ウルトラマンGATE 超人 彼の地にて、斯く戦えり   作:食卓の英雄

26 / 46
ちなみに、もう皆さんわかってるとは思いますが、この世界は原作世界と比べて特地側の被害が少なくなっていて、対して地球の被害は原作の数十倍以上です。

バザンガが蹴散らした軍艦32隻も、殆ど壊滅させられたのでそれだけで莫大な費用と数千人規模の死者が出ています。
シャゴンの現れた香港は街が徹底的に破壊され、まだ復興出来てません。
デスドラゴは直接の民間人死傷者が最多の怪獣。
タガヌラーによる被害は限定的で、死者もいなかったが、それでも各地の原子力発電所が一斉に停止したため、被害は大きい。
マニラに向かっていたグエバッサーは、何とかたどり着く前に討伐されたが、それでも並の台風を上回る風によって市街地に被害が出ており、吹き飛ばされた物体による死傷者もいた。

日本は銀座のビルが半ばから数棟切断されてるし、渋谷も溶岩や破壊痕が凄まじい。
一番平和だったのはゲードス。被害は港周辺の工場や魚、攻撃にあった自衛隊機も脱出に成功しており、人的被害はなし。破壊も比較的軽微に済んだ。


明かされた真実

 

 議事堂は異様な空気に満ちていた。

 

 門からの来訪者がいるとあって、もとより注目が殺到していたこの参考人招致。既知とは違う未知。殆ど情報の入ってこない中、初めて衆目に顕になるという、まるでファンタジー小説の世界のような話を期待していたし、実際に彼女たちはその期待を裏切らない答弁をしていた。

 

 それは未知でもあったが、ある意味では既知でもあった。そして、こうして言葉を交えては、育った環境の違いで、そう人とは変わらないのだなという感想を抱くものもいた。

 

 しかし、そんな中に現れたのだ。ウルトラマンが。

 

『初めまして。日本の、ひいては地球の皆さま。私はM78星雲、光の国からやってきたウルトラマン。名を、ノヴァ。

 

 

―――ウルトラマンノヴァ』

 

 ウルトラマンノヴァ。そう名乗った青いウルトラマンには、驚きと困惑、そして大きな期待が寄せられたのだった。

 

 特地での出来事が殆ど知らされていなかったことに対し、彼への認知は非常に高い。

 門という別世界への扉を渡ってからしか行けない世界の出来事などでなく、この地球という情報伝達の発達した世界で、その大きな体で街を、国を、世界を脅かす巨大怪獣から守り抜いてきたのだから当然ともいえよう。

 更に言えば、やはり創作作品にあるヒーロー、ウルトラマンと酷似した特徴をこれでもかと有していたこと、人に危害を加える素振りを見せず、むしろ献身的に守る様子すら見せた姿勢から、間違いないと確信されるほどまであったのも、彼へ期待を寄せる一因でもあるだろう。

 

 彼に聞きたいことのある人類など、山のようにいるだろう。

 

 本当にウルトラマンなのか。怪獣は何故出現したのか。光の国はあるのか。映像作品に登場した憧れのヒーロー達は、本当にいるのか。等など。

 

 彼の活躍を見る度に高まっていった疑問。しかしてその様な疑問をぶつけることも出来ず、目下の脅威に対応していたのが今までの人類だったのだ。

 

 この場にいる者は、銀座事件からある程度の知識を仕入れていたために、一部の作品で等身大に成ることが出来るというのは知っていた。

 

 しかしまさか、当のウルトラマンがこうして答弁の場に立つなどとは想像していなかったのだ。

 

 そして、彼の発言によって再び議事堂がざわめく。それは聴覚ではない部分から受け取る言葉への混乱もあったが、その発言の内容に関してである。

 

 M78星雲、光の国からやってきたウルトラマン。そう名乗ったのだ。このことによって、今までは色々と議論が交わされていた出身や、ウルトラマンであるかを説明したのだ。

 

 その衝撃は大きい。

 

 かつて、「大決戦!超ウルトラ8兄弟」という映画の発表会見にて、ウルトラマン達が会見の場に座し答弁をするという光景が撮影されたこともあったが、今回はそれに輪をかけてシュールだ。

 

 何せ、それは元々の作品のために用意された舞台であって、今回は至って真面目な参考人招致。仮に、これが新作ウルトラマンの宣伝などとして現れていたら、一体何を考えているのかと非難が殺到したことであろう。

 

 しかし、そうはならなかった。

 

 鼻や眉といった器官の見当たらない、毛の一つもないつるりとしたどこか無機質な銀色の顔。それでいて、どこか慈しみを携えるような顔つきの人型。

 

 特撮で、テレビで、ショーで、見慣れた存在に酷似したそれは、しかして造り物のスーツではないと確信できる存在感がそこにはあった。

 

 そして人々は確信した。やはり、目の前の存在は数ヶ月前に現れて以後、地球を守り続けてきた巨人その人なのだ、と。

 

 それと同時に実感する。我々は、人類は、テレビの向こうのヒーローに、そして、人類史上初の公的な宇宙人との邂逅を果たしているのだと。

 

 そんな中でアクションを起こせる人間などそうはいない。緊張に静まり返る議事堂の中で、当のウルトラマンノヴァが挙手をした。

 

『失礼、発言をしても?』

「……あ、ええ。どうぞ」

 

 委員長は一瞬呆けたものの、何とか言葉を噛み砕いて承認する。

 それによって、人々は目の前のノヴァと名乗ったウルトラマンがこの場で何事かを発信するのだと理解して目を耳を、カメラを向けた。

 

『まずは、改めて。私はウルトラマンノヴァ。M78星雲、光の国からやってきたウルトラマンだ』

 

 再度紡がれた言葉に、やはり聞き間違いではなかったのだとざわめく人々。しかしてノヴァは言葉を続けた。

 

『今回こうして貴方たちの目の前に現れたのは、現状の説明をするため。…この世界では、我々ウルトラの一族や宇宙人、怪獣といった存在は架空のものとして扱われているのは知っている。故に、空想の存在が現れたのか、元々いたのか、などと議論を交わしていることも把握している』

 

 確かにそうだ。と当時のことを思い返しては、うんうんと頷けば、ノヴァは一つ頷いた。

 

『本来、こういった干渉はあまり推奨されることではないが、今回は特撮という作品として捉えられているために、少々特別でね。固定観念や憶測から生まれる誤解と悲劇を減らすために、可能な限りではあるが、その疑問に答えよう』

「そ、それは、私たちの質問に答える、という意味ですか?」

『そう捉えてもらって構わない』

 

 これには再びざわめきと驚きが綯い交ぜになった反応が返って来る。何せ、当のウルトラマン本人が質問に答えてくれるというのだから、その権利は誰もが喉から手が出るほど欲しいだろう。

 

 この放送はテレビ以外にもネットの動画サービスでも放送されているが、そこではやれ何を聞けだの、その場にいたかった、だのと悲鳴と指示が飛んでいる。

 

 どうするかと尻込みする一同に対して、真っ先に手を挙げたのは村田隊長だった。

 

「委員長、よろしいですか?」

「どうぞ」

「まず、先ほどM78星雲や光の国と仰られたが、我々の知るものと相違ないということでよろしいのかな」

『ああ、私もこの地球に来て確認したが、間違いない』

 

 おおっ!と再びどよめく観衆。カメラやマイクは一言一句と手聞き逃さんと真剣に構える。

 そして答弁がなされたということに遅ればせながら人々からの挙手が殺到する。我先にと、この場がどれほど続くのか不明なためにその勢いは並ではない。

 

「で、では、300万光年先に貴方たちの母星、ウルトラの星があると!?」

『いや、残念ながらこの世界のM78星雲に現時点でウルトラの星はない。私は、こことは異なる世界からやってきたのだ』

 

 これには困惑とざわめきが広がる。この世界と異なる世界、と言われれば今正に直面しているゲートの先も異世界だ。

 言われてみれば、ウルトラマンや怪獣よりも門が先に現れ、それから怪獣も現れ始めたのだ。特地に怪獣が生息している以上、繋がった世界の宇宙にウルトラマン達がいるのだろうと考えた。

 

「では、あの門の先の宇宙から、やってきたのですか?」

『いいや、それも異なる。この地球が繋がっている世界とも、この地球とも異なる世界だ。……多元宇宙論というのは知っているかな。こちらの世界でも創作などでよく見るものだ。正しく私はその平行宇宙からやってきた者で、そちらにはこの地球とは異なる地球があり、この世界以外にも、我々は多くの平行宇宙を確認、認知している』

 

 これには再びどよめいた。異世界という存在だけでも手一杯なのにも関わらず、平行宇宙とまで来た。

 一つの異世界というだけなら、まだ予想のやりようもあったが、並行世界ともなれば可能性は無限大だ。

 

 そして、ここまで情報が明かされた中で、一人の記者が誰もが気になっているであろう質問に踏み込んだ。 

 

「では、門の開通以降現れ始めた怪獣は、一体どのようにやってきたのですか?異なる世界と繋がっているからと認識していましたが、この地球に生息している怪獣もいるようですが、少なくとも我々の調査では痕跡すら見当たらなかった怪獣が現れ続けている点に関しては、何か理由があるのですか?」

 

 そう問われると、ノヴァは顎に手を当て、少し考えて言葉を紡いだ。

 

『……申し訳ないが、今の私にはその疑問を解消する答えは見つけられていない。推測にはなるが、恐らくギャラクシークライシスなどの影響で、世界と時間軸を超えた跳躍が起こり、本来いない場所に怪獣が現れたものと思われる。この世界には度々次元振動や不明な時空断層が頻発していた為、そういった影響を否定することはできない』

「それは、ゲートによる影響ですか?」

『……いいや、この地球にあるゲート発生以前から観測されている波長による影響だ。ゲートと相互に影響を与えている可能性は調査中だが、ゲートを破壊するのはやめたほうがいいだろう。ただでさえ不明な時空乱流が見られる中破壊してしまえば、その歪みが宇宙に影響を与える可能性や、それこそ複数のゲートが繋がってしまう可能性もある。そういった異変は観測が容易なため、それらのエネルギーに引き寄せられて宇宙怪獣や異星人が押し寄せる確率もゼロではない』

 

 申し訳なさそうに答えるノヴァに、発言した記者自身は興味深そうにメモを取っていく。言っている意味やその認識が合っているかなどは分からないが、とにかく参考人としての発言として記事にすることは出来るからだ。

 

「で、では!これまでに現れた怪獣は全て異なる世界から?」

『それも違う。この世界に元々生息していた怪獣はいる。香港に現れた「鎧甲殻獣 シャゴン」、バンクーバーに現れた「破壊暴竜 デスドラゴ」、フランスに出現した「甲虫怪獣 タガヌラー」などはこの地球に根ざす怪獣だ。これまでに姿を現さなかったことと、観測できなかった理由は、恐らく次元位相が異なっていたからだろう。数万年ほど前にその現象が発生したらしく、一定以上の能力を持つ生物が異なる次元の位相に姿を隠したからだと私は見ている。これまでに互いの存在を認識していなかったが、別次元からカミソリデマーガが現れたことでその均衡が崩れ、その効力も失ってしまったのだろう。そして、一度強力な怪獣が訪れてしまったことから、宇宙から見ても目立ちやすくなってしまった様だ』

 

 別次元、位相の違い。これまたSF作品にありがちな内容だが、それが実際にあったと言われても実感が湧きにくいものである。今こうして説明を受けても、どうにか納得させられるのは、異世界へ繋がる門や、こうして創作の世界から現れたというウルトラマンが目の前にいるからに他ならない。

 

「それは、再び戻すことは出来ないのですか?」

 

 妙案だとばかりに発言した議員の一人だが、ノヴァはゆっくりと首を横に振った。

 

『残念だが、宇宙エネルギーと偶発的な現象が重なった特殊な事例の為、修復は殆ど不可能だ。仮に修復出来たとしても、一度現れてしまったからには、張り直した所で効果は薄い。人類の生活圏がまだ少なく、今ほどの技術を持たない文明だったことも功を奏していたのだろう』

 

 やはりそううまい話はないかと落胆する一同。

 

 しかしながら、初出現から兼ねて疑問視されていた怪獣の出所が一部分かったのは、手探りで振り回されるだけだったこの地球にとっては一歩前進といった所だろう。

 

『そして、私は貴方がた地球人に詫びなければいけないことがある』

「詫びる…?」

『ああ、この地球における二度目の怪獣出現記録…。ロサンゼルスに現れたバザンガに、先日メキシコに襲来したゲバルガ。共に大きな被害を齎した宇宙怪獣だ』

「え、ええと、はい。確かに我々の方でもそう認識していますが…。宇宙怪獣であれば、第六回怪獣出現記録にも記載されていますが…」

『違うんだ。その2体は私が取りこぼしてしまった結果、この地球に飛来してしまった怪獣なんだ』

「取りこぼし…?」

「どういうことだ?」

「第六回とは違うのか?」

『すまない、少し説明させてもらう』

 

 一つ確認を取ると、ノヴァは手首からホログラム状の立体映像を映し出し、大画面に広がったオーバーテクノロジーに誰もが目を奪われる。

 

 空中に広がった画面に目を向けると、そこには地球に接近する大型の円盤が映し出されており、そこでは複数の怪獣が収容されていた。

 

『これは、こちらの地球で「銀座事変」や「ファーストウェーブ」が起こった当日の衛星軌道上の光景だ』

「こ、これは…!?」

「地球に、UFO…?」

『この円盤には地球に対して侵略的な目的を持つ異星人が、複数乗船していた。この異星人連合は怪獣を捕獲、育成し、兵器として異星人に売買するブリーダーの様な真似をしていたらしく、育成場の一つとして自然豊かな星を欲していたらしい。それも、出来るだけ抵抗戦力の少なそうな星を積極的に標的にしていた様だ』

 

 まさか、懸念していた宇宙人による侵略が数か月前には始まろうとしていたとは夢にも思わなかった人々に動揺が走る。

 

「……マジかー…。下手したら、宇宙人の相手もしなきゃだったのかよ…」

「色々と、分からない部分も多いが、その、ウチュウジンやイセイジンとは?単語からして、亜人などに近しいものという認識でいい?」

「ウチュージン…」

「あー…。えっと、星は分かるよな?」

「分かる。遠い離れた暗い空の海の向こうに輝くもの」

「私も夜中に見てたなぁ」

「そう、その星。大雑把に言うと、俺達が住んでるここも、君らが住んでる所も、夜空の星と同じ様に一つの星な訳。そんで、自分の星とは違う星に生まれた知的生命体とかをそうやって言ってるの」

 

 伊丹が説明すれば、衝撃を受けたように固まるレレイ達。ただでさえ、同じ地続きの土地の移動にも困難している世界だ。空を飛び移動することも夢にも思われていない世界に置いて、星を飛び出して現れる存在というのは想像しにくいのだろう。

 興奮冷めやらぬといった様子の会議場にも狼狽えず、ノヴァは理解が及んだと見るや話を続けた。

 

『私がこの世界にやって来た後に、地球に近づくこの円盤を発見し、目的を問いただした所攻撃を仕掛けてきたために交戦した。これを倒し、円盤を破壊するまでは良かったのだが、連中は最期の悪足掻きで貨物を爆発に紛れて解放したのだ』

 

 静寂が訪れる。怪獣のブローカーと来て、その貨物ともなればその積荷は容易に想像がつく。

 

『お察しの通り、彼らはこの宙域に怪獣をばら撒いたのだ。……とは言っても、移動のために特殊な空間やコールドスリープがされていた為に、宇宙船の爆発に巻き込まれて死亡するか、起きずにこちらで対処したものも多い。しかし、一部の宇宙空間や保存環境に慣れていた怪獣は覚醒し、交戦状態に入った。幸い、連携も取れず、数も大したことなかったために早急に倒すことは出来たのだが、その時だ。地球に次元が引き裂かれた気配を察知した』

「それはもしや…」

『そう、門の発生後に現れた最初の怪獣。カミソリデマーガだ。……事前に、怪獣への対抗能力が十分に備わっていないことは調査されていた為に、急ぎ地球へと向かったのだが、その際にこのバザンガとゲバルガを見落としてしまったのだ』

 

 そして、ノヴァは頭を下げた。

 

『完全に私の落ち度だ。謝って済む問題ではないと理解しているが、申し訳なかった』

 

 地球人の目の前に立ち、何を話すのかと期待していただけに、その謝罪は予想外のもので、彼らを動揺させた。

 

 確かに、飛散した兵器の始末漏れ、という点で見れば誰に非があるのかと言われれば当人になるのだが、そもそも攻めてくる異星人に非があり、それどころか予想もしない脅威から守ってくれた上に、その後も地球を守り続けてきたヒーローを責めることなど誰が出来ようか。

 

 まして、話を聞く限りでは始末が不十分なままに地球に向かったのも、地球に現れてしまった怪獣に対処するためだ。初の怪獣ということもあり、対応は後手に回っており、あの瞬間にウルトラマンノヴァが止めなければ、その被害は銀座程度では済まなかったであろうという予測も出ているのだ。

 

 これに弱みを見せたとばかりに付け込むようであれば、国民からの大バッシング間違いなしである。

 

「あー、顔を上げて下さい」

 

 誰もが気まずそうに黙る中に声を上げたのは伊丹だ。

 

「まあ、確かにそれで被害が出たってことで、全く気にしなくていいなんて、向こうの国の問題ですから言えないんですが、それでも貴方…えー、ウルトラマンノヴァが現れなければ怪獣への備えも取れなかったし、もっと多くの人や街が犠牲になってたのは間違いないんです。私が言えた義理じゃないですが、人類の代わりに怪獣や宇宙人から地球を守ってくれたんですし、私としてはむしろ感謝の言葉を贈りたい所ですよ。ねえ、皆さま?」

 

 まさかこちらに振られるとは思っておらず、皆がギョッとするが、意図を理解した記者や、その存在に感謝していた議員達が口々に感謝の言葉を告げていく。

 

「ありがとう」「ありがとうございました」「ありがとう!」「貴方には助けられた」「ありがとうウルトラマン」

 

 そして始まるのはノヴァに対するありがとうコール。一部の議員は黙秘を貫いているが、それでも誠実に謝罪してくれた異なる星の隣人に対しての感謝の念は伝えられた。

 

 そして、実際に被害を受けたロサンゼルスやチマルワカンはと言うと、好意的な意見が多かった。

 

 勿論、中には直接親族や友人を奪われた者もおり、複雑な心境を抱えていたものの、ロサンゼルスでの犠牲者は全てが軍属。怪獣でなくとも、国土を守るために出撃し、命を奪い奪われる覚悟は出来ていたことだろう。

 チマルワカンも、都市部に致命的な損害を負ったものの、それも殆どが電子機器や設備への被害という面が大きく、怪獣による直接的な死因はこれまた初期に対応した軍人くらいなものだ。

 

 それよりも、圧倒的な力を持ちながら、人々を守り、黙ったままにすることも出来たことをわざわざ謝罪したということに誠実さを感じた市民からの好感度は上がっていたのである。

 

『…すまない。そしてありがとう地球の人々よ。では、他に質問はないだろうか』

 

 そうして、再びの答弁が始まった。




とうとう明かされた怪獣出現の原因…!

まあ、地球怪獣がこれまで確認されてなかったのは、所謂ちょっとだけ位相が異なる別次元になっていたから。ただしそれは数万年前の偶然の産物で、ゲードスの記録が残っていた様に完全ではないし、次元を破壊して現れたカミソリデマーガの影響で効力を失ってしまった。直った所で、カミソリデマーガの存在がきっかけで怪獣たちが起きてしまっているために効果は期待できない。

そして、別世界の怪獣兵器であるバザンガとゲバルガがこの世界に現れた理由はギャラクシークライシス、或いはそれに近い時空の乱れでブレーザー世界のV99が保有している一部がこの世界に放流。機能停止状態のそれらを怪獣ブローカーである異星人連合が回収し、ノヴァに倒された末にばら撒いたものなのでした。

その他怪獣出処
シャゴン…地球産
デスドラゴ…地球産
タガヌラー…地球産。
タガヌラーが狙った隕石…ガイア世界産
ギガデロス…ノヴァのいたM78スペース
ヘルベロス…この世界の宇宙産
ガーゴルゴン…この世界の宇宙産
グエバッサー…ギャラクシークライシスでやってきた後にこの地球に定着した個体の子孫
マグマ星人…ノヴァのいたM78スペース
ナックル星人…ノヴァのいたM78スペース
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。