来るほどの力を持った生物であるということだけだ。

 

 どうやら緑の人達は驚きながらも何事かを話しているらしく、何かを知っていそうなのだが、生憎と言葉が分からないので内容が理解できない。

 

 詳しく問い質したい所だが、今はその様な余裕はない。

 

 唯一の希望は、その怪物に龍の様な翼が生えていないことだろうか。それならば、古代龍のように空を飛び回り、突如として全てを焼き尽くす様な真似はない―――と考えて、地底から現れたことを思い返して、むしろ出現の予測が困難なことに気がついて頭を抱えた。

 

 古代龍と人とでは圧倒的な差があったが、それもまだマシだった。あくまで、圧倒的な硬さを持ち、空を飛び、火を吹くだけ。

 目や口の中といった柔らかい部位ならば攻撃が通る以上、圧倒的な存在ではあるものの、同じ土俵ではあったのだ。

 

(アレは、最早人が戦っていい存在ではないのでは…?)

 

 例えるなら、神や亜神。否、亜神は凄まじい力と不老不死の肉体を持っていると言えど、その強さはばらつきがあり、また過去に捕まり、逃げられぬままそのまま神へと成った者もいると思えば、まだ対処可能な存在だ。

 

 理解の出来ない存在なのではなく、ただの一生物として常識を疑う光景を繰り広げているのだから、その矛盾にレレイの頭脳はオーバーヒート寸前であった。

 

「何なのかしらぁ…?あれぇ…」

 

 そしてまた、ロゥリィにとってもその存在は看過できないものだった。

 亜神として永きに渡る生を生きて尚、見たことのない脅威。

 

 門が開かれたという事情と、門が異世界と繋がり、こちらの世界になだれ込むこともあると知っているロゥリィは、最初はこれもそうかと構えたものだが、それにしては大きさが異常である。

 

 門の大きさは精々が10mかそこらと考えると、あれが直接通れるはずも無い。

 

 ロゥリィは亜神としての使命を請け負っていたが、その尋常ならざる力と不死性から、古代龍程度ならば戦ってもいいとすら思っていたが、流石に目の前の存在は得体が知れなさ過ぎる。

 

 緑の人は何かを知っているみたいだが、彼らが門から通ってきたと仮定すれば、やっぱり門の先にもいるのだろうかと邪推する。

 あるいは、あれの幼体か何かが早期に通ってきて、数日でここまで大きく成長したのだろうか。

 

 そう思考を巡らせて、やっぱり考えても現状では答えが出ないと振り切って、一度攻撃してみるかと得物を持ち上げる。

 緑の人達が何事かを叫ぶ。身振り手振りから、恐らくは制止の言葉だろうと推測できたが、既に怪物がこちらを目視している以上、時間を稼ぐ役くらいは必要だろう。生憎とその心配は無用。

 

 その身は亜神。人外の能力を持ち、神へ至る不老不死の存在。

 

 怪獣から距離を取ろうとする高機動車から地面へと飛び移り、次の瞬間身の丈以上の巨大なハルバードを全力で投擲。

 

 ハルバードは怪獣の爪先に当たったものの、火花を立てて弾かれる。

 

 これには流石のロゥリィも驚いたように目を丸くするが、地に落ちたハルバードを拾い直して、今度は上空からギロチンの刃のようにアーストロンの足の指を狙う。

 

 巨大な体に比べれば切断しやすいと踏んだのであろうが、一気呵成と叩き込まれた一撃はビリビリとロゥリィの手に痺れを伝わらせ、刃が5cm程食い込む。

 

 だが、それで終わりだった。

 

 そして、大きくしならせた末、筋張った足の関節を狙ったためか、ハルバードの先端が衝撃に耐えきれずに刃毀れを起こす。

 

「っ嘘でしょぉ…!?」

 

 ロゥリィは、その自身の一撃でこの程度の傷しか与えられなかったことと、神鉄と呼ばれる神秘の金属でもって作られた愛斧が僅かとはいえ欠けたことに対して驚愕していた。

 

 何せ、ロゥリィの人外の膂力に、あのハルバードが組み合わされば、炎龍とて打ち倒すことが可能な程の性能を誇っており、更にこれまでの亜神としての活動において、このハルバードが止められたことはあれど、刃毀れを起こしたことなどなかったからだ。

 

 幸いにして、刺さった部分が動きによりへし折られたため、ハルバードが抜けないという事態は避けられたが、最も威力のある面がボロボロの刃になってしまっては、先程と同じ一撃は繰り出せない。

 

「……まずくないかしらぁ?」

 

 慌てて飛び退き、踏み潰されないように逃げながらロゥリィは考える。

 自身の一撃で足を切断するどころか、逆に得物が折られてしまう始末。不死の肉体といえど、武器まで不滅ではない。

 何より、こうして欠けた武器を何度も使い続けては、当初ほどの威力は発揮出来ないし、前より更に壊れやすい。

 

 そして、当然これまでの何よりも強い衝撃を与えたロゥリィへとアーストロンの視線は集中する。

 

 流石の不老不死の亜神とはいえど、肉体的に不死なだけであり、痛みは感じるし、気絶もする。

 当然荒事に慣れているロゥリィはどちらにも高い耐性があったが、超強力な一撃を受けたり、全身をぐちゃぐちゃにされたりすれば、長時間の気絶は必須。

 そして、食べられてしまえばその後意識が戻るのは消化管か排泄物の一部としてだ。

 

 当然、好き好んでその様な痛みや苦痛を味わいたい訳でもない。

 

 そう考えた末、導き出した答えはこうである。

 

「これってぇ…、ほんとうに亜神(わたし)案件なのかしらぁっ!?」

 

 ロゥリィは一目散に逃走を選んだ。

 元より注意を引きつけるという役目は果たしたし、相棒とも呼べる長い付き合いのハルバードは欠けるしで、これ以上付き合う理由も、執着する意味もない。

 

 故に逃げる。逃げる。逃げる。

 

 亜神の身体能力で大地を駆けるが、アーストロンも追いかける。自衛隊も追いかけられるロゥリィを助けようと射撃での援護を試みるが、炎龍よりも硬く、それでいて狙いにくい頭部に集中させることも難しく、気を引かせることは出来なかった。

 

 ロゥリィをアーストロンが追い、アーストロンを伊丹達が追いかける。

 

 人並み外れた身体能力で避け続けていくロゥリィだったが、とうとうアーストロンは痺れを切らしてマグマ光線の構えに入る。

 

 第3偵察隊はこれは不味いと阻止しようとするが、小銃弾程度では口の中を狙ったとしてもろくに効果はない。

 その予備動作を知っていたロゥリィも、その威力と範囲を目で見たからこそ、むしろハルバードを盾にして防ごうという構えすら見せた。

 

「どぉりゃあぁぁぁ!!!」

 

 光が身を結び、虚空から現れた巨人がアーストロンの体を押し返し、虚を突かれたアーストロンはマグマ光線の構えを妨害された。

 

「来た…!」

「ウルトラマン…」

 

 その姿を見た伊丹達自衛官はほっと胸を撫で下ろす。あの正義の巨人が怪獣を撃破してくれると信じて疑わなかった。

 

 エルフ達は、確かにあの時に自分達を救ってくれた存在と同じだと確認して歓喜の声を上げた。

 

 特地の人々は、炎龍すら正面から捻じ伏せる悪夢のような怪物を抑え込む巨人を初めて目撃し、その威容に神性すら見いだした。

 

 レレイは次々移り変わる展開と、その非常識さに振り回されつつも、怪物と同じく大き過ぎる体に目を剥いて、自衛隊達の反応から、あの怪物に対抗しうる存在なのだろうと自らを納得させる。

 

 そしてロゥリィはというと、突如現れた巨人に驚きつつも、それが怪物と戦闘を始めると、また同時にそれだけの生物が頂点ではなく、今後再び似たような脅威が現れる可能性に思い至り、自らの主神へと愚痴を呟いたのであった。

 

「うぉおおおお!」

 

 ウルトラマンがアーストロンとぶつかり合う。勢いを込めて組みついたそれは、今まで何者も止めることの出来なかったアーストロンの進撃を食い止める。

 

 突っ込んだ勢いに驚くも、体に組み付く邪魔者を排除せんと強靭な前脚で背中を殴りつける。

 

 ウルトラマンがその一撃に怯むが、肘打ちと右ストレートがアーストロンの腹へと突き刺さる。

 アーストロンは負けじと体重を込めたタックルでウルトラマンを吹き飛ばすと、巨体が土煙を立てて転がる。

 

「うおぉおおおっ!!?」

「ちょっちょっちょおおぉぉおおお!!?」

 

 ウルトラマンの体に潰されないように必死に高機動車を駆る第3偵察隊。彼らは戦況を確認しながら、未だ走り続けるロゥリィを素早く回収して巻き込まれないように脇に逸れる。

 

 倒れるウルトラマンを踏みつけようとするアーストロンへ、逆にその足を跳ね除けるようにして姿勢を崩す。

 

 横顔を殴りつけ、体勢を崩すと怒とうの連続パンチでアーストロンの体を後退させていく。

 

 一進一退の攻防を見守りつつ、伊丹達は本部へと通信をしようと試みるが、妙なことにアンテナを立てている筈なのに繋がらない。

 

「あら?これは一体…。怪獣が暴れてるせいで磁場が乱れたりしてんのか…?」

 

 援護の効果が期待できない以上、身を守るためにハッチからは誰も頭を出してはいない。だが、伊丹がアンテナの調子を確かめるべく顔を出した瞬間、息を潜ませていたそれが牙を剥いた。

 

「グルァアアアアァァァッッ!!!!」

 

 翼と腕をもがれ、地に堕ちていた炎龍だ。

 炎龍はもがれた痛みと撃墜された衝撃で気絶こそしていたが、それ以上の攻撃がなかったことで生き長らえていた。

 

 意識自体は少し前から覚めていたが、今動き出して再び目をつけられては敵わないと息を潜ませていたのだ。

 

 が、こうしてアーストロンとウルトラマンが戦っている以上、戦えないはずの炎龍へ向ける警戒はないはず。

 

 何よりも、炎龍自身が満足に食えず、その上でここまでの負傷をしてしまった。故に、本能的に体を癒すために手当たり次第に近くの生き物を襲おうとした。

 

 そのタイミングで運悪く炎龍の前を通過したのが伊丹達だった。

 

 突如咆哮して噛みつきを繰り出す炎龍を、運転席の倉田が驚異の反射神経でかわしたものの、急な方向転換に車体は振り回される。

 

 中にいた搭乗員ですら互いの体をぶつけ合うほど振り回されたのだ。ハッチで身を乗り出していた伊丹など、完全に不意を突かれたその方向転換に、慣性の法則に従って体が車外へと投げ出されたのだった。

 

「へっ?」

「あっ!?」

「伊丹二尉!!?」

 

 こうして、伊丹は一人炎龍の目の前へと投げ出されてしまうこととなったのである。

 




「ウオオオ!何か伊丹が危機に陥ってる!」
「作者!これは一体…」
「知らん…何それ…。怖…(ライブ感だけで書いている弊害)」







???「オーブってあんな感じだっけ?」
???「いやそんなことはない!……と思う!」
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